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第115話 時代と生き様の違い ★カミル SIDE
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フッと目を覚ますと、なんとなく懐かしいベッドに横たわっていた。少し甘い、良い匂いがする。前に食べた『オニギリ』の匂いだろうか?
ボーッとしたまま匂いのする方向へ向かって歩く。直ぐに辿り着いた場所はキッチンの様だ。このお家はコンパクトで居心地が良いね……
「カミル、起きたのね!具合はどう?」
「おはよう、リオ。とっても元気だよ、ありがとう」
「ねぇ、カミル。誰に呼ばれたの~?」
ソラは誰に呼ばれたか気付いているだろうに、リオに聞こえる様、話題を振って来た。
「あぁ、コテツ殿に呼ばれてね。驚く話しばかりで少し疲れたけど、リオはコテツ殿の玄孫らしいし、少しの無茶ぐらいは聞くつもりだよ」
「…………聞かなくて良いわよ。私の身内だからって、甘やかさないで良いんだからね?」
「それがね……どうやら僕とも無関係では無いらしい。コテツ殿の魂が輪廻転生して生まれ変わった魂が今の僕の魂なんだってさ」
「カミルと私は血縁関係になるのかしら?ん?血は繋がって無いわね。魂縁関係?変なの……」
「本来なら、生まれ変わった事を知らないだろうからね。それに、前世の恋人同士ならロマンチックだよね」
「それだと、私の魂もコテツさんに縁の深い人の魂かも知れないわね?まぁ、遠い血縁関係の身内ではあるけども」
「そうだね。ふふっ、故人と分かってるのに目の前に居て会話したからか、現実味が無くて理解するのが難しかったよ。古文書の『聖女』がコテツ殿だなんて不思議だよね」
「楽しそうね、カミル……」
「うん。普通の人なら知り得ない、自分のルーツが知れる機会なんて無いでしょう?リオみたいに召喚されて、人生の続きをこっちの世界で生きるのとも違う。元はリオと同じ世界にいた魂なんて、ワクワクするよね」
「コテツさんも好奇心旺盛だったのかもね……」
「そうかもね?あ、治癒魔法と防御魔法以外の攻撃魔法を練習しなかった理由が、飛び道具と同じで卑怯だと思うからって言ってたけど、『サムライ』の『ブシドウ』精神ってリオは分かる?」
「んー、刀のみで勝負するのが美学なのでは?」
「美学……じゃあ、『ツジギリ』って分かる?」
「それは分かるわ。暗くなって人が減って来たぐらいに、剣の練習の成果を知りたいからって、道行く人を斬っちゃう武士の事だったと記憶してるわ」
「うへぇー。思ったより酷いな……」
「え?コテツさんって辻斬りをやってたの?」
「いやいや、違うよ。奥さんと一緒に『ツジギリ』に遭って、奥さんを守って討たれたのがキッカケで、こちらに召喚されたらしいんだよ」
「あぁ、なるほど……奥さんは助かったのかしら?」
「逃したけども、安否までは確認出来なかったらしい」
「そうなのね。時代的に100年前って言ってたみたいだけど、もう少し前なのかも?話しを聞いてると、もっと前じゃないかしら……私の知ってる歴史であればだけど」
「まさか、リオの時代には『サムライ』が居なかったとか?リオの知ってる歴史とは違うんだね?」
「ええ。幕末ですら150年前だし……その後には武士は居なくなったのよ。私の生きていた時代は、刃物を持ち歩くのも犯罪だったからね。コテツさんが『侍』だと名乗って刀を所持していたのなら、少なくとも150年以上前になるのよ」
