19 / 34
公園の中心の噴水の所で愛を叫ぶ ①
しおりを挟む
こ、これって……
初めてみるけど、
東方の国で最上級の謝罪の時に披露するという
お作法の一つ、“土下座”というものよね!?
昨今では我が国にもこの所作を嗜む者が
増えて来たと聞くけれど、まさか自分がそれを
目の当たりにするとは思ってもみなかったわ。
でも……なぜ?
なぜワルターがわたしの目の前でそれをしてるの!?
いくら人気がないとはいえ、
大の男のこんな姿を晒すわけにはいかないでしょう。
わたしは慌ててワルターを立ち上がらせようとした
が、ワルターは必死な様相で頑なに立ち上がろうとしない。
「ちょっ……ワルター!?」
「リス…リスっ!聞いてほしいっ!!
キミがもうこの事を蒸し返したくない、思い出したくもない、本当は俺の顔も見たくないほど怒っているのは知っているんだっ!!キミにこれ以上嫌われるのが怖くて……いや、キミの側にいられなくなるのを恐れて、今まで何も言えなった!!
でも、でも聞いて欲しいっ!!
やっぱりちゃんと謝らせて欲しいんだっ!!」
「謝るって……、謝罪は要らないって
最初に言ったでしょう?」
「……今度の任務に就く事になって考えたんだ。
いや、どんな任務でも騎士である以上いつ命を落とすかわらかない。もしかしたらこうやってリスに
会えるのも最後かもしれない。なのに俺は、まだ何一つ大切な事をキミに言えてない、だからどうか、どうか聞いて欲しいんだ」
ワルターは土下座をしながらも顔を上げ、
一心にわたしの事を見つめてくる。
その真剣な眼差しに気圧されながらも
わたしはとりあえず強引にぐいっと引っ張って
ワルターを立たせた。
「とりあえず立って。
そこのベンチに座りましょう」
「……うん」
わたしとワルターは噴水の側にある
ベンチに腰掛けた。
「「………」」
しばしの沈黙の後、ワルターが話し出した。
「まずは……俺が未熟だった為に魅了魔術なんかに掛かってしまってごめん。そして、それによりマリオン=コナーの言いなりになって、碌に帰らなかった事、挙句の果てに一方的に婚約を破棄した事、
本当にごめん。許されなくても当然の事をしたと、
本当はわかっているんだ……」
「……でも、あの魅了魔術は術者の体の一部を差し出して力を得る程の強力な魔術だったというのが
魔法省の見解よ。
太古の呪いレベルのね、そんな王宮魔術師でも跳ね返せるかどうかわからないほどの術を、まだ17歳だったあなたに抗えなかったのは当然よ。だからその事に関しては別に怒ってないわ」
そう、王宮魔術師と魔法省の調べで
明かにされたのだが、
マリオン=コナーが自らの体の一部と
引き換えにして発動させた魅了魔術は
とてつもなく高度な術だった。
術式の詠唱も魔法陣も要らない。
“瞳術”と呼ばれる最高峰の魔術だった。
瞳の中に魔力を宿し、相手に自分の目を見せるだけで、または視線を送りつけるだけで術に絡め取る事が出来るらしいのだ。
マリオン=コナーの魔力量が半端なかったからこそ
発動可能な魔術であったのだが、その瞳術を手に入れる為に自らの体の一部を差し出すとは……わたしには到底理解できなかった。
「でも一方的に婚約を破棄した事実には違いない。それによってキミがどれほど苦労したか……償いたいと、謝りたいとずっと思ってた。でもキミはもう僕の事は忘れたいほど怒っているのを知っていて、会いに行ける度胸がなかった……」
まぁ忘れたいと思ってたのは事実よね。
「でも、どうしてもリスを諦めきれなくてウジウジしてた……。そんな時に再婚約の王命が下って……卑怯だとは思ってはいても、それに縋る事にしたんだ。だけどいざリスに会うとなったらやっぱり怖気付いてさ。拒絶されるのはわかってたからホント怖くて…だから王命だから仕方ないみたいな態度を取ってしまったんだ……とにかくまたなんとか繋がりたくて、心の中は必死だった。それであんな態度を取ってしまって……俺はホントに自分が情けないっ……弱虫で意気地なしだっ……!」
