病めるときも健やかなるときも、お前だけは絶対許さないからなマジで

あだち

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第七章 天敵求婚譚

最終話 これは天敵同士が婚姻するお話 の、幕開けのお話

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「な、な、なにしてるのそこでっ」

 花嫁に指を差されても、カラスはしばらくその場にとどまって“それらしく”首を左右に振ったりカァと鳴いたりしてみせた。
 しかし、鳴いた声が完全に人間のそれだったのに観念して、翼を一振り二振りはためかせて、べンチの背もたれに優雅に止まった。

「……正直、申し訳ないって思ってる」

 開いたくちばしから聞こえた声に、フェリータは怒りと恥ずかしさに震えた。

「申し訳ないですむものですか!! もう!! 盗み見なんて最低っ……」

 言いながら新郎の横を通りカラスのそばに寄ろうとした、その細い肩に、大きな手が乗せられる。
 あ、と気が付いた新婦の見上げる先で、新郎はにこっと笑みを見せて。

「殺す」

「待っっっって」

 いつの間にかその手に握られていた銃を使い魔へと向けたロレンツィオに、フェリータが大慌てで縋り付く。

「だからごめんって。だってこんな展開になるとか思いもよらないでしょ普通。離婚するかもなんて言われてた二人がまた結婚式挙げてるとか」

 赤裸々なカラスの言葉に、フェリータは焦って祭壇の方を見た。神父は『何も聞こえていません』という顔で、読めない聖書に目を落としている。

「挙げ始めた時点で帰れ。そもそもその覗き見癖をどうにかしろ、マジで全然反省してなさ過ぎんだろ本体を運河に沈めんぞ」

「勝てないくせにまた大口を。……違うんだよ、挙式始まった瞬間ヤバいと思って、反省して見守ってたの。邪魔が入らないように」

「邪魔?」ロレンツィオが顎を上げて聞き返す。

「だってこんなことになるとか思わなかったからさ、君たちを見つけたって、さっき教えちゃったんだよね。ヴィットリオ殿下の使い魔に」

「……え?」

 思いがけない名前に、フェリータとロレンツィオが呆然と立ち尽くした、その瞬間。

 バァン、と、教会の扉が、弾き飛ばされんばかりの勢いで、両側に大きく開いた。

「見つけたぞ愚か者共!!」

 幾重にも折り重なった叫び。肩で息をする闖入者たちの横で、『どうすることもできませんでした』と暗い表情の護衛騎士が見切れている。

 混乱に固まるフェリータとロレンツィオへいの一番に声を上げたのは、最も息を荒くして、扉に縋ってどうにか立っている有り様の大司教だった。

「た、ただでさえヴィッテンケルンの使者がいる時だというのに、り、り、離婚宣誓にこんなちっちゃな教会でコソコソと、卑劣な輩どもめ! 神父よ、今この二人から聞いた誓いはすべて無効だ、これは神のご意志であり教皇猊下の決定である!!! オウェッ」

 指を突きつけての剣幕に、老神父は「おやおやおや」と穏やかな顔を崩さないまま奥の部屋へと退散していく。

「ちょ、ちょっと神父様!!」

「誤解ですよ大司教殿、自分たちは」

 フェリータが教会の奥に叫び、ロレンツィオが入り口側へと踏み出したが、大司教はそこで力尽き、倒れ込んだ。

 二人は青ざめ「待って話だけ聞いて!」と駆け寄ろうとした。が、その行く手を阻むように前に出てきたのは、おいそれとは無視できない次期君主だった。
 
 憔悴を冷ややかな怒りで押し隠し、口の端をひくつかせたヴィットリオに、二人が息を呑み、弁解を試みるも。

「ヴィットリオ様! 違いますわ、わたくしたち、」

「殿下、これはあなたをわずらわせるようなものではなく」

「そもそも。離婚というのは、結婚している男女の間でのみ成立する、な?」

 普段は意図的に隠されている為政者としての圧に、臣下二人は反射的に姿勢を正して「はい」と従順に頷く。

 妹の離婚騒動で一時は不眠症まで患った王太子は、大人しくなった二人へ今度は鷹揚に微笑んだ。落差がもはや情緒不安定の域である。

「よろしい。そしてフェリータ、君はこの国の貴族が、勝手に結婚できないのは承知しておろうな?」

「も、もちろんでございま……」

 フェリータはスカートを摘まみ、頭を下げたままどもりながら答えた。
 
 この国の貴族は、婚約の手続きとして、当主のサインが入った専用の書類を国に提出しなければならない。これが承認されて、国中に婚約が周知されてから、晴れて二人は式が挙げられる。直近では、リカルドとオルテンシアが提出して祝祭の翌日にお触れが回ったばかりで――。

「……え」

 フェリータが、『まさか』と王子の顔を見上げると、相手は紫の目を邪悪にゆがめて、笑った。

「婚約宣誓書を出していないそなたらは、この国の法律ではそもそもまだ結婚などしておらんわ!! よって離婚も不可能!! 前提となる婚姻状況がないんだからな!!」

「はぁぁぁ!?」

 衝撃に、教会が再び震えた。

「だ、大聖堂であんなに大っぴらに行いましたのに!?」

 フェリータの叫びに、侍従から巻紙を受け取った王太子はカツカツと靴音を響かせて二人に近づき、冷たく言い放った。

「教会での慣習である挙式は行い、大陸にはお前たちが夫婦であることは周知された。だが我が国の法律事項は満たしておらん。ロディリア人の自覚があるなら、さっさと書類を出したまえよ」

