転生美女は元おばあちゃん!同じ世界の愛し子に転生した孫を守る為、エルフ姉妹ともふもふたちと冒険者になります!《『転生初日に~』スピンオフ》

ひより のどか

文字の大きさ
68 / 92

67 エルフ夫妻の実力

しおりを挟む
エルフさんたちが

『そ、そんな緊張しないでっ』
『『ハ、ハイッ』』カチンコチン
だ、大丈夫かしら?

工芸神様が作ったトンデモ弓を持って

カタカタカタカタカタ
『『ダ、ダイジョウブ、デシュ』』
全然大丈夫そうじゃないんですけど!?

〖噛んだな〗
〖噛みましたね〗
『噛みました』
『気の毒に』
龍様に一票よ。普通なら恐れ多くてこうなるわよね。

『ならレイは普通じゃねぇな』
『たしかに。普通でしたら神殿は破壊しませんからね』
〖その通りですね。修理するのは私と主神ですし〗
〖だな!ガハハハ〗

『うぐぐっ』
言い返せないわっ

『と、とにかく、やってみます』
『そ、そうですね。あの的二つでいいですか?』

〖いいですよ。矢は⋯ああ、必要ありませんか?〗にこ

『いえ、先に矢を使わせて頂きます』
『はい。矢筒もありがとうございます』

『あらあらまあまあ、さすが様になってるわね』
胸当のようなのはこちらの鎧なのね。軽くて柔らかそうだわ。矢筒の背負い方も様になってるわ。というより、これぞ物語に出てくるエルフという感じだわ。美しいわ。目の保養だわ。ああ、ポスターにして部屋の壁に⋯っ

『何だかレイの目が腐っ⋯不気味⋯妙な輝きをしていませんか?』
『ああ、なんか怖ぇな』ヒクヒク
聖獣様方、何か?

『『では行きます』』
ヒュッ!スパンっ!

『え?』
な、なにが起こったの?気がついたら終わってた

〖ヒュ~♪やるな〗
〖ええ流石ですね。連射は出来ますか?〗

『『はい』』

『レイ、魔力を目に集めて見るんだ』
『は、はい』
龍様のアドバイスに従い目に魔力を集めてエルフさんたちを見ると

『『では行きます』』
その瞬間、目にも止まらぬ速さで背中の矢筒から弓を抜き、流れるような動きで矢を射る、そのまま次の矢を⋯
『すごい』
五本連続、全て的の中心に
『まあ、アイツらの実力はあんなもんじゃないだろうな。次、よく見てろよ』
『え?』
次?

〖では、これは?〗しゅっしゅっ
え?工芸神様が何か投げた?
『レイ、集中しろ』
『は、はい』
工芸神様が投げた物はそれぞれ五羽の鳥に姿を変え

『『⋯』』スッ⋯
シュッ
『え?』
五本一遍に?

ストトトトッ

『う、うそ⋯』
全部⋯
『お見事。全部的中だな』
当てちゃった⋯

〖おお、やるなぁ〗
〖そうですね〗
〖普通の矢でこれだけ出来るやつは中々いないだろな〗
〖というか、いないでしょう〗
うわぁ、神様がべた褒めだわ。

〖娘さん達もこの位できるのですか?〗
『いえ、まだまだですね』
『連射はそこそこ、同時に射るのはまだ二本か三本でしょうか』
ええ?十分すごいわよね?

〖では、次は耐久テストですね。いちばん得意な魔法はやはり風ですよね。ほかに矢に込められるのは?〗
『そうですね。風と水、それから氷です』
『私は風と火、雷なのですが』
〖ああ、森の中では向かない魔法ですね〗
『そうなのです』
〖ここでは加減は必要ありませんので、思いっきり叩き込んでみてください〗
『『は、はい!』』

工芸神様にそう言われて顔付きが変わったエルフさんたち

キーン

弓矢に魔力が
『二つ?』
『ああ、氷と火に、それぞれ風を纏わせてるな』
すごい

シュンッ  ドカーンっ

『うわぁ』

ビキビキビキっ
ボワっ

的が片方は凍りついて、片方は炎に包まれてる

〖ふふ。いいですね。いきなり属性を混ぜてきましたか。弓矢は⋯大丈夫、無事ですね〗
『『え⋯』』
〖まあ、あの魔法を纏わせたら普通の矢なら一発でダメになるよな〗
〖まあ、瞬時に矢筒に戻ればバレないのでは?〗
〖ん~そんなもんか?〗
武神様が肩を竦めてるけど、アウトだと思うわよ。それにしても

『すごいわ』
威力も速さも
『風の魔法で威力と矢の速度を上げたんだな』
『ええ。素晴らしいですね』
なるほど

〖では、最後に、貴方方、矢はなくてもいけますよね?〗
『『はい』』
〖では見せてください。全力でいいですよ〗にっこり

『『はい』』

な、何?
『これこそがエルフの真骨頂だな』
『魔力で矢を作って飛ばしてるのですよ』
『弓で速さを増し、持ち前の洞察力で的確に相手の弱点を射抜くんだ』
『矢が無くても魔力が続く限り打ち続けられるし、矢筒から矢を抜く手順を省ける分、連射の速度も上がりますからね』

そう、さっきから引切り無しに色々な魔法の矢がすごい速さで打ち込まれている
『目に魔力を込めてるのに、手がぶれて見えるわ』
速すぎて捉えきれない。
『ふっ、レイもまだまだ鍛えなきゃいけないことがあるってこった』
『良かったですね。修行メニューが増えましたよ』
『あ、あはは』
私、いつ冒険に出られるのかしら?

