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第31話 チャレンジ精神は大事 ★デューク SIDE
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明け方まで作業して、何とか5台の練習装置を作り上げた。リオ殿のために上級は3段階の速度変更が出来る仕様だ。5分、3分、1分まで作ってみた。これなら少しは長く遊んでいただけるだろう。彼女にとってこの装置は、おもちゃ程度でしか無い事は理解していた。
「ご苦労だった!皆んな帰って寝て良いぞ。装置を使いたいヤツは、ちゃんと仮眠を取ってから来いよ!解散!」
やっと寝れる……だが、やり切った達成感はあるな。少し仮眠を取ったら、上級の装置を試してみよう。
⭐︎⭐︎⭐︎
起きたら既に昼だった……もう昼飯の時間だ。サクッと昼食を腹に収めて、練習装置の所へ向かう。早速練習している部下達に嬉しくなる。頑張って作った甲斐があったな。
「装置を使って見てどんな感じだ?初級は何人ぐらいクリア出来たんだ?」
「団長~!1個か2個、失敗してしまいます」
「自分も後半にミスが目立ちます」
「10分って長いんですね……」
普段の練習では感じない事が感じられた様で良かったとは思うが、集中力が無さ過ぎるんじゃないか?
「もっと集中しろ!魔道師は後衛とはいえ、全て自分で倒す勢いで構えておけ!」
「「「はっ!」」」
リオ殿は3セットを基準で考えていたが、部下達にはまだ早いようだな……技術力と言うよりは集中力だと思うが、どれだけ差があるのだろうか。
取り敢えず、リオ殿が利用なさる前に、最終確認として私が上級用の練習装置を使ってみる事に。初級と同じで、右の壁に魔法を当ててから始める。
おおぅ!速いな!5分での短期決戦ではあるが、ひとつひとつを確認していては間に合わない。1mぐらいまで近寄らせてしまう事もあるな。他は5mぐらい離れた位置で撃ち落とせたか。
確かに3分までは何とかクリア出来そうだとは思うが……部下達では発動が間に合わないか、魔力切れを起こしそうだな。まぁ、初級の練習装置で慣れる頃には、魔力量も更に増えるだろう。
「ごきげんよう、デューク様」
「リオ殿、お待ちしておりました!」
リオ殿が姿を見せると、部下達が一斉に近付いて来る。昨日の態度とは全く違うな……
「リオ様、こんにちは!」
「ご機嫌如何ですか?」
「今日もよろしくお願いします!」
想い想いに声をかけている。たった1日でリオ殿の信者が一気に増えたな。信者第1号は勿論、私だ。
「上級用練習装置は3段階にしておきましたぞ。5分、3分、1分ですな。私は5分をクリアした所です」
「嬉しいです!ありがとうございます!3分も先にデューク様がなさいますか?」
「私はいつでも使えますから、リオ殿からどうぞ?」
「ありがとうございます!楽しみにしてたんです!」
そう言うと、リオ殿は所定の位置に着いた。双剣を構え、赤枠に魔法を当てる。直ぐに丸太がビュンビュン飛んで来る。部下達が息を呑んで見守る。
スパスパ、スパスパッ!!!5分でも余裕でクリア出来そうだな。やはり1分まで作って置いて良かった……
あっという間に5分経過した。全く疲れて無い事が伺えるリオ殿は、3分を御所望だ。右の壁に『5』『3』『1』と切り替え用の枠を用意したから分かったようで、『3』の枠に魔法を当て、すぐさまスタート用の枠にも魔法を当てた。全く無駄の無い動きに惚れ惚れする。
スパパパパパパパパ……速っ!マジかぁー。これは私でも厳しいんじゃないか?夜中にこっそり練習しよう。部下にみっともない姿は見せられない……
あぁ、1分まで出来る様にならなきゃか……作るんじゃ無かった……ちょっとだけ後悔したが、リオ殿は1分にも挑戦するつもりのようだ。うん、やっぱり作って良かった。
パスッ!パスッ!と、『1』の枠とスタートの枠に魔法を当て、気負う事も無くスタートした。
もう、音すら遅れて聴こえる。ヒュンヒュンと風切音はしているが、剣は残影しか見えてないのでは?1秒に1個以上飛んで来るのだから、そりゃそうか……
1分はさすがにあっという間だ。リオ殿は……全く疲れてもいなければ、楽しかったって顔をしてる……
「リオ殿、1分は楽しめましたか?3分までは余裕みたいでしたよね?」
「えぇ!1分の速さで最低でも5分はやりたいわ!」
皆んな呆然としている。最近毎日誰かしらのこの顔を見てる気がするな。偶然では無い……
「その程度の改良なら、30分もあれば出来ますが?」
「本当にー!嬉しいー!」
やっとリオ殿のお眼鏡に適ったものが出来上がったようで一安心だ。ん……?リオ殿、強化魔法だけだった?まさか、剣に魔法を纏わせて無かった?
