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第87話 精霊王の優しさ ★精霊王 SIDE
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リオには伝えなければならない事を、伝える事が出来なかった。明日にはちゃんと伝えなければとは思っているが……
シアと坊やには先に話しておこうと、2人を我のねぐらへ招待した。リオには、シアの精霊の話をしたいと告げたら、どうぞごゆっくりとコテツの家を散策すると言ってくれた。
「リオは本当に良い子だな。他人の機微に聡いし、思いやりがある発言や行動を起こせる娘だ」
「えぇ、そうねぇ。王様もご存知だと思うけど、私の足を治してくれた後も、半年は無理しちゃ駄目だからって、『車椅子』を作ってくれたのよ。早く歩ける様になりたいという婆の気持ちを考えてくれたのよね」
坊やから話しは聞いていたが、そう言う経緯だったとは……『車椅子』は、元冒険者や一般の平民にも買える様に改良して、生活が楽になった者も多いと聞く。
「異世界から半ば無理矢理呼び出されて、自分も大変だろうになぁ……女神が選んだだけはあるな」
「あぁ、やっぱり女神様がお呼びになられたのねぇ?リオちゃんったら、たまに口を滑らせるから……」
「それが聞こえているなら、女神は問題無いと判断したのだろう。発言して困る事は、リオが口に出来ない様にする事も出来るのだからな」
「あら、そうなのねぇ?それなら良かったわぁ。婆の周りの人達は、いつもヒヤヒヤしながら聞いてたみたいよぉ?ふふっ」
確かに聞いてはならない事かもと思うのだろうな。ニンゲンは信仰する対象を深く知ってはならないと思う傾向にある様だった。我や女神は気にしないんだがな。
「シアだけには伝えておこうか。リオは、この世界と精霊界を守る為に……いや、修復する為に呼ばれた聖女なのだ。既に綻びが生じているらしくてな?だから、シアが今回の作戦を反対しないでくれて良かったと思う」
「あれはねぇ。リオちゃんは一度助けると決めたら、一切考えを曲げない子なのよ。無理に止めるより、気をつける様に促した方が安心出来るからねぇ?」
「あぁ、なるほど。心配していると伝えた方が気をつけてくれるのだな。自分の事は考えておらんからなぁ」
「そうなのよ……それがリオちゃんの欠点かしら。人の為ばかりで、自分の事を蔑ろにするのは心配だわぁ」
「大丈夫だよ~、バーちゃん。オイラがちゃんとリオの事を見てるからね~」
「ふふっ。ありがとう、ソラちゃん。心強いわぁ」
「えへへ~。王様、それでどうしたの?」
おっと、坊やが急に本題を振って来たぞ。気になって仕方ないのだろうが……
「あぁ、あのな……元皇女の前で言うのはどうかと思ったのだが、知っておいて欲しい事があってな?」
「さっき、リオちゃんに話そうとしたのに話を逸らしたのと関係あるのかしら?」
やはりバレていたか……バレてるなら逆に言いやすくはあるな。
「あぁ。どうやら、帝国ではニンゲンを魔物にしてしまう魔道具があるらしいのだ」
「だから、人を魔法で攻撃してしまっても仕方ないと言う話をしてたのねぇ?」
「そうだ。魔物とニンゲンの区別がつかなければ仕方ない事もあるだろうからな。それらが今回の件と関係あるのかは分からないのだが、そうなった時に……」
「リオちゃんの心が折れちゃうのが怖かったのねぇ」
「うむ。勝手に呼び付けて頼んでおいて、心配するなど虫がいいにも程があると思うのだがな……」
「そうねぇ。リオちゃんは優しくて良い子だものねぇ。心配になるのも分かるわぁ。でも、リオちゃんはとても強い子でもあると婆は信じているのよぉ」
シアは分かってくれるか。ありがたい事だ。理解してくれる者がいると、少し気持ちが楽になるからな。
「統治する側からすれば、排除すべき者がどうしても出て来てしまうからな……優しいだけの者には辛いだろうと、言えなかったのだ。言わねば狡いと分かってはいるのだけどな?」
「それが王様の優しさでしょう?悩んで伝えた結果なら、リオちゃんも分かってくれると思うわぁ」
