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第14話 疲労回復魔法の習得 ★リオ SIDE
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やったわ!初級は全部使えたわね。中級の魔法も使えるかしら。中級魔導書も貸して貰えたし、早速読みましょ。夕食までに読み終えられるかしら?
中級魔導書の表紙をめくって読み始める。デューク様が仰っていた疲労回復の魔法は、魔導書の後半に載っていたわ。
ヒールが体の表面を覆って治すとしたら、体の中へヒールするイメージで良いみたい。ただ、魔力量がかなり多めらしいから、今の私に出来るか不安だけれど。取り敢えずは練習してみましょうか。
「疲労回復!」
うーん、詠唱が長いわね……ヒールも疲労回復も回復で良くない?魔法はイメージなのだから、回復って詠唱しながら疲労回復をかけてみよう。
「回復!」
体の内側にヒールするイメージ……詠唱のタイミングからかなり遅れて魔法が発動したわね。やっぱり中級でも詠唱って意味ないんじゃない?
首を捻りながら悩む。手の平に大気魔力を集めてから魔法を使うからか、発動が遅いのかも知れない。
じゃぁ、最初からお腹辺りに大気魔力を集めたら良いのでは?手の平のように器が無きゃ駄目かしら?
お腹を見つめて大気魔力を集めてみる。薄い青色の魔力がお腹の近くでゆらゆら集まったのが目視出来た。ふむ、出来るみたいね。ここで疲労回復!あれ?やっぱり詠唱してないのに発動しちゃったわ……
あーだこーだと言いつつ練習していると、あっという間に1時間が経っており、夕食の支度が整ったと連絡が来た。慌てて着替えてからカミルの元へ向かう。
「こんばんは、カミル。先程振りね」
「やぁ、リオ。中級魔導書は読んだのかい?」
カミルにはお見通しだったらしい。中級の魔法について、2人の会話が弾む。
「カミル、疲労回復の魔法を練習したんだけど、後でカミルにかけても良いかしら?」
「ええ?もしかして、魔導書を読み終えた上に、練習までしていたのかい?」
「えぇ、大気魔力を使うから、魔力が足りないって事も無いし?いくらでも練習出来るじゃない?」
私は間違った事は言ってないと思うんだけど、カミルはポカンと口を開けたままで固まってしまったわね。私、また何かおかしな事を言ったのかしら?
仕方がないので、カミルの思考が戻るまでゆっくりと夕食を再開する事にした。
「リオ……、僕もどちらかと言えばリオ寄りだから何とも言えないんだけど、普通は大気魔力を集めるだけで集中力は途切れるらしいよ。それを3時間の訓練の後にずっとやってたんだよね?さすがの僕も集中力が途切れると思うから驚いたんだ」
あら、そうなのね。普通は……私は普通じゃない?それが良いのか悪いのか分からないわね……でもカミルは怒ってはいないわよね?
「えっと、練習し過ぎは良くないのかしら?」
分からない事は聞いて良いとカミルは言ってくれてたから、素直に聞くことにした。
「いや、大気魔力を集める練習も、回復系の魔法を使うのも、特に暴発などはしないから問題は無いよ。ただ、頑張り過ぎて疲れてないか心配でね?」
あぁ、なるほど!カミルは私の体を心配してくれてたのね……
「問題無いわ、カミル。心配してくれてありがとう。私も少しでもカミルの役に立ちたいから、疲労回復魔法を覚えてカミルにかけてあげたかったの」
素直な気持ちを伝えると、カミルの頬がブワッと赤く染まる。耳まで真っ赤になっていて可愛い。
「あ、ありがとう、リオ。リオの気持ちがとても嬉しいよ。後でお願いしても良いかな?」
照れて頬をポリポリと掻きながら、微笑むカミルに惚けてしまいそうになる。
「え……えぇ、勿論よ。その為に練習したんだもの」
「それだけ練習してたのなら、魔力がまた増えたのでは?後でどれくらい増えたか教えてね」
そうね、1時間ぐらい練習したから増えてるかも?えっと、スキルは心の中で『鑑定!』っと。
目の前にフワッとステータスボードが現れる。魔力量は……3964。さっきが2914だったから、1000増えたみたいだ。魔力測定では、他の2人は5000超えだったから、彼女達も訓練してる事を考慮するならまだまだ追いつけない。
でも焦る必要は無いわ。ちゃんと魔力量を増やせる事も確認出来たし、中級の疲労回復も発動したもの。食事も終わったし、ソファへ移動して、カミルに疲労回復魔法をかけて確認して貰いましょ。
「カミル、そこのソファへ移動して貰って良い?早速だけど、疲労回復魔法をかけても良いかしら?」
「うん、お願いするね。僕は光魔法を使えないから楽しみだなぁ」
ニコニコと笑顔で返事してくれるカミルに感謝しながら、カミルのお腹の前に大気魔力を集める。カミルの驚く顔に気づかぬまま、私は疲労回復魔法を発動させた。
「うわ!す、凄いね!体が急に軽くなって、とっても気持ちが良いよ!執務は肩がバキバキになるからね。助かったよ、ありがとう」
笑顔で喜んでくれたカミルに、ホッと肩の力を抜いた。疲労回復魔法の効果があった事を確認できたし、喜んで貰えたし、デューク様に教えて頂けて良かったわ。この調子でカミルの役に立ちたいわね。そのためにも、勉強も練習も頑張るわよ!明日の訓練も楽しみね。
中級魔導書の表紙をめくって読み始める。デューク様が仰っていた疲労回復の魔法は、魔導書の後半に載っていたわ。
ヒールが体の表面を覆って治すとしたら、体の中へヒールするイメージで良いみたい。ただ、魔力量がかなり多めらしいから、今の私に出来るか不安だけれど。取り敢えずは練習してみましょうか。
「疲労回復!」
うーん、詠唱が長いわね……ヒールも疲労回復も回復で良くない?魔法はイメージなのだから、回復って詠唱しながら疲労回復をかけてみよう。
「回復!」
体の内側にヒールするイメージ……詠唱のタイミングからかなり遅れて魔法が発動したわね。やっぱり中級でも詠唱って意味ないんじゃない?
首を捻りながら悩む。手の平に大気魔力を集めてから魔法を使うからか、発動が遅いのかも知れない。
じゃぁ、最初からお腹辺りに大気魔力を集めたら良いのでは?手の平のように器が無きゃ駄目かしら?
お腹を見つめて大気魔力を集めてみる。薄い青色の魔力がお腹の近くでゆらゆら集まったのが目視出来た。ふむ、出来るみたいね。ここで疲労回復!あれ?やっぱり詠唱してないのに発動しちゃったわ……
あーだこーだと言いつつ練習していると、あっという間に1時間が経っており、夕食の支度が整ったと連絡が来た。慌てて着替えてからカミルの元へ向かう。
「こんばんは、カミル。先程振りね」
「やぁ、リオ。中級魔導書は読んだのかい?」
カミルにはお見通しだったらしい。中級の魔法について、2人の会話が弾む。
「カミル、疲労回復の魔法を練習したんだけど、後でカミルにかけても良いかしら?」
「ええ?もしかして、魔導書を読み終えた上に、練習までしていたのかい?」
「えぇ、大気魔力を使うから、魔力が足りないって事も無いし?いくらでも練習出来るじゃない?」
私は間違った事は言ってないと思うんだけど、カミルはポカンと口を開けたままで固まってしまったわね。私、また何かおかしな事を言ったのかしら?
仕方がないので、カミルの思考が戻るまでゆっくりと夕食を再開する事にした。
「リオ……、僕もどちらかと言えばリオ寄りだから何とも言えないんだけど、普通は大気魔力を集めるだけで集中力は途切れるらしいよ。それを3時間の訓練の後にずっとやってたんだよね?さすがの僕も集中力が途切れると思うから驚いたんだ」
あら、そうなのね。普通は……私は普通じゃない?それが良いのか悪いのか分からないわね……でもカミルは怒ってはいないわよね?
「えっと、練習し過ぎは良くないのかしら?」
分からない事は聞いて良いとカミルは言ってくれてたから、素直に聞くことにした。
「いや、大気魔力を集める練習も、回復系の魔法を使うのも、特に暴発などはしないから問題は無いよ。ただ、頑張り過ぎて疲れてないか心配でね?」
あぁ、なるほど!カミルは私の体を心配してくれてたのね……
「問題無いわ、カミル。心配してくれてありがとう。私も少しでもカミルの役に立ちたいから、疲労回復魔法を覚えてカミルにかけてあげたかったの」
素直な気持ちを伝えると、カミルの頬がブワッと赤く染まる。耳まで真っ赤になっていて可愛い。
「あ、ありがとう、リオ。リオの気持ちがとても嬉しいよ。後でお願いしても良いかな?」
照れて頬をポリポリと掻きながら、微笑むカミルに惚けてしまいそうになる。
「え……えぇ、勿論よ。その為に練習したんだもの」
「それだけ練習してたのなら、魔力がまた増えたのでは?後でどれくらい増えたか教えてね」
そうね、1時間ぐらい練習したから増えてるかも?えっと、スキルは心の中で『鑑定!』っと。
目の前にフワッとステータスボードが現れる。魔力量は……3964。さっきが2914だったから、1000増えたみたいだ。魔力測定では、他の2人は5000超えだったから、彼女達も訓練してる事を考慮するならまだまだ追いつけない。
でも焦る必要は無いわ。ちゃんと魔力量を増やせる事も確認出来たし、中級の疲労回復も発動したもの。食事も終わったし、ソファへ移動して、カミルに疲労回復魔法をかけて確認して貰いましょ。
「カミル、そこのソファへ移動して貰って良い?早速だけど、疲労回復魔法をかけても良いかしら?」
「うん、お願いするね。僕は光魔法を使えないから楽しみだなぁ」
ニコニコと笑顔で返事してくれるカミルに感謝しながら、カミルのお腹の前に大気魔力を集める。カミルの驚く顔に気づかぬまま、私は疲労回復魔法を発動させた。
「うわ!す、凄いね!体が急に軽くなって、とっても気持ちが良いよ!執務は肩がバキバキになるからね。助かったよ、ありがとう」
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