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虐げられた令嬢、ペネロペの場合
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ペネロペ=ブランシェは世に言う虐げられた令嬢だ。
本来ならば押しも押されもせぬ子爵令嬢なのだが、
若くして亡くなった母の後に後妻として現れた継母と異母妹にこき使われる毎日を過ごしている。
家庭教師も付けて貰えず、学校にも通わせて貰えない。マナーレッスンや刺繍やレース編みなど、令嬢として受けるべき淑女教育は何も受けさせては貰えなかった。
衣服も成長期であったにも関わらず一枚も買っては貰えない。仕方ないのでサイズが豊富に揃っているメイド達のお仕着せを着ていた。
父は前妻の娘であるペネロペに一切関心がなく、後妻の継母に言われるがままにペネロペを空気の様に扱う。
なのでペネロペはブランシェ子爵家の令嬢というよりは使用人としてこの家で暮らしていた。
朝から晩まで掃除や洗濯、食事の給餌やお茶の仕度まで、何から何まで継母と異母妹にやらされ、ペネロペが成長して家政のなんでも熟せるようになってからは、ただで働かせて儲かると、継母はメイドを皆解雇してしまった。
したがって今まで分散していたメイドの仕事は全て、ペネロペ一人が請け負わなくてはならなくなったのだ。
当然、お茶会や舞踏会に連れて行ってもらえる事もなく、ペネロペはいつも、窓から見える遠いお城の灯りをボンヤリと眺めていた。
ペネロペはいつか自分にも白馬に乗った王子様が現れて、こんな生活から救い出してくれる……!
とはべつに願ってはいなかった。
そんな非現実的な希望を抱くタイプではないからだ。
それにペネロペには世の虐げられた令嬢の定石である、異母妹に婚約者を奪われる悲劇……
も起こらなかった。
何故ならペネロペには最初から婚約者など居なかったから。
ペネロペに無関心な父がわざわざペネロペに婚約者を充てがうなどする筈がない。
もちろん近所に友達が居ないペネロペに、仲の良い幼馴染の男の子を異母妹に奪われる……という事も起きない。
ペネロペは虐げられた令嬢だが、
その他大勢の虐げられた令嬢と少し違っていた。
だから来るはずがない白馬に乗った王子様も
いつ訪れるかわからない魔法使いのおばあさんも
ペネロペには必要ない。
だって、
ペネロペ自身が魔術を使えたから。
家庭教師もいないし学校にも行っていないペネロペだが、幸い文字の読み書きが出来た。
これだけはさすがに教えないと不味いと思った父親が家令に命じて文字を教えさせたのだ。
そのおかげでペネロペは家の図書室にある本を沢山読み、自身に必要な知識を得る事が出来た。
父や祖父は勤勉とは程遠い間抜けな人間だが、
曽祖父にあたる人は知識欲に溢れた博識な人物であったという。
その曽祖父が集めた蔵書が図書室に溢れてかえっていたのだ。
お茶会も舞踏会も行かないペネロペにはその間に本を読み、魔術の練習をする時間があった。
生母の血筋のおかげで魔力があったペネロペは瞬く間に魔術が使えるようになり、様々な家事を魔術で軽く熟せるようになってからは更に時間が出来た。
そしてより一層強大な魔術や魔法の勉強に打ち込めたのだ。
でももちろん、魔術が扱えるようになった事は父にも継母にも異母妹にも内緒だ。
だからペネロペの事をバカにし続け、舐めきっている家族は相変わらずペネロペを使用人として扱う。
しかし魔術が使えるようになる前から、
お茶に雑巾を絞った汁を入れたり、洗濯した枕カバーに鼻○そを擦りつけるという細やかな仕返しをして来たペネロペにはどうって事なかった。
だって仕返しと銘打って魔術の練習が出来たから。
バレないように父の育毛剤に術を掛け、徐々に毛根が弱っていく仕様にしたり、
塗っても塗っても白くならないように見える魔術の施した白粉で継母をドン引きするくらい厚化粧にさせたり、
体重を気にしてダイエットしているつもりの異母妹の食事に太りやすくなる術を掛け、更に部屋の姿見を超スレンダーボディにしか見えないように細工して太っているのを悟らせないようにしたり、
他には本人達は臭わないように呪いをかけ、
石鹸や香水を一週間履いて放置した父親の靴下の臭いがする物に変えたり、それから……
え?もういいって?
