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45 陛下と対談3
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「元々わかっていたことだ。今となってはライアン殿の作ってもらう料理の方が重要案件だろう。もちろん確信に迫るまでの間ならばイベントよりも優先してはいたが」
「そこまで私の作るお菓子が重要ですか……?」
自分で作ったものを食べてくれるのは嬉しいけれども……。
「もちろんだ! 皆期待しておる。当然だが、二人の容疑者の件も重要案件ではあるぞ? だが、すでに私の関与するところから外れているだけだ。このような事件など毎年数十件規模で発生しておる。それだけに関与するわけにもいかぬのだ……。ならばライアン殿の力で皆を喜ばせる方に力を入れたい」
「オズマ氏達はライアンの幼馴染であるから、陛下も関与し伝えているだけだ。本来はこの程度の事件ならば、陛下の関与なく法務の者達に任せていただろう」
今まで疑問だったことが、サバス様の説明でようやく理解できた。
私のためだったのか……。
もしもオズマ達の件で何も知らない状態で「捕まりました」と知ったらそれなりにショックは受けていただろう。
幼馴染で付き合いが長いと、たとえ酷い目にあっても少しは情が湧く。
複雑な関係なのだ。
「舞踏会に協力していただく報酬というわけではないが……ライアン殿にはこれを渡そう」
胸元ポケットから取り出したのは、長方形の紙切れだった。
この紙切れを私はよく知っている。
まさか……!
「歌手アリアのコンサートチケットだ。ライアン殿が大ファンだと聞いたのでな」
「ど……どうして陛下がこれを!? しかも、今度行われるファン限定コンサート!! しかもしかも、握手会ができる入手困難なプラチナチケットじゃないですか!!」
私の口調が崩壊した。
それほどアリアに対しての愛が深く、熱狂的ファンなのだ。
更に、陛下から受け取ったチケットには、整理券一番と書いてある。
これがどれだけ貴重でプレミアか……。
握手だけならばすでに本人と交わした。
だが、そうじゃない!
コンサートを生で見た後、歌手のアリアとして握手することが私の念願の夢なのだ!
「私もファンなのだよ」
「素晴らしいです!!」
ここに同士がいた!!
親近感が湧き、陛下に対する距離も縮まった。
「国務がなければ見に行くつもりだったが、ちょうどその日に出張になってしまったのだよ。ライアン殿が楽しんでくれば良い」
「ありがとうございます! ありがたく受け取らせていただきます!」
「私も一度でいいからアリアと会ってみたかったが、国を守る側としてはこちらを優先せねばならぬからな」
もしかして、アリアの招待を陛下は知らないのだろうか。
一瞬サバス様の方を向いたら咳払いをしていた。
そういうことか。
歌手のアリアに変装しているダリア様は、徹底して変装をしているわけか。
絶対に口外しないようにしておこうと心に誓っておく。
来週のコンサートが楽しみだ。
もしかしたら知り合いも見にきていたりするのかなぁ。
「そこまで私の作るお菓子が重要ですか……?」
自分で作ったものを食べてくれるのは嬉しいけれども……。
「もちろんだ! 皆期待しておる。当然だが、二人の容疑者の件も重要案件ではあるぞ? だが、すでに私の関与するところから外れているだけだ。このような事件など毎年数十件規模で発生しておる。それだけに関与するわけにもいかぬのだ……。ならばライアン殿の力で皆を喜ばせる方に力を入れたい」
「オズマ氏達はライアンの幼馴染であるから、陛下も関与し伝えているだけだ。本来はこの程度の事件ならば、陛下の関与なく法務の者達に任せていただろう」
今まで疑問だったことが、サバス様の説明でようやく理解できた。
私のためだったのか……。
もしもオズマ達の件で何も知らない状態で「捕まりました」と知ったらそれなりにショックは受けていただろう。
幼馴染で付き合いが長いと、たとえ酷い目にあっても少しは情が湧く。
複雑な関係なのだ。
「舞踏会に協力していただく報酬というわけではないが……ライアン殿にはこれを渡そう」
胸元ポケットから取り出したのは、長方形の紙切れだった。
この紙切れを私はよく知っている。
まさか……!
「歌手アリアのコンサートチケットだ。ライアン殿が大ファンだと聞いたのでな」
「ど……どうして陛下がこれを!? しかも、今度行われるファン限定コンサート!! しかもしかも、握手会ができる入手困難なプラチナチケットじゃないですか!!」
私の口調が崩壊した。
それほどアリアに対しての愛が深く、熱狂的ファンなのだ。
更に、陛下から受け取ったチケットには、整理券一番と書いてある。
これがどれだけ貴重でプレミアか……。
握手だけならばすでに本人と交わした。
だが、そうじゃない!
コンサートを生で見た後、歌手のアリアとして握手することが私の念願の夢なのだ!
「私もファンなのだよ」
「素晴らしいです!!」
ここに同士がいた!!
親近感が湧き、陛下に対する距離も縮まった。
「国務がなければ見に行くつもりだったが、ちょうどその日に出張になってしまったのだよ。ライアン殿が楽しんでくれば良い」
「ありがとうございます! ありがたく受け取らせていただきます!」
「私も一度でいいからアリアと会ってみたかったが、国を守る側としてはこちらを優先せねばならぬからな」
もしかして、アリアの招待を陛下は知らないのだろうか。
一瞬サバス様の方を向いたら咳払いをしていた。
そういうことか。
歌手のアリアに変装しているダリア様は、徹底して変装をしているわけか。
絶対に口外しないようにしておこうと心に誓っておく。
来週のコンサートが楽しみだ。
もしかしたら知り合いも見にきていたりするのかなぁ。
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