そう言ってワルターは両手で顔を覆った。
ワルターがそんな事を思っていたなんて……
想像もつかなかった。
わたしは魔法省に勤め出してから、
あの魅了魔術がどんなに凄いものだったかを
知る事ができたから、どこかでそれじゃあ
掛けられても仕方ないみたいな達観した答えが出ていた。
だけどワルターは魅了に掛かってわたしを
傷付けたと、わたしに苦労を強いたと、
ずっと申し訳なく思い続けて来たのか。
だからやり直してちゃんと責任を取ろうと……。
……もういいじゃない。
わたしはそう思った。
わたしはそんなに柔じゃないし、
ワルターはこれから過去の出来事に
ケリをつけるために、魔力売買の組織に
立ち向かう。
それはいずれ国のため、
人々の安寧な暮らしの為に繋がる。
それなのにわたしに対する罪の意識で
こんなにも苛まれている。
本当に、もういいじゃない。
半年を待たずして、彼がわたしから解放されてもいいじゃない、そう思った。
今日お会いしたモーガン公爵は
ワルターを本当に友人として大切に思って下さっているようだった。
早々に再婚約の辞退となっても、きっと彼がワルターを守ってくれるだろう。
「ワルター、もういいよ。
もうわかった。償いのためにわたしの人生を
引き受けようとしたその気持ちだけで充分よ。
謝罪を本心から受け入れます。だからもう、
罪滅ぼしの為のこの婚約は終わりにしましょう。
そしてお互い新たな人生を生きていきましょう。
でも婚約破棄の事はもう気にしなくてもいいけど、
ジョージおじ様の葬儀に来なかった事はちゃんとお墓参りして謝らないとダメよ」
この再婚約を命じた王様に憤りを感じたけど、
こうなってみればこれで良かったのかもしれない。
この王命がなければ、おそらくこうやって
ワルターと話し合う機会は無かったと思うから。
臆病なのは彼だけじゃない、
わたしだってこれ以上嫌な思いをしたくないと
耳を塞いできたのだから。
でもこうやって話が出来て、お互い納得して、
決別ではなく今度は穏やかな気持ちで
それぞれの道を歩んで行くことが出来る。
幼い頃から家族同様に暮らして来たんだもの。
やっぱり幸せになって欲しいと心から願っているし、
出来れば二度と会えないような関係にはなりたくない。
そもそも最初の婚約からおかしな事に
なっていたんだから、ワルターをこれ以上、
縛り付ける必要なない。
この形なら、お互いまた家族として、
幼馴染として、友人として接していけるはず。
ちょっと胸が痛いのも今さらだ。
初恋はとうに封印した。
だからこれでいい。
そう思ってわたしは
少しの寂しさを胸に感じつつも
晴れやかな気持ちでワルターへと
顔を向けた。
だけどワルターは、
絶望に近い感情を抱いていると
側から見てもわかるような表情で、
わたしの事を見ていた。
初めてみるけど、
東方の国で最上級の謝罪の時に披露するという
お作法の一つ、“土下座”というものよね!?
昨今では我が国にもこの所作を嗜む者が
増えて来たと聞くけれど、まさか自分がそれを
目の当たりにするとは思ってもみなかったわ。
でも……なぜ?
なぜワルターがわたしの目の前でそれをしてるの!?
いくら人気がないとはいえ、
大の男のこんな姿を晒すわけにはいかないでしょう。
わたしは慌ててワルターを立ち上がらせようとした
が、ワルターは必死な様相で頑なに立ち上がろうとしない。
「ちょっ……ワルター!?」
「リス…リスっ!聞いてほしいっ!!
キミがもうこの事を蒸し返したくない、思い出したくもない、本当は俺の顔も見たくないほど怒っているのは知っているんだっ!!キミにこれ以上嫌われるのが怖くて……いや、キミの側にいられなくなるのを恐れて、今まで何も言えなった!!
でも、でも聞いて欲しいっ!!