まだまだ沢山あるのに……残念だ。
まぁそんな感じでペネロペは魔術を駆使して家族に仕返しをしながら己の技術を磨いた。
そんな事とは露知らず、
父や継母や異母妹たちはペネロペをこき使い、
嘲笑う。
でもペネロペが18歳になったその日に届いた一通の手紙でそんな生活に終止符が打たれる。
秘密裏に受けていた魔法省の職員採用試験に見事合格したのだ。
実技試験会場には行けないが、
長距離物質転移魔法で念書鳩を送り、行けない理由を説明するという実力を見せつける行為にて見事合格したのだった。
魔法省には独身寮があり、採用と同時に入寮許可もゲットした。
「……よし」
ペネロペは魔術でお仕着せを普通のワンピースに変えて身支度を整える。
そしてトランクに母の形見の品と曽祖父の魔術書などを入れて家族の前に立った。
「この度、魔法省の試験に合格して王都に旅立つ事になりました。後見人は上司になる魔法省の役人の方が引き受けて下さいました。まぁ本来なら18になり成人しましたので、後見人は要らないんですけどね。そちらに難癖つけられるのが嫌で上司に頼んだら快諾して頂けましたよ。それでは皆さん、お世話に……はなってませんね、お世話したのはこちらです。ではサヨウナラ」
言いたい事だけ告げて家を出て行こうとしたペネロペを父や継母や異母妹が引き止める。
「ちょっ、ちょっと待て!魔法省!?お前魔術が使えるのか!?いつの間に!?そんな…俺より高官になるというのか!?」
「ナニ勝手に出て行くと決めてるんザマスっ!?
あーたが出て行ったら誰が家の事をするんザマスかっ!?」
「お姉さまだけ王都に行くなんてズルいわっ!私も都会に行きたいっ!」
と、口々に喚き散らした。
ペネロペはその様子を見て、大きくため息を吐く。
そしてひと言、
「知るかボケっ」
と言ってさっさと家を出ていった。
それを呆然とただ立ち竦んで見つめる家族。
しかしペネロペがまた扉を開けて帰って来た。
やはり家を出て行く度胸はないのか、
と一瞬ほくそ笑んだ家族に向かってペネロペは、
「大切な事を忘れてました」
と告げてある術式を詠唱し出した。
「「「?」」」
訝しげに見ていた家族がたちまち霧のような煙のようなベタな演出に包まれる。
そしてその霧のような煙のようなモノが晴れて、
家族が互いの姿を認めた次の瞬間、屋敷中に断末魔のような大声が響き渡った。
「「「な、なんじゃこりゃーー!?」」」
「……ぷ、それでは皆さん、ご機嫌よう」
ペネロペは優雅にカーテシーをして、
今度こそ本当に家を出て行った。
ペネロペが最後にどんな魔術を掛けたかって?
掛けたのではなく、魔術を解いたのだ。
今まで家族に掛けていた目眩しの術文を、最後に解いたという訳なのだ。
そしてペネロペが去った後には、
ペネロペ謹製の育毛剤によりハゲ散らかした父親と、
白粉を塗りたくり、厚化粧と肌荒れで見るも無惨な顔になっていた継母と、
姿見に映った自分の姿だけを信じてとんでもない
デブになっていた異母妹の、
今まで魔術によって隠されていた本当の姿をだけが残ったのだった。
こうして虐げられた令嬢ペネロペは、
王都で魔法省の職員としてひとり立ちし、
数年後に同じ魔法省の職員の青年と結ばれた。
そして一男一女の母となり、
いつまでも幸せに暮らしましたとさ。
え?実家の家族がどうなったのかって?
ペネロペが去ってからはやる事成す事上手く行かず、敢え無く没落してしまったそうな。
チャンチャン☆
おしまい
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なんじゃそりゃ!と思われたそこのあなた、
ホントにね!
