57 / 114
第5章「大公家秘記」
第57話「えいさら えいさら ホーイ」
しおりを挟む
ファンとエルの二人連れでなくなった一座は、教会にいるには奇妙な集団となっていた。羽帽子を被った長身のファンと、エスニックターバンを頭に巻いているヴィー、またエルや、ハッキリと見習いと分かるインフゥは兎も角として、手足の肌は隠せても顔を隠しようのないコバック親子など人里にいる事すら首を傾げさせられる。
だがテンジュは、そんなファン一座全員に教会の敷地へ入る許可を出した。男のオークは見慣れた魔物であるが、女のオークは見た事がない者が多いというのも理由の一つかも知れない。
「おっと……」
手探りするインフゥの声と、ちりんちりんと鈴が鳴る音が教会の敷地に響く。
インフゥの目を白い目隠しの布が巻かれ、腰に金色の鈴が着けるのは、教会内に男が入った時の法だ。
「不便でしょうが、本来は男子禁制の聖域ですので……」
テンジュの侍従が謝るのが何度目になるか分からないが、この場だけの事とはいえ、法は絶対である。
とはいえ、ファンはいつもの調子を崩さない。
「鈴は男避け、目隠しは女避け。わかってるッスよ」
そして崩さないといえば、足取りも身のこなしも同様であるのはコバックやその娘、ザキからすると驚かされる。
「軽業を決めるのに、平衡感覚が必要だからですよ」
目隠しして真っ直ぐ歩ける理由を、エルがザキへ教えた。
「目隠ししたままでも、ステージの隅から隅まで真っ直ぐ歩けないとダメなんスよ。それくらいできないと、自分、無駄に背が高いから、回転の多い技は失敗するッス」
修練の賜であるというファンだが、それだけではない。御流儀においても、下半身の安定、また肌で感じる空気の流れや光の加減で周囲のものを探る術は目録以上では必須とされている。
「自分は玉乗りしながらナイフ投げするから、必要だね」
ヴィーも同様で、そんな二人が向ける視線がインフゥに刺さったのも同時だった。
「インフゥは、まだまだッスなぁ」
ファンがいうのは、手探りになり、ザキに手を引かれている事だけを指していない。
ファンとヴィーは、腰に鈴をつけられていても、それを鳴らしていないからだ。
「そういえば、以前、来られた時も、ゲクラン様はそうでしたね」
その声は侍従ではなく、テンジュからもたらされた。
「はい。これも練習があります。玉乗りや綱渡りで必要な事です。身体に芯を通し、それを地面と繋げる事を骨子としているのです」
重心を安定させるため、腰や頭を上下させず、腰を捻らない歩き方があるのだ、とヴィーはいった。
「インフゥは、爪先で地面を蹴って歩いてるから、そんなにちりんちりん鳴るんスよ。大事なのは、踵。踵ッス」
ファンは片足立ちになり、自分の踵を指差して見せた。寧ろ踵から地面に着けるように歩けというのは、ヴィーに教えた剣術の基本である摺り足と同じだ。重心を安定させるからこそ、神速の剣が放てるし、軽業も曲芸もできる。
「練習ッス、練習。ダンスするにも必要な技術ッスよ」
まだまだ見習い生活が続くぞと胸を反らせるファンは、言外にシゴキがあるといっている。
しかし、そうしているとエルがファンの背後から近寄り、
「男よけの鈴ですからね。鳴らした方が良いと思いますよ」
ポンと軽くではあるが、エルはファンの頭を叩いた。
「ほら、避けられない。一生かかる練習ですからね。胸を反らして、自分ができるできるといわない方が、いいですね」
「あ痛ぁ」
戯けるファンに、まだ一座の芸が始まっていないのにも関わらず、テンジュは笑った。
***
聖職者が住まい、聖域に属する教会であるから、ファンが愛用する流白銀のナイフは封印だ。
とはいえ、これは聖職者に刃物は厳禁という理由からではない。
「はい、ファン!」
エルがジャグリングに使うよう投げ渡すのは斧。