「そうだと良いが……我はどうやら、リオに嫌われたく無い様だ。ほんの少しの時間を共にしただけだと言うのになぁ……」
「ふふっ。婆もそうだったわよぉ?最初は精霊と契約していると聞いて興味がわいただけだったのにねぇ。今では大事な家族だと思っているわぁ」
リオは誰にでも愛される、優しい心の持ち主だからな。我だけでは無く、シアや坊やもリオを愛しているのが良く分かる。
「そうか……リオには明日伝えようと思うから、シアも坊やも一緒にいてくれるか?」
「えぇ、勿論よぉ」
「オイラも一緒に居るよ~!」
「シアも坊やもありがとう。ちゃんとリオにも話して分かって貰おうと思う」
⭐︎⭐︎⭐︎
「リオ、おはよう」
「王様、おはようございます!」
「少し話しがあるのだが、朝食が済んだら我のねぐらに来てくれるか?」
「はい、分かりました。おにぎりは昨晩作っておいたので、食べたら直ぐに向かいますね」
案外早く来てしまいそうだな……心の準備は昨晩のうちにしたはずなのだが、緊張するな……我は精霊王だというのに。ニンゲンの娘に緊張するなんて、何だか笑えるな?クックッ。
「王様、お邪魔します。あら?婆や、ソラ、おはよう」
「リオ、おはよ~」
「リオちゃん、おはよう。良く眠れたかしら?」
「えぇ、絶好調よ!お話しが終わったら、早速訓練するんだから!ふふっ」
「やる気があって良い事だ。そのな、帝国の事なのだが、不穏な噂話があってな……」
何とも言いづらいが言わねばなるまい……
「リオ~、帝国でニンゲンを魔物にする魔道具があるかも?って話らしいよ~」
おっと、言いにくい話しを坊やがサラッと言ってくれたな……我が悩んでる事を知っていたからだな。坊やもとても優しい精霊に育ってくれて、我は嬉しいぞ。
「あぁ、それで昨日、人間に魔法で攻撃したならって話になったのね?」
「あ、あぁ、そうなのだ……」
「その魔道具で魔物になってしまった人は、もう人間には戻れないの?」
「戻れないだろうな。何故魔物にするのかは不明だが、魔物になった時点で考える事が出来ないからな。魔物は本能で動くから、人を襲う様になるのだ」
「なるほど……それでは、倒すしか無いのかしらね?」
「リオは後悔はしないか?」
「うーん。元は人間だったのなら、可哀想だとは思うけど、人を襲うのであれば、誰かが倒さなければならないでしょう?確かにそれは仕方ない事よね。それが誰かを守る事になるのであれば、私は後悔したとしても、魔物を倒すと思うわ」
「リオ……ありがとう。今回の件と関係が全く無いとは言い切れないのだ。関係無ければ良いのだが……」
「王様、大丈夫ですよ。例えそうだったとしても、私がやる事は同じだと思います。精霊達や人々を守る事を優先すれば、結果は同じになりますから」
「リオ、カッコ良い~!オイラも頑張るからね~」
「ソラは絶対に仲間を攻撃しようとは思わないでね?私も人であれば攻撃する気は無いわ。魔物に変わり果てていて、どうしようも無いと判断したら……ね」
「うん、分かったよ~。オイラも仲間は攻撃したく無いし、守れるなら守りたいと思うよ~」
「ふふっ。同じ考えで良かったわ。私は異世界人ではあるけど、この世界も精霊達も愛してるわ。だから、自分に出来る事があるなら、精一杯頑張るつもりよ」
「ありがとうねぇ、リオちゃん。婆にも、もっと強い力があればお手伝い出来たのにねぇ……」
「婆やは、やっと歩ける様になったばっかりじゃない。待ってる間に少しお散歩したり、擬態魔法の練習をしていてね?全てが終わったら、動物の姿でのんびりフワフワしましょうね!」
「えぇ、楽しみに待っているわねぇ。帰ったら一緒に料理もしたいし、やりたい事が増えて嬉しいわぁ」
シアがニコニコと笑顔で答え、リオが不安にならない様にしてくれている。
「本当にありがとう、リオ。我とシアは、リオが無事に怪我をせず帰って来る事を祈り、待っておるからな」
「はい。のんびり昔話をしながら待っていてくださいね。無理せずに情報を沢山集めて来ますから!」