やっぱりちゃんと謝らせて欲しいんだっ!!」
「謝るって……、謝罪は要らないって
最初に言ったでしょう?」
「……今度の任務に就く事になって考えたんだ。
いや、どんな任務でも騎士である以上いつ命を落とすかわらかない。もしかしたらこうやってリスに
会えるのも最後かもしれない。なのに俺は、まだ何一つ大切な事をキミに言えてない、だからどうか、どうか聞いて欲しいんだ」
ワルターは土下座をしながらも顔を上げ、
一心にわたしの事を見つめてくる。
その真剣な眼差しに気圧されながらも
わたしはとりあえず強引にぐいっと引っ張って
ワルターを立たせた。
「とりあえず立って。
そこのベンチに座りましょう」
「……うん」
わたしとワルターは噴水の側にある
ベンチに腰掛けた。
「「………」」
しばしの沈黙の後、ワルターが話し出した。
「まずは……俺が未熟だった為に魅了魔術なんかに掛かってしまってごめん。そして、それによりマリオン=コナーの言いなりになって、碌に帰らなかった事、挙句の果てに一方的に婚約を破棄した事、
本当にごめん。許されなくても当然の事をしたと、
本当はわかっているんだ……」
「……でも、あの魅了魔術は術者の体の一部を差し出して力を得る程の強力な魔術だったというのが
魔法省の見解よ。
太古の呪いレベルのね、そんな王宮魔術師でも跳ね返せるかどうかわからないほどの術を、まだ17歳だったあなたに抗えなかったのは当然よ。だからその事に関しては別に怒ってないわ」
そう、王宮魔術師と魔法省の調べで
明かにされたのだが、
マリオン=コナーが自らの体の一部と
引き換えにして発動させた魅了魔術は
とてつもなく高度な術だった。
術式の詠唱も魔法陣も要らない。
“瞳術”と呼ばれる最高峰の魔術だった。
瞳の中に魔力を宿し、相手に自分の目を見せるだけで、または視線を送りつけるだけで術に絡め取る事が出来るらしいのだ。
マリオン=コナーの魔力量が半端なかったからこそ
発動可能な魔術であったのだが、その瞳術を手に入れる為に自らの体の一部を差し出すとは……わたしには到底理解できなかった。
「でも一方的に婚約を破棄した事実には違いない。それによってキミがどれほど苦労したか……償いたいと、謝りたいとずっと思ってた。でもキミはもう僕の事は忘れたいほど怒っているのを知っていて、会いに行ける度胸がなかった……」
まぁ忘れたいと思ってたのは事実よね。
「でも、どうしてもリスを諦めきれなくてウジウジしてた……。そんな時に再婚約の王命が下って……卑怯だとは思ってはいても、それに縋る事にしたんだ。だけどいざリスに会うとなったらやっぱり怖気付いてさ。拒絶されるのはわかってたからホント怖くて…だから王命だから仕方ないみたいな態度を取ってしまったんだ……とにかくまたなんとか繋がりたくて、心の中は必死だった。それであんな態度を取ってしまって……俺はホントに自分が情けないっ……弱虫で意気地なしだっ……!」
そう言ってワルターは両手で顔を覆った。
ワルターがそんな事を思っていたなんて……
想像もつかなかった。
わたしは魔法省に勤め出してから、
あの魅了魔術がどんなに凄いものだったかを
知る事ができたから、どこかでそれじゃあ
掛けられても仕方ないみたいな達観した答えが出ていた。
だけどワルターは魅了に掛かってわたしを
傷付けたと、わたしに苦労を強いたと、
ずっと申し訳なく思い続けて来たのか。
だからやり直してちゃんと責任を取ろうと……。
……もういいじゃない。
わたしはそう思った。
わたしはそんなに柔じゃないし、
ワルターはこれから過去の出来事に
ケリをつけるために、魔力売買の組織に
立ち向かう。
それはいずれ国のため、
人々の安寧な暮らしの為に繋がる。
それなのにわたしに対する罪の意識で
こんなにも苛まれている。
本当に、もういいじゃない。
