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第7話 魔力測定 ★カミル SIDE
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召喚の儀が行われてから10日が経った。今日は貴族を集めての魔力測定が大々的に行われる運びとなっている。
あの日からリオは飽きる事なく本を読み、デュルギス王国の歴史に作法やマナーまでも習得していた。
僕とは夕食時にしか話す機会は無かったが、その日に勉強した内容を報告してくれるので、ちょっとした問題を出したりもしたのだが、答えからリオが完璧に理解している事はすぐに分かった。何千年と言う長さのため、貴族すら辟易する我が国の歴史書すら、リオは丸暗記してるのではないかと思うぐらいしっかりと理解していた。
「やあ、リオ。そのドレス、とても似合っていて可愛いよ。ん?緊張しているのかい?」
少し顔を強張らせているリオは、薄い青色のドレスを着ていて立ち姿も美しい。元々線が細い身体はラインが美しく、スラっと伸びた手脚は優雅な動きを身につけており、王宮に勤める上級貴族令嬢と遜色ない。リオにつけた侍女のリリアンヌ達は貴族の中でもしっかり教育を受けて来た者達だからね。この短期間で、彼女達を見て学んだのだろう。
「ごきげんよう、カミル。少し緊張するわね。魔力が全く無かったら何も出来ないのでしょう?細かい条件も本で読んだわ」
「大丈夫だよ、リオ。たとえ魔力が無くても、リオの魅力は変わらないからね。確かにこの国は魔力主義なところがあるけれど、10日間生活してみて特に困らなかったでしょ?」
「えぇ、そうね。普通に生活する分には困らなかったわ。でも、それでは召喚された意味が……」
「問題ないよ。僕は君が気に入ってるんだ。魔力の有無や貢献度なんて、これからの行動でいくらでも変えられる。どちらかと言えば、リオの賢さや努力家な所が僕には好ましく感じるんだ」
「ありがとう、カミル。どんな結果だったとしても、私はカミルの仕事を手伝えるように頑張るわ」
フワッと笑顔で答えてくれたリオを抱きしめたい衝動に駆られる。どんな結果になろうとも、リオを慰め、近くで助けるのは僕でありたいと強く願った。
「魔力測定を開始します!先ずは第一王子殿下の召喚者様からお願いします」
宰相のノルト侯爵が呼びかけると、ピンクのドレスを着た可愛らしい女の子が水晶の前に進み出る。
「こちらの水晶に手を触れてください」
彼女は第一王子をチラリと見てから水晶に触れた。
「おぉ!素晴らしい!魔力量5152です!」
周りから感嘆の声が上がる。確かに訓練前でなら多い方だろう。貴族の平均は2500程度だ。この5000と言う数字が召喚者の基準となる。
「次に第二王子殿下の召喚者様、こちらへ」
真っ赤なドレスで歩み出る女性は気が強そうだ。何も言わず、水晶へ手を当てた。
「魔力量5020です!こちらも素晴らしい!」
ノルト侯爵が興奮して叫んでいる。確かに我が国の訓練された魔道師達程では無いが、これからの訓練で倍にまで増やせる可能性を考慮すれば十分な戦力になるだろう。
「最後に第三王子殿下の召喚者様、こちらへ」
リオは僕と視線を合わせると、小声で「行ってくるわね」と困ったように微笑んで水晶の前へ向かった。リオに大丈夫だと気持ちを込めて笑顔で頷いて見せる。ほんの少しでも魔力があれば問題無い。最悪全く無かったとしても、彼女を全力で守ると神に誓った。
「ま、魔力量50……です」
ノルト侯爵は困惑した様子で結果を伝える。周りの者達がザワザワと騒ぎ出した。その中には「我が娘の方が妃に相応しい」「男爵家の魔力より低いとは」「第三王子殿下は貧乏くじを引いたな」などと暴言を吐いているのが聞こえたのだった。
あの日からリオは飽きる事なく本を読み、デュルギス王国の歴史に作法やマナーまでも習得していた。
僕とは夕食時にしか話す機会は無かったが、その日に勉強した内容を報告してくれるので、ちょっとした問題を出したりもしたのだが、答えからリオが完璧に理解している事はすぐに分かった。何千年と言う長さのため、貴族すら辟易する我が国の歴史書すら、リオは丸暗記してるのではないかと思うぐらいしっかりと理解していた。
「やあ、リオ。そのドレス、とても似合っていて可愛いよ。ん?緊張しているのかい?」
少し顔を強張らせているリオは、薄い青色のドレスを着ていて立ち姿も美しい。元々線が細い身体はラインが美しく、スラっと伸びた手脚は優雅な動きを身につけており、王宮に勤める上級貴族令嬢と遜色ない。リオにつけた侍女のリリアンヌ達は貴族の中でもしっかり教育を受けて来た者達だからね。この短期間で、彼女達を見て学んだのだろう。
「ごきげんよう、カミル。少し緊張するわね。魔力が全く無かったら何も出来ないのでしょう?細かい条件も本で読んだわ」
「大丈夫だよ、リオ。たとえ魔力が無くても、リオの魅力は変わらないからね。確かにこの国は魔力主義なところがあるけれど、10日間生活してみて特に困らなかったでしょ?」
「えぇ、そうね。普通に生活する分には困らなかったわ。でも、それでは召喚された意味が……」
「問題ないよ。僕は君が気に入ってるんだ。魔力の有無や貢献度なんて、これからの行動でいくらでも変えられる。どちらかと言えば、リオの賢さや努力家な所が僕には好ましく感じるんだ」
「ありがとう、カミル。どんな結果だったとしても、私はカミルの仕事を手伝えるように頑張るわ」
フワッと笑顔で答えてくれたリオを抱きしめたい衝動に駆られる。どんな結果になろうとも、リオを慰め、近くで助けるのは僕でありたいと強く願った。
「魔力測定を開始します!先ずは第一王子殿下の召喚者様からお願いします」
宰相のノルト侯爵が呼びかけると、ピンクのドレスを着た可愛らしい女の子が水晶の前に進み出る。
「こちらの水晶に手を触れてください」
彼女は第一王子をチラリと見てから水晶に触れた。
「おぉ!素晴らしい!魔力量5152です!」
周りから感嘆の声が上がる。確かに訓練前でなら多い方だろう。貴族の平均は2500程度だ。この5000と言う数字が召喚者の基準となる。
「次に第二王子殿下の召喚者様、こちらへ」
真っ赤なドレスで歩み出る女性は気が強そうだ。何も言わず、水晶へ手を当てた。
「魔力量5020です!こちらも素晴らしい!」
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リオは僕と視線を合わせると、小声で「行ってくるわね」と困ったように微笑んで水晶の前へ向かった。リオに大丈夫だと気持ちを込めて笑顔で頷いて見せる。ほんの少しでも魔力があれば問題無い。最悪全く無かったとしても、彼女を全力で守ると神に誓った。
「ま、魔力量50……です」
ノルト侯爵は困惑した様子で結果を伝える。周りの者達がザワザワと騒ぎ出した。その中には「我が娘の方が妃に相応しい」「男爵家の魔力より低いとは」「第三王子殿下は貧乏くじを引いたな」などと暴言を吐いているのが聞こえたのだった。
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