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ルリナは文字を覚える
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「ふぁぁああああ、朝かぁ~」
おなかがいっぱい、お風呂でごくらく、快適な睡眠、ニルからの私育成計画。
私は悠々自適な一晩を過ごせた。
……いくら愛鳥を見つけたとはいえ、待遇良過ぎなんじゃないだろうか。
なにかお礼をしたいのだけど、残念ながら私の所持品は木の実しかない。
特技もなければなんの取り柄もない。
お金もない。
ないない状態だ。
それなのに、どうしてこんなにもてなしてくれるのか不思議である。
「ルリナよ、朝食の時間だ」
「あ、ニルだぁ。おはようございます」
「う……うむ。おはよう」
ニルは寝起きはボーッとしているのだろうか。
私が挨拶をしたら、顔を赤らめながら頬を掻いて目線をそらしてきた。
「あれ……? ツバキさんはどこに」
「あぁ、ツバキは別の用事があって今日は不在なのだよ」
「忙しいのですね」
「彼女はルリナの家庭……こほん! ルリナがより楽しく過ごせるよう動いている」
優し過ぎだろう……。
私は飛び跳ねたいくらい嬉しすぎる状態ではある。
「ところで、今日はなにかしたいことはあるか?」
「したいこと……ですか?」
「うむ。今日は私は特に仕事もないし、望みがあるのなら聞きたい」
本音としてはやってみたいことはたくさんある。
とはいえ、ニルの手をわずらわすのも気が引けてしまう。
「先に言っておくが、遠慮はいらぬ。私としては、むしろ望みを聞けたほうが嬉しい」
「そうなのですか……? では遠慮なく望みを言ってしまいますが……うーーーん……」
どれを言おうか……。
公爵邸から離れてからなんでもやってみたい、覚えてみたい気持ちがあり過ぎて困る。
せっかく教えてもらえるのならば、後に自分で調べたりできるようなことがいいのかもしれない。
「文字の読み書きができるようになりたいです」
「ほう。お安い御用だ。では、今日はここに文字を覚えるための簡単な本をいくつか持ってこよう」
「やったー! ありがとうございます」
「なぁに、ルリナの前向きな姿勢に心打たれたよ。私も頑張らねばな。では、食事のあと本を持ってくるから待っててくれたまえ」
「昨日の夜あんなたくさんご飯もらったのに、今日の朝もご飯があるのですか?」
「当然だろう。すまぬが今日は兄上たちと会議を兼ねての食事になるから、ここで一人で食べてもらうことになるが……」
うーん、一緒に食べれないのはちょっと残念。
でも、ご飯を与えてくれるだけとても嬉しい。
昨日教えてもらったフォークやナイフの使い方の復習をしっかりしておこう。
♢
朝ごはんというボリュームではなかったな……。
お腹が満腹になってもまだ食べ物が残ってしまったため、またあとで食べることにした。
だが、ツバキさんではない別のメイドさんが片付けてしまった……。
またあとで残った食べ物食べさせてくれるよね?