生活に関係ない、主として武器に使う刃物を遠ざけるのが聖職者である。
しかも投げられたファンは、それらを目隠ししたままジャグリングして行く。
「はい、はい」
いつもと重心の違うものであるが、それで手間取るファンではない。重心は違えど、見抜く感覚を持っているからこそ。
ナイフと比べて重い分、斧を投げているのが非力なエルであっても相当な速さが出ているいても、ファンに失敗はない。ファンは殆ど受け止めるような動作もなく、頭上に放り投げていく。その時はスピードが緩やかになっており、ファンの手付きがあまりにも柔らかいからか、まるで時間の流れを変えてしまったようにも感じられる。
しかしテンジュが本当に感心するのは、その次、ファンが上へ舞い上げた斧を送った後だ。
「ヴィー」
最後に受け取るのはヴィーである。
ヴィーはファンがゆっくりに変えたスピードを上げる。
そしてファンよりも高く斧を放り投げていくのだから、その連携にはテンジュも侍従たちも目を引かされる。
「あッ!」
そんな皆の目が集中したと感じた瞬間、ファンは態と斧を取り違えたかのように弾く。
態とであるが、態とではなくミスをしたと思わせるのがファンの技術であり、決して慌てていないのに慌てた様子になるのがヴィーの技術でもある。
「え、えええ!?」
ヴィーは悲鳴をあげて、手にしていた斧を全て投げ出してしまう。
「ひぃぃぃぃ!」
悲鳴と共に両手両足を、まるで巻き付けるかのように身体に回す。
その身体スレスレに、上空へと放り投げていた斧が落下してきて、地面に突き立つ。これとてコントロールして投げているのだが、ヴィーの表情と身振りが、本当にミスをしたように見せていた。
「……ほ……」
テンジュも驚きで目を剥かされていたのだが、それで終わりではない。
「ホッホ!」
インフゥの声と共にホッホが地面を蹴り、最後、ヴィーの頭に落下してこようとする斧を咥え、着地した。
「ホッホ、ありがとう!」
芸人としては見習いのインフゥは、軽業や曲芸は練習中であるが、ホッホを操る腕は一座で唯一である。
「おん!」
ホッホが特にそう鳴くと、今まで驚いた顔しかできなかったテンジュに笑みが戻った。
「犬まで賢いのですね」
ヴィーの頭上から斧が振ってきた事には恐怖すら感じたのだが、それを軽やかな身のこなしで救うホッホの姿は、恐怖があったが故に頼もしく、また優しく映る。
「ファ~ン~」
そこへエルが低く声色を作り、ファンは叩かれては堪らないとばかりに頭を押さえて戯ければ、笑いが一際、大きく起こった。
笑い、そして拍手。
しかし拍手は、テンジュと侍従がしたものではなく――、
「!」
誰からという訳でなく顔を振り向けた先には、鈴も目隠しもしていない男が一人。
だがテンジュは、そんなファン一座全員に教会の敷地へ入る許可を出した。男のオークは見慣れた魔物であるが、女のオークは見た事がない者が多いというのも理由の一つかも知れない。
「おっと……」
手探りするインフゥの声と、ちりんちりんと鈴が鳴る音が教会の敷地に響く。
インフゥの目を白い目隠しの布が巻かれ、腰に金色の鈴が着けるのは、教会内に男が入った時の法だ。
「不便でしょうが、本来は男子禁制の聖域ですので……」
テンジュの侍従が謝るのが何度目になるか分からないが、この場だけの事とはいえ、法は絶対である。
とはいえ、ファンはいつもの調子を崩さない。
「鈴は男避け、目隠しは女避け。わかってるッスよ」
そして崩さないといえば、足取りも身のこなしも同様であるのはコバックやその娘、ザキからすると驚かされる。
「軽業を決めるのに、平衡感覚が必要だからですよ」
目隠しして真っ直ぐ歩ける理由を、エルがザキへ教えた。
「目隠ししたままでも、ステージの隅から隅まで真っ直ぐ歩けないとダメなんスよ。それくらいできないと、自分、無駄に背が高いから、回転の多い技は失敗するッス」
