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73 見たことあるやつ⋯
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魔神様による魔法の特訓。シールドの次は
〖攻撃魔法ね⋯〗むぅ~
『あらあらまあまあ?なぜそんな苦虫を噛み潰したようなお顔?眉間のシワ消えなくなっちゃうわよ?』
〖誰のせいよ!?〗キッ
『『⋯⋯っ』』おろおろ
『『⋯⋯』』ぽんぽん
今日の特訓は初めからエルフ親子と一緒。レイさんと魔神様のやり取りにエルフ姉妹はおろおろ。エルフ夫婦はそろそろ悟りを開いてきたようで、無言で娘たちを慰めている。
〖まあ、仕方ないわ。嫌な予感しかしないけど⋯〗はぁ
『あらあらまあまあ、なんでかしら?』こてっ
〖貴方のせいでしょう!?〗がるる
頭をこてっと傾げるレイさんに魔神様キレた⋯
『ま、まあまあ、魔神様、落ち着いてたも』
〖そうですよ。その為に我々までいるのですから〗
〖そうだぞ。主神とシアも危ない時は来るってよ〗
〖そ、そうね。頼むわよ〗
『あらあらまあまあ?まるで私が何かやらかすの決定してるみたいじゃない?』ぷぅ
〖〖〖『やるだ(じゃ)ろ!』〗〗〗があっ
『ええ~ひどいわ。ねぇ?』
『『は、ははは』』だらだら
『『⋯⋯っ』』おろおろ
こちらに意見を求められても困るエルフ一家。神様たちの意見に賛成とは恐ろしくて言えない⋯
〖まあ、とにかく、始めましょう。まずはちゃんと体に魔力を巡らせてるかしら?〗
『ええ。常に体の表面を覆うようにしてるわよ』
『はい。今はできていると思うのですが』
『さすがに寝ている間にも出来ているかは』
『『自信ないです』』しゅん⋯
魔神様の確認にみんな答えるが、エルフさん達はやや自信なさげ⋯
〖まあ、すぐ隣に桁外れな規格外がいるから仕方ないけど、あなた達も普通なら規格外の方よ。普通なら、ね〗
『『『『はぁ』』』』ちら
『あらあらまあまあ?普通ならって⋯あ、神様たちのことかしら?』ぽんっ
〖〖〖⋯⋯〗〗〗
『なぜそうなるのじゃ⋯』
神様たちの目が⋯三白眼になっちゃうよ?
『『『『そうじゃない⋯』』』』はぁ⋯
エルフさんたち、たくましくならないと。特に娘さん達、頑張れ。
〖(泣いていいかしら?)とにかく、もう始めるわよ!〗ビシッ
〖ヤケだな〗
〖ヤケですね〗
『気持ちは痛いほどわかるぞえ』ヨヨヨ⋯
とにかく特訓開始!
『はい!何をすればいいのかしら?』
手を挙げてレイさん質問
〖まずはあの的に向かって魔力だけをぶつけてもらうわ。属性なしでね。こんな感じよ〗
魔神様が的に向かってスッと手の平を向けるとそこから
ドンっ!
と、無色の魔力が打ち出された。そして、次の瞬間
ドカンっ!
的の中心を焦がしていた。
〖手の平に集めた魔力を一気に押し出す感じね。いい?魔力をためて押し出すのよ。そして、的に当てるだけよ!いい?〗ずいっ
『え、ええ。分かったわ。分かったけど、近すぎません?』
〖あ、あら、おほほほ。つい?とにかく!今は当てる練習だからね!必要以上のことはしないように!いいわね!?〗ぐさっ
『は、はい。分かりました⋯』
指、おでこに刺さってるわよ?
〖それじゃ、始めて〗
『『『『はい』』』』きりっ
『はい!』
気を引き締めて的に向き合うと
ふわり
『えっと、妖精さんたち、今は見ててね』
『そんな顔してもダメ。今は何もしちゃダメ』
エルフ姉妹の元に選ばれし妖精さんたちが力を貸そうとやってきたが、何とか説き伏せる
ぺとぺとぺと
『あらあらまあまあ、あなた達もね』
私の頭にも来たわね
『では私たちから』
『いきます!』
『『えいっ』』
ぼふっ
『『あ~』』
エルフ姉妹は少し的の中心から外れた。威力も人に当たればよろけるくらいだろうか
〖まあまあね。じゃあ次は〗
『『では、私たちが⋯』』スッ
ドンっ!