 目の前で繰り出されたその無茶苦茶な理由づけに、ロレンツィオが低い声で水を差す。

「……お言葉を返すようですが、殿下。教会がらみの事情は何よりも優先されるから、書類も免除のはずでは」

「ぺルラ伯爵家は出してるが?」

「はっ……!?」「パパ!?」

「告示を出すから、はやくサインしてくれカヴァリエリ家当主殿」

 男の胸にぺとっと突き付けられた書類を、フェリータも横から覗き込む。真新しいインクの匂いの署名欄には確かに父のそれがあり、日付はご丁寧にも一月半前、娘が運河に飛び込んだ日の翌日にされていた。

 明らかに作りたての書類を前に、ロレンツィオは怒りで青ざめ、震えた。
 その横で唖然として紙面を見つめるフェリータに、王太子の後ろから現れた父伯爵が「フェリータ」と物々しく声をかけた。

「パパっ、なんてことをしてくれましたの!? こんな無駄なことをしなくても、」

 怒りを爆発させかけた娘を、父は『いやいや』というように首を振って黙らせた。

「婚姻取り消しに喜ぶのはまだ早いぞ。お前とこの青二才の縁組は神聖な海との結婚そのもの。悲しいかな、中止にはできぬが、これで少しの猶予ができたというわけだ」

「だから!!」

「もちろん、たとえ一年とまではいかなくとも、しっかり婚約期間は設けるからな!」

 フェリータが言葉を失った。

「だからデブ、話を聞けって――」
 
 手元の紙にしわを作ったロレンツィオが、怒りもあらわに一歩近寄る。フェリータも同調してくれると信じて。
 だが。

「婚約期間……」

 フェリータは、父親の放った言葉の一つを、うわごとのように繰り返した。
 夢見心地とも言えそうな様子に、ロレンツィオが顔色を変える。

「……フェリータ?」

 男が背に冷たい汗を伝わせたことも知らず、フェリータは両手を組んで、父親に小首をかしげて「じゃあ」と問いかけた。

「……やり直しの式までの間に、新しいドレス、作れますの?」

 口を開けて固まった婿を尻目に「もちろん」と父親は大きく頷く。

「親戚もみんな呼べます?」

「当然。大陸に嫁いだわしのはとこの甥の義理の妹まで呼んでやる」

「宴会も、もっと時間をかけて準備して、リカルドにスピーチ頼んで、ゲストも大勢、それこそ彼の昔の女たちも呼んで、片思い時代の話を聞けるような、大きな会にしてもいい?」

「もちろ、……昔の女、たち?」

「式の前に、」

 期待に頬を上気させたフェリータは、赤い目を宝石のように輝かせて、父親に詰め寄った。

「……“お嬢さまをください”っていう挨拶、してもらえたり、する?」

 ――伯爵はにんまりと笑って「もちろんだとも! 最低五回は挨拶に来させてやる」と盛大に頷いた。
 
 フェリータは溢れんばかりの笑顔で隣の男を仰ぎ見た。
 見上げられた、夫から“婚約者”――親子の中では“求婚者”に逆戻りした男は、女の裏切りとも言える変わり身に呆気にとられていた。が、見る見るうちに青筋を立て、目をすがめ、湧き上がる感情を押し殺した声で「わかった」と呟いた。

「……ならあんたも、披露宴以来会ってないうちの親に、ぜっっったい挨拶しろよ」

 途端に、フェリータの顔が青ざめ、こわばった。
 首を巡らせれば、大司教の臨時警護でついてきてきた老騎士、ロドリゴ・カヴァリエリは、すました顔でサッと目をそらした。

 お、なんだやんのかと睨み合いを開始した義父同士の傍らで、青ざめ、額を抱える婚約者二人を前に、密告カラスが再びくちばしを小さく開けた。

「……でも、カヴァリエリ家って十人委員会で揉めてるから、貴族になれるかわからなくない? フェリータの身分が下がるだけなのに、貴族のための書類いる?」

 教会に重い静寂が満ちる。
 かたや怒りに目元を震わせ、かたや動揺に目を見開き。

「……そういえば、そうでしたわね」

「一刻も早く取り下げろよ腐れ苺ファミリーめ。許さんからなマジで」

「くされ……な、なんて言い草、この!」

 護衛騎士が聖職者に肩を貸す先で、四者四様、一触即発の魔術師たち。
 そこへ能天気な使い魔が「もうタッグ戦で決着つけなよ」と無責任に提案し、王太子にくちばしを握り込まれるまで、もう間もなくである。




 おしまい







 か?














 ***



 ――秋の風が、運河を撫でる夜のこと。
 カヴァリエリ伯爵邸の主寝室に、家主の慟哭が響き渡った。

「おま、本気でこんなん飾る気か!? 清々しいくらいにバカっていうか稀代の大バカだよ!! なんで宮廷付きに戻れたんだ問題行動の権化のくせに!!」

「夜に騒がないで、非常識な男ね! 飾るに決まってるでしょ、そのために職人に急がせたのですもの!!」

「アホのかがみめ!! 倉に持ってけ永久封印して俺の墓に入れさせるから!!」

「……まぁ」

「うっとりすな! センス死んでんのか!!」

「あ、こことかちょうどいいですわね、このオルゴールちょっとわきに寄せて」

「ばーさんの遺品を退かすんじゃない!!」

 チェストを前に繰り広げられる攻防戦。
 悲痛な叫びに威勢よく怒鳴り返す新妻は、可憐できらびやかなウエディングドレスに身を包んだまま。
 その手には、流麗な文字の彫られた黄金の板が、支え付きの華やかな額縁に入れられていたのだった。



 
『どうか、病めるときも、健やかなるときも。
 あなただけの騎士として、尽くし、おそばに侍ることを、この身にお許しください』







 おしまい!
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