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第25話 キラキラ魔法とソラ ★リオ SIDE
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執務室を出て行く彼等を視線で見送り、ふぅ――っと深く息を吐いてソファに背を預けた。
「お疲れ様だったね、リオ。良くやってくれたね」
カミルが頭を撫でてくれる。あの対応で良かったらしい。王子妃となるのであれば、下手に出過ぎて舐められる訳にはいかないが、慈悲が無いのも問題だものね。
「もっと学ばなくてはなりませんね……」
カミル達が居なければ、きっと上手く立ち回れなかっただろう。シュンと俯いてため息を吐く。
「そんな事は無いよ。毅然としていて素敵だったよ」
「そうですよ!あんなタヌキ親父どもにお優しさまでお見せになるなんて!私は感動しました!」
キースまで一緒に褒めてくれる。それでも納得できなかった。
「でも、1人では何も出来ないわ……」
「1人で戦う必要は無いだろう?我々を頼ってくれないなんて寂しいなぁ。師弟の仲でしょう?」
戯けてパチンと片目を閉じて見せるデューク様に、皆んなが頷く。
「その通りだよ。リオは王子妃になるんだ。上に立つ者は、1人では何も出来ない事に気づく時が必ず来る。その時に周りの信用出来る人間を……仲間を頼る事も、大事な能力だと僕は思うよ」
「頼って欲しいってストレートに言えば良いのに」
クリスがボソッと呟いた。ブフッ!とデュークが吹き出して、皆んなで笑った。
仲間だと思ってくれてる人達がいる。それはとても心強いわね。頼り過ぎず、努力出来るところは自分で努力しながら……でも頼れる存在が或る事は素直に嬉しいわね。
「それで、どうしました?キースがクリスに私を呼ぶようにメモがあったと聞いたが?」
キースは外に出て無いわよね?エイミーが居たからと、部屋に戻って来たんだし……首をコテンと倒した私に、キースが説明してくれる。
「あぁ、離れてる人にメッセージを飛ばす事の出来る魔道具があるんですよ。因みに作ったのはデュークです」
「まぁ!凄いわね!この世界には魔道具もあるのですね!私にも作れるかしら?」
「おぉ、興味がありますか!リオ殿には、是非ともアイディアを出して貰えればと。私が全力で創ってお見せいたしましょう!」
「デューク、それは後でやってくれるかい?今はリオの疲労回復魔法の異常と、リオの膝でうたた寝してる猫について話さねばなるまい?」
「では、ひとつずつ聞きますよ。疲労回復魔法がおかしいのですか?」
「リオ、デュークにかけてあげて?」
「えぇ。デューク様、こちらに。お腹が光りますので、驚かないでくださいね」
「光る?」
やって見せた方が早いだろうと、デュークのお腹に手を伸ばす。触れない距離で疲労回復をかけた。
「おおぉ!これは……先程の『ヒール』も白く輝いていましたから、全ての魔法の威力が上がった可能性が高いですな。明日の昼から魔法の応用をやる予定だったのですが、先に確認した方が良さそうだ」
「確認する必要は無いよ~」
デュークとクリスは何処から声がしたのか分からずキョロキョロと周りを見渡している。あぁ、2人とも居なかったもんね。
「デューク様、この子です」
膝の上の猫を撫でる。ソラは気持ち良さそうに頭を手に擦り付けた。
「リオ殿、そちらは?」
「精霊のソラです。一応、精霊の王子様らしいです。さっき、私の使い魔になってくれました」
「「…………………………」」
デュークとクリスが目を大きくして驚く。言葉を発せず、じっとソラを観察し始めた。
「普通の精霊だよ~?悪い事はしないよ~。良い子にしてないと、王様に怒られるんだよ~」
のんびりした口調のソラに、デューク様達は脱力する。
「ソラ殿が精霊であり、リオ殿の使い魔である事は分かりました。それで、ソラ殿。リオ殿の魔法を確認する必要が無いとは?」
「それはね~、僕と契約する事で、『純白の魔力』の威力が高まったからだよ~」
「なるほど……威力が高まるのは良い事ですが、これでは目立ちますな。初級魔法の『ヒール』ですら、あれだけ目立つのですから」
「このエフェクトは消せないの?」
「えぇ~、カッコ良くない~?僕のお気に入りなの~」
「上級以上なら良いけど、初級でこれはちょっと恥ずかしいわ」
「「確かに……」」
カミルとデューク様が同意してくれた。補佐官2人はカッコ良いのにね~と笑っている。他人事だからって……
「ん~、他の人を牽制する必要が無いの~?まぁ、オンオフ出来なくはないんだけどぉ~。教えるの面倒……」
「猫ちゃんだから仕方ないわね。教える気になった時に教えてくれるかしら?今の所は困って無いから」
「お~け~」