『あらあらまあまあ、さすがね』
重そうな音だし
〖そうね。狙いも正確、威力も申し分ないわ。じゃあ⋯〗
『次は私ね⋯って、なぜ、私から離れるのかしら?そして、なぜシールド?』
そう。すすすっと自然に離れるエルフさんたちに、自分の前に当たり前のようにシールドを張る神様たち。
〖いいから、さあ、やって〗
魔神様が何気に酷いわ
『それじゃあ、足を開いて、お尻をきゅっと、丹田を意識して右手を前に、手のひらに力を集めて⋯』
あら?どの位集めればいいのかしら?まあ、まだ余裕よね?
〖ちょ、ちょっと、やりすぎでしょ〗
〖知りませんよ、とりあえずシールドを重ねときましょう〗
『まさか、妾の庭まで届いたりしないじゃろの?』おろおろ
『『『『あわわわわ』』』』
〖おい!レイ!目を開けろ!〗
なんか、外野がうるさいわね。今集中してるんだから邪魔しないで欲しいわ。このくらいよね?それじゃ、的に向かって
『放つ』カッ!
『あ、あら?』
大きい?
〖ぎゃーっやりやがった!魔神!〗
〖わ、分かってるわよ!シールドシールドシールドーっ!!!〗
神様たち必死にシールド!
当たった的は⋯
ズズ、ズズズズ⋯
どっ⋯かーん!!パラパラパラ⋯
しーん⋯
『あ、あらあらまあまあ?』
おかしいわね?
〖レ~イ~〗ぽんっ
ぎくうっ
『あっ⋯魔神様』びくびく
嫌だわ、怒ってらっしゃるわ
〖だから、当てるだけと⋯いったでしょうがーっ!!〗
『あ、あはは、ごめんなさい』
いや~ん、なんで的がないのかしら?
〖貴方が吹き飛ばしたからでしょう!〗
『な、なんでかしらね?』
〖言ったわよね?目を閉じて考え込みながら何かするのは貴方は禁止よ!〗
『はい。すみません⋯』
〖やっぱりとんでもないな〗
〖そうですね〗
『この際、妾の庭が無事であれば良いわ』
神様たちも無事だった⋯
だがまだこれは序章に過ぎない
〖気を取り直して⋯そうね、貴方たちはもう少し的を正確に捉える練習を続けましょう〗
『『は、はい!』』
エルフ姉妹はこのまましばらく今の練習を続けることに。
〖貴方たちは次に進みましょう。的を一回り小さくするわ。でも、あの的を破壊しないように力を加減するのよ〗
『『加減ですか、かしこまりました』』
『魔神様、攻撃なら思い切りやった方がいいんじゃないの?』
〖レイ、貴方味方まで吹き飛ばす気?あの力じゃ周りを必ず巻き込むわよ。それに、攻撃魔法と一言で言っても、使い方次第では防御や牽制にもなるわ。それにもし仲間が捉えられたら?救出しなきゃいけないわよね?でも、全てがあれじゃ、どうなると思う?〗じと
『あ⋯そうね、攻撃と聞いて相手を倒すことばかり考えていたけど、力加減やコントロールを間違えれば取り返しのつかないことになるわね』しゅん
これは、私の考えが甘いどころか、無さすぎたわ。反省しないといけないわね。
〖分かればいいのよ。あなた達の課題は魔力量とコントロール。あの的は人質を抱え込んだ敵だと思いなさい。武器を構えれば、立ちどころに人質の命を奪われるわよ。あなた達の大切な者を生きて取り戻すためにあなた達はどうする?〗
『『⋯⋯』』
『⋯⋯』
魔神様の問いかけにエルフ夫婦とレイは考え込む。
的を壊さずに⋯いえ、敵を爆発させないようにするには
〖爆発とは物騒な例えですね〗
〖だな〗
ほっといてください。
さて、それならどうすれば?
ぶつぶつ
『手に集める魔力を小さく⋯』
顎に手を当て考え込みながら何やらブツブツ言い始めるレイ⋯その言葉をエルフのとんがった耳がぴくぴくしながら拾っていく⋯
ぶつぶつ
『小さく集めただけじゃ弱いわね⋯なら、小さくでも魔力を凝縮⋯圧縮?』
『『⋯』』ぴくぴく
あ、聞こえるまま手の平に魔力が⋯
ぶつぶつ
『魔力をいっそ玉みたいに⋯パチンコ玉?それより拳銃の弾みたいな形で⋯』
あ、レイさんの手のひらにも、あれ?頭の上にも?