「へぇ……リオの生きた時代とは違うって事は分かったよ。コテツ殿が生きた時代はよく分からないけど、『サムライ』は騎士なのかな?」
「そうね。『武士』が武器を持って戦う男の人って意味だったはずよ」
「今度、何時代か聞いてみよう。時代が分かれば、何年前かも分かるんだよね?」
「大体だけどね?江戸時代だったら、260年ぐらい続いてた気がするから、150年前から410年前って幅が出るのよね……」
「どちらにしろ、コテツさんが『侍』なら、150年以上前の人だった事は確かなんだね?」
「えぇ、そうなるわね。あまり歴史は得意じゃ無いし、伝えられている内容も案外間違えてたりするからアバウトにならある程度分かるわ」
「へぇ?歴史書が間違えてる事もあるって認めちゃってるの?」
「そうよ?私達が小学校で習った歴史のいくつかは間違えていたり、年代が少し違ったりするの。誰かが書いた手紙とか発見されて、その内容を知るのも面白いけどね」
「うん、面白そうではあるね。んー、リオは最近、寝不足だったりする?」
「そうねぇ。昨日と一昨日は少し寝不足だったわね。婆やとユーグ、リアとフェレットちゃんを夢の中で合わせたり、話しをしたりしたからね」
「そっか……リオも一緒にコテツ殿に会って欲しかったんだけどなぁ。あまり長くは居られないだろうし?」
「カミル、精霊界は時間の流れが穏やかだから、こちらに3日居てもあちらでは数時間しか経たないわよ?折角精霊界に来たのだから、少しゆっくりして行かない?」
「そっか、そうだったね。こちらの夜はしっかり寝て、明け方にコテツ殿と会おうか。僕の記憶の戻りがまだ不完全だから、完全に思い出してから話しを進めるらしいよ」
「それなら、記憶を戻すのに精霊界に長く居た方が……あちらの時間の流れでしか戻らないとか無いわよね?」
「それも明け方に会ってから聞けば良いと思うよ」
「そうね。聞きたい事を箇条書きしとこうかしら……」
「夢の中にメモを持って行けるなら良いアイディアだけど、厳しいのでは?」
「はっ!そうね……夢の中には何も持って行けないわね。絶対に聞きたい事は覚えなきゃね」
「ソラ、シルビー、君達もコテツ殿に会うかい?」
「オイラは姿は顕さずに声だけ聞いてるね~」
「ボクも~。この世の理から外れてるしね~」
「シルビーも難しい言葉を良く知ってるわよね」
「本当だね。でも確かに、この世の道理からは外れてるよね。そういうのは精霊は好まないのかな?」
「オイラは特にね~。一応、次期精霊王の可能性があるから、お手本として常識の範囲内で過ごしたいな~。まぁ、知っておいた方が良さそうだから、内容は聞いておくけどね~」
「なるほど。ソラ達も色々考えて過ごしてるんだね」
「魔力の強さで選ばれるのに、お勉強もちゃんとやって偉いのね。マイペースな精霊のお勉強してる所を眺められたら、きっと癒されるのでしょうね」
「リオ、恐らくイメージと違うよ~?若い頃から勉強するでしょ~?皆んな雲の状態で勉強するのだから、雲海を見てる感じになるんじゃ無いかな~」
「あ、そっか。契約しないと姿は変えられないのよね」
「ふふっ、僕はリオとソラやシルビーが戯れてるのを見るだけで幸せだけどね。来年になる前には、この件を終わらせたいなぁ……」
「カミル~、延期したら~?」
来年の春に予定している結婚式の事を言ってるんだろうけど、こればっかりは譲れないからね。
「絶対に嫌だ。僕としては今すぐにでも……」
『ねぇ、カミル。さっきカミルが倒れたから、小さなお家に移動したでしょ~?』
いきなりソラが念話で話し掛けて来た。リオには聞かせたく無い話しだろうか?
