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17 舞踏会での出来事1
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舞踏会にはお父様とお母様そして私の三人で揃って参加した。
他の国で舞踏会がどういう仕組みなのかは知らないが、この国では半年に一度、ほとんどの貴族王族が王都中央にある王宮に集まるイベントだ。
ダンスパーティーも行うが、どちらかというと、表彰だったりその逆だったり、あとは貴族同士の交流を深めるというのがメインである。
私たち一家は男爵という身分が低い立場のため、昔はそれはそれは舞踏会ほど辛いイベントはなかった。
男爵よりも上の爵位の人たちからの仕打ちがなかなかのものであるからだ。
だが、お父様が料理人をはじめて稼ぐようになってからはそうでもなくなった。
更に、今回はサバス様との婚約発表があるので、楽しみで仕方がない。
と、お父様とお母様は呑気なことを言っていた。
婚約発表は私も楽しみである。
ただ、サバス様が素顔で舞踏会に出られると言うのだからやばいって!
どれだけ気絶したりする人が出るのかが心配なのだ。
お父様は毎度の如く上位貴族に呼ばれ、お母様も仲のいい方々の元へと単独行動をはじめたので私はぼっち。
「あらーライアンさん……ごきげんよう」
「これはこれはマーレット様」
以前サバス様に怒られて壁ドンされたマーレット様だ。
サバス様の圧力があるからなのか、普段の上から目線で嫌がらせをしてくるような雰囲気はない。
ただ純粋に挨拶をしてくださった感じである。
「ねぇ、もしかして今日、サバス様との婚約の話されるご予定があるのかしら?」
「はい、でもこのことはどうか内密でお願いいたします」
「そう……大丈夫なの?」
マーレット様は酷く心配したような表情をしている。
まさかこの後に及んでサバス様との婚約にケチをつけようとしているのだろうか。
「何がでしょうか?」
「わからないの!? 婚約発表するということは、サバス様が素顔でこの場に現れるのでしょう?」
あ、そういうことだったか。
私が最も心配していることをマーレット様も心配していらっしゃるようだ。
「はぁー、今でも目を瞑れば思い出すのよ……。サバス様に間近でお顔を見れた時のことを……」
壁ドン事件の話か。
ずるい!
「私は究極の面食いだと思っているけど、サバス様は次元が違いすぎるわ。私ですらあのとき気絶してしまいそうだったもの。そんな神々しいお顔を全員が一斉に見たら、舞踏会どころではなくなるわよ?」
「それについては同感です」
「あなた自身も今後は気をつけた方がいいですわよ。サバス様を取られた嫉妬心で嫌がらせをしてくる連中がいるかもしれませんし」
そういう発想はなかった。
まさかそんなバカな……。
少し心配になってきた。
「マーレット様はどうして心配してくださるのですか?」
「この前のお礼よ……。叱責されたとは言え、サバス様とあんなに近くで話せたんですもの。ライアンさんがいなかったら決してあのような状況にならなかったはずですわ」
そんなことでお礼されても嬉しくない。
むしろ、いまだに壁ドンずるいと妬んでいる。
「あ、でもね、ライアンさんのことを認めたわけじゃありませんことよ! でも、……今までの嫌がらせしてきたことに関しては謝りますわ。どうぞサバス様とはお幸せに」
「ありがとうございます……」
マーレット様は少しムッとしながら別のところへ挨拶しに向かった。
あんなマーレット様は初めて見た気がする。
サバス様効果なのだろうか。
しばらくすると、今度は今回の舞踏会では絶対に会いたくない二人に遭遇してしまう。
目線があってしまったので、もう避けることはできない。
「オズマにミーナ……」
二人は容赦無く私に近づいてきて挨拶をしてきた。
他の国で舞踏会がどういう仕組みなのかは知らないが、この国では半年に一度、ほとんどの貴族王族が王都中央にある王宮に集まるイベントだ。
ダンスパーティーも行うが、どちらかというと、表彰だったりその逆だったり、あとは貴族同士の交流を深めるというのがメインである。
私たち一家は男爵という身分が低い立場のため、昔はそれはそれは舞踏会ほど辛いイベントはなかった。
男爵よりも上の爵位の人たちからの仕打ちがなかなかのものであるからだ。
だが、お父様が料理人をはじめて稼ぐようになってからはそうでもなくなった。
更に、今回はサバス様との婚約発表があるので、楽しみで仕方がない。
と、お父様とお母様は呑気なことを言っていた。
婚約発表は私も楽しみである。
ただ、サバス様が素顔で舞踏会に出られると言うのだからやばいって!
どれだけ気絶したりする人が出るのかが心配なのだ。
お父様は毎度の如く上位貴族に呼ばれ、お母様も仲のいい方々の元へと単独行動をはじめたので私はぼっち。
「あらーライアンさん……ごきげんよう」
「これはこれはマーレット様」
以前サバス様に怒られて壁ドンされたマーレット様だ。
サバス様の圧力があるからなのか、普段の上から目線で嫌がらせをしてくるような雰囲気はない。
ただ純粋に挨拶をしてくださった感じである。
「ねぇ、もしかして今日、サバス様との婚約の話されるご予定があるのかしら?」
「はい、でもこのことはどうか内密でお願いいたします」
「そう……大丈夫なの?」
マーレット様は酷く心配したような表情をしている。
まさかこの後に及んでサバス様との婚約にケチをつけようとしているのだろうか。
「何がでしょうか?」
「わからないの!? 婚約発表するということは、サバス様が素顔でこの場に現れるのでしょう?」
あ、そういうことだったか。
私が最も心配していることをマーレット様も心配していらっしゃるようだ。
「はぁー、今でも目を瞑れば思い出すのよ……。サバス様に間近でお顔を見れた時のことを……」
壁ドン事件の話か。
ずるい!
「私は究極の面食いだと思っているけど、サバス様は次元が違いすぎるわ。私ですらあのとき気絶してしまいそうだったもの。そんな神々しいお顔を全員が一斉に見たら、舞踏会どころではなくなるわよ?」
「それについては同感です」
「あなた自身も今後は気をつけた方がいいですわよ。サバス様を取られた嫉妬心で嫌がらせをしてくる連中がいるかもしれませんし」
そういう発想はなかった。
まさかそんなバカな……。
少し心配になってきた。
「マーレット様はどうして心配してくださるのですか?」
「この前のお礼よ……。叱責されたとは言え、サバス様とあんなに近くで話せたんですもの。ライアンさんがいなかったら決してあのような状況にならなかったはずですわ」
そんなことでお礼されても嬉しくない。
むしろ、いまだに壁ドンずるいと妬んでいる。
「あ、でもね、ライアンさんのことを認めたわけじゃありませんことよ! でも、……今までの嫌がらせしてきたことに関しては謝りますわ。どうぞサバス様とはお幸せに」
「ありがとうございます……」
マーレット様は少しムッとしながら別のところへ挨拶しに向かった。
あんなマーレット様は初めて見た気がする。
サバス様効果なのだろうか。
しばらくすると、今度は今回の舞踏会では絶対に会いたくない二人に遭遇してしまう。
目線があってしまったので、もう避けることはできない。
「オズマにミーナ……」
二人は容赦無く私に近づいてきて挨拶をしてきた。
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