大変な事が起こっているのだろうけど、ソラがのんびりした口調で話すから、全く危機感や焦りは無いわね。まぁ、私に精霊のお友達が出来たと言う事で良いのよね?これから仲良くしてくれると嬉しいわ。
「お疲れ様だったね、リオ。良くやってくれたね」
カミルが頭を撫でてくれる。あの対応で良かったらしい。王子妃となるのであれば、下手に出過ぎて舐められる訳にはいかないが、慈悲が無いのも問題だものね。
「もっと学ばなくてはなりませんね……」
カミル達が居なければ、きっと上手く立ち回れなかっただろう。シュンと俯いてため息を吐く。
「そんな事は無いよ。毅然としていて素敵だったよ」
「そうですよ!あんなタヌキ親父どもにお優しさまでお見せになるなんて!私は感動しました!」
キースまで一緒に褒めてくれる。それでも納得できなかった。
「でも、1人では何も出来ないわ……」
「1人で戦う必要は無いだろう?我々を頼ってくれないなんて寂しいなぁ。師弟の仲でしょう?」
戯けてパチンと片目を閉じて見せるデューク様に、皆んなが頷く。
「その通りだよ。リオは王子妃になるんだ。上に立つ者は、1人では何も出来ない事に気づく時が必ず来る。その時に周りの信用出来る人間を……仲間を頼る事も、大事な能力だと僕は思うよ」
「頼って欲しいってストレートに言えば良いのに」
クリスがボソッと呟いた。ブフッ!とデュークが吹き出して、皆んなで笑った。
仲間だと思ってくれてる人達がいる。それはとても心強いわね。頼り過ぎず、努力出来るところは自分で努力しながら……でも頼れる存在が或る事は素直に嬉しいわね。
「それで、どうしました?キースがクリスに私を呼ぶようにメモがあったと聞いたが?」
キースは外に出て無いわよね?エイミーが居たからと、部屋に戻って来たんだし……首をコテンと倒した私に、キースが説明してくれる。
「あぁ、離れてる人にメッセージを飛ばす事の出来る魔道具があるんですよ。因みに作ったのはデュークです」
「まぁ!凄いわね!この世界には魔道具もあるのですね!私にも作れるかしら?」
「おぉ、興味がありますか!リオ殿には、是非ともアイディアを出して貰えればと。私が全力で創ってお見せいたしましょう!」
「デューク、それは後でやってくれるかい?今はリオの疲労回復魔法の異常と、リオの膝でうたた寝してる猫について話さねばなるまい?」
「では、ひとつずつ聞きますよ。疲労回復魔法がおかしいのですか?」
「リオ、デュークにかけてあげて?」
「えぇ。デューク様、こちらに。お腹が光りますので、驚かないでくださいね」
「光る?」
やって見せた方が早いだろうと、デュークのお腹に手を伸ばす。触れない距離で疲労回復をかけた。
「おおぉ!これは……先程の『ヒール』も白く輝いていましたから、全ての魔法の威力が上がった可能性が高いですな。明日の昼から魔法の応用をやる予定だったのですが、先に確認した方が良さそうだ」
「確認する必要は無いよ~」
デュークとクリスは何処から声がしたのか分からずキョロキョロと周りを見渡している。あぁ、2人とも居なかったもんね。
「デューク様、この子です」
膝の上の猫を撫でる。ソラは気持ち良さそうに頭を手に擦り付けた。
「リオ殿、そちらは?」
「精霊のソラです。一応、精霊の王子様らしいです。さっき、私の使い魔になってくれました」
「「…………………………」」
デュークとクリスが目を大きくして驚く。言葉を発せず、じっとソラを観察し始めた。
「普通の精霊だよ~?悪い事はしないよ~。良い子にしてないと、王様に怒られるんだよ~」
のんびりした口調のソラに、デューク様達は脱力する。
「ソラ殿が精霊であり、リオ殿の使い魔である事は分かりました。それで、ソラ殿。リオ殿の魔法を確認する必要が無いとは?」
「それはね~、僕と契約する事で、『純白の魔力』の威力が高まったからだよ~」
「なるほど……威力が高まるのは良い事ですが、これでは目立ちますな。初級魔法の『ヒール』ですら、あれだけ目立つのですから」
「このエフェクトは消せないの?」
「えぇ~、カッコ良くない~?僕のお気に入りなの~」
「上級以上なら良いけど、初級でこれはちょっと恥ずかしいわ」
「「確かに……」」
カミルとデューク様が同意してくれた。補佐官2人はカッコ良いのにね~と笑っている。他人事だからって……
「ん~、他の人を牽制する必要が無いの~?まぁ、オンオフ出来なくはないんだけどぉ~。教えるの面倒……」
「猫ちゃんだから仕方ないわね。教える気になった時に教えてくれるかしら?今の所は困って無いから」
「お~け~」
大変な事が起こっているのだろうけど、ソラがのんびりした口調で話すから、全く危機感や焦りは無いわね。まぁ、私に精霊のお友達が出来たと言う事で良いのよね?これから仲良くしてくれると嬉しいわ。
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