〖そこまで〗
『『はい』』
〖ふふ、弓の使い心地はいかがですか?〗
『素晴らしいです。魔力をどんなに込めても全くぶれることもありません』
『はい。魔力が面白いように通ります。いつもより素早く射ることが出来ました』

そうでしょうね。途中から奥さんたら、ものすごい笑顔だったもの。
『うふふふ』ヒュンヒュンっ
うっとりというか?

〖頼もしい限りですね。では、娘さん達の物も同じで大丈夫ですね〗
〖あとは、聖域に降りる前に娘達とレイに仕込んでもらうようだな〗
『聖域に行ったら愛し子たちに教えてやってくれな』
『防衛手段が増えるのは良い事ですからね』

『『は、はい!』』
『精一杯努めさせていただきます』
すっ⋯
二人揃って美しいお辞儀で応えた。

私もしっかり学ばないと!

☆。.:*・゜☆。.:*・゜
お読みいただきありがとうございます。遅くなりましてすみません。
お気に入り登録、感想、エールなどありがとうございます。
しおりを挟む
感想 165

あなたにおすすめの小説

平凡な村人だと思われていた俺、実は神々が恐れる最強存在でした〜追放されたけど、無自覚チートで気づけば世界の頂点〜

uzura
ファンタジー
平凡な村人・レオンは、勇者パーティの荷物持ちとして蔑まれ、ある日「役立たず」として追放される。 だが、彼の正体は神々が恐れ、世界の理を超越する“創世の加護”を持つ唯一の存在だった。 本人はまったくの無自覚——それでも歩くたび、出会うたび、彼によって救われ、惹かれていく者たちが増えていく。 裏切った勇者たちは衰退し、彼を捨てた者たちは後悔に沈む。 やがて世界は、レオン中心に回り始める。 これは、最弱を装う最強が、知らぬ間に神々を超える物語。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。 アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。 いわゆる"神々の愛し子"というもの。 神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。 そういうことだ。 そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。 簡単でしょう? えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか?? −−−−−− 新連載始まりました。 私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。 会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。 余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。 会話がわからない!となるよりは・・ 試みですね。 誤字・脱字・文章修正 随時行います。 短編タグが長編に変更になることがございます。 *タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。

ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。 前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。 ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。 「この家は、もうすぐ潰れます」 家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。 手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。

猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める

遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】 猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。 そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。 まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。

親友と婚約者に裏切られ仕事も家も失い自暴自棄になって放置されたダンジョンで暮らしてみたら可愛らしいモンスターと快適な暮らしが待ってました

空地大乃
ファンタジー
ダンジョンが日常に溶け込んだ世界――。 平凡な会社員の風間は、身に覚えのない情報流出の責任を押しつけられ、会社をクビにされてしまう。さらに、親友だと思っていた男に婚約者を奪われ、婚約も破棄。すべてが嫌になった風間は自暴自棄のまま山へ向かい、そこで人々に見捨てられた“放置ダンジョン”を見つける。 どこか自分と重なるものを感じた風間は、そのダンジョンに住み着くことを決意。ところが奥には、愛らしいモンスターたちがひっそり暮らしていた――。思いがけず彼らに懐かれた風間は、さまざまなモンスターと共にダンジョンでのスローライフを満喫していくことになる。

追放されたので辺境でスローライフしてたら、いつの間にか世界最強の無自覚賢者になっていて元婚約者たちが土下座してきた件

uzura
ファンタジー
王都で「無能」と蔑まれ、婚約破棄と追放を言い渡された青年リオン。 唯一の取り柄は、古代語でびっしり書かれたボロ本を黙々と読み続けることだけ。 辺境で静かに暮らすはずが、その本が実は「失われた大魔導書」だったことから、世界の常識がひっくり返る。 本人は「ちょっと魔法が得意なだけ」と思っているのに、 ・竜を一撃で黙らせ ・災厄級ダンジョンを散歩感覚で踏破し ・国家レベルの結界を片手間で張り直し 気づけば、訳あり美少女たちに囲まれたハーレム状態に。 やがて、かつて彼を笑い、切り捨てた王都の貴族や元仲間たちが、 国家存亡の危機を前に「助けてくれ」と縋りついてくる。 だがリオンは、領民と仲間の笑顔を守るためだけに、淡々と「本気」を解放していくのだった——。 無自覚最強×追放×ざまぁ×ハーレム。 辺境から始まる、ゆるくて激しいファンタジー無双譚!

貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ

ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます! 貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。 前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?

処理中です...