しばらくベッドの上でくつろいでいると、ニルが入ってきた。
「待たせてすまない……」
「どうしましたか? なにか表情が不機嫌なような気が……」
「あ、いや。なんでもない。少々兄上たちとトラブルがあっただけだがいつものことだ。むしろ顔に出てしまっていてすまない」
王子同士になると、なにか意見のぶつかり合いが多かったりするのかな。
私にはわからないことだから、深く聞くのはやめておく。
「文字は見たことはあるか?」
「ほとんどありません」
「なるほど。ならばこの本でまずは一字一字覚えられるようにするところからだな」
私のすぐ真横にニルが座った。
「へ……平気か?」
「え? なにがですか?」
「ルリナのような可愛い子のすぐ横に私が座っていることに抵抗はないのか?」
「別にないですよ。だって、文字を教えてくれるからここに座ってくれているのでしょう?」
「はぁ……。まぁそうと言えばそうなのだが……」
ニルはまたしてもガッカリとしたような表情をして深くため息をはいた。
どうやら、兄弟同士のトラブルがよほど堪えているのかもしれない。
私は、ニルの背中に手をあててよしよしと撫でてみた。
「ルリナ……!? どどどどどどうしたのだ!?」
「元気出してくださいねぇ~」
よしよし。
よしよし。
なでなでしていたら、ニルの顔がさらに赤くなってきてしまった。
「まったく……。ルリナは本当に可愛げがあるというのに……」
「え……えぇと、やめておいたほうがいいですか?」
「いや、私は全然構わぬ。むしろうれ……うれしい」
「よかったー。元気になってくれたんですね!」
「まぁ……そうだな。だが、一つだけ約束して欲しいことがある」
「なんですか?」
「私以外の者に対してはそのような行為はしないでいただきたい……」
ニルがやたらと真剣な顔になったから、これは真面目なことなのだろう。
どちらにしてもニル以外だとツバキさんくらいしか仲良くできていないし、当面このような状況になることはないと思う。
でも、もし今後誰かと仲良くなれたとしてもやってはいけないらしい。
「ニルにはやってもいいんですか?」
「まぁ……。そうだな。私としては嬉しい……」
「はーい。また元気がなかったらよしよししますね!」
「ふ……。本当にルリナは無邪気で可愛い」
「ひょえ!?」
今度はニルが私の頭をそっとなでなでしてきた。
その瞬間、私の顔から沸騰したかのような湯気が出ているような感覚になってしまう。
心臓の鼓動も激しくなって、耳で心臓の音が聞こえてくるほどだった。
ニルが私になにかしてきたのだろうか。
「そろそろ文字の読み書きをはじめようか」
「あ……そうだった。よろしくお願いします」
気持ちを切り替えて、しっかりと覚えることに集中した。
ニルのおかげで、文字の読み書き、そして簡単な本ならなんとか読めるくらいまではできるようにはなったかな。
おなかがいっぱい、お風呂でごくらく、快適な睡眠、ニルからの私育成計画。
私は悠々自適な一晩を過ごせた。
……いくら愛鳥を見つけたとはいえ、待遇良過ぎなんじゃないだろうか。
なにかお礼をしたいのだけど、残念ながら私の所持品は木の実しかない。
特技もなければなんの取り柄もない。
お金もない。
ないない状態だ。
それなのに、どうしてこんなにもてなしてくれるのか不思議である。
「ルリナよ、朝食の時間だ」
「あ、ニルだぁ。おはようございます」
「う……うむ。おはよう」
ニルは寝起きはボーッとしているのだろうか。
私が挨拶をしたら、顔を赤らめながら頬を掻いて目線をそらしてきた。
「あれ……? ツバキさんはどこに」
「あぁ、ツバキは別の用事があって今日は不在なのだよ」
「忙しいのですね」
「彼女はルリナの家庭……こほん! ルリナがより楽しく過ごせるよう動いている」
優し過ぎだろう……。
私は飛び跳ねたいくらい嬉しすぎる状態ではある。
「ところで、今日はなにかしたいことはあるか?」
「したいこと……ですか?」
「うむ。今日は私は特に仕事もないし、望みがあるのなら聞きたい」
本音としてはやってみたいことはたくさんある。
とはいえ、ニルの手をわずらわすのも気が引けてしまう。
「先に言っておくが、遠慮はいらぬ。私としては、むしろ望みを聞けたほうが嬉しい」
「そうなのですか……? では遠慮なく望みを言ってしまいますが……うーーーん……」
どれを言おうか……。
公爵邸から離れてからなんでもやってみたい、覚えてみたい気持ちがあり過ぎて困る。
せっかく教えてもらえるのならば、後に自分で調べたりできるようなことがいいのかもしれない。
「文字の読み書きができるようになりたいです」
「ほう。お安い御用だ。では、今日はここに文字を覚えるための簡単な本をいくつか持ってこよう」
「やったー! ありがとうございます」
「なぁに、ルリナの前向きな姿勢に心打たれたよ。私も頑張らねばな。では、食事のあと本を持ってくるから待っててくれたまえ」
「昨日の夜あんなたくさんご飯もらったのに、今日の朝もご飯があるのですか?」
「当然だろう。すまぬが今日は兄上たちと会議を兼ねての食事になるから、ここで一人で食べてもらうことになるが……」
うーん、一緒に食べれないのはちょっと残念。
でも、ご飯を与えてくれるだけとても嬉しい。
昨日教えてもらったフォークやナイフの使い方の復習をしっかりしておこう。
♢
朝ごはんというボリュームではなかったな……。
お腹が満腹になってもまだ食べ物が残ってしまったため、またあとで食べることにした。
だが、ツバキさんではない別のメイドさんが片付けてしまった……。
またあとで残った食べ物食べさせてくれるよね?