虐げられた令嬢達はもしかして本当は物語の舞台裏で、地味に仕返しをしているのかもしれない。いや、していて欲しい!という作者の願望からこのお話が生まれました。
お読みいただきありがとうございました。
そして昨日、ダイさんちの方で告知させて頂きました新しいお話『噂のアズマ夫妻』を明日の夜から投稿します。
こちらもお読み頂ければ光栄の極みでございます。
よろしくお願い致します!
本来ならば押しも押されもせぬ子爵令嬢なのだが、
若くして亡くなった母の後に後妻として現れた継母と異母妹にこき使われる毎日を過ごしている。
家庭教師も付けて貰えず、学校にも通わせて貰えない。マナーレッスンや刺繍やレース編みなど、令嬢として受けるべき淑女教育は何も受けさせては貰えなかった。
衣服も成長期であったにも関わらず一枚も買っては貰えない。仕方ないのでサイズが豊富に揃っているメイド達のお仕着せを着ていた。
父は前妻の娘であるペネロペに一切関心がなく、後妻の継母に言われるがままにペネロペを空気の様に扱う。
なのでペネロペはブランシェ子爵家の令嬢というよりは使用人としてこの家で暮らしていた。
朝から晩まで掃除や洗濯、食事の給餌やお茶の仕度まで、何から何まで継母と異母妹にやらされ、ペネロペが成長して家政のなんでも熟せるようになってからは、ただで働かせて儲かると、継母はメイドを皆解雇してしまった。
したがって今まで分散していたメイドの仕事は全て、ペネロペ一人が請け負わなくてはならなくなったのだ。
当然、お茶会や舞踏会に連れて行ってもらえる事もなく、ペネロペはいつも、窓から見える遠いお城の灯りをボンヤリと眺めていた。
ペネロペはいつか自分にも白馬に乗った王子様が現れて、こんな生活から救い出してくれる……!
とはべつに願ってはいなかった。
そんな非現実的な希望を抱くタイプではないからだ。
それにペネロペには世の虐げられた令嬢の定石である、異母妹に婚約者を奪われる悲劇……
も起こらなかった。
何故ならペネロペには最初から婚約者など居なかったから。
ペネロペに無関心な父がわざわざペネロペに婚約者を充てがうなどする筈がない。
もちろん近所に友達が居ないペネロペに、仲の良い幼馴染の男の子を異母妹に奪われる……という事も起きない。
ペネロペは虐げられた令嬢だが、
その他大勢の虐げられた令嬢と少し違っていた。
だから来るはずがない白馬に乗った王子様も
いつ訪れるかわからない魔法使いのおばあさんも
ペネロペには必要ない。
だって、
ペネロペ自身が魔術を使えたから。
家庭教師もいないし学校にも行っていないペネロペだが、幸い文字の読み書きが出来た。
これだけはさすがに教えないと不味いと思った父親が家令に命じて文字を教えさせたのだ。
そのおかげでペネロペは家の図書室にある本を沢山読み、自身に必要な知識を得る事が出来た。
父や祖父は勤勉とは程遠い間抜けな人間だが、
曽祖父にあたる人は知識欲に溢れた博識な人物であったという。
その曽祖父が集めた蔵書が図書室に溢れてかえっていたのだ。
お茶会も舞踏会も行かないペネロペにはその間に本を読み、魔術の練習をする時間があった。
生母の血筋のおかげで魔力があったペネロペは瞬く間に魔術が使えるようになり、様々な家事を魔術で軽く熟せるようになってからは更に時間が出来た。
そしてより一層強大な魔術や魔法の勉強に打ち込めたのだ。
でももちろん、魔術が扱えるようになった事は父にも継母にも異母妹にも内緒だ。
だからペネロペの事をバカにし続け、舐めきっている家族は相変わらずペネロペを使用人として扱う。
しかし魔術が使えるようになる前から、
お茶に雑巾を絞った汁を入れたり、洗濯した枕カバーに鼻○そを擦りつけるという細やかな仕返しをして来たペネロペにはどうって事なかった。
だって仕返しと銘打って魔術の練習が出来たから。
バレないように父の育毛剤に術を掛け、徐々に毛根が弱っていく仕様にしたり、
塗っても塗っても白くならないように見える魔術の施した白粉で継母をドン引きするくらい厚化粧にさせたり、
体重を気にしてダイエットしているつもりの異母妹の食事に太りやすくなる術を掛け、更に部屋の姿見を超スレンダーボディにしか見えないように細工して太っているのを悟らせないようにしたり、
他には本人達は臭わないように呪いをかけ、
石鹸や香水を一週間履いて放置した父親の靴下の臭いがする物に変えたり、それから……
え?もういいって?
