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8 謝られた
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微妙な空気に変わってしまいました。
そうですよね……。
笑っていた相手が、まさか私の元婚約者だったなんて皆さん想像もしていなかったでしょう。
「本当にごめんなさい……わたくしがこんな話をしてしまったせいで……」
「まさか笑っていた相手がザザンガ氏だったとはな……すまない」
「俺も悪かった。流石に調子に乗りすぎてしまった……」
「あ、いえ、でもザザンガさんには元々そういうところがあったので仕方がないかとは思います」
なんとかフォローを入れますが、気まずい空気です。やらかしてしまいましたね。
私も一緒に何食わぬ顔で笑っていれば良かったのでしょうけれど、流石に元婚約者と知りながら笑うことはできませんでした。
彼を嫌いになったわけではないですから。
「気の毒だな。話を整理すると、長年の約束を果たすためにジュリーンちゃんと婚約破棄してまでエイプリーに告ったんだろ? 勘違いとは言ってもな」
「まさかではないが、私との婚約を止めることはしないでおくれよ?」
「いえ、それはありません。私は既にフェブラーリ様と生涯を共にしたいと思っていますので。それに、婚約破棄を宣言されたとき、私は何度も本当に良いのかと念を押しましたからね」
申し訳ありませんがザザンガさんと戻ることは絶対にないです。例えフェブラーリ様と出会ってなかったとしても。婚約とはそういうものです。
何度もコロコロと意見が変わってしまうのは良くないと思いますから。だからこそ私はこう言いました。
「そもそもですよ。婚約破棄した相手に対して、再び婚約してと言ってしまう人っていると思いますか?」
「「「あ、確かに」」」
ほんの少しだけ微妙な空気が変わったようです。
「すまんすまん。そりゃー流石にないわな! 図々しいにも程がある」
「病気や生活面で、何か特別な理由で婚約を破棄せざるを得なかった、だが状況が変わったことで改めて申し込むならわかるがな」
「ザザンガさんは面白い人ですけど、流石にそのようなモラルに欠いた行動をするとはわたくしとしては思いたくありませんね」
あまり深入りして話すのはやめておきましょう。変なフラグが立ってしまうと面倒ですからね……。
楽しかった時間もあっという間で、次回会う予定を決め、家に帰りました。
エイプリーさんは最初こそ爆弾発言を投下してきて少々印象が悪いかもしれないと考えてしまいましたね……。
ですが、話していくうちにとても良い人だということはよくわかりました。
これならばマーチル殿下やエイプリーさんとも仲良くやっていけそうです。
これから私も幸せな人生を送れそうですよ。
--------------------------
【後書き】
新作のお知らせです。
新作『夫が愛人と一緒に夜逃げしたので、王子と協力して徹底的に逃げ道を塞ぎます』
宜しくお願い致します。
そうですよね……。
笑っていた相手が、まさか私の元婚約者だったなんて皆さん想像もしていなかったでしょう。
「本当にごめんなさい……わたくしがこんな話をしてしまったせいで……」
「まさか笑っていた相手がザザンガ氏だったとはな……すまない」
「俺も悪かった。流石に調子に乗りすぎてしまった……」
「あ、いえ、でもザザンガさんには元々そういうところがあったので仕方がないかとは思います」
なんとかフォローを入れますが、気まずい空気です。やらかしてしまいましたね。
私も一緒に何食わぬ顔で笑っていれば良かったのでしょうけれど、流石に元婚約者と知りながら笑うことはできませんでした。
彼を嫌いになったわけではないですから。
「気の毒だな。話を整理すると、長年の約束を果たすためにジュリーンちゃんと婚約破棄してまでエイプリーに告ったんだろ? 勘違いとは言ってもな」
「まさかではないが、私との婚約を止めることはしないでおくれよ?」
「いえ、それはありません。私は既にフェブラーリ様と生涯を共にしたいと思っていますので。それに、婚約破棄を宣言されたとき、私は何度も本当に良いのかと念を押しましたからね」
申し訳ありませんがザザンガさんと戻ることは絶対にないです。例えフェブラーリ様と出会ってなかったとしても。婚約とはそういうものです。
何度もコロコロと意見が変わってしまうのは良くないと思いますから。だからこそ私はこう言いました。
「そもそもですよ。婚約破棄した相手に対して、再び婚約してと言ってしまう人っていると思いますか?」
「「「あ、確かに」」」
ほんの少しだけ微妙な空気が変わったようです。
「すまんすまん。そりゃー流石にないわな! 図々しいにも程がある」
「病気や生活面で、何か特別な理由で婚約を破棄せざるを得なかった、だが状況が変わったことで改めて申し込むならわかるがな」
「ザザンガさんは面白い人ですけど、流石にそのようなモラルに欠いた行動をするとはわたくしとしては思いたくありませんね」
あまり深入りして話すのはやめておきましょう。変なフラグが立ってしまうと面倒ですからね……。
楽しかった時間もあっという間で、次回会う予定を決め、家に帰りました。
エイプリーさんは最初こそ爆弾発言を投下してきて少々印象が悪いかもしれないと考えてしまいましたね……。
ですが、話していくうちにとても良い人だということはよくわかりました。
これならばマーチル殿下やエイプリーさんとも仲良くやっていけそうです。
これから私も幸せな人生を送れそうですよ。
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