修練の賜であるというファンだが、それだけではない。御流儀においても、下半身の安定、また肌で感じる空気の流れや光の加減で周囲のものを探る術は目録以上では必須とされている。
「自分は玉乗りしながらナイフ投げするから、必要だね」
ヴィーも同様で、そんな二人が向ける視線がインフゥに刺さったのも同時だった。
「インフゥは、まだまだッスなぁ」
ファンがいうのは、手探りになり、ザキに手を引かれている事だけを指していない。
ファンとヴィーは、腰に鈴をつけられていても、それを鳴らしていないからだ。
「そういえば、以前、来られた時も、ゲクラン様はそうでしたね」
その声は侍従ではなく、テンジュからもたらされた。
「はい。これも練習があります。玉乗りや綱渡りで必要な事です。身体に芯を通し、それを地面と繋げる事を骨子としているのです」
重心を安定させるため、腰や頭を上下させず、腰を捻らない歩き方があるのだ、とヴィーはいった。
「インフゥは、爪先で地面を蹴って歩いてるから、そんなにちりんちりん鳴るんスよ。大事なのは、踵。踵ッス」
ファンは片足立ちになり、自分の踵を指差して見せた。寧ろ踵から地面に着けるように歩けというのは、ヴィーに教えた剣術の基本である摺り足と同じだ。重心を安定させるからこそ、神速の剣が放てるし、軽業も曲芸もできる。
「練習ッス、練習。ダンスするにも必要な技術ッスよ」
まだまだ見習い生活が続くぞと胸を反らせるファンは、言外にシゴキがあるといっている。
しかし、そうしているとエルがファンの背後から近寄り、
「男よけの鈴ですからね。鳴らした方が良いと思いますよ」
ポンと軽くではあるが、エルはファンの頭を叩いた。
「ほら、避けられない。一生かかる練習ですからね。胸を反らして、自分ができるできるといわない方が、いいですね」
「あ痛ぁ」
戯けるファンに、まだ一座の芸が始まっていないのにも関わらず、テンジュは笑った。
***
聖職者が住まい、聖域に属する教会であるから、ファンが愛用する流白銀のナイフは封印だ。
とはいえ、これは聖職者に刃物は厳禁という理由からではない。
「はい、ファン!」
エルがジャグリングに使うよう投げ渡すのは斧。
生活に関係ない、主として武器に使う刃物を遠ざけるのが聖職者である。
しかも投げられたファンは、それらを目隠ししたままジャグリングして行く。
「はい、はい」
いつもと重心の違うものであるが、それで手間取るファンではない。重心は違えど、見抜く感覚を持っているからこそ。
ナイフと比べて重い分、斧を投げているのが非力なエルであっても相当な速さが出ているいても、ファンに失敗はない。ファンは殆ど受け止めるような動作もなく、頭上に放り投げていく。その時はスピードが緩やかになっており、ファンの手付きがあまりにも柔らかいからか、まるで時間の流れを変えてしまったようにも感じられる。
しかしテンジュが本当に感心するのは、その次、ファンが上へ舞い上げた斧を送った後だ。
「ヴィー」
最後に受け取るのはヴィーである。
ヴィーはファンがゆっくりに変えたスピードを上げる。
そしてファンよりも高く斧を放り投げていくのだから、その連携にはテンジュも侍従たちも目を引かされる。
「あッ!」
そんな皆の目が集中したと感じた瞬間、ファンは態と斧を取り違えたかのように弾く。
態とであるが、態とではなくミスをしたと思わせるのがファンの技術であり、決して慌てていないのに慌てた様子になるのがヴィーの技術でもある。
「え、えええ!?」
ヴィーは悲鳴をあげて、手にしていた斧を全て投げ出してしまう。
「ひぃぃぃぃ!」
悲鳴と共に両手両足を、まるで巻き付けるかのように身体に回す。
その身体スレスレに、上空へと放り投げていた斧が落下してきて、地面に突き立つ。これとてコントロールして投げているのだが、ヴィーの表情と身振りが、本当にミスをしたように見せていた。
