378 / 378
後日談 終
しおりを挟む
「……んー?」
幼く、小さく、甘いミルクのような匂いを放つ白い耳が、私のお腹に当てられている。
彼女は真っ白な髪と碧い眼を揺らし、小さなその顔全体で必死にもう一つの生命の鼓動を聞き取ろうとしていた。
……内側からお腹が蹴られる。これは幸せの回し蹴り、なんて。
「あ、うごいてゃ!」
ニパーっと心底嬉しそうな表情を浮かべ、私に報告してくる。
そんな、もうすぐお姉ちゃんになる我が子の頭を、私はめいいっぱい愛情を注ぐつもりで撫でてあげた。
「ふふ、そうですね。元気ですね」
「はやくおねーしゃんや、まましゃまたちとあいたいーって、いってましゅよ! かーにぇにはわかりましゅ!」
「カーネも早く会いたいですよね」
「うんでしゅ!」
まだ二歳だというのに、かなりの饒舌なこの娘。かわいい。
彼女は、どういった能力なのか、よく普通の人じゃ聞き取れないような声を聞き取ってくる。
人の思考や魔物の声、何かの魂とか、そういうの。
例えばこの間なんて、ベスさんが念話を一切発していないのに、言いたいことをこの子に当てられた、だなんてこともあった。
勇者と賢者の石の娘ですもの、どんな力を持っていも不思議ではなかったけど。もう凄まじい片鱗見せている。
まあ、とにかくそういうわけだから、今のも幼児らしい例え話でなく、実際に、私のお腹の中の子がそう言ったのでしょう。
すごく嬉しい事実だと言えるわ。
「あ、おねぇしゃまたちがくる!」
「おや、そうですか」
「おででむかいしてきましゅ!」
私の探知ではまだ誰の気配も感じていないのに、カーネははっきりとそう言った。
そう、この娘には声を聞くだけでなくこうして未来を視ることも頻繁にある。
これはうちの旦那やロモンちゃんに近い、あるいは全く同じ力でしょう。まったく可愛くて天才で天使で可愛いなんてずるいわよね。
こんな天才だもの、将来も楽しみではあるけれど。
それよりもなによりも、このまま元気に成長してくれるのが一番だと思っている。それを心から願わない時はない。
これが、そう、これこそが親心ってものなんだな……って。毎日、あの子と過ごすたびに、触れるたびに、しみじみと感じる。
ああ、ああ。私はカーネとお腹の子が愛おしくてたまらない。
……だから、今ならわかる。
世界さんが与えてくれた、地球と交信できる時間の中で。
私のことを嫌っているとすら感じていたあの人が、冷たい人だと思っていたあの人が、あんな涙を見せた理由を。
ただ、お互いに不器用なだけだったんだなって。
ただ、お互いに何かに縛られていただけなんだなって。
そして、私はとんでもない親不孝をしたんだなって。
本当は、私がこの子達を愛するように、お父様もまた私を。
……今更、しみじみと反省しても、仕方ないかもしれないけど。
「きまちた!」
カーネが玄関に向かってから五分後に、屋敷の呼び鈴が鳴らされた。
私はゆっくりとソファから立ち上がり、我が子にならっておででむかい……じゃなくてお出迎えしに行く。
「鍵は開いてます、そのままどうぞ」
そう言うと玄関の戸は開かれ、そこから私の妹達が現れた。
いつものように三人と一匹が揃って。
「おじゃまし……わぁあ! カーネちゃん昨日ぶりーー!」
「今日もかわいい、かわいいよぉ! カーネちゃんっ! むぎゅ」
「わ、ぷ!」
素早く丁寧に我が子が抱き上げられる。
それはそれは成長して、胸が私以上に実り、全体的にお母さんと同等の超絶ナイスバディに育った、可愛いもの好きの双子の叔母……お姉さん達に。
うん、叔母といってもまだ十代だしね。おばさんはないわよね。
彼女らのたわわな四つの双丘にもみくちゃにされながら、我が子は皆んなに今日も挨拶を返す。えらい。えらすぎる。
「わぶぶ……り、りんにぇおねーしゃま、りょもんおねーしゃま、に……にゃーがおねーしゃまっ、けりゅ、お、おはようございましゅ、でしゅ!」
「「おはよー!」」
「ごきげんよう、カーネちゃん。今日もご挨拶できて偉いわねっ!」
「ふぁいでふ!」
【でもオレだけ相変わらず呼び捨てだぞ……?】
「けりゅは、けりゅでしゅ!」
【ふっ。まあ、いいけぞ】
私達一同はリビングに戻った。
カーネはロモンちゃんに抱っこされたまま、ケルにほっぺたをツンツンされている。
「では、お飲み物をお出ししましょうか……」
「やらなくていいよ。私に任せて」
「なら、お言葉にあまえます」
本当は、お客様には私がお茶をお出ししなければならないけれど、今の私の身体を気遣って、おじょ……じゃなくてナーガちゃんが代わりにやってくれる。
彼女に対するこの呼び方はカーネが生まれてからずっと使ってるけど、まだ少し慣れない。
元メイドが元主人にお茶を淹れさせる日が来るだなんて、昔の私は考えられたかしら。
「はい、どうぞ。お姉ちゃん」
「ありがとうございます」
「カーネちゃんはミルクね」
「ありがとーございましゅでしゅ!」
【……で、今日の容態はどうなんだアイリス】
「お腹の子は元気?」
「体調不良とか、ない?」
「ええ、昨日と変わらず万事順調でございます。ね、カーネ」
「はいでしゅ! んくんく、ぷは!」
妹達と娘に囲まれて、午前のティータイム。優雅なひとときが流れている。
そんな中、娘をリンネちゃんに預けて私の隣に移動してきたロモンちゃんが、膨らみきったこのお腹を、優しく撫でた。
「……ね! 再来週だっけ、予定日」
「はい、もうすぐです」
「もう二人目だもんね、早いなぁ」
「ほんと。私はお姉ちゃんの性格上、今頃がやっと一人目だと思ってたんだけどね。まさか結婚一周年の翌々月に妊娠が発覚するなんて予想してなかったわ」
「えー、そーかなー?」
「今もだけど、ずっとラブラブだったしなー!」
【オレも二人と同感だぞ】
は、恥ずかしい……。
ロモンちゃん、リンネちゃん、ケルくんとは違い、私自身もナーガちゃんの言う通り、二十歳を超えて数年経ったあたりで一人目だと思ってた。五人欲しいと旦那に宣言していたとはいえ。
しかし結果は、二十歳超えてすぐだった。
その……あの……えっと、とにかく、色々と旦那との相性の良さが重なったからこうなったのですよ。うん。
毎日身体を交わして、ハメを外すしすぎた日もあったっけ。
私にも年相応の若さがあったんだなって思い知らされた日々だった。
二度目の、世界さんによる夢の中での交信会でも、お父様やお母様から、子供をこさえるのが私にしては早すぎなんじゃないかと言われてしまったし。
ただ私が元から子育てが得意であっただけあって、若区して子供を作ったデメリットなどまるで感じず、何事もスムーズに進んだのでこれで本当に良かったと思ってる。
「んんん、らぶらぶ? それってまましゃまとぱぱしゃまのことでしゅか?」
「そうそう、なんか二人のラブラブなお話ないのなカーネちゃん」
「ろ、ロモンちゃ……!」
「えとでしゅねぇ……じちゅは、さーきん、まーにち、おやしゅみなしゃいするとき、まましゃまとぱぱしゃまはじゅーかいはチューを……」
「か、カーネっ……!」
「ほほう……!」
「ほほほう……!」
「あらまぁ!」
【おー、カーネ。2歳でもう10まで数えられるなんて、さすがはアイリスの娘だぞ】
「えへへ、ほめられまちたぁ。でもおねーしゃんになりますかりゃ! これくりゃい、さいさいでしゅ」
そもそもカーネにも寝る前に二人揃って同じくらいキスしてるから、そのやりとりはこの家族全体の習慣というか、儀礼というか、そういうものなんだけど……。
いや……だとしてもやりすぎなのかしら。
でも愛おしいから控えることなんてできないのよね。
というか。
ロモンちゃんやリンネちゃんだって、それぞれの剣士と魔物使いとして、騎士団の副団長になってから、壮大な恋話は色々とあるはず。
ナーガちゃんを含めた三人は、国内だけでもその美貌と才能で凄まじい人気、超モテモテ。毎日のように貴族やお偉いさんの息子から求婚されまくり。
なのに、それを棚にあげて私のことだけ言うだなんて許せない。
ふふふ、最近城内で聞いたとっておきの情報を一つここで公開してあげようじゃないの。
「そーいうお二人はどうなんです? 幼馴染のお二人が有言実行しつつあるという噂を耳にしましたよ」
【おー、そうだぞ。戦いの面でなく、別方面から例の二人は結果を残してるみたいだぞ。一方は実業家で、もう一方は千年に一人の腕を持つ鍛冶屋とか、なんだとか】
「いいですね、頑張ってる。愛ってやつですねっ……!」
やっぱりそんな感じに事が進んでいたんだ。自分のことじゃないのになんだかワクワクする。
そしてよく考えたら物凄い。この国の今の時代の天才達が、みんなあの村出身ってことになるんだもの。
【で、実は最近、その二人がもう何度目かわからない告白をして……ロモンとリンネはようやく】
「「ケルぅ……?」」
【……う。ま、まぁ、あとはどうなるかは知らないぞ】
まあ、娘・孫娘が大好きな男性陣のこともあるでしょうし、そう簡単には話は進みはしないかもしれない。でも期待は大と言ったところね。
是非とも、皆んなにも幸せな結婚をしてほしい。私はしたから。
「ちなみに私はお返事待ちよ。ね、ケル」
【……オレ、帰っていいかぞ?】
「だーめ!」
そう言ってナーガちゃんは仔犬の状態のケルくんを抱きしめた。彼はその腕の中で手足だけ動かしてジタバタしている。あざとい。
今のケルくんはクロさんを抑えて世界最強の仲魔と言われてる。冷静に考えたらすごい出世だ。
SSランク超越種、オーヴァー・ヘヴンリーケルベロスなんて、凄まじい存在になっちゃって。
特に、色とりどりの羽根が十二枚生えてて、顔が三つあって、体躯は一軒家並み、そんな本気出した時の姿は圧巻の一言。
だから魔物としてはまだAランク超越種であるナーガちゃんを振り解こうと思えば、簡単なはずなんだけどね。そうせず抱っこに甘んじてるってことはつまり、満更でも……?
ふふふ、そう考えるとニヤニヤが止まらない。
それにケルくんはSSランクに到達したせいで、嫌でも人化できるようになっちゃったから。もしかしたら本当にこの二人でいつか……ね!
ちなみに私は『教授の叡智』の特技や賢者の石そのもの特性を活かして、もっぱら、前世の世界の文化や、魔法・戦闘技術を指導する立場になっている。
そうして一線をあえて退いてるから、魔王を倒してからほとんど成長も進化もしていない。
あと旦那も、ナイトさんと一緒に『勇者特殊部隊』だなんてものに所属して活動してるのだけれど、今のところ迷惑な場所にできたダンジョンをクリアして消していくってことぐらいしか目立った活動はできていない。
そもそも魔物の問題は冒険者に任せればよくて、城には騎士団長格や伝説で語り継がれるような人材が大量に属してるからそれが抑止力になって、戦争も仕掛けられることも、反乱が起こることもない。
だから私達夫婦は、昔みたいに多くの刺激がなく、ケルくんのような成長もなく、そういう意味では暇かもしれない。
ただ、それは平和な証拠だし、今この幸せがあるから、全くもってそれで構わないのだけれど。
「しょーいえば、おねーしゃまたち、きょーもおしごとはもーおわりしたんでしゅか?」
「そうなの!」
「やることと言えば訓練とか研究くらいだからね」
「じゃあ、ぱぱしゃまもしょろしょろかえってくりゅ?」
【うん、そのはずだぞ】
「わぁ!」
カーネはロモンちゃんのお膝の上で、ニコニコしながら身体を揺らす。こうして態度に出るほど、この子は、それはもう彼のことが大好きなのだ。
今の様子だと、将来『お父さんと一緒に洗濯するの嫌!』なんてセリフは言いそうになく、むしろ来年あたりから、『将来はお父さんと結婚する!』なんて言うようになりそうな勢い。
私はどちらも言った経験がないけど、それらが安易に想像できる。
「むむっ、たしかにかえってきましゅね!」
「あー、お膝から降りられちゃった」
「カーネちゃん、また視えたの?」
「はいでしゅ!」
リンネちゃんから降りた我が娘は、先ほどと同じように玄関までおででむかえしに行く。
そしてその三分後。
「ただいまー。今日も早く……」
「おかえりなしゃい、おかえりなさいでしゅ! ぱぱしゃま! ぱぱしゃま‼︎」
「おーーーー、カーネーー! 寂しくなかったか? パパがいなくて寂しかっただろーー! んーーー?」
これが、今のガーベラくんだ。毎日こんな感じ。
人のことは言えないけど、すっかり親バカである。
これが勇者であり、今なお生きる伝説でとして世界で崇められているだなんて、初めて見た人は思わないでしょうね。
なーんて思いつつ、私も身体が勝手に彼を迎えに廊下に出てきてしまっている。
「おかえりなさい、あなた」
「アイリス、よかった。特に心配なさそうだ」
「たった数時間しか離れてないじゃないですか。でも、ご心配ありがとうございます」
「そりゃあ、俺はアイリスの夫で……ん?」
いつのまにかガーベラくんに抱き上げられていたカーネは、彼のほっぺたにキスをしていた。
「ちゅー」
「おっ! おっほほほ、うれしいなぁ」
「えへへ、ぱぱしゃまだいしゅきでしゅ!」
「俺もだぞー! ああああ、可愛い!」
……夫にカーネをとられ、娘にガーベラくんをとられた。
なんとも言えないダブルジェラシー。私も、あの二人に混ざりたくなってくる。
そう思った頃には、既に体が動いていた。
カーネを抱き上げてるガーベラくんを、大事なお腹を圧迫しない程度に抱きしめる。
「……アイリス!」
「おかあしゃまもきた!」
そのまま、無言で二人の頬にキスをする。
……寝る前だけじゃなく丸一日で考え場合、私は一体、この二人に何度キスをしていることだろう。
「俺は幸せ者だな……」
「ええ、ほんとうに」
「かーにぇも、かーにぇも!」
「そうだな、カーネも幸せだな!」
【それを見てる私達もだよー、ふふっ】
そう、ロモンちゃんから念話が送られてくる。
気がつけば、リビングからみんながニマニマしながらこちらを覗いていた。
別にこの光景を見られるのは初めてじゃないけど、少し恥ずかしい。
……ロモンちゃんと出会ったあの日から、ただの小石兼、ゴーレム兼、一介のメイドが、本当にここまでの幸せをよく手に入れたものだ。ああ本当に。
その話は既にカーネには聞かせた。
お腹の子が生まれてきたら、また聞かせよう。
これから先、何人生まれてきても聞かせよう。
この幸せに浸り続けるために。
「およ? まましゃま、おとーとが、はやくここにまじゃりたいよーっていってましゅよ!」
娘のその言葉に同意するよう、再びお腹が蹴られる。
大丈夫。もう少しで会えるからね。
『私は〈元〉小石です! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~』
番外編
- Fin -
#####
これにて本作は完全完結となります。
……5年間。
いままで、本当に本当に本当に、ありがとうございました。
読者の皆様に、深く感謝を申し上げます。
本作の続編はもうありません。
しかし今、は様々なサービスがある時代。
もしかしたらまたどこかで、アイリス達と再会できる日がどこかで来るかも知れません。
もしそんな日がやってきたら、またこのお茶目なゴーレムとその仲間達を見守ってください。
ではまた……!
Ss侍
幼く、小さく、甘いミルクのような匂いを放つ白い耳が、私のお腹に当てられている。
彼女は真っ白な髪と碧い眼を揺らし、小さなその顔全体で必死にもう一つの生命の鼓動を聞き取ろうとしていた。
……内側からお腹が蹴られる。これは幸せの回し蹴り、なんて。
「あ、うごいてゃ!」
ニパーっと心底嬉しそうな表情を浮かべ、私に報告してくる。
そんな、もうすぐお姉ちゃんになる我が子の頭を、私はめいいっぱい愛情を注ぐつもりで撫でてあげた。
「ふふ、そうですね。元気ですね」
「はやくおねーしゃんや、まましゃまたちとあいたいーって、いってましゅよ! かーにぇにはわかりましゅ!」
「カーネも早く会いたいですよね」
「うんでしゅ!」
まだ二歳だというのに、かなりの饒舌なこの娘。かわいい。
彼女は、どういった能力なのか、よく普通の人じゃ聞き取れないような声を聞き取ってくる。
人の思考や魔物の声、何かの魂とか、そういうの。
例えばこの間なんて、ベスさんが念話を一切発していないのに、言いたいことをこの子に当てられた、だなんてこともあった。
勇者と賢者の石の娘ですもの、どんな力を持っていも不思議ではなかったけど。もう凄まじい片鱗見せている。
まあ、とにかくそういうわけだから、今のも幼児らしい例え話でなく、実際に、私のお腹の中の子がそう言ったのでしょう。
すごく嬉しい事実だと言えるわ。
「あ、おねぇしゃまたちがくる!」
「おや、そうですか」
「おででむかいしてきましゅ!」
私の探知ではまだ誰の気配も感じていないのに、カーネははっきりとそう言った。
そう、この娘には声を聞くだけでなくこうして未来を視ることも頻繁にある。
これはうちの旦那やロモンちゃんに近い、あるいは全く同じ力でしょう。まったく可愛くて天才で天使で可愛いなんてずるいわよね。
こんな天才だもの、将来も楽しみではあるけれど。
それよりもなによりも、このまま元気に成長してくれるのが一番だと思っている。それを心から願わない時はない。
これが、そう、これこそが親心ってものなんだな……って。毎日、あの子と過ごすたびに、触れるたびに、しみじみと感じる。
ああ、ああ。私はカーネとお腹の子が愛おしくてたまらない。
……だから、今ならわかる。
世界さんが与えてくれた、地球と交信できる時間の中で。
私のことを嫌っているとすら感じていたあの人が、冷たい人だと思っていたあの人が、あんな涙を見せた理由を。
ただ、お互いに不器用なだけだったんだなって。
ただ、お互いに何かに縛られていただけなんだなって。
そして、私はとんでもない親不孝をしたんだなって。
本当は、私がこの子達を愛するように、お父様もまた私を。
……今更、しみじみと反省しても、仕方ないかもしれないけど。
「きまちた!」
カーネが玄関に向かってから五分後に、屋敷の呼び鈴が鳴らされた。
私はゆっくりとソファから立ち上がり、我が子にならっておででむかい……じゃなくてお出迎えしに行く。
「鍵は開いてます、そのままどうぞ」
そう言うと玄関の戸は開かれ、そこから私の妹達が現れた。
いつものように三人と一匹が揃って。
「おじゃまし……わぁあ! カーネちゃん昨日ぶりーー!」
「今日もかわいい、かわいいよぉ! カーネちゃんっ! むぎゅ」
「わ、ぷ!」
素早く丁寧に我が子が抱き上げられる。
それはそれは成長して、胸が私以上に実り、全体的にお母さんと同等の超絶ナイスバディに育った、可愛いもの好きの双子の叔母……お姉さん達に。
うん、叔母といってもまだ十代だしね。おばさんはないわよね。
彼女らのたわわな四つの双丘にもみくちゃにされながら、我が子は皆んなに今日も挨拶を返す。えらい。えらすぎる。
「わぶぶ……り、りんにぇおねーしゃま、りょもんおねーしゃま、に……にゃーがおねーしゃまっ、けりゅ、お、おはようございましゅ、でしゅ!」
「「おはよー!」」
「ごきげんよう、カーネちゃん。今日もご挨拶できて偉いわねっ!」
「ふぁいでふ!」
【でもオレだけ相変わらず呼び捨てだぞ……?】
「けりゅは、けりゅでしゅ!」
【ふっ。まあ、いいけぞ】
私達一同はリビングに戻った。
カーネはロモンちゃんに抱っこされたまま、ケルにほっぺたをツンツンされている。
「では、お飲み物をお出ししましょうか……」
「やらなくていいよ。私に任せて」
「なら、お言葉にあまえます」
本当は、お客様には私がお茶をお出ししなければならないけれど、今の私の身体を気遣って、おじょ……じゃなくてナーガちゃんが代わりにやってくれる。
彼女に対するこの呼び方はカーネが生まれてからずっと使ってるけど、まだ少し慣れない。
元メイドが元主人にお茶を淹れさせる日が来るだなんて、昔の私は考えられたかしら。
「はい、どうぞ。お姉ちゃん」
「ありがとうございます」
「カーネちゃんはミルクね」
「ありがとーございましゅでしゅ!」
【……で、今日の容態はどうなんだアイリス】
「お腹の子は元気?」
「体調不良とか、ない?」
「ええ、昨日と変わらず万事順調でございます。ね、カーネ」
「はいでしゅ! んくんく、ぷは!」
妹達と娘に囲まれて、午前のティータイム。優雅なひとときが流れている。
そんな中、娘をリンネちゃんに預けて私の隣に移動してきたロモンちゃんが、膨らみきったこのお腹を、優しく撫でた。
「……ね! 再来週だっけ、予定日」
「はい、もうすぐです」
「もう二人目だもんね、早いなぁ」
「ほんと。私はお姉ちゃんの性格上、今頃がやっと一人目だと思ってたんだけどね。まさか結婚一周年の翌々月に妊娠が発覚するなんて予想してなかったわ」
「えー、そーかなー?」
「今もだけど、ずっとラブラブだったしなー!」
【オレも二人と同感だぞ】
は、恥ずかしい……。
ロモンちゃん、リンネちゃん、ケルくんとは違い、私自身もナーガちゃんの言う通り、二十歳を超えて数年経ったあたりで一人目だと思ってた。五人欲しいと旦那に宣言していたとはいえ。
しかし結果は、二十歳超えてすぐだった。
その……あの……えっと、とにかく、色々と旦那との相性の良さが重なったからこうなったのですよ。うん。
毎日身体を交わして、ハメを外すしすぎた日もあったっけ。
私にも年相応の若さがあったんだなって思い知らされた日々だった。
二度目の、世界さんによる夢の中での交信会でも、お父様やお母様から、子供をこさえるのが私にしては早すぎなんじゃないかと言われてしまったし。
ただ私が元から子育てが得意であっただけあって、若区して子供を作ったデメリットなどまるで感じず、何事もスムーズに進んだのでこれで本当に良かったと思ってる。
「んんん、らぶらぶ? それってまましゃまとぱぱしゃまのことでしゅか?」
「そうそう、なんか二人のラブラブなお話ないのなカーネちゃん」
「ろ、ロモンちゃ……!」
「えとでしゅねぇ……じちゅは、さーきん、まーにち、おやしゅみなしゃいするとき、まましゃまとぱぱしゃまはじゅーかいはチューを……」
「か、カーネっ……!」
「ほほう……!」
「ほほほう……!」
「あらまぁ!」
【おー、カーネ。2歳でもう10まで数えられるなんて、さすがはアイリスの娘だぞ】
「えへへ、ほめられまちたぁ。でもおねーしゃんになりますかりゃ! これくりゃい、さいさいでしゅ」
そもそもカーネにも寝る前に二人揃って同じくらいキスしてるから、そのやりとりはこの家族全体の習慣というか、儀礼というか、そういうものなんだけど……。
いや……だとしてもやりすぎなのかしら。
でも愛おしいから控えることなんてできないのよね。
というか。
ロモンちゃんやリンネちゃんだって、それぞれの剣士と魔物使いとして、騎士団の副団長になってから、壮大な恋話は色々とあるはず。
ナーガちゃんを含めた三人は、国内だけでもその美貌と才能で凄まじい人気、超モテモテ。毎日のように貴族やお偉いさんの息子から求婚されまくり。
なのに、それを棚にあげて私のことだけ言うだなんて許せない。
ふふふ、最近城内で聞いたとっておきの情報を一つここで公開してあげようじゃないの。
「そーいうお二人はどうなんです? 幼馴染のお二人が有言実行しつつあるという噂を耳にしましたよ」
【おー、そうだぞ。戦いの面でなく、別方面から例の二人は結果を残してるみたいだぞ。一方は実業家で、もう一方は千年に一人の腕を持つ鍛冶屋とか、なんだとか】
「いいですね、頑張ってる。愛ってやつですねっ……!」
やっぱりそんな感じに事が進んでいたんだ。自分のことじゃないのになんだかワクワクする。
そしてよく考えたら物凄い。この国の今の時代の天才達が、みんなあの村出身ってことになるんだもの。
【で、実は最近、その二人がもう何度目かわからない告白をして……ロモンとリンネはようやく】
「「ケルぅ……?」」
【……う。ま、まぁ、あとはどうなるかは知らないぞ】
まあ、娘・孫娘が大好きな男性陣のこともあるでしょうし、そう簡単には話は進みはしないかもしれない。でも期待は大と言ったところね。
是非とも、皆んなにも幸せな結婚をしてほしい。私はしたから。
「ちなみに私はお返事待ちよ。ね、ケル」
【……オレ、帰っていいかぞ?】
「だーめ!」
そう言ってナーガちゃんは仔犬の状態のケルくんを抱きしめた。彼はその腕の中で手足だけ動かしてジタバタしている。あざとい。
今のケルくんはクロさんを抑えて世界最強の仲魔と言われてる。冷静に考えたらすごい出世だ。
SSランク超越種、オーヴァー・ヘヴンリーケルベロスなんて、凄まじい存在になっちゃって。
特に、色とりどりの羽根が十二枚生えてて、顔が三つあって、体躯は一軒家並み、そんな本気出した時の姿は圧巻の一言。
だから魔物としてはまだAランク超越種であるナーガちゃんを振り解こうと思えば、簡単なはずなんだけどね。そうせず抱っこに甘んじてるってことはつまり、満更でも……?
ふふふ、そう考えるとニヤニヤが止まらない。
それにケルくんはSSランクに到達したせいで、嫌でも人化できるようになっちゃったから。もしかしたら本当にこの二人でいつか……ね!
ちなみに私は『教授の叡智』の特技や賢者の石そのもの特性を活かして、もっぱら、前世の世界の文化や、魔法・戦闘技術を指導する立場になっている。
そうして一線をあえて退いてるから、魔王を倒してからほとんど成長も進化もしていない。
あと旦那も、ナイトさんと一緒に『勇者特殊部隊』だなんてものに所属して活動してるのだけれど、今のところ迷惑な場所にできたダンジョンをクリアして消していくってことぐらいしか目立った活動はできていない。
そもそも魔物の問題は冒険者に任せればよくて、城には騎士団長格や伝説で語り継がれるような人材が大量に属してるからそれが抑止力になって、戦争も仕掛けられることも、反乱が起こることもない。
だから私達夫婦は、昔みたいに多くの刺激がなく、ケルくんのような成長もなく、そういう意味では暇かもしれない。
ただ、それは平和な証拠だし、今この幸せがあるから、全くもってそれで構わないのだけれど。
「しょーいえば、おねーしゃまたち、きょーもおしごとはもーおわりしたんでしゅか?」
「そうなの!」
「やることと言えば訓練とか研究くらいだからね」
「じゃあ、ぱぱしゃまもしょろしょろかえってくりゅ?」
【うん、そのはずだぞ】
「わぁ!」
カーネはロモンちゃんのお膝の上で、ニコニコしながら身体を揺らす。こうして態度に出るほど、この子は、それはもう彼のことが大好きなのだ。
今の様子だと、将来『お父さんと一緒に洗濯するの嫌!』なんてセリフは言いそうになく、むしろ来年あたりから、『将来はお父さんと結婚する!』なんて言うようになりそうな勢い。
私はどちらも言った経験がないけど、それらが安易に想像できる。
「むむっ、たしかにかえってきましゅね!」
「あー、お膝から降りられちゃった」
「カーネちゃん、また視えたの?」
「はいでしゅ!」
リンネちゃんから降りた我が娘は、先ほどと同じように玄関までおででむかえしに行く。
そしてその三分後。
「ただいまー。今日も早く……」
「おかえりなしゃい、おかえりなさいでしゅ! ぱぱしゃま! ぱぱしゃま‼︎」
「おーーーー、カーネーー! 寂しくなかったか? パパがいなくて寂しかっただろーー! んーーー?」
これが、今のガーベラくんだ。毎日こんな感じ。
人のことは言えないけど、すっかり親バカである。
これが勇者であり、今なお生きる伝説でとして世界で崇められているだなんて、初めて見た人は思わないでしょうね。
なーんて思いつつ、私も身体が勝手に彼を迎えに廊下に出てきてしまっている。
「おかえりなさい、あなた」
「アイリス、よかった。特に心配なさそうだ」
「たった数時間しか離れてないじゃないですか。でも、ご心配ありがとうございます」
「そりゃあ、俺はアイリスの夫で……ん?」
いつのまにかガーベラくんに抱き上げられていたカーネは、彼のほっぺたにキスをしていた。
「ちゅー」
「おっ! おっほほほ、うれしいなぁ」
「えへへ、ぱぱしゃまだいしゅきでしゅ!」
「俺もだぞー! ああああ、可愛い!」
……夫にカーネをとられ、娘にガーベラくんをとられた。
なんとも言えないダブルジェラシー。私も、あの二人に混ざりたくなってくる。
そう思った頃には、既に体が動いていた。
カーネを抱き上げてるガーベラくんを、大事なお腹を圧迫しない程度に抱きしめる。
「……アイリス!」
「おかあしゃまもきた!」
そのまま、無言で二人の頬にキスをする。
……寝る前だけじゃなく丸一日で考え場合、私は一体、この二人に何度キスをしていることだろう。
「俺は幸せ者だな……」
「ええ、ほんとうに」
「かーにぇも、かーにぇも!」
「そうだな、カーネも幸せだな!」
【それを見てる私達もだよー、ふふっ】
そう、ロモンちゃんから念話が送られてくる。
気がつけば、リビングからみんながニマニマしながらこちらを覗いていた。
別にこの光景を見られるのは初めてじゃないけど、少し恥ずかしい。
……ロモンちゃんと出会ったあの日から、ただの小石兼、ゴーレム兼、一介のメイドが、本当にここまでの幸せをよく手に入れたものだ。ああ本当に。
その話は既にカーネには聞かせた。
お腹の子が生まれてきたら、また聞かせよう。
これから先、何人生まれてきても聞かせよう。
この幸せに浸り続けるために。
「およ? まましゃま、おとーとが、はやくここにまじゃりたいよーっていってましゅよ!」
娘のその言葉に同意するよう、再びお腹が蹴られる。
大丈夫。もう少しで会えるからね。
『私は〈元〉小石です! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~』
番外編
- Fin -
#####
これにて本作は完全完結となります。
……5年間。
いままで、本当に本当に本当に、ありがとうございました。
読者の皆様に、深く感謝を申し上げます。
本作の続編はもうありません。
しかし今、は様々なサービスがある時代。
もしかしたらまたどこかで、アイリス達と再会できる日がどこかで来るかも知れません。
もしそんな日がやってきたら、またこのお茶目なゴーレムとその仲間達を見守ってください。
ではまた……!
Ss侍
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(142件)
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
ヒロインですが、舞台にも上がれなかったので田舎暮らしをします
未羊
ファンタジー
レイチェル・ウィルソンは公爵令嬢
十二歳の時に王都にある魔法学園の入学試験を受けたものの、なんと不合格になってしまう
好きなヒロインとの交流を進める恋愛ゲームのヒロインの一人なのに、なんとその舞台に上がれることもできずに退場となってしまったのだ
傷つきはしたものの、公爵の治める領地へと移り住むことになったことをきっかけに、レイチェルは前世の夢を叶えることを計画する
今日もレイチェルは、公爵領の片隅で畑を耕したり、お店をしたりと気ままに暮らすのだった
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
魔晶石ハンター ~ 転生チート少女の数奇な職業活動の軌跡
サクラ近衛将監
ファンタジー
女神様のミスで事故死したOLの大滝留美は、地球世界での転生が難しいために、神々の伝手により異世界アスレオールに転生し、シルヴィ・デルトンとして生を受けるが、前世の記憶は11歳の成人の儀まで封印され、その儀式の最中に前世の記憶ととともに職業を神から告げられた。
シルヴィの与えられた職業は魔晶石採掘師と魔晶石加工師の二つだったが、シルヴィはその職業を知らなかった。
シルヴィの将来や如何に?
毎週木曜日午後10時に投稿予定です。
不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます
天田れおぽん
ファンタジー
ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。
ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。
サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める――――
※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
完結おめでとうございます!
長い間お疲れさまでした!ずっと楽しませていただいた作品があと少しで更新されなくなるのは寂しいですが、ハッピーエンドで良かった…!
本当にありがとうございました!!!
こちらこそここまで閲覧していただき、誠にありがとうございました! ここまで来るとハッピーエンド以外考えられなかったです!
完結お疲れ様です。
楽しい物語をありがとうございました。
平日なのに真夜中読みしてしまいましたよ(笑)
後日談も楽しみに待ってます。
感想ありがとうございます!
そう言っていただけると、本当に嬉しいです。
執筆を続けた甲斐があります。
ありがとうございます!
実はその言い方を知らなくてとりあえずそれにしてたんです、すぐに修正させていただきます!