異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央

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第2章 始まりの街<プリシータ>

Fランク冒険者

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カランカラン♪

店員「いらっしゃいませ~
おひとり様ですかぁ~?
お食事ですかぁ~?
お泊まりですかぁ~?
お食事ならぁ~ 左手へどうぞぉ~
宿泊でしたらぁ~
 おひとり様1泊食事付きでぇ~
銀貨3枚になりますぅ~
素泊まりならぁ~ 
おひとり様銀貨2枚と銅貨5枚ですぅ~」

「とりあえず、1人で3泊、後で1人追加になるかも。
食事は食べたい時に頼むとか出来るか?
それと、延長したい場合は出来るかぁ~?
あ、うつった(笑)独特な喋り方だねぇ~」

これは!ウサギの獣人じゃないか!
耳がピコピコ動いてる!もっふもふだな!
ボディスーツ着たら リアル<バニーガール>
じゃないか! しかも、雰囲気が!18禁だよ!

店員「はぁ~い、3泊ですねぇ~  
食事はその時々って事でぇ~  
素泊まり料金を前払いしてくださぁい。
食事はぁ~ 光6の刻から光8の刻が朝食でぇ~  
闇5の刻から食事処兼酒場で
夕食となっておりますぅ~
延長の際わぁ~ 事前にお伝えくださぁい!
フフフ♡喋り方独特ってよく言われますぅ~
お部屋わぁ~ 階段登って手前から3番目のぉ~ 
風の部屋ですぅ~ 
お出掛けの際はカウンターに鍵を預けて下さぁい!」

「ハハハ!!ありがとう(笑)
あ、後から赤髪赤目の男来たら
部屋に案内しといて。一応連れだから!」

階段上がって手前から3番目の風の部屋ぁ~
ここですぅ~(笑) なんてな!
中は結構広いな、ベッド2つと
チェストにテーブルとソファ。
 こっちはトイレか?そしてこっちがクローゼットね
やっぱり風呂は無いか~  
異世界あるあるだな!

しっかしフォーコはどこ行ったんだ?
まさか、ギルドで知り合った奴等と
魔物退治!!とかじゃねーよな!?
いや、有り得るな(汗)  
問題起こしてないといいけど……
中身5歳児だからな。しかも常識も無い!
あ、スキルに索敵があったな!
あれで気配探って見つけられるかな?
なんせ俺、チートだからな!やってみるか

---------------------------------------------------------------------

《サーチ……ん~フォーコの魔力……
お、これか?  周りに何かいるな……
街のハズレのほうか?  ん~遠いな……》

よし、無事は確認出来たし!
後は自分でどうにかしてくれ!  
俺も出掛けてくるか~
このベッド、フカフカしてない煎餅布団だから
硬いしゆっくりゴロンと出来ないし……
ギルドの隣りの魔道具店気になってるから
行ってみるか! 
なんか便利な道具とか売ってるかもだし! 
あと、市場な!チラッと見た感じ
見た事ない野菜とかあったんだよな~

「ちょっと出掛けてくるから、コレ鍵な!」

「はぁい~  いってらっしゃいぃ~」

--------------------------------------------------

〈魔道具店:マーゴ〉

「ヒヒヒ、いらっしゃい。おやおや新顔だね?
ヒヒヒ。ごゆっくり見ていってくんな。ヒヒヒ」

「おぅ、今日この街に来たばっかりなんだよ!
ちょっと見させてくれな!」

魔女だな...とんがり帽子だな...
あれだ、大きな鍋でグツグツと
怪しい液体混ぜてる、あの魔女だな...
チラッ……黒猫はいないな…… 
あ、見られてる(汗) すいません
なんでもないです。テヘ


へぇ これが魔道具か、照明に水の魔道具
コンロに着火の魔道具。
お、これは魔法陣か?転移と通信ね。高っ!
マジックバックもあるな。
あとはポーション系か。
ヒーリング、アンチドート
HP、MPポーションが各下級から上級ね。
あ、魔石がいっぱいあるな。
ピカピカしてて目がチカチカする!

