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第3話 出逢い ★カミル SIDE
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魔法陣の上に座わり込んでいる彼女は美しかった。この国で黒髪は珍しい。背中まである漆黒の髪は、肌の白さや透明感を際立たせていた。
『大丈夫ですか?体調は悪くありませんか?』
私は出来るだけ彼女を怯えさせないよう、穏やかに微笑んで話し掛ける事を心がけた。だが、彼女は困った顔をして何やら考えているようだ。もしかしたら私の言葉を理解出来ないのだろうか。
『日本語話せますか?』
悩んだ末に出た結論が、恐らく母国語での質問だったようだ。彼女の言葉を理解出来る。これも異世界から召喚した際に授かるという、特別なスキルだろうか?
意思の疎通が出来ると分かり、場所を移動して召喚した理由や国の現状を伝える事にした。リオという美しい女性は見た目はまだ少女……15歳ぐらいだろうか。はっきりと話す姿も、聡明さも愛らしい。
黄金色の瞳は見つめられると照れてしまうが、真っ直ぐな視線がとても心地良い。貴族の娘達は甲高い声でひたすら内容の無い話しをダラダラと続けるから苦手なのだ。
そんな中でも平気な女性と言えば、気心の知れた幼馴染達だけだった。彼女達は高位貴族で教育も行き届いているからか、声も高過ぎず、穏やかなのにハッキリと意見も言えるのだ。そんな女性なら好ましいと思う。
リオの容姿も性格も、僕の好みなんて……婚約者になる事が確定しているから心配していたのだが、全くの杞憂だったな。リオなら是非とも私の妃に迎えたい。
私の妃……婚約者になってくれるかという質問にも、
『私には勿体無いくらい格好良いと思うのですが...逆にカミルは私でよろしいのですか?』
(格好良いなんて……他の令嬢に言われても何とも思わない言葉なのに、リオに言われるとドキドキするし動揺する。リオにも僕の事を好きになって欲しい……)
リオともっと話しがしたいと夕食を共にしたいと申し出ると、すんなり了承されて舞い上がりそうだった。
(私にも心動かされる出来事が本当に起こるなんて。母上が仰っていた、考えなくても身体が反応するってこう言う事なのだろうか?)
私は第三王子なのに王位継承権第1位。王太子候補として優位な立場にあった。それ故に、危険な目に何度も遭って来た。だから身を守る為にも文武両道を目指して来たんだ。良からぬ輩は毎回排除して来たからね。今では襲って来る者もそこまで多くは無い。
(今後は、僕よりもリオを狙う輩が出て来るだろう。リオに何かあれば、任された私の失態になるのだから)
心配ではあるが、リオはとても賢い。この国に慣れた頃に学園へ入学させるか、家庭教師として信用出来る人間をつけるか、今後の事も考えてはいたのだが。
『私がこの世界で生きて行く為には、この国の常識とか?最低限の知識が最優先で必要だと思うの。礼儀や作法の様な日頃から必要な知識と...この国の歴史も知る必要があるわよね?それに魔法が使えるなら練習もすべきだろうし、家庭教師とか頼める?』
まずはこの国で必要な事を勉強すべきだと言われてしまった。それに読書も好きだと言う。趣味も合うなんて、これはもう運命だと言っても過言では無いと思う。
取り敢えず最初に読みたい本を聞き、彼女の部屋へ案内する事になったのだが。
エスコートする腕に回された、細く白い腕にドキドキしてしまう。挙動不審にならないよう気をつけながら、長い廊下をゆっくりと進む。
もっと一緒に居たい。リオの話を聞きたい。リオの事を知りたい……スタンピードの事など、考える事は沢山あるのに、僕はリオの事ばかり考えてしまっていた。
『大丈夫ですか?体調は悪くありませんか?』
私は出来るだけ彼女を怯えさせないよう、穏やかに微笑んで話し掛ける事を心がけた。だが、彼女は困った顔をして何やら考えているようだ。もしかしたら私の言葉を理解出来ないのだろうか。
『日本語話せますか?』
悩んだ末に出た結論が、恐らく母国語での質問だったようだ。彼女の言葉を理解出来る。これも異世界から召喚した際に授かるという、特別なスキルだろうか?
意思の疎通が出来ると分かり、場所を移動して召喚した理由や国の現状を伝える事にした。リオという美しい女性は見た目はまだ少女……15歳ぐらいだろうか。はっきりと話す姿も、聡明さも愛らしい。
黄金色の瞳は見つめられると照れてしまうが、真っ直ぐな視線がとても心地良い。貴族の娘達は甲高い声でひたすら内容の無い話しをダラダラと続けるから苦手なのだ。
そんな中でも平気な女性と言えば、気心の知れた幼馴染達だけだった。彼女達は高位貴族で教育も行き届いているからか、声も高過ぎず、穏やかなのにハッキリと意見も言えるのだ。そんな女性なら好ましいと思う。
リオの容姿も性格も、僕の好みなんて……婚約者になる事が確定しているから心配していたのだが、全くの杞憂だったな。リオなら是非とも私の妃に迎えたい。
私の妃……婚約者になってくれるかという質問にも、
『私には勿体無いくらい格好良いと思うのですが...逆にカミルは私でよろしいのですか?』
(格好良いなんて……他の令嬢に言われても何とも思わない言葉なのに、リオに言われるとドキドキするし動揺する。リオにも僕の事を好きになって欲しい……)
リオともっと話しがしたいと夕食を共にしたいと申し出ると、すんなり了承されて舞い上がりそうだった。
(私にも心動かされる出来事が本当に起こるなんて。母上が仰っていた、考えなくても身体が反応するってこう言う事なのだろうか?)
私は第三王子なのに王位継承権第1位。王太子候補として優位な立場にあった。それ故に、危険な目に何度も遭って来た。だから身を守る為にも文武両道を目指して来たんだ。良からぬ輩は毎回排除して来たからね。今では襲って来る者もそこまで多くは無い。
(今後は、僕よりもリオを狙う輩が出て来るだろう。リオに何かあれば、任された私の失態になるのだから)
心配ではあるが、リオはとても賢い。この国に慣れた頃に学園へ入学させるか、家庭教師として信用出来る人間をつけるか、今後の事も考えてはいたのだが。
『私がこの世界で生きて行く為には、この国の常識とか?最低限の知識が最優先で必要だと思うの。礼儀や作法の様な日頃から必要な知識と...この国の歴史も知る必要があるわよね?それに魔法が使えるなら練習もすべきだろうし、家庭教師とか頼める?』
まずはこの国で必要な事を勉強すべきだと言われてしまった。それに読書も好きだと言う。趣味も合うなんて、これはもう運命だと言っても過言では無いと思う。
取り敢えず最初に読みたい本を聞き、彼女の部屋へ案内する事になったのだが。
エスコートする腕に回された、細く白い腕にドキドキしてしまう。挙動不審にならないよう気をつけながら、長い廊下をゆっくりと進む。
もっと一緒に居たい。リオの話を聞きたい。リオの事を知りたい……スタンピードの事など、考える事は沢山あるのに、僕はリオの事ばかり考えてしまっていた。
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