半年を待たずして、彼がわたしから解放されてもいいじゃない、そう思った。
今日お会いしたモーガン公爵は
ワルターを本当に友人として大切に思って下さっているようだった。
早々に再婚約の辞退となっても、きっと彼がワルターを守ってくれるだろう。
「ワルター、もういいよ。
もうわかった。償いのためにわたしの人生を
引き受けようとしたその気持ちだけで充分よ。
謝罪を本心から受け入れます。だからもう、
罪滅ぼしの為のこの婚約は終わりにしましょう。
そしてお互い新たな人生を生きていきましょう。
でも婚約破棄の事はもう気にしなくてもいいけど、
ジョージおじ様の葬儀に来なかった事はちゃんとお墓参りして謝らないとダメよ」
この再婚約を命じた王様に憤りを感じたけど、
こうなってみればこれで良かったのかもしれない。
この王命がなければ、おそらくこうやって
ワルターと話し合う機会は無かったと思うから。
臆病なのは彼だけじゃない、
わたしだってこれ以上嫌な思いをしたくないと
耳を塞いできたのだから。
でもこうやって話が出来て、お互い納得して、
決別ではなく今度は穏やかな気持ちで
それぞれの道を歩んで行くことが出来る。
幼い頃から家族同様に暮らして来たんだもの。
やっぱり幸せになって欲しいと心から願っているし、
出来れば二度と会えないような関係にはなりたくない。
そもそも最初の婚約からおかしな事に
なっていたんだから、ワルターをこれ以上、
縛り付ける必要なない。
この形なら、お互いまた家族として、
幼馴染として、友人として接していけるはず。
ちょっと胸が痛いのも今さらだ。
初恋はとうに封印した。
だからこれでいい。
そう思ってわたしは
少しの寂しさを胸に感じつつも
晴れやかな気持ちでワルターへと
顔を向けた。
だけどワルターは、
絶望に近い感情を抱いていると
側から見てもわかるような表情で、
わたしの事を見ていた。
596
あなたにおすすめの小説
【完結】長い眠りのその後で
maruko
恋愛
伯爵令嬢のアディルは王宮魔術師団の副団長サンディル・メイナードと結婚しました。
でも婚約してから婚姻まで一度も会えず、婚姻式でも、新居に向かう馬車の中でも目も合わせない旦那様。
いくら政略結婚でも幸せになりたいって思ってもいいでしょう?
このまま幸せになれるのかしらと思ってたら⋯⋯アレッ?旦那様が2人!!
どうして旦那様はずっと眠ってるの?
唖然としたけど強制的に旦那様の為に動かないと行けないみたい。
しょうがないアディル頑張りまーす!!
複雑な家庭環境で育って、醒めた目で世間を見ているアディルが幸せになるまでの物語です
全50話(2話分は登場人物と時系列の整理含む)
※他サイトでも投稿しております
ご都合主義、誤字脱字、未熟者ですが優しい目線で読んで頂けますと幸いです
※表紙 AIアプリ作成
夫に相手にされない侯爵夫人ですが、記憶を失ったので人生やり直します。
MIRICO
恋愛
第二章【記憶を失った侯爵夫人ですが、夫と人生やり直します。】完結です。
記憶を失った私は侯爵夫人だった。しかし、旦那様とは不仲でほとんど話すこともなく、パーティに連れて行かれたのは結婚して数回ほど。それを聞いても何も思い出せないので、とりあえず記憶を失ったことは旦那様に内緒にしておいた。
旦那様は美形で凛とした顔の見目の良い方。けれどお城に泊まってばかりで、お屋敷にいてもほとんど顔を合わせない。いいんですよ、その間私は自由にできますから。
屋敷の生活は楽しく旦那様がいなくても何の問題もなかったけれど、ある日突然パーティに同伴することに。
旦那様が「わたし」をどう思っているのか、記憶を失った私にはどうでもいい。けれど、旦那様のお相手たちがやけに私に噛み付いてくる。
記憶がないのだから、私は旦那様のことはどうでもいいのよ?
それなのに、旦那様までもが私にかまってくる。旦那様は一体何がしたいのかしら…?