ぶつぶつ
『弾丸みたいに回転しながら飛んでいけば、少なく小さい魔力でも⋯狙いはスコープみたいのがあったら⋯だめね、何かするって教えてるようなものだし⋯あ、でも違う機会なら⋯』
〖おいおい、あの頭の上のなんだ?〗
〖さあ?何かを具現化しているようですね〗
『何か嫌な予感がするのじゃが』
『同感だ』
〖同感です〗
〖同感だねぇ〗
『⋯えっ!?』
〖おや、主神達もいらしたのですね〗
〖うん。なんか妙な胸騒ぎしてね~〗
〖そうか〗
〖そうなんだよ~〗
結局、主神親子に料理長まで来ちゃいました。
そんなこんなで
ぶつぶつ
『指先の方が狙いがつけやすい⋯あ、でも手の平なら軽く握って見えないように魔力を練れば、相手に気付かれずに⋯』
ということで⋯
キュイーン
ぶつぶつ
『小さく、ぎゅっと、固く、狙いをつけて一気に⋯』
チュインッ
ひゅんひゅんっ
ドシュッ!
パンパンッ!
〖〖あ⋯〗〗
〖あれ、見覚えあるかも⋯〗
〖ええ。お母様、私もですわ〗
〖〖はぁ⋯〗〗
魔神親子、盛大にため息
『似たような見た目じゃったが、威力が桁外れじゃのう』
〖イメージの差ですかね〗
〖エルフのは的で止まったが、レイのあれは貫通してるよな?〗
〖あはは。さすがだね~地上のくまさんと同じことしてるね~〗
『あらあらまあまあ?一応、的が残ってるからセーフよね?』
ちょ~っと小さな穴が空いちゃったけど
〖〖そんな訳あるかっ!〗〗
ぽかぽかっ
『あいたっ』
魔神様親子に叩かれたレイさん。やっぱりアウトだったようです。
☆。.:*・゜☆。.:*・゜
お読み頂きありがとうございます。更新遅くてすみません。
お気に入り登録、感想、エールなどありがとうございます。
〖攻撃魔法ね⋯〗むぅ~
『あらあらまあまあ?なぜそんな苦虫を噛み潰したようなお顔?眉間のシワ消えなくなっちゃうわよ?』
〖誰のせいよ!?〗キッ
『『⋯⋯っ』』おろおろ
『『⋯⋯』』ぽんぽん
今日の特訓は初めからエルフ親子と一緒。レイさんと魔神様のやり取りにエルフ姉妹はおろおろ。エルフ夫婦はそろそろ悟りを開いてきたようで、無言で娘たちを慰めている。
〖まあ、仕方ないわ。嫌な予感しかしないけど⋯〗はぁ
『あらあらまあまあ、なんでかしら?』こてっ
〖貴方のせいでしょう!?〗がるる
頭をこてっと傾げるレイさんに魔神様キレた⋯
『ま、まあまあ、魔神様、落ち着いてたも』
〖そうですよ。その為に我々までいるのですから〗
〖そうだぞ。主神とシアも危ない時は来るってよ〗
〖そ、そうね。頼むわよ〗
『あらあらまあまあ?まるで私が何かやらかすの決定してるみたいじゃない?』ぷぅ
〖〖〖『やるだ(じゃ)ろ!』〗〗〗があっ
『ええ~ひどいわ。ねぇ?』
『『は、ははは』』だらだら
『『⋯⋯っ』』おろおろ
こちらに意見を求められても困るエルフ一家。神様たちの意見に賛成とは恐ろしくて言えない⋯
〖まあ、とにかく、始めましょう。まずはちゃんと体に魔力を巡らせてるかしら?〗
『ええ。常に体の表面を覆うようにしてるわよ』
『はい。今はできていると思うのですが』
『さすがに寝ている間にも出来ているかは』
『『自信ないです』』しゅん⋯
魔神様の確認にみんな答えるが、エルフさん達はやや自信なさげ⋯
〖まあ、すぐ隣に桁外れな規格外がいるから仕方ないけど、あなた達も普通なら規格外の方よ。普通なら、ね〗
『『『『はぁ』』』』ちら
『あらあらまあまあ?普通ならって⋯あ、神様たちのことかしら?』ぽんっ
〖〖〖⋯⋯〗〗〗
『なぜそうなるのじゃ⋯』
神様たちの目が⋯三白眼になっちゃうよ?