ん~特に欲しい物もないな…… 
お!あれは錬金釜か。
これでポーションとか作るんだな! 
まさに魔女の釜……

「婆さん、このHPポーションの中級2つくれ。
1つ7銀貨だから14銀貨ね
ありがとな!また来るよ!」

「ヒヒヒまいど!ヒヒヒ」

さてさて、次は市場だな~。

「リョウゴ!おーい!リョウゴ!
どこ行ってたんだよ!探したんだぜ!
あ、こいつらな!良い奴らなんだぜ!
色々連れてってくれたんだぜ!
剣持ってるのが、エクス!
盾の奴がサイオスで!
弓持ってるエルフがウィル!
杖持ってる姉ちゃんがマリベル! 
パーティって奴で<冒険者>やってるんだぜ!な!皆!」

「俺はエクス。
パーティリーダーやってるよ!君の友達面白いね(笑)  」
「ッス!タンクのサイオス!」
「エルフのウィルです」
「私は魔法使いのマリベルよ。
あなた、素敵ね。魔力も綺麗だわ
フォーコさんはちょっと五月蝿いわね」

「えーと、よろしく!リョウゴです。
フォーコが迷惑掛けたみたいですみません
大きい街と沢山の人に興奮してるみたいで。  
朝から落ち着きないんですよ。
良くしてくれたみたいでありがとうございます。  
もう引き取りますね!それでは!」

「え?あ!おう!フォーコまたな!」

-------------------------------------------------

ズンズンズン。ドンッ

「おい、フォーコ。どういうつもりだ?お前!
なーにが探しただ!それはこっちのセリフだっ!!
ギルドの説明途中から居なくなったのはお前だろーが!
あれだけ落ち着けって言ったのに!
なーにしてんだよ!
コミュ力高くてすげぇと思うよ?だかな!
何も言わずに居なくなったら困るだろーが!
わかったか?落ち着け!勝手に動き回るな!
へ・ん・じ!!」

「リョウゴ!悪かった!ギルドの説明がな!
ちょーーっと長くてな!
ほら、リョウゴに後で教えて貰えばいいな!
と思ってな!
さっきのエクスが街を案内してくれるって言うし!
チョビっとだけ行ってきたんだぜ!
あ、えと、リョウゴ!お腹空いたな!
肉美味かったぜ!
ヒッ!?えとえと、落ち着きます!
動き回りません!!返事した!な?な?」

咄嗟に路地裏に連れてきて
<壁ドン>しちゃったよ!男に!
そこの腐さん!期待しないで下さい!
BでLにはなりません!!

「ふぅ~。俺もちょっと落ち着くわ
もういいよ、問題は起こしてないんだろ?
街のハズレのほうでフォーコの気配感じたんだけど、
何してたんだ?」

「リョウゴ!許してくれたか!
問題か?大丈夫だぜ! 街のハズレか?
あ!なんかぶつかって来た奴がいてな!
リョウゴに貰った金取られたからな!
追いかけて捕まえて返して貰ったな!
したらな!門の所にいた鎧の人が来てな!色々聞かれたんだぜ!エクスが言ってたけど
泥棒ってやつらしいぜ!
貧乏だから悪い事して暮らしてるらしいぜ!
だからな!<冒険者>になれば
金が貰えるぞって言っておいたんだぜ!
俺様偉いだろ!」

「…………なるほど。偉いな!偉いのか?
いやいや、今回は怪我なく済んだから良かったけど
あんまり危ない事するなよ……」

ジャリジャリジャリ…

「おい、フォーコ。なんか人か?
近づいて来てるな...盗賊か野盗か...
ただの浮浪者か…(コソコソ)」
「リョウゴ!人族と獣人が5人だぜ(コソコソ)」

「よう!兄ちゃん達!金恵んでくれよ!」
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