美少女仮面とその愉快な仲間たち(一般作)

ヒロイン小説研究所

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③今日は日曜日なので希望は寝ていた。
 
 気持ち良く寝ている希望に、文也と流星から呼び出しの電話がきた。
 前に約束したことで、モデルを頼まれた。断るのも面倒なので承諾したが、希望は寝ていたいので家に来て、ここで撮ることを条件とした。  希望は正しい思考が出来ないのだ。
 自分の部屋は本来教えないのに、寝ていたいのだ。
  何回もピンポンをされ、さらに、スマホも鳴らされて、やっと玄関に希望は出てきた。さすがに未来との関わりに関するスイッチは切った。

「私、ベットに寝てるからね、何もしたくないの」
 
 文也と流星は、戸惑ったがモデルを引き受けてくれただけでも良かったので承諾した。断られたら、どうやって説得しようか思案していたので、写真が撮れるだけで、良かった。
 写真を投稿して部費にするので、なるべく過激なのがいいのだ。

「豹柄ビキニ水着に着替えて」

「寝ているのに起こさないで!面倒くさい、寝ていたいから勝手に私を着替えさせて」

「えっ!いいの?」

「寝ていたいから、さっさとやって!」
 
  希望は、下にハイビスカスのランパン、上は白のTシャツだった。
  文也と流星は顔を見合わせながら、
「希望がいいって言ってるから、着替えの所から撮ることにしよう、高く売れそうだ」
  文也は、ハイビスカスのランパンを膝まで降ろした。小さな白いパンティが見えた。腰は紐のように細く、大事な所を隠すだけの布だった。
  天井を向かせた時、きれいな三角形だった。流星が上のTシャツをめくり始めても、希望はすやすや寝ていた。
  下から少しずつめくっていくと、二つの山が目につく。
  流星がめくると、Eカップぐらいの白いブラジャーが見えた。頂きには、突起物があり、ブドウのように感じられた。流星は、希望の手をバンザイして、脱がした。

   文也が豹柄ビキニの下を足を通してはかせた。
「流星、白のブラジャーを取って、豹柄ビキニに速く変えて!」
   流星は、生つばを飲んだ。承諾しているとは言っても、寝ている女の子のブラジャーをとるには、嬉しさとドキドキ感があった。
  流星は、希望の後ろに手をやってはずす所を探したが見つからない。
「流星、フロント、前にあるよ」
「ああー、わかった!」
  流星の鼻息が荒く、ハアハアしながらはずそうとした時、希望は、寝ぼけて流星の腹を両足で蹴り、流星は壁に飛んで激突した。
  希望は、目を閉じたまま、白いブラジャーとパンティで、やや股を開いた大の字で、
「夢ある限り戦いましょう、美少女仮面エスポワール参上!」

「こいつ、美少女仮面エスポワールになった夢を見ているぞ」
「おもしろいから、どんな設定なのか聞いてみよう」

「美少女仮面エスポワールは、本当に美少女なの?」
「はい、わたくしは、世界一美少女ですわ」
「家は、どこ?」
「ここですわ。秘密ですけど、本当は未来なんですの、でも、今は、ここがわたくしの家ですわ」
「美少女仮面エスポワールプチットは妹なの」
「違いますわ、わたくしも、どこに住んでいて、どうして同じコスチュームなのか不思議なんですの」
 流星も質問した。
「美少女仮面エスポワールの弱点は、どこ?」
 希望は、眠そうにベッドから出て二人の背中を押して玄関に連れて行き、
「それは、・・・・言うはずありませんわ・・もう、終わり、寝たいです・・・二人とも、ごきげんよう~ムニャムニャ~おやすみなさい」
 希望は、二人を追い出して鍵をかけて、また、寝た。
 流星は、希望に蹴られて目が赤くなっていた。それは、あの、魔少年のように。


  
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