しばらくベッドの上でくつろいでいると、ニルが入ってきた。
「待たせてすまない……」
「どうしましたか? なにか表情が不機嫌なような気が……」
「あ、いや。なんでもない。少々兄上たちとトラブルがあっただけだがいつものことだ。むしろ顔に出てしまっていてすまない」
王子同士になると、なにか意見のぶつかり合いが多かったりするのかな。
私にはわからないことだから、深く聞くのはやめておく。
「文字は見たことはあるか?」
「ほとんどありません」
「なるほど。ならばこの本でまずは一字一字覚えられるようにするところからだな」
私のすぐ真横にニルが座った。
「へ……平気か?」
「え? なにがですか?」
「ルリナのような可愛い子のすぐ横に私が座っていることに抵抗はないのか?」
「別にないですよ。だって、文字を教えてくれるからここに座ってくれているのでしょう?」
「はぁ……。まぁそうと言えばそうなのだが……」
ニルはまたしてもガッカリとしたような表情をして深くため息をはいた。
どうやら、兄弟同士のトラブルがよほど堪えているのかもしれない。
私は、ニルの背中に手をあててよしよしと撫でてみた。
「ルリナ……!? どどどどどどうしたのだ!?」
「元気出してくださいねぇ~」
よしよし。
よしよし。
なでなでしていたら、ニルの顔がさらに赤くなってきてしまった。
「まったく……。ルリナは本当に可愛げがあるというのに……」
「え……えぇと、やめておいたほうがいいですか?」
「いや、私は全然構わぬ。むしろうれ……うれしい」
「よかったー。元気になってくれたんですね!」
「まぁ……そうだな。だが、一つだけ約束して欲しいことがある」
「なんですか?」
「私以外の者に対してはそのような行為はしないでいただきたい……」
ニルがやたらと真剣な顔になったから、これは真面目なことなのだろう。
どちらにしてもニル以外だとツバキさんくらいしか仲良くできていないし、当面このような状況になることはないと思う。
でも、もし今後誰かと仲良くなれたとしてもやってはいけないらしい。
「ニルにはやってもいいんですか?」
「まぁ……。そうだな。私としては嬉しい……」
「はーい。また元気がなかったらよしよししますね!」
「ふ……。本当にルリナは無邪気で可愛い」
「ひょえ!?」
今度はニルが私の頭をそっとなでなでしてきた。
その瞬間、私の顔から沸騰したかのような湯気が出ているような感覚になってしまう。
心臓の鼓動も激しくなって、耳で心臓の音が聞こえてくるほどだった。
ニルが私になにかしてきたのだろうか。
「そろそろ文字の読み書きをはじめようか」
「あ……そうだった。よろしくお願いします」
気持ちを切り替えて、しっかりと覚えることに集中した。
ニルのおかげで、文字の読み書き、そして簡単な本ならなんとか読めるくらいまではできるようにはなったかな。
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