『『『『そうじゃない⋯』』』』はぁ⋯
エルフさんたち、たくましくならないと。特に娘さん達、頑張れ。
〖(泣いていいかしら?)とにかく、もう始めるわよ!〗ビシッ
〖ヤケだな〗
〖ヤケですね〗
『気持ちは痛いほどわかるぞえ』ヨヨヨ⋯
とにかく特訓開始!
『はい!何をすればいいのかしら?』
手を挙げてレイさん質問
〖まずはあの的に向かって魔力だけをぶつけてもらうわ。属性なしでね。こんな感じよ〗
魔神様が的に向かってスッと手の平を向けるとそこから
ドンっ!
と、無色の魔力が打ち出された。そして、次の瞬間
ドカンっ!
的の中心を焦がしていた。
〖手の平に集めた魔力を一気に押し出す感じね。いい?魔力をためて押し出すのよ。そして、的に当てるだけよ!いい?〗ずいっ
『え、ええ。分かったわ。分かったけど、近すぎません?』
〖あ、あら、おほほほ。つい?とにかく!今は当てる練習だからね!必要以上のことはしないように!いいわね!?〗ぐさっ
『は、はい。分かりました⋯』
指、おでこに刺さってるわよ?
〖それじゃ、始めて〗
『『『『はい』』』』きりっ
『はい!』
気を引き締めて的に向き合うと
ふわり
『えっと、妖精さんたち、今は見ててね』
『そんな顔してもダメ。今は何もしちゃダメ』
エルフ姉妹の元に選ばれし妖精さんたちが力を貸そうとやってきたが、何とか説き伏せる
ぺとぺとぺと
『あらあらまあまあ、あなた達もね』
私の頭にも来たわね
『では私たちから』
『いきます!』
『『えいっ』』
ぼふっ
『『あ~』』
エルフ姉妹は少し的の中心から外れた。威力も人に当たればよろけるくらいだろうか
〖まあまあね。じゃあ次は〗
『『では、私たちが⋯』』スッ
ドンっ!
『あらあらまあまあ、さすがね』
重そうな音だし
〖そうね。狙いも正確、威力も申し分ないわ。じゃあ⋯〗
『次は私ね⋯って、なぜ、私から離れるのかしら?そして、なぜシールド?』
そう。すすすっと自然に離れるエルフさんたちに、自分の前に当たり前のようにシールドを張る神様たち。
〖いいから、さあ、やって〗
魔神様が何気に酷いわ
『それじゃあ、足を開いて、お尻をきゅっと、丹田を意識して右手を前に、手のひらに力を集めて⋯』
あら?どの位集めればいいのかしら?まあ、まだ余裕よね?
〖ちょ、ちょっと、やりすぎでしょ〗
〖知りませんよ、とりあえずシールドを重ねときましょう〗
『まさか、妾の庭まで届いたりしないじゃろの?』おろおろ
『『『『あわわわわ』』』』
〖おい!レイ!目を開けろ!〗
なんか、外野がうるさいわね。今集中してるんだから邪魔しないで欲しいわ。このくらいよね?それじゃ、的に向かって
『放つ』カッ!
『あ、あら?』
大きい?
〖ぎゃーっやりやがった!魔神!〗
〖わ、分かってるわよ!シールドシールドシールドーっ!!!〗
神様たち必死にシールド!
当たった的は⋯
ズズ、ズズズズ⋯
どっ⋯かーん!!パラパラパラ⋯
しーん⋯
『あ、あらあらまあまあ?』
おかしいわね?
〖レ~イ~〗ぽんっ
ぎくうっ
『あっ⋯魔神様』びくびく
嫌だわ、怒ってらっしゃるわ
〖だから、当てるだけと⋯いったでしょうがーっ!!〗
『あ、あはは、ごめんなさい』
いや~ん、なんで的がないのかしら?