『うん、そうだね?』
『その時にね~、オイラが転移するよって言ったら、リオが『膝枕』してカミルの頭を守って運んでくれたんだよ~。良かったね~』
『な、なんだって?リオが膝枕してくれた?何故僕はそんな最高のシュチュエーションを堪能出来なかったんだぁ――――!』
『カミル~、逆だよぉ~?意識が無かったから、膝枕して貰えたのであって……そうだ!折角こっちにいるんだから、リオに強請ってみたら~?』
『あっちに戻った時に、何となく冷ややかな目線で見られるのは嫌だから、結婚するまで我慢する……』
『あはは、ニンゲンって大変なんだね~?』
『ソラ、揶揄ってるだろ……まぁ、リオは僕の婚約者だし、逃すつもりも無いから良いけどね』
「カミル、大丈夫?急に黙るから……」
念話に集中していたから、僕が難しい顔をしていたのかも。リオを心配させてしまったね。ちょっと恥ずかしいから内容は言えないけども……どうしようかな。
「あ、ごめんね。リオの作った料理を食べるのが楽しみだなって思ってたんだよ。ちょっとお腹空いちゃってね。リオの手作りの料理、とても嬉しいよ。ありがとうね」
ちょっと無理があったかな?でも、リオの手料理を食べれるのは素直に嬉しいし、幸せなんだよと心を込めて微笑んだ。
「ふふっ、そうだったのね。じゃあ、仕上げちゃうわね。隣の部屋がダイニングみたいだから、そっちで待ってる?」
「ううん。出来上がるのを見ていても良い?」
「ふふっ、精霊達と同じ事を言うのね」
リオの精霊達を見る目は穏やかで優しい。あちらに戻れば、これから忙しくなるし大変だと思うけど、リオとその先を生きる為に精一杯取り組もうと思っているよ。
ボーッとしたまま匂いのする方向へ向かって歩く。直ぐに辿り着いた場所はキッチンの様だ。このお家はコンパクトで居心地が良いね……
「カミル、起きたのね!具合はどう?」
「おはよう、リオ。とっても元気だよ、ありがとう」
「ねぇ、カミル。誰に呼ばれたの~?」
ソラは誰に呼ばれたか気付いているだろうに、リオに聞こえる様、話題を振って来た。
「あぁ、コテツ殿に呼ばれてね。驚く話しばかりで少し疲れたけど、リオはコテツ殿の玄孫らしいし、少しの無茶ぐらいは聞くつもりだよ」
「…………聞かなくて良いわよ。私の身内だからって、甘やかさないで良いんだからね?」
「それがね……どうやら僕とも無関係では無いらしい。コテツ殿の魂が輪廻転生して生まれ変わった魂が今の僕の魂なんだってさ」
「カミルと私は血縁関係になるのかしら?ん?血は繋がって無いわね。魂縁関係?変なの……」
「本来なら、生まれ変わった事を知らないだろうからね。それに、前世の恋人同士ならロマンチックだよね」
「それだと、私の魂もコテツさんに縁の深い人の魂かも知れないわね?まぁ、遠い血縁関係の身内ではあるけども」
「そうだね。ふふっ、故人と分かってるのに目の前に居て会話したからか、現実味が無くて理解するのが難しかったよ。古文書の『聖女』がコテツ殿だなんて不思議だよね」
「楽しそうね、カミル……」
「うん。普通の人なら知り得ない、自分のルーツが知れる機会なんて無いでしょう?リオみたいに召喚されて、人生の続きをこっちの世界で生きるのとも違う。元はリオと同じ世界にいた魂なんて、ワクワクするよね」
「コテツさんも好奇心旺盛だったのかもね……」
「そうかもね?あ、治癒魔法と防御魔法以外の攻撃魔法を練習しなかった理由が、飛び道具と同じで卑怯だと思うからって言ってたけど、『サムライ』の『ブシドウ』精神ってリオは分かる?」
「んー、刀のみで勝負するのが美学なのでは?」
「美学……じゃあ、『ツジギリ』って分かる?」
「それは分かるわ。暗くなって人が減って来たぐらいに、剣の練習の成果を知りたいからって、道行く人を斬っちゃう武士の事だったと記憶してるわ」
「うへぇー。思ったより酷いな……」
「え?コテツさんって辻斬りをやってたの?」
「いやいや、違うよ。奥さんと一緒に『ツジギリ』に遭って、奥さんを守って討たれたのがキッカケで、こちらに召喚されたらしいんだよ」
「あぁ、なるほど……奥さんは助かったのかしら?」
「逃したけども、安否までは確認出来なかったらしい」
「そうなのね。時代的に100年前って言ってたみたいだけど、もう少し前なのかも?話しを聞いてると、もっと前じゃないかしら……私の知ってる歴史であればだけど」
「まさか、リオの時代には『サムライ』が居なかったとか?リオの知ってる歴史とは違うんだね?」
「ええ。幕末ですら150年前だし……その後には武士は居なくなったのよ。私の生きていた時代は、刃物を持ち歩くのも犯罪だったからね。コテツさんが『侍』だと名乗って刀を所持していたのなら、少なくとも150年以上前になるのよ」
「へぇ……リオの生きた時代とは違うって事は分かったよ。コテツ殿が生きた時代はよく分からないけど、『サムライ』は騎士なのかな?」