小説家になろう様に掲載済みです。
病めるときも健やかなるときも、お前だけは絶対許さないからなマジで
あだち
恋愛
ペルラ伯爵家の跡取り娘・フェリータの婚約者が、王女様に横取りされた。どうやら、伯爵家の天敵たるカヴァリエリ家の当主にして王女の側近・ロレンツィオが、裏で糸を引いたという。
怒り狂うフェリータは、大事な婚約者を取り返したい一心で、祝祭の日に捨て身の行動に出た。
……それが結果的に、にっくきロレンツィオ本人と結婚することに結びつくとも知らず。
***
『……いやホントに許せん。今更言えるか、実は前から好きだったなんて』
白い結婚の行方
宵森みなと
恋愛
「この結婚は、形式だけ。三年経ったら、離縁して養子縁組みをして欲しい。」
そう告げられたのは、まだ十二歳だった。
名門マイラス侯爵家の跡取りと、書面上だけの「夫婦」になるという取り決め。
愛もなく、未来も誓わず、ただ家と家の都合で交わされた契約だが、彼女にも目的はあった。
この白い結婚の意味を誰より彼女は、知っていた。自らの運命をどう選択するのか、彼女自身に委ねられていた。
冷静で、理知的で、どこか人を寄せつけない彼女。
誰もが「大人びている」と評した少女の胸の奥には、小さな祈りが宿っていた。
結婚に興味などなかったはずの青年も、少女との出会いと別れ、後悔を経て、再び運命を掴もうと足掻く。
これは、名ばかりの「夫婦」から始まった二人の物語。
偽りの契りが、やがて確かな絆へと変わるまで。
交差する記憶、巻き戻る時間、二度目の選択――。
真実の愛とは何かを、問いかける静かなる運命の物語。
──三年後、彼女の選択は、彼らは本当に“夫婦”になれるのだろうか?
いくら政略結婚だからって、そこまで嫌わなくてもいいんじゃないですか?いい加減、腹が立ってきたんですけど!
夢呼
恋愛
伯爵令嬢のローゼは大好きな婚約者アーサー・レイモンド侯爵令息との結婚式を今か今かと待ち望んでいた。
しかし、結婚式の僅か10日前、その大好きなアーサーから「私から愛されたいという思いがあったら捨ててくれ。それに応えることは出来ない」と告げられる。
ローゼはその言葉にショックを受け、熱を出し寝込んでしまう。数日間うなされ続け、やっと目を覚ました。前世の記憶と共に・・・。
愛されることは無いと分かっていても、覆すことが出来ないのが貴族間の政略結婚。日本で生きたアラサー女子の「私」が八割心を占めているローゼが、この政略結婚に臨むことになる。
いくら政略結婚といえども、親に孫を見せてあげて親孝行をしたいという願いを持つローゼは、何とかアーサーに振り向いてもらおうと頑張るが、鉄壁のアーサーには敵わず。それどころか益々嫌われる始末。
一体私の何が気に入らないんだか。そこまで嫌わなくてもいいんじゃないんですかね!いい加減腹立つわっ!
世界観はゆるいです!
カクヨム様にも投稿しております。
※10万文字を超えたので長編に変更しました。
【完結】私はいてもいなくても同じなのですね ~三人姉妹の中でハズレの私~
紺青
恋愛
マルティナはスコールズ伯爵家の三姉妹の中でハズレの存在だ。才媛で美人な姉と愛嬌があり可愛い妹に挟まれた地味で不器用な次女として、家族の世話やフォローに振り回される生活を送っている。そんな自分を諦めて受け入れているマルティナの前に、マルティナの思い込みや常識を覆す存在が現れて―――家族にめぐまれなかったマルティナが、強引だけど優しいブラッドリーと出会って、少しずつ成長し、別離を経て、再生していく物語。
※三章まで上げて落とされる鬱展開続きます。
※因果応報はありますが、痛快爽快なざまぁはありません。
※なろうにも掲載しています。
妃殿下、私の婚約者から手を引いてくれませんか?
ハートリオ
恋愛
茶髪茶目のポッチャリ令嬢ロサ。
イケメン達を翻弄するも無自覚。
ロサには人に言えない、言いたくない秘密があってイケメンどころではないのだ。
そんなロサ、長年の婚約者が婚約を解消しようとしているらしいと聞かされ…
剣、馬車、ドレスのヨーロッパ風異世界です。
御脱字、申し訳ございません。
1話が長めだと思われるかもしれませんが会話が多いので読みやすいのではないかと思います。
楽しんでいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
【完結】虐げられて自己肯定感を失った令嬢は、周囲からの愛を受け取れない
春風由実
恋愛
事情があって伯爵家で長く虐げられてきたオリヴィアは、公爵家に嫁ぐも、同じく虐げられる日々が続くものだと信じていた。
願わくば、公爵家では邪魔にならず、ひっそりと生かして貰えたら。
そんなオリヴィアの小さな願いを、夫となった公爵レオンは容赦なく打ち砕く。
※完結まで毎日1話更新します。最終話は2/15の投稿です。
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる