どうしてこんな拍手喝采

ソラ

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After a long time spiral

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(冰澄 視点)

「あれ……?高梨さん?」

部活がいつも通り終わって迎えに来てくれている片桐さんの元へ行こうすれば車に寄りかかるのが高梨さんだと気づいた。

「いつものハゲおっちゃんじゃねーな」

「片桐さんはハゲじゃなくてスキンヘッドですってば」

「変わらねーよ。」


「冰澄さーん」

誓先輩と会話していると高梨さんが大きく手を振って俺の名を呼んだ。
車の中にもやはり片桐さんの姿はなかった。

「あ、冰澄さんのお友達?」

「いえ、先輩です留年して今は同じ学年です」

「冰澄ぃいらなくねその説明。」

「留年かぁ」

高梨さんは俺たちの会話に笑ってこぼした。

先輩と別れて車に乗る。結局今日は高梨さんだけらしい。
いつも優しい笑みで迎えてくれる片桐さんがいないので少し安心しない。

「冰澄さん、今日さ外食だから何か食べたいのある?」

「え?片桐さんマンションにもいないんですか?」

「うん、ごめんねぇ~」

「なにかあっ…」

「あ、待ってね。組長から電話。はいはいー高梨です。はい、え?あーわかります。はい了解です。冰澄さん予定変更ー!組長とお食事だって。」

「…あ、わかり、ました。」

政宗さんとごはんたべれるのは嬉しいけど、片桐さんのことも気になる。

いないのは今回だけじゃないけど、いつもは
いないということと理由を俺に直接言ってくれる。だから今落ち着かない。

「…高梨さん!あの!」

「片桐なら…、片桐のことなら組長に聞いたらいいよ。俺は全部知ってるわけじゃないからさ」

高梨さんはそう言うと車を走らせた。

運転する高梨さんの表情は少しだけ険しかった。
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