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珍しい光景
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私としては断る理由など全くない。
しかも聖女としてではなく、別のところで認めてくださったことがとても嬉しかった。
「ありがとうございます……」
「受け入れてくれるのか?」
「正直、まだクラフト陛下のことはよくわかっていません。ですが、今このような場所まで連れてきてくださった上にそんなことを言われて、とても嬉しいです。これからクラフト陛下のことをよく知っていきたいと思っております」
「ありがとう! 急ですまない。だが、そうでもしないとイデアが別の男に奪われてしまうのではないかと心配でな……」
「私、そんなにモテませんからね……」
「それはブラークメリルにいた頃の話だろう? この国でキミの魅力に気がつく者は大勢いるだろうし」
ブラークメリル王国では基本的に王宮から外へは滅多にでることはなかった。
出会いという機会がとにかく少ない。
誰かと恋に落ちることもなく、聖女勤務だけで一生を終えてしまうんだろうなと考えていたくらいだ。
だが、クラフト陛下がそんなことを言ってくださるのだから、私はますますクラフト陛下にドキドキしてしまう。
気がついたら陛下の腕にギュッとしがみついていた。
「私は幸せ者かもしれんな……」
「いえ、私も今幸せです」
私たち二人の時間はこのまましばらく止まって欲しいと思うくらい貴重で嬉しいものだった。
だが、こういうときに限って珍しい事が起きるもんだ。
「おや……、あれはモンスターではないか?」
クラフト陛下が上空を指差す。
私も指のほうへと視線を向けると、珍しい光景を目撃したのだった。
「あぁ……。しかも滅多に見ることもできないレッドドラゴンですね」
ドラゴンとは王宮と同じくらい大きいため、かなり遠くからでもよく見える。
結界の外側から光線のようなものを放っているが、結界によって全てかき消されている。
さらに、ドラゴンが体当たりのようなことをしているようにも見えるが、結界さえあれば国に侵入することはできない。
そのための結界なのだから。
「こんなにレアな光景を安心しながら観れるとはな。しかも、ドラゴンの攻撃を軽々と防いでしまう結界をたった一人で作っているなんて……」
「いえいえ、むしろ元気にさせてくれたおかげでもありますよ。クラフト陛下や仲間の聖女たちに感謝ですね」
「そう言ってくれるとこちらとしても嬉しい」
安心しながらレッドドラゴンを見学していた。
諦めたようで、レッドドラゴンは飛んでいってしまった。
しかも、向った方角はブラークメリル王国だ。
嫌な予感しかしない。
しかも聖女としてではなく、別のところで認めてくださったことがとても嬉しかった。
「ありがとうございます……」
「受け入れてくれるのか?」
「正直、まだクラフト陛下のことはよくわかっていません。ですが、今このような場所まで連れてきてくださった上にそんなことを言われて、とても嬉しいです。これからクラフト陛下のことをよく知っていきたいと思っております」
「ありがとう! 急ですまない。だが、そうでもしないとイデアが別の男に奪われてしまうのではないかと心配でな……」
「私、そんなにモテませんからね……」
「それはブラークメリルにいた頃の話だろう? この国でキミの魅力に気がつく者は大勢いるだろうし」
ブラークメリル王国では基本的に王宮から外へは滅多にでることはなかった。
出会いという機会がとにかく少ない。
誰かと恋に落ちることもなく、聖女勤務だけで一生を終えてしまうんだろうなと考えていたくらいだ。
だが、クラフト陛下がそんなことを言ってくださるのだから、私はますますクラフト陛下にドキドキしてしまう。
気がついたら陛下の腕にギュッとしがみついていた。
「私は幸せ者かもしれんな……」
「いえ、私も今幸せです」
私たち二人の時間はこのまましばらく止まって欲しいと思うくらい貴重で嬉しいものだった。
だが、こういうときに限って珍しい事が起きるもんだ。
「おや……、あれはモンスターではないか?」
クラフト陛下が上空を指差す。
私も指のほうへと視線を向けると、珍しい光景を目撃したのだった。
「あぁ……。しかも滅多に見ることもできないレッドドラゴンですね」
ドラゴンとは王宮と同じくらい大きいため、かなり遠くからでもよく見える。
結界の外側から光線のようなものを放っているが、結界によって全てかき消されている。
さらに、ドラゴンが体当たりのようなことをしているようにも見えるが、結界さえあれば国に侵入することはできない。
そのための結界なのだから。
「こんなにレアな光景を安心しながら観れるとはな。しかも、ドラゴンの攻撃を軽々と防いでしまう結界をたった一人で作っているなんて……」
「いえいえ、むしろ元気にさせてくれたおかげでもありますよ。クラフト陛下や仲間の聖女たちに感謝ですね」
「そう言ってくれるとこちらとしても嬉しい」
安心しながらレッドドラゴンを見学していた。
諦めたようで、レッドドラゴンは飛んでいってしまった。
しかも、向った方角はブラークメリル王国だ。
嫌な予感しかしない。
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