美少女仮面とその愉快な仲間たち(一般作)

ヒロイン小説研究所

文字の大きさ
54 / 84

しおりを挟む
③子ども博士がカエルだと思って開けたら、そこには美少女仮面エスポワールプチットの人形があった。
「どうして、カエルが美少女仮面エスポワールプチットの人形に・・」
 人形には関節がないために手足を伸ばしたまま動いている。口は開かないが人形から声が聞こえた。
「この~おバカ、子ども博士、どうしてわたくしが人形に! 早く元にもどしなさい!」
 人形から聞こえているのは、美少女仮面エスポワールプチットの声だった。
「カエルではないけど、ついにクソ生意気な美少女仮面エスポワールプチットを捕まえたぞ! 人形になって自由がなくなった気分はどうだ?」
 人形の顔は赤いアイマスクをしたかわいい美少女仮面エスポワールプチットだが、性格は変わらない。
「わたくしは、おバカに屈しませんわ、子ども博士の鼻くそが良く見えて気持ちわるぃいい~早く、元に戻して!」
 人形になっても子ども博士にとっては、かわいげのない美少女仮面エスポワールプチットだった。
 美少女仮面エスポワールプチットが憑依していたのは、いたずら三人組の一人、進の妹、さくらだった。倒れている近くに銀のネックレスの十字架の部分が壊れていた。さくらは気絶しているだけのようなので、配下に命令して家に送って行った。目的は、美少女仮面エスポワールプチットなのだ。
「美少女仮面エスポワールプチット、今までのことを謝れ、子ども博士様、おバカな私が天才の子ども博士に失礼なことをしてごめんなさい。これからは、美少女仮面エスポワールプチットは子ども博士様の下僕になるのでかわいがってくださいって言え」
 美少女仮面エスポワールプチット人形は、手で×をした。
「おバカな子ども博士、天才の美少女仮面エスポワールプチットが下僕にして使ってやるから元にもどしなさい。おバカはきらいですぅ~お、バ、カ、子、ど、も、博、士さん、べぇ~だ!」
 子ども博士は、美少女仮面エスポワールプチット人形を手で掴んだ。
「ふん、わたくしが、痛みに強いこと忘れたのでしょうか、おバカ子ども博士さん」
 子ども博士は不敵な笑みを浮かべた。
「わかってるよ、美少女仮面エスポワールプチット、ふふふ~」
 子ども博士は美少女仮面エスポワールプチットの両手も挟んで顔を口元に近づけた。
「ふぎゃっ、な、何をなされるの~ま、まさか、いやっ、だめだめだめっ・・」 子ども博士は長い舌を出して美少女仮面エスポワールプチットの顔、数ミリまで近づいた。
「かわいい、その顔を舐めて汚してやるのさ、ふふふ~抵抗出来ない自分の立場を思い知れ!」

 ペロ~リ ペロペロ~ チュッチュッ~ ペロペロペロ~

「ぃやぁあああああ~汚い~顔を、舐めないで、お願い~やめてぇええ~」
 子ども博士は、笑いながら舐めるのをやめた。
「それじゃあ、さっきの誓いを言え、美少女仮面エスポワールプチット!」
 顔を舐められて放心状態の美少女仮面エスポワールプチットだったが、子ども博士に屈服するのはプライドが許さなかった。
「言わないですわ! こんな卑劣な子ども博士に負けませんわ、でも、舐めるのはやめてください・・・」
 子ども博士は、美少女仮面エスポワールプチットの人形の両手を広げて持って、なが~い舌を出して顔を舐め始めた。

