【完結】異世界に召喚されたので、好き勝手に無双しようと思います。〜人や精霊を救う?いいえ、ついでに女神様も助けちゃおうと思います!〜

月城 蓮桜音

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第13話 今後の予定 ★カミル SIDE

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 リオが執務室から退室し、扉がパタンと閉まった瞬間に、残った4人が一斉に深く長いため息をついた。

「デューク、さすがに僕もここまでは想像して無かったよ。リオの集中力や行動力は認めていたから、1日目で何となく自分の魔力を感知出来そうかなーってぐらいだと思っていた。リオは努力家でもあるから、寝るまで魔力を巡らせる練習をするだろうと……」

「なるほど。やはりリオ殿の集中力は殿下のお墨付きだったか。瞬間的に集中する上に集中力も続くから、さすがに驚いた。集中力も素晴らしいが、発想力も視点も面白くてな。集めた大気魔力に触れてみたいと言われた時には、どうしてその発想になったのかをこちらから質問したかったぐらいだ」

「ふふっ、面白いでしょう?リオはいつも僕を驚かせてくれるんだ。何事にも一生懸命で、つい手伝ってあげたくなるのを必死で我慢してるんだよ」

「リオ殿は学園へ行かれるのか?」

 ふと気がついたようにデュークが聞いてくる。恐らく明日も魔法の練習をする予定だからだろう。

「いや、リオは既にデュルギス王国の歴史書全15巻や礼儀作法など、貴族令嬢に必要な知識の勉強も、ひと通り終わらせてしまっているんだ。勤勉でもあり、本を読むスピードも速いからね」

「ふむ。この国に馴染んでもらうには通った方が良いと思っていたんだがな。知られたら狙われるスキルと知識に能力だからな……リオ殿は稀有な存在。しっかりお守りせねばなるまい」

「デュークは凄いね。たった数時間でリオの価値に気づいたのだから」

「殿下……あの驚きのオンパレード、たったひとつ見知っただけでもリオ殿の価値に気がつくだろうよ」

 デュークは呆れた顔でソファの肘掛けを使って頬杖をつく。これからどうするかを迷ってるのだろう。

「練習場所かい?」

「あぁ。たった1日で初級魔法をクリアしたんだ。それも無詠唱で。まだ2日目だと甘く見れないだろう?下手すれば、明日1日で中級全属性をクリアする可能性があるんだぞ!」

「だろうねぇ……キース」

「明日の予定は書類が回って来なければ分かりませんが、午後からならば空くと思われます。最悪クリスに押し付けて大丈夫です」

「だいじょばないから!」

 午前中は仕事して、午後はクリスに仕事を押し付けて南の森にでもリオを連れて行くかな。

「デューク、午後から南の森で良いかい?」

「殿下も来るのであれば、姿を隠す『隠密』の結界を張れるのでは?南の森に行くなら中級魔法を覚えさせてからが安心だろう?」

 我々が居れば戦力過多ではあると思うが、デュークは経験を積ませたいと思ったのだろう。

「リオ単独で狩らせたいのかい?それなら明日は練習場で中級魔法を。明後日の午後に南の森へ行こうか」

「それが良いかと。まぁ、中級魔法を全属性クリア出来てから考えても遅く無いと思うが」

「そうだね。ねぇ、デューク。リオは大聖女の称号を得られると思うかい?」

「恐らくは。初級魔法の練習で魔力量が2000を軽く超えたからな。まぁ、2時間以上集中しっぱなしで大気魔力を集めてはぶっ放してたから当たり前ではあるんだがなぁ……」

 遠い目をしてしみじみとリオの姿を想像したのであろうデュークを細目で睨む。

「デューク、休憩はしなかったのか?」

「それはリオ殿に言ってくれ。途中で何度も声を掛けたさ!集中すると声が聞こえなくなるタイプなんだろ?」

「あぁ……そうだった。本を読んでいる時も、僕が部屋に入ってお茶を飲んでいても気づかないんだ」

「「はぁ……………………」」

 仕方ない。取り敢えずは明日の昼に、僕も自分の目で確認してから考えた方が良さそうだよね。明日の分の仕事も、今日できる物は終わらせてしまおう。何気に明日の昼が楽しみで、ワクワクしている自分に苦笑いするのだった。
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