「……ほ……」
テンジュも驚きで目を剥かされていたのだが、それで終わりではない。
「ホッホ!」
インフゥの声と共にホッホが地面を蹴り、最後、ヴィーの頭に落下してこようとする斧を咥え、着地した。
「ホッホ、ありがとう!」
芸人としては見習いのインフゥは、軽業や曲芸は練習中であるが、ホッホを操る腕は一座で唯一である。
「おん!」
ホッホが特にそう鳴くと、今まで驚いた顔しかできなかったテンジュに笑みが戻った。
「犬まで賢いのですね」
ヴィーの頭上から斧が振ってきた事には恐怖すら感じたのだが、それを軽やかな身のこなしで救うホッホの姿は、恐怖があったが故に頼もしく、また優しく映る。
「ファ~ン~」
そこへエルが低く声色を作り、ファンは叩かれては堪らないとばかりに頭を押さえて戯ければ、笑いが一際、大きく起こった。
笑い、そして拍手。
しかし拍手は、テンジュと侍従がしたものではなく――、
「!」
誰からという訳でなく顔を振り向けた先には、鈴も目隠しもしていない男が一人。
10
あなたにおすすめの小説
ダンジョン美食倶楽部
双葉 鳴
ファンタジー
長年レストランの下働きとして働いてきた本宝治洋一(30)は突如として現れた新オーナーの物言いにより、職を失った。
身寄りのない洋一は、飲み仲間の藤本要から「一緒にダンチューバーとして組まないか?」と誘われ、配信チャンネル【ダンジョン美食倶楽部】の料理担当兼荷物持ちを任される。
配信で明るみになる、洋一の隠された技能。
素材こそ低級モンスター、調味料も安物なのにその卓越した技術は見る者を虜にし、出来上がった料理はなんとも空腹感を促した。偶然居合わせた探索者に振る舞ったりしていくうちに【ダンジョン美食倶楽部】の名前は徐々に売れていく。
一方で洋一を追放したレストランは、SSSSランク探索者の轟美玲から「味が落ちた」と一蹴され、徐々に落ちぶれていった。
※カクヨム様で先行公開中!
※2024年3月21で第一部完!
異世界に降り立った刀匠の孫─真打─
リゥル
ファンタジー
異世界に降り立った刀匠の孫─影打─が読みやすく修正され戻ってきました。ストーリーの続きも連載されます、是非お楽しみに!
主人公、帯刀奏。彼は刀鍛冶の人間国宝である、帯刀響の孫である。
亡くなった祖父の刀を握り泣いていると、突然異世界へと召喚されてしまう。
召喚されたものの、周囲の人々の期待とは裏腹に、彼の能力が期待していたものと違い、かけ離れて脆弱だったことを知る。
そして失敗と罵られ、彼の祖父が打った形見の刀まで侮辱された。
それに怒りを覚えたカナデは、形見の刀を抜刀。
過去に、勇者が使っていたと言われる聖剣に切りかかる。
――この物語は、冒険や物作り、によって成長していく少年たちを描く物語。
カナデは、人々と触れ合い、世界を知り、祖父を超える一振りを打つことが出来るのだろうか……。
科学×魔法で世界最強! 〜高校生科学者は異世界魔法を科学で進化させるようです〜
難波一
ファンタジー
「魔法ってのは……要はエネルギーの制御だろ?」
高校生にして超人的な科学知識を持つ天才・九条迅は、ある日、異世界アルセイア王国に「勇者」として召喚された。
だが、魔王軍との戦争に駆り出されると思いきや——
「お前、本当に勇者か? 剣も魔法も、まともに使えないのか……?」
「科学的に考えれば、魔法ってのはもっと進化できるはずだ!」
剣も魔法も素人の迅だったが、「魔法を科学的に解析し、進化させる」という異端の方法で異世界の常識を根底から覆し始める!
魔法の密度を最適化した「魔力収束砲」
魔法と人体の関係を解明し、魔力を増大させる「魔力循環トレーニング」
神経伝達を強化し、攻撃を見切る「神経加速《ニューロ・ブースト》」
次々と編み出される新技術に、世界は驚愕!
