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14 遭遇
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「兄上!?」
「ジュリーンさん!?」
驚きました。お店に入ると、マーチル殿下とエイプリーさんがいたのです。
「まさか同じタイミングでデートをし、同じ店に入るとは思わなかったぞ……」
「偶然ですか!?」
「あぁ、マーチルも今日はデートをするとは言っていたが……まさか選ぶ店が一緒だとは思わなかった」
ランチをするお店です。
どちらかというと、貴族や王族が行かないようなお店かと思います。
ですが、王子達が二人揃ってこの店を選ぶというくらいですから、相当期待してしまいますね。
せっかくなので、食事だけは四人で食べることにしました。
かなり混雑していますし、四人席のテーブルに座っていましたので相席させていただきます。
「ここの名物は他国より伝わってきたラーメンというのが人気だそうだ」
「では私はフェブラーリ様のお勧めを注文してみます」
「おいおい、そんな情報もっているならば、もっと早くきて欲しかったなぁ。俺たちは『デススープ』というのがお勧めと言われたから店に入ってきたのだ」
「そんなメニュー聞いたことないが……誰から聞いたのだ?」
「すぐそこの声かけしている者に言われてな。ここの店の裏メニューで美味いから是非入ってくれと言われて来たのだが」
どうやらマーチル殿下たちは、ノープランで街をブラブラしていたようです。
「ふむ……ではそのデススープというのも後で追加してみるか」
「はい。ですがそこまでお腹に入るかどうか……」
「あ、お任せくださいジュリーンさん! わたくし、これでも大食らいなので残したら美味しく食べて差し上げますわよ」
それでも残したくはないですね。
やはり食べられそうだったら追加ということにしておきました。
厨房の方からガヤガヤと騒がしいですね。歓喜の声が響いてきますが、何かあったのでしょうか。
とは言っても客席のほうも賑やかなので会話までは聞き取れませんが。
「へい、新人の新メニュー、デススープおまちど!」
この匂い、とても美味しそうなのですが、どこかで嗅いだことがある気がします。ですが思い出せませんね……。
「ほう。これがデススープか!」
「美味しそうですわね」
「念のために俺が先に毒見をしよう。今日は毒見役もいないからな」
王宮ならまだしも、ここは一般店ですから心配するようなことではないと思いますけれど、何故か先ほどから妙に引っかかっているのです。このスープを見たときから……。
「いけませんわよ。王子が毒見役を引き受けるなんて、わたくしが先に確認いたします」
「いや、俺にさせてくれ。このとおり身体は丈夫だからな」
マーチル殿下は構わずデススープを味見しました。
一口味見をしたところで、マーチル殿下の顔色が変わります。
匂いを嗅いだり、スープをじっと見たりして行動が不自然です。
「……兄上、確か普段から解毒剤を持っているだろう?」
「あぁ、念のためにな。……まさか!」
「いいか、ここからは何食わぬ顔で小声で話せ。威力は即死するものではないが、放置しておけば危険な毒が入っている」
「「「な!?」」」
「ジュリーンさん!?」
驚きました。お店に入ると、マーチル殿下とエイプリーさんがいたのです。
「まさか同じタイミングでデートをし、同じ店に入るとは思わなかったぞ……」
「偶然ですか!?」
「あぁ、マーチルも今日はデートをするとは言っていたが……まさか選ぶ店が一緒だとは思わなかった」
ランチをするお店です。
どちらかというと、貴族や王族が行かないようなお店かと思います。
ですが、王子達が二人揃ってこの店を選ぶというくらいですから、相当期待してしまいますね。
せっかくなので、食事だけは四人で食べることにしました。
かなり混雑していますし、四人席のテーブルに座っていましたので相席させていただきます。
「ここの名物は他国より伝わってきたラーメンというのが人気だそうだ」
「では私はフェブラーリ様のお勧めを注文してみます」
「おいおい、そんな情報もっているならば、もっと早くきて欲しかったなぁ。俺たちは『デススープ』というのがお勧めと言われたから店に入ってきたのだ」
「そんなメニュー聞いたことないが……誰から聞いたのだ?」
「すぐそこの声かけしている者に言われてな。ここの店の裏メニューで美味いから是非入ってくれと言われて来たのだが」
どうやらマーチル殿下たちは、ノープランで街をブラブラしていたようです。
「ふむ……ではそのデススープというのも後で追加してみるか」
「はい。ですがそこまでお腹に入るかどうか……」
「あ、お任せくださいジュリーンさん! わたくし、これでも大食らいなので残したら美味しく食べて差し上げますわよ」
それでも残したくはないですね。
やはり食べられそうだったら追加ということにしておきました。
厨房の方からガヤガヤと騒がしいですね。歓喜の声が響いてきますが、何かあったのでしょうか。
とは言っても客席のほうも賑やかなので会話までは聞き取れませんが。
「へい、新人の新メニュー、デススープおまちど!」
この匂い、とても美味しそうなのですが、どこかで嗅いだことがある気がします。ですが思い出せませんね……。
「ほう。これがデススープか!」
「美味しそうですわね」
「念のために俺が先に毒見をしよう。今日は毒見役もいないからな」
王宮ならまだしも、ここは一般店ですから心配するようなことではないと思いますけれど、何故か先ほどから妙に引っかかっているのです。このスープを見たときから……。
「いけませんわよ。王子が毒見役を引き受けるなんて、わたくしが先に確認いたします」
「いや、俺にさせてくれ。このとおり身体は丈夫だからな」
マーチル殿下は構わずデススープを味見しました。
一口味見をしたところで、マーチル殿下の顔色が変わります。
匂いを嗅いだり、スープをじっと見たりして行動が不自然です。
「……兄上、確か普段から解毒剤を持っているだろう?」
「あぁ、念のためにな。……まさか!」
「いいか、ここからは何食わぬ顔で小声で話せ。威力は即死するものではないが、放置しておけば危険な毒が入っている」
「「「な!?」」」
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