本当にありがたい事だ。精霊と、精霊信仰の深い隣国のニンゲン達の為に動けるリオに、我は尊敬の念が尽きない。どんな結果が待ち受けていようとも、全て受け止めて前に進もうと思う。
話しが終わると、予定通りにリオは訓練を始めた。昨日習得したばかりだと言うのに、完璧な擬態で飛行するリオが眩しくて仕方なかった。
シアと坊やには先に話しておこうと、2人を我のねぐらへ招待した。リオには、シアの精霊の話をしたいと告げたら、どうぞごゆっくりとコテツの家を散策すると言ってくれた。
「リオは本当に良い子だな。他人の機微に聡いし、思いやりがある発言や行動を起こせる娘だ」
「えぇ、そうねぇ。王様もご存知だと思うけど、私の足を治してくれた後も、半年は無理しちゃ駄目だからって、『車椅子』を作ってくれたのよ。早く歩ける様になりたいという婆の気持ちを考えてくれたのよね」
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「あぁ、やっぱり女神様がお呼びになられたのねぇ?リオちゃんったら、たまに口を滑らせるから……」
「それが聞こえているなら、女神は問題無いと判断したのだろう。発言して困る事は、リオが口に出来ない様にする事も出来るのだからな」
「あら、そうなのねぇ?それなら良かったわぁ。婆の周りの人達は、いつもヒヤヒヤしながら聞いてたみたいよぉ?ふふっ」
確かに聞いてはならない事かもと思うのだろうな。ニンゲンは信仰する対象を深く知ってはならないと思う傾向にある様だった。我や女神は気にしないんだがな。
「シアだけには伝えておこうか。リオは、この世界と精霊界を守る為に……いや、修復する為に呼ばれた聖女なのだ。既に綻びが生じているらしくてな?だから、シアが今回の作戦を反対しないでくれて良かったと思う」
「あれはねぇ。リオちゃんは一度助けると決めたら、一切考えを曲げない子なのよ。無理に止めるより、気をつける様に促した方が安心出来るからねぇ?」
「あぁ、なるほど。心配していると伝えた方が気をつけてくれるのだな。自分の事は考えておらんからなぁ」
「そうなのよ……それがリオちゃんの欠点かしら。人の為ばかりで、自分の事を蔑ろにするのは心配だわぁ」
「大丈夫だよ~、バーちゃん。オイラがちゃんとリオの事を見てるからね~」
「ふふっ。ありがとう、ソラちゃん。心強いわぁ」
「えへへ~。王様、それでどうしたの?」
おっと、坊やが急に本題を振って来たぞ。気になって仕方ないのだろうが……
「あぁ、あのな……元皇女の前で言うのはどうかと思ったのだが、知っておいて欲しい事があってな?」
「さっき、リオちゃんに話そうとしたのに話を逸らしたのと関係あるのかしら?」
やはりバレていたか……バレてるなら逆に言いやすくはあるな。
「あぁ。どうやら、帝国ではニンゲンを魔物にしてしまう魔道具があるらしいのだ」
「だから、人を魔法で攻撃してしまっても仕方ないと言う話をしてたのねぇ?」
「そうだ。魔物とニンゲンの区別がつかなければ仕方ない事もあるだろうからな。それらが今回の件と関係あるのかは分からないのだが、そうなった時に……」
「リオちゃんの心が折れちゃうのが怖かったのねぇ」
「うむ。勝手に呼び付けて頼んでおいて、心配するなど虫がいいにも程があると思うのだがな……」
「そうねぇ。リオちゃんは優しくて良い子だものねぇ。心配になるのも分かるわぁ。でも、リオちゃんはとても強い子でもあると婆は信じているのよぉ」
シアは分かってくれるか。ありがたい事だ。理解してくれる者がいると、少し気持ちが楽になるからな。
「統治する側からすれば、排除すべき者がどうしても出て来てしまうからな……優しいだけの者には辛いだろうと、言えなかったのだ。言わねば狡いと分かってはいるのだけどな?」
「それが王様の優しさでしょう?悩んで伝えた結果なら、リオちゃんも分かってくれると思うわぁ」
「そうだと良いが……我はどうやら、リオに嫌われたく無い様だ。ほんの少しの時間を共にしただけだと言うのになぁ……」
「ふふっ。婆もそうだったわよぉ?最初は精霊と契約していると聞いて興味がわいただけだったのにねぇ。今では大事な家族だと思っているわぁ」
リオは誰にでも愛される、優しい心の持ち主だからな。我だけでは無く、シアや坊やもリオを愛しているのが良く分かる。
「そうか……リオには明日伝えようと思うから、シアも坊やも一緒にいてくれるか?」
「えぇ、勿論よぉ」
「オイラも一緒に居るよ~!」
「シアも坊やもありがとう。ちゃんとリオにも話して分かって貰おうと思う」
⭐︎⭐︎⭐︎
「リオ、おはよう」
「王様、おはようございます!」
「少し話しがあるのだが、朝食が済んだら我のねぐらに来てくれるか?」
「はい、分かりました。おにぎりは昨晩作っておいたので、食べたら直ぐに向かいますね」
案外早く来てしまいそうだな……心の準備は昨晩のうちにしたはずなのだが、緊張するな……我は精霊王だというのに。ニンゲンの娘に緊張するなんて、何だか笑えるな?クックッ。
「王様、お邪魔します。あら?婆や、ソラ、おはよう」
「リオ、おはよ~」
「リオちゃん、おはよう。良く眠れたかしら?」
「えぇ、絶好調よ!お話しが終わったら、早速訓練するんだから!ふふっ」
「やる気があって良い事だ。そのな、帝国の事なのだが、不穏な噂話があってな……」
何とも言いづらいが言わねばなるまい……
「リオ~、帝国でニンゲンを魔物にする魔道具があるかも?って話らしいよ~」
おっと、言いにくい話しを坊やがサラッと言ってくれたな……我が悩んでる事を知っていたからだな。坊やもとても優しい精霊に育ってくれて、我は嬉しいぞ。
「あぁ、それで昨日、人間に魔法で攻撃したならって話になったのね?」
「あ、あぁ、そうなのだ……」
「その魔道具で魔物になってしまった人は、もう人間には戻れないの?」
「戻れないだろうな。何故魔物にするのかは不明だが、魔物になった時点で考える事が出来ないからな。魔物は本能で動くから、人を襲う様になるのだ」
「なるほど……それでは、倒すしか無いのかしらね?」
「リオは後悔はしないか?」
「うーん。元は人間だったのなら、可哀想だとは思うけど、人を襲うのであれば、誰かが倒さなければならないでしょう?確かにそれは仕方ない事よね。それが誰かを守る事になるのであれば、私は後悔したとしても、魔物を倒すと思うわ」
「リオ……ありがとう。今回の件と関係が全く無いとは言い切れないのだ。関係無ければ良いのだが……」
「王様、大丈夫ですよ。例えそうだったとしても、私がやる事は同じだと思います。精霊達や人々を守る事を優先すれば、結果は同じになりますから」
「リオ、カッコ良い~!オイラも頑張るからね~」
「ソラは絶対に仲間を攻撃しようとは思わないでね?私も人であれば攻撃する気は無いわ。魔物に変わり果てていて、どうしようも無いと判断したら……ね」
「うん、分かったよ~。オイラも仲間は攻撃したく無いし、守れるなら守りたいと思うよ~」
「ふふっ。同じ考えで良かったわ。私は異世界人ではあるけど、この世界も精霊達も愛してるわ。だから、自分に出来る事があるなら、精一杯頑張るつもりよ」
「ありがとうねぇ、リオちゃん。婆にも、もっと強い力があればお手伝い出来たのにねぇ……」
「婆やは、やっと歩ける様になったばっかりじゃない。待ってる間に少しお散歩したり、擬態魔法の練習をしていてね?全てが終わったら、動物の姿でのんびりフワフワしましょうね!」
「えぇ、楽しみに待っているわねぇ。帰ったら一緒に料理もしたいし、やりたい事が増えて嬉しいわぁ」
シアがニコニコと笑顔で答え、リオが不安にならない様にしてくれている。
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「はい。のんびり昔話をしながら待っていてくださいね。無理せずに情報を沢山集めて来ますから!」
本当にありがたい事だ。精霊と、精霊信仰の深い隣国のニンゲン達の為に動けるリオに、我は尊敬の念が尽きない。どんな結果が待ち受けていようとも、全て受け止めて前に進もうと思う。
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