やがて、魔王軍の知将《黒の賢者》アーク・ゲオルグも迅の存在に興味を持ち始め——
「科学 vs 魔法」「知能 vs 知能」
最強の頭脳戦が今、幕を開ける——!
これは、「魔法を科学で進化させる勇者」が、異世界を変革していく物語!
※小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。
悪役皇子、ざまぁされたので反省する ~ 馬鹿は死ななきゃ治らないって… 一度、死んだからな、同じ轍(てつ)は踏まんよ ~
shiba
ファンタジー
魂だけの存在となり、邯鄲(かんたん)の夢にて
無名の英雄
愛を知らぬ商人
気狂いの賢者など
様々な英霊達の人生を追体験した凡愚な皇子は自身の無能さを痛感する。
それゆえに悪徳貴族の嫡男に生まれ変わった後、謎の強迫観念に背中を押されるまま
幼い頃から努力を積み上げていた彼は、図らずも超越者への道を歩み出す。
『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』
KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。
日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。
アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。
「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。
貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。
集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。
そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。
これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。
今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう?
※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは
似て非なる物として見て下さい
【完結】竜騎士の私は竜の番になりました!
胡蝶花れん
ファンタジー
ここは、アルス・アーツ大陸。
主に5大国家から成り立つ大陸である。
この世界は、人間、亜人(獣に変身することができる。)、エルフ、ドワーフ、魔獣、魔女、魔人、竜などの、いろんな種族がおり、また魔法が当たり前のように使える世界でもあった。
この物語の舞台はその5大国家の内の一つ、竜騎士発祥の地となるフェリス王国から始まる、王国初の女竜騎士の物語となる。
かくして、竜に番(つがい)認定されてしまった『氷の人形』と呼ばれる初の女竜騎士と竜の恋模様はこれいかに?! 竜の番の意味とは?恋愛要素含むファンタジーモノです。
※毎日更新(平日)しています!(年末年始はお休みです!)
※1話当たり、1200~2000文字前後です。
【最強モブの努力無双】~ゲームで名前も登場しないようなモブに転生したオレ、一途な努力とゲーム知識で最強になる~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
アベル・ヴィアラットは、五歳の時、ベッドから転げ落ちてその拍子に前世の記憶を思い出した。
大人気ゲーム『ヒーローズ・ジャーニー』の世界に転生したアベルは、ゲームの知識を使って全男の子の憧れである“最強”になることを決意する。
そのために努力を続け、順調に強くなっていくアベル。
しかしこの世界にはゲームには無かった知識ばかり。
戦闘もただスキルをブッパすればいいだけのゲームとはまったく違っていた。
「面白いじゃん?」
アベルはめげることなく、辺境最強の父と優しい母に見守られてすくすくと成長していくのだった。
魔法使いの国で無能だった少年は、魔物使いとして世界を救う旅に出る
ムーン
ファンタジー
完結しました!
魔法使いの国に生まれた少年には、魔法を扱う才能がなかった。
無能と蔑まれ、両親にも愛されず、優秀な兄を頼りに何年も引きこもっていた。
そんなある日、国が魔物の襲撃を受け、少年の魔物を操る能力も目覚める。
能力に呼応し現れた狼は少年だけを助けた。狼は少年を息子のように愛し、少年も狼を母のように慕った。
滅びた故郷を去り、一人と一匹は様々な国を渡り歩く。
悪魔の家畜として扱われる人間、退廃的な生活を送る天使、人との共存を望む悪魔、地の底に封印された堕天使──残酷な呪いを知り、凄惨な日常を知り、少年は自らの能力を平和のために使うと決意する。
悪魔との契約や邪神との接触により少年は人間から離れていく。対価のように精神がすり減り、壊れかけた少年に狼は寄り添い続けた。次第に一人と一匹の絆は親子のようなものから夫婦のようなものに変化する。
狂いかけた少年の精神は狼によって繋ぎ止められる。
やがて少年は数多の天使を取り込んで上位存在へと変転し、出生も狼との出会いもこれまでの旅路も……全てを仕組んだ邪神と対決する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる