美少女仮面とその愉快な仲間たち(一般作)

ヒロイン小説研究所

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②大木先生が美聖女仮面デビルワールであることを、美少女仮面エスポワールである希望は知っている。しかし、希望は知らないことになっているので、この場は驚くべきだ。
「あっ、大木先生が化けものに・・・あ~れ~~・・」
 希望は縛られたまま、気絶したふりをして倒れた。
「ふん、こいつをどうしてやろうか、尻を出して鞭で叩くか、火の点いたろうそくからろうを垂らすか」
 文也が反対した。
「美聖女仮面様、叩いたら声がうるさいです。ろうを垂らしたら悲鳴がうるさいです。だから、くすぐるのはどうですか、けっこう、拷問にいいそうですよ」 美聖女仮面デビルワールも近所に聞こえてしまうのは得策ではないと考え、希望に体をうごかせなくなるパッチを貼り付け、くすぐり拷問をすることにした。
「起きろ、希望!」
「あっ、化け物~~ぃやっ!」
「私は美聖女仮面デビルワール、素顔は奇麗な大木先生よ、まあいい、今から美少女仮面エスポワールのことについて知っていることをしゃべるまでくすぐり拷問をする。それが嫌なら白状しろ! 動けなくさせた。よし、やれ!」
 文也と流星は希望の足の裏、脇、腹の横などをくすぐり始めた。
「こちょこちょ~こちょこちょ~・・」
「ぁあんっ、ぃやぁあ~、ははっ~ははは~ははっ、くすぐったい~・・」
 文也と流星は洗脳されているが、希望をくすぐることには楽しんでいる。希望が体をクネクネさせると、二人は興奮するのだ。
「こちょっ、こちょこちょ~、ここも、ほ~ら、こちょこちょこちょ~~」
「ははっ、ははは~、ねえっ、これ~、くすぐったい~ははっ、ははは~・・」 文也と流星は拷問というより楽しんでいた。自分よりも大きなお姉さんがくすぐられて悶えているのだ。文也と流星も一緒になって笑っていてどこか楽しそうに見えてしまう。
「こらっ、二人とも希望が笑い狂うように苦しめろ!」
 美聖女仮面デビルワールは、二人を蹴り飛ばした。
「す、すみません」
 文也はすぐにくすぐりを再開したが、流星は壁に寄りかかったままだ。
「おい、流星、おまえも早くやれ!」
 美聖女仮面デビルワールが流星の目を見ると赤く輝いた。そう、魔少年が復活したのだ。
 美聖女仮面デビルワールの前の光が消えるとベッドに寝ていた。
「それでははじめます」
 男の人が美聖女仮面デビルワールの足裏を見ている。
「えっ、何を?」
 男が拳で足の裏を押した。
「いてぇえええ~!」
 男は足つぼマッサージ師だった。
「おい、いてぇってば、、やめ・・・いてぇえええええぇ・・・!」
 美聖女仮面デビルワールは冷や汗を垂らしながら喚き散らす。魔少年の作り上げた世界であっても痛さは感じるのだ。しかも、魔少年は最高に痛い足つぼマッサージ師を想定した。
 美少女仮面エスポワールと同じコスチュームで、赤いアイマスク、マント、ミニワンピースの美聖女仮面デビルワールが唾を飛ばしながら痛がっている。
「いってぇええええぇぇぇ・・、急に、なんで、いってぇえええ~やめろっ!」
 現実世界では、希望が文也にくすぐられていて、流星の前で美聖女仮面デビルワールが本当に痛がりながら悲鳴をあげていた。  
「はっははは~ははっ、ははははは~・・・・・・」
「いってぇえぇえぇええっ、いてっ、いてっ、いってぇえええええええ~~!」
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