 ペロ~リ~ ペロペロ~  ブチュブチュッ ブルブルブル~ ペロ~

「あっ、いやっ~、ぁああっ、だめっ、あっあっ~いやいやいや~舐めないで~首筋、ぁあ~だめ・・ん、鼻の穴、ぃや~ん、あっ、耳、そこは・・ぁああっ、変な気持ち・・、ぁああっ、ぁあっ、もう・・だめっ・・言います、いいますから、お願い、ぁああああ~ん、やめて~言うから~・・」
 勝ち誇った顔で美少女仮面エスポワールプチットを見る。
「言え!」
 子ども博士の顔を見ると悔しさがこみあげてくるが言うしかなかった。
「子ども・・博士・・・・さ・・・ま、ぅうっ~おバカな・・・私・・が・・くぅううっ~天才の・・子ども博士に・・失礼なことを・・して・・・ご・・・・・めんな。。さい。これからは、美少女仮面エスポワールプチットは・・・・子ども博士様の、げ、げぼ、いやですぅ~許して~ならない!」
 子ども博士は、えへへっと笑いながら、美少女仮面エスポワールプチットの人形を掴んだ。
「わたくしは、我慢、してみせますわ! 正義のヒロイン美少女仮面エスポワールプチットですから!」
 顔だけだと思っていたら、子ども博士は全身を舐め始めた。
「ヒィ~ヒィ~ヒィ~あ、あしを舐めないで、そこに顔をうずめないでください~お尻~だめっ、ぁあ~ぁああ~いや、顔を口に入れないで~キャンディみたいに~ぃや~シュッポシュッポなめないでぇ~あ~ん、あっ、そこは、本当にダメ! 足の付け根に舌を入れないで! ぁあ~ぁああっ、変な気分ですわ~、アン、だめだめ~アンアン、ぃや~ん、もう、頭が変になるぅ~言います、今度はちゃんといいますぅうう~だから、やめてぇぇえええ~・・ッ」

 ピュッ、プシャッー ビュビューッ

 美少女仮面エスポワールプチットの人形の股から液体が噴出した。おしっこをもらしたのだ。
「人形なのに失禁するのか、はっははは~、おもしろい~さあ、言え! 一発で決めた方がいいぞ。今度、言わなかったら裸にひんむいて熱湯に入れてやる」
  美少女仮面エスポワールプチットは失禁もして、完全に精神が弱くなっていた。
「子ども博士様~グスン、おバカな私が天才の子ども博士に失礼なことをしてごめんなさい~~~。これからは、美少女仮面エスポワールプチットは~~子ども博士様の~~ぁ~ぁ~ぁあっ~下僕になるので、かわいがってください~」
  子ども博士は満足したが、美少女仮面エスポワールプチットを辱めたかった。「失禁、おもらしの美少女仮面エスポワールプチット、もう一度、きちんと言え!」
 美少女仮面エスポワールプチットは抵抗する気力はなかった。
「子ども博士様、おバカな私が天才の子ども博士に失礼なことをしてごめんなさい。これからは、美少女仮面エスポワールプチットは子ども博士様の下僕になるのでかわいがってください」
  子ども博士の作戦は大成功だった。美少女仮面エスポワールプチットを捕まえた。
「美少女仮面エスポワールプチット、打ち取ったぞ!」
 美少女仮面エスポワールプチットの人形の片足を高く上げて叫んだ。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

ノースキャンプの見張り台

こいちろう
児童書・童話
 時代劇で見かけるような、古めかしい木づくりの橋。それを渡ると、向こう岸にノースキャンプがある。アーミーグリーンの北門と、その傍の監視塔。まるで映画村のセットだ。 進駐軍のキャンプ跡。周りを鉄さびた有刺鉄線に囲まれた、まるで要塞みたいな町だった。進駐軍が去ってからは住宅地になって、たくさんの子どもが暮らしていた。  赤茶色にさび付いた監視塔。その下に広がる広っぱは、子どもたちの最高の遊び場だ。見張っているのか、見守っているのか、鉄塔の、あのてっぺんから、いつも誰かに見られているんじゃないか?ユーイチはいつもそんな風に感じていた。

「いっすん坊」てなんなんだ

こいちろう
児童書・童話
 ヨシキは中学一年生。毎年お盆は瀬戸内海の小さな島に帰省する。去年は帰れなかったから二年ぶりだ。石段を上った崖の上にお寺があって、書院の裏は狭い瀬戸を見下ろす絶壁だ。その崖にあった小さなセミ穴にいとこのユキちゃんと一緒に吸い込まれた。長い長い穴の底。そこにいたのがいっすん坊だ。ずっとこの島の歴史と、生きてきた全ての人の過去を記録しているという。ユキちゃんは神様だと信じているが、どうもうさんくさいやつだ。するといっすん坊が、「それなら、おまえの振り返りたい過去を三つだけ、再現してみせてやろう」という。  自分の過去の振り返りから、両親への愛を再認識するヨシキ・・・           

童話短編集

木野もくば
児童書・童話
一話完結の物語をまとめています。

たったひとつの願いごと

りおん雑貨店
絵本
銀河のはてで、世界を見守っている少年がおりました。 その少年が幸せにならないと、世界は冬のままでした。 少年たちのことが大好きないきものたちの、たったひとつの願いごと。 それは…

運よく生まれ変われたので、今度は思いっきり身体を動かします!

克全
児童書・童話
「第1回きずな児童書大賞」重度の心臓病のため、生まれてからずっと病院のベッドから動けなかった少年が12歳で亡くなりました。両親と両祖父母は毎日のように妾(氏神)に奇跡を願いましたが、叶えてあげられませんでした。神々の定めで、現世では奇跡を起こせなかったのです。ですが、記憶を残したまま転生させる事はできました。ほんの少しだけですが、運動が苦にならない健康な身体と神与スキルをおまけに付けてあげました。(氏神談)

アホの子と変な召使いと、その怖い親父たち

板倉恭司
児童書・童話
 森の中で両親と暮らす天然少女ロミナと、極悪な魔術師に仕える召使いの少年ジュリアン。城塞都市バーレンで、ふたりは偶然に出会い惹かれ合う。しかし、ふたりには重大な秘密があった──

14歳で定年ってマジ!? 世界を変えた少年漫画家、再起のノート

谷川 雅
児童書・童話
この世界、子どもがエリート。 “スーパーチャイルド制度”によって、能力のピークは12歳。 そして14歳で、まさかの《定年》。 6歳の星野幸弘は、将来の夢「世界を笑顔にする漫画家」を目指して全力疾走する。 だけど、定年まで残された時間はわずか8年……! ――そして14歳。夢は叶わぬまま、制度に押し流されるように“退場”を迎える。 だが、そんな幸弘の前に現れたのは、 「まちがえた人間」のノートが集まる、不思議な図書室だった。 これは、間違えたままじゃ終われなかった少年たちの“再スタート”の物語。 描けなかった物語の“つづき”は、きっと君の手の中にある。

勇者と聖女の息子 アレン ランダムスキルを手に入れて愉快に冒険します!

月神世一
児童書・童話
伝説のS級冒険者である父と、聖女と謳われた母。 英雄の血を引く少年アレンは、誰もがその輝かしい未来を期待するサラブレッドだった。 しかし、13歳の彼が神から授かったユニークスキルは――【ランダムボックス】。 期待に胸を膨らませ、初めてスキルを発動した彼の手の中に現れたのは…プラスチック製のアヒルの玩具? くしゃくしゃの新聞紙? そして、切れたボタン電池…!? 「なんだこのスキルは…!?」 周りからは落胆と失笑、自身は絶望の淵に。 一見、ただのガラクタしか出さないハズレスキル。だが、そのガラクタに刻まれた「MADE IN CHINA」の文字に、英雄である父だけが気づき、一人冷や汗を流していた…。 最弱スキルと最強の血筋を持つ少年の、運命が揺らぐ波乱の冒険が、今、始まる!

処理中です...