「そうね。『武士』が武器を持って戦う男の人って意味だったはずよ」
「今度、何時代か聞いてみよう。時代が分かれば、何年前かも分かるんだよね?」
「大体だけどね?江戸時代だったら、260年ぐらい続いてた気がするから、150年前から410年前って幅が出るのよね……」
「どちらにしろ、コテツさんが『侍』なら、150年以上前の人だった事は確かなんだね?」
「えぇ、そうなるわね。あまり歴史は得意じゃ無いし、伝えられている内容も案外間違えてたりするからアバウトにならある程度分かるわ」
「へぇ?歴史書が間違えてる事もあるって認めちゃってるの?」
「そうよ?私達が小学校で習った歴史のいくつかは間違えていたり、年代が少し違ったりするの。誰かが書いた手紙とか発見されて、その内容を知るのも面白いけどね」
「うん、面白そうではあるね。んー、リオは最近、寝不足だったりする?」
「そうねぇ。昨日と一昨日は少し寝不足だったわね。婆やとユーグ、リアとフェレットちゃんを夢の中で合わせたり、話しをしたりしたからね」
「そっか……リオも一緒にコテツ殿に会って欲しかったんだけどなぁ。あまり長くは居られないだろうし?」
「カミル、精霊界は時間の流れが穏やかだから、こちらに3日居てもあちらでは数時間しか経たないわよ?折角精霊界に来たのだから、少しゆっくりして行かない?」
「そっか、そうだったね。こちらの夜はしっかり寝て、明け方にコテツ殿と会おうか。僕の記憶の戻りがまだ不完全だから、完全に思い出してから話しを進めるらしいよ」
「それなら、記憶を戻すのに精霊界に長く居た方が……あちらの時間の流れでしか戻らないとか無いわよね?」
「それも明け方に会ってから聞けば良いと思うよ」
「そうね。聞きたい事を箇条書きしとこうかしら……」
「夢の中にメモを持って行けるなら良いアイディアだけど、厳しいのでは?」
「はっ!そうね……夢の中には何も持って行けないわね。絶対に聞きたい事は覚えなきゃね」
「ソラ、シルビー、君達もコテツ殿に会うかい?」
「オイラは姿は顕さずに声だけ聞いてるね~」
「ボクも~。この世の理から外れてるしね~」
「シルビーも難しい言葉を良く知ってるわよね」
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「オイラは特にね~。一応、次期精霊王の可能性があるから、お手本として常識の範囲内で過ごしたいな~。まぁ、知っておいた方が良さそうだから、内容は聞いておくけどね~」
「なるほど。ソラ達も色々考えて過ごしてるんだね」
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「ふふっ、僕はリオとソラやシルビーが戯れてるのを見るだけで幸せだけどね。来年になる前には、この件を終わらせたいなぁ……」
「カミル~、延期したら~?」
来年の春に予定している結婚式の事を言ってるんだろうけど、こればっかりは譲れないからね。
「絶対に嫌だ。僕としては今すぐにでも……」
『ねぇ、カミル。さっきカミルが倒れたから、小さなお家に移動したでしょ~?』
いきなりソラが念話で話し掛けて来た。リオには聞かせたく無い話しだろうか?
『うん、そうだね?』
『その時にね~、オイラが転移するよって言ったら、リオが『膝枕』してカミルの頭を守って運んでくれたんだよ~。良かったね~』
『な、なんだって?リオが膝枕してくれた?何故僕はそんな最高のシュチュエーションを堪能出来なかったんだぁ――――!』
『カミル~、逆だよぉ~?意識が無かったから、膝枕して貰えたのであって……そうだ!折角こっちにいるんだから、リオに強請ってみたら~?』
『あっちに戻った時に、何となく冷ややかな目線で見られるのは嫌だから、結婚するまで我慢する……』
『あはは、ニンゲンって大変なんだね~?』
『ソラ、揶揄ってるだろ……まぁ、リオは僕の婚約者だし、逃すつもりも無いから良いけどね』
「カミル、大丈夫?急に黙るから……」
念話に集中していたから、僕が難しい顔をしていたのかも。リオを心配させてしまったね。ちょっと恥ずかしいから内容は言えないけども……どうしようかな。
「あ、ごめんね。リオの作った料理を食べるのが楽しみだなって思ってたんだよ。ちょっとお腹空いちゃってね。リオの手作りの料理、とても嬉しいよ。ありがとうね」
ちょっと無理があったかな?でも、リオの手料理を食べれるのは素直に嬉しいし、幸せなんだよと心を込めて微笑んだ。
「ふふっ、そうだったのね。じゃあ、仕上げちゃうわね。隣の部屋がダイニングみたいだから、そっちで待ってる?」
「ううん。出来上がるのを見ていても良い?」
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