「リオ殿!双剣には魔法を纏わせましたか?」
「いいえ?強化魔法を調整しながらかけただけね」
「…………んん?強化魔法も調整してたのですか?」
「剣の重さを少し感じるぐらいが、1番スピードも上がるみたいなの。振り上げる時も同じだったわ」
私は剣をほとんど握った事が無いから分からないが、魔法の時と同じ様に色々と気がついたのだろう。
「リオ様!調整出来ました!」
1分のスピードを、5分間連続して飛ばすための変更をして来た部下が嬉しそうに話し掛けている。
「ありがとうございます!早速使わせて貰いますね!」
「はいっ!どうぞ!」
耳と尻尾が見えるな……きっとブンブンと尻尾が振れているだろう。気持ちは良く分かるが。リオ殿は……後は放置しても大丈夫だろう。
「ご苦労だった!皆んな帰って寝て良いぞ。装置を使いたいヤツは、ちゃんと仮眠を取ってから来いよ!解散!」
やっと寝れる……だが、やり切った達成感はあるな。少し仮眠を取ったら、上級の装置を試してみよう。
⭐︎⭐︎⭐︎
起きたら既に昼だった……もう昼飯の時間だ。サクッと昼食を腹に収めて、練習装置の所へ向かう。早速練習している部下達に嬉しくなる。頑張って作った甲斐があったな。
「装置を使って見てどんな感じだ?初級は何人ぐらいクリア出来たんだ?」
「団長~!1個か2個、失敗してしまいます」
「自分も後半にミスが目立ちます」
「10分って長いんですね……」
普段の練習では感じない事が感じられた様で良かったとは思うが、集中力が無さ過ぎるんじゃないか?
「もっと集中しろ!魔道師は後衛とはいえ、全て自分で倒す勢いで構えておけ!」
「「「はっ!」」」
リオ殿は3セットを基準で考えていたが、部下達にはまだ早いようだな……技術力と言うよりは集中力だと思うが、どれだけ差があるのだろうか。
取り敢えず、リオ殿が利用なさる前に、最終確認として私が上級用の練習装置を使ってみる事に。初級と同じで、右の壁に魔法を当ててから始める。
おおぅ!速いな!5分での短期決戦ではあるが、ひとつひとつを確認していては間に合わない。1mぐらいまで近寄らせてしまう事もあるな。他は5mぐらい離れた位置で撃ち落とせたか。
確かに3分までは何とかクリア出来そうだとは思うが……部下達では発動が間に合わないか、魔力切れを起こしそうだな。まぁ、初級の練習装置で慣れる頃には、魔力量も更に増えるだろう。
「ごきげんよう、デューク様」
「リオ殿、お待ちしておりました!」
リオ殿が姿を見せると、部下達が一斉に近付いて来る。昨日の態度とは全く違うな……
「リオ様、こんにちは!」
「ご機嫌如何ですか?」
「今日もよろしくお願いします!」
想い想いに声をかけている。たった1日でリオ殿の信者が一気に増えたな。信者第1号は勿論、私だ。
「上級用練習装置は3段階にしておきましたぞ。5分、3分、1分ですな。私は5分をクリアした所です」
「嬉しいです!ありがとうございます!3分も先にデューク様がなさいますか?」
「私はいつでも使えますから、リオ殿からどうぞ?」
「ありがとうございます!楽しみにしてたんです!」
そう言うと、リオ殿は所定の位置に着いた。双剣を構え、赤枠に魔法を当てる。直ぐに丸太がビュンビュン飛んで来る。部下達が息を呑んで見守る。
スパスパ、スパスパッ!!!5分でも余裕でクリア出来そうだな。やはり1分まで作って置いて良かった……
あっという間に5分経過した。全く疲れて無い事が伺えるリオ殿は、3分を御所望だ。右の壁に『5』『3』『1』と切り替え用の枠を用意したから分かったようで、『3』の枠に魔法を当て、すぐさまスタート用の枠にも魔法を当てた。全く無駄の無い動きに惚れ惚れする。
スパパパパパパパパ……速っ!マジかぁー。これは私でも厳しいんじゃないか?夜中にこっそり練習しよう。部下にみっともない姿は見せられない……
あぁ、1分まで出来る様にならなきゃか……作るんじゃ無かった……ちょっとだけ後悔したが、リオ殿は1分にも挑戦するつもりのようだ。うん、やっぱり作って良かった。
パスッ!パスッ!と、『1』の枠とスタートの枠に魔法を当て、気負う事も無くスタートした。
もう、音すら遅れて聴こえる。ヒュンヒュンと風切音はしているが、剣は残影しか見えてないのでは?1秒に1個以上飛んで来るのだから、そりゃそうか……
1分はさすがにあっという間だ。リオ殿は……全く疲れてもいなければ、楽しかったって顔をしてる……
「リオ殿、1分は楽しめましたか?3分までは余裕みたいでしたよね?」
「えぇ!1分の速さで最低でも5分はやりたいわ!」
皆んな呆然としている。最近毎日誰かしらのこの顔を見てる気がするな。偶然では無い……
「その程度の改良なら、30分もあれば出来ますが?」
「本当にー!嬉しいー!」
やっとリオ殿のお眼鏡に適ったものが出来上がったようで一安心だ。ん……?リオ殿、強化魔法だけだった?まさか、剣に魔法を纏わせて無かった?
「リオ殿!双剣には魔法を纏わせましたか?」
「いいえ?強化魔法を調整しながらかけただけね」
「…………んん?強化魔法も調整してたのですか?」
「剣の重さを少し感じるぐらいが、1番スピードも上がるみたいなの。振り上げる時も同じだったわ」
私は剣をほとんど握った事が無いから分からないが、魔法の時と同じ様に色々と気がついたのだろう。
「リオ様!調整出来ました!」
1分のスピードを、5分間連続して飛ばすための変更をして来た部下が嬉しそうに話し掛けている。
「ありがとうございます!早速使わせて貰いますね!」
「はいっ!どうぞ!」
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