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【外伝】文鳥の日常
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――バシャバシャバシャ。
『ギュルルルルルルルウゥゥゥッ♪』
ニルの部屋にも簡易水浴び場がある。
私は、文鳥のナツメちゃんを手に乗せたままここで水浴びをさせていた。
横目でニルが私のことをじーっと羨ましそうに眺めている。
「なぜだ……。私はそのような水浴びをさせようとしても拒否されていたのだが……普段は勝手に水浴びをしていて……」
「そんなに激しくしたら私の顔にも水がかかっちゃうよー。冷たいよう」
「はは……、ルリナは相当気に入られているようだな」
私の友達だった小鳥たちを水浴びさせるときは両手で水を集めてその上で水浴び……というのが日課だった。
たまらなく幸せなひとときを味わえる時間である。
「ニルの上にだって乗っかると思いますよ」
「私にはそこまで懐いてこない……」
「うーん、交代してみましょう。ほら、やってみてくださいよ」
「うむ……」
一旦水浴びを中断して、手に乗っているナツメちゃんをニルに手渡そうとしたのだが……。
『ビィーーーーーーーーーーッ!!!!』
「明らかな拒否だ。こらこら、飼い主をつつくでない」
「あららら……。ナツメちゃんは気まぐれなんですね。……よしよし」
片手に居座っているため、もう片方の手でニルを撫でて慰める。
すると、ニルは恥ずかしそうにしながらも笑みを浮かべてくれていた。
その笑みに惹かれてか、ナツメちゃんもようやくニルの頭の上にパタパタと飛んでいく。
「ほう、ようやく私にも止まるようになったか。嬉しいぞ」
「今までどうやって飼っていたのですか?」
「私にはなかなか触れさせてくれないのでな……。私はただ餌を与えたり水の交換をしたり小屋の掃除をするだけだった」
「もしかして、ニコニコしたら止まるのでは?」
「うーむ、言われてみれば今までなかなか懐いてくれなかったからジロリと見るようなことばかり……」
ニルが手を差し伸べると、ナツメちゃんはジャンプして彼の手の上に乗った。
『ピッピッピ~♪』
「おお……ナツメちゃんよ。私の手のひらにも乗ってくれるのか!」
ニルがとても嬉しそうな顔をしている。本当に文鳥が好きなんだなぁと思い、見ていて気持ちが良い。
「その調子で水浴びをしてみては?」
「うむ。やってみよう」
バシャバシャと水浴びを楽しんでいそうなナツメちゃん。
その姿を見ているニルは幸せそうだった。
「ルリナよ、ありがとう。おかげでようやくナツメちゃんが私にも懐くようになった気がする」
「ふふ、良かったですね」
「あぁ。ルリナが文鳥を発見してくれてからというもの、非常に良いことばかりだ」
水浴びを終えたナツメちゃんはブルブルっと身体についた水を払ったあと、再びニルの頭の上に乗っかった。
「ははは、私の頭が止まり木にでもなったか」
――ぽとっ。
ナツメちゃんは身体にため込んでいたものを悪気もなく平然と放出したのだった。
ニルの頭の上にそれが乗っかっている。
ナツメちゃんはスッキリした表情で再び私の手の上に乗っかってきた。
「あれ……また私のところから離れない」
「私はナツメちゃんにとってのトイレだったのか……」
「そ、そんなことは……」
これ以上、私はなにも言うことができなかった。
このあと、私の手のひらからナツメちゃんが離れることはなかった。
『ギュルルルルルルルウゥゥゥッ♪』
ニルの部屋にも簡易水浴び場がある。
私は、文鳥のナツメちゃんを手に乗せたままここで水浴びをさせていた。
横目でニルが私のことをじーっと羨ましそうに眺めている。
「なぜだ……。私はそのような水浴びをさせようとしても拒否されていたのだが……普段は勝手に水浴びをしていて……」
「そんなに激しくしたら私の顔にも水がかかっちゃうよー。冷たいよう」
「はは……、ルリナは相当気に入られているようだな」
私の友達だった小鳥たちを水浴びさせるときは両手で水を集めてその上で水浴び……というのが日課だった。
たまらなく幸せなひとときを味わえる時間である。
「ニルの上にだって乗っかると思いますよ」
「私にはそこまで懐いてこない……」
「うーん、交代してみましょう。ほら、やってみてくださいよ」
「うむ……」
一旦水浴びを中断して、手に乗っているナツメちゃんをニルに手渡そうとしたのだが……。
『ビィーーーーーーーーーーッ!!!!』
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「あららら……。ナツメちゃんは気まぐれなんですね。……よしよし」
片手に居座っているため、もう片方の手でニルを撫でて慰める。
すると、ニルは恥ずかしそうにしながらも笑みを浮かべてくれていた。
その笑みに惹かれてか、ナツメちゃんもようやくニルの頭の上にパタパタと飛んでいく。
「ほう、ようやく私にも止まるようになったか。嬉しいぞ」
「今までどうやって飼っていたのですか?」
「私にはなかなか触れさせてくれないのでな……。私はただ餌を与えたり水の交換をしたり小屋の掃除をするだけだった」
「もしかして、ニコニコしたら止まるのでは?」
「うーむ、言われてみれば今までなかなか懐いてくれなかったからジロリと見るようなことばかり……」
ニルが手を差し伸べると、ナツメちゃんはジャンプして彼の手の上に乗った。
『ピッピッピ~♪』
「おお……ナツメちゃんよ。私の手のひらにも乗ってくれるのか!」
ニルがとても嬉しそうな顔をしている。本当に文鳥が好きなんだなぁと思い、見ていて気持ちが良い。
「その調子で水浴びをしてみては?」
「うむ。やってみよう」
バシャバシャと水浴びを楽しんでいそうなナツメちゃん。
その姿を見ているニルは幸せそうだった。
「ルリナよ、ありがとう。おかげでようやくナツメちゃんが私にも懐くようになった気がする」
「ふふ、良かったですね」
「あぁ。ルリナが文鳥を発見してくれてからというもの、非常に良いことばかりだ」
水浴びを終えたナツメちゃんはブルブルっと身体についた水を払ったあと、再びニルの頭の上に乗っかった。
「ははは、私の頭が止まり木にでもなったか」
――ぽとっ。
ナツメちゃんは身体にため込んでいたものを悪気もなく平然と放出したのだった。
ニルの頭の上にそれが乗っかっている。
ナツメちゃんはスッキリした表情で再び私の手の上に乗っかってきた。
「あれ……また私のところから離れない」
「私はナツメちゃんにとってのトイレだったのか……」
「そ、そんなことは……」
これ以上、私はなにも言うことができなかった。
このあと、私の手のひらからナツメちゃんが離れることはなかった。
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