〖貴方が吹き飛ばしたからでしょう!〗
『な、なんでかしらね?』
〖言ったわよね?目を閉じて考え込みながら何かするのは貴方は禁止よ!〗
『はい。すみません⋯』
〖やっぱりとんでもないな〗
〖そうですね〗
『この際、妾の庭が無事であれば良いわ』
神様たちも無事だった⋯
だがまだこれは序章に過ぎない
〖気を取り直して⋯そうね、貴方たちはもう少し的を正確に捉える練習を続けましょう〗
『『は、はい!』』
エルフ姉妹はこのまましばらく今の練習を続けることに。
〖貴方たちは次に進みましょう。的を一回り小さくするわ。でも、あの的を破壊しないように力を加減するのよ〗
『『加減ですか、かしこまりました』』
『魔神様、攻撃なら思い切りやった方がいいんじゃないの?』
〖レイ、貴方味方まで吹き飛ばす気?あの力じゃ周りを必ず巻き込むわよ。それに、攻撃魔法と一言で言っても、使い方次第では防御や牽制にもなるわ。それにもし仲間が捉えられたら?救出しなきゃいけないわよね?でも、全てがあれじゃ、どうなると思う?〗じと
『あ⋯そうね、攻撃と聞いて相手を倒すことばかり考えていたけど、力加減やコントロールを間違えれば取り返しのつかないことになるわね』しゅん
これは、私の考えが甘いどころか、無さすぎたわ。反省しないといけないわね。
〖分かればいいのよ。あなた達の課題は魔力量とコントロール。あの的は人質を抱え込んだ敵だと思いなさい。武器を構えれば、立ちどころに人質の命を奪われるわよ。あなた達の大切な者を生きて取り戻すためにあなた達はどうする?〗
『『⋯⋯』』
『⋯⋯』
魔神様の問いかけにエルフ夫婦とレイは考え込む。
的を壊さずに⋯いえ、敵を爆発させないようにするには
〖爆発とは物騒な例えですね〗
〖だな〗
ほっといてください。
さて、それならどうすれば?
ぶつぶつ
『手に集める魔力を小さく⋯』
顎に手を当て考え込みながら何やらブツブツ言い始めるレイ⋯その言葉をエルフのとんがった耳がぴくぴくしながら拾っていく⋯
ぶつぶつ
『小さく集めただけじゃ弱いわね⋯なら、小さくでも魔力を凝縮⋯圧縮?』
『『⋯』』ぴくぴく
あ、聞こえるまま手の平に魔力が⋯
ぶつぶつ
『魔力をいっそ玉みたいに⋯パチンコ玉?それより拳銃の弾みたいな形で⋯』
あ、レイさんの手のひらにも、あれ?頭の上にも?
ぶつぶつ
『弾丸みたいに回転しながら飛んでいけば、少なく小さい魔力でも⋯狙いはスコープみたいのがあったら⋯だめね、何かするって教えてるようなものだし⋯あ、でも違う機会なら⋯』
〖おいおい、あの頭の上のなんだ?〗
〖さあ?何かを具現化しているようですね〗
『何か嫌な予感がするのじゃが』
『同感だ』
〖同感です〗
〖同感だねぇ〗
『⋯えっ!?』
〖おや、主神達もいらしたのですね〗
〖うん。なんか妙な胸騒ぎしてね~〗
〖そうか〗
〖そうなんだよ~〗
結局、主神親子に料理長まで来ちゃいました。
そんなこんなで
ぶつぶつ
『指先の方が狙いがつけやすい⋯あ、でも手の平なら軽く握って見えないように魔力を練れば、相手に気付かれずに⋯』
ということで⋯
キュイーン
ぶつぶつ
『小さく、ぎゅっと、固く、狙いをつけて一気に⋯』
チュインッ
ひゅんひゅんっ
ドシュッ!
パンパンッ!
〖〖あ⋯〗〗
〖あれ、見覚えあるかも⋯〗
〖ええ。お母様、私もですわ〗
〖〖はぁ⋯〗〗
魔神親子、盛大にため息
『似たような見た目じゃったが、威力が桁外れじゃのう』
〖イメージの差ですかね〗
〖エルフのは的で止まったが、レイのあれは貫通してるよな?〗
〖あはは。さすがだね~地上のくまさんと同じことしてるね~〗
『あらあらまあまあ?一応、的が残ってるからセーフよね?』
ちょ~っと小さな穴が空いちゃったけど
〖〖そんな訳あるかっ!〗〗
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