まだまだ沢山あるのに……残念だ。
まぁそんな感じでペネロペは魔術を駆使して家族に仕返しをしながら己の技術を磨いた。
そんな事とは露知らず、
父や継母や異母妹たちはペネロペをこき使い、
嘲笑う。
でもペネロペが18歳になったその日に届いた一通の手紙でそんな生活に終止符が打たれる。
秘密裏に受けていた魔法省の職員採用試験に見事合格したのだ。
実技試験会場には行けないが、
長距離物質転移魔法で念書鳩を送り、行けない理由を説明するという実力を見せつける行為にて見事合格したのだった。
魔法省には独身寮があり、採用と同時に入寮許可もゲットした。
「……よし」
ペネロペは魔術でお仕着せを普通のワンピースに変えて身支度を整える。
そしてトランクに母の形見の品と曽祖父の魔術書などを入れて家族の前に立った。
「この度、魔法省の試験に合格して王都に旅立つ事になりました。後見人は上司になる魔法省の役人の方が引き受けて下さいました。まぁ本来なら18になり成人しましたので、後見人は要らないんですけどね。そちらに難癖つけられるのが嫌で上司に頼んだら快諾して頂けましたよ。それでは皆さん、お世話に……はなってませんね、お世話したのはこちらです。ではサヨウナラ」
言いたい事だけ告げて家を出て行こうとしたペネロペを父や継母や異母妹が引き止める。
「ちょっ、ちょっと待て!魔法省!?お前魔術が使えるのか!?いつの間に!?そんな…俺より高官になるというのか!?」
「ナニ勝手に出て行くと決めてるんザマスっ!?
あーたが出て行ったら誰が家の事をするんザマスかっ!?」
「お姉さまだけ王都に行くなんてズルいわっ!私も都会に行きたいっ!」
と、口々に喚き散らした。
ペネロペはその様子を見て、大きくため息を吐く。
そしてひと言、
「知るかボケっ」
と言ってさっさと家を出ていった。
それを呆然とただ立ち竦んで見つめる家族。
しかしペネロペがまた扉を開けて帰って来た。
やはり家を出て行く度胸はないのか、
と一瞬ほくそ笑んだ家族に向かってペネロペは、
「大切な事を忘れてました」
と告げてある術式を詠唱し出した。
「「「?」」」
訝しげに見ていた家族がたちまち霧のような煙のようなベタな演出に包まれる。
そしてその霧のような煙のようなモノが晴れて、
家族が互いの姿を認めた次の瞬間、屋敷中に断末魔のような大声が響き渡った。
「「「な、なんじゃこりゃーー!?」」」
「……ぷ、それでは皆さん、ご機嫌よう」
ペネロペは優雅にカーテシーをして、
今度こそ本当に家を出て行った。
ペネロペが最後にどんな魔術を掛けたかって?
掛けたのではなく、魔術を解いたのだ。
今まで家族に掛けていた目眩しの術文を、最後に解いたという訳なのだ。
そしてペネロペが去った後には、
ペネロペ謹製の育毛剤によりハゲ散らかした父親と、
白粉を塗りたくり、厚化粧と肌荒れで見るも無惨な顔になっていた継母と、
姿見に映った自分の姿だけを信じてとんでもない
デブになっていた異母妹の、
今まで魔術によって隠されていた本当の姿をだけが残ったのだった。
こうして虐げられた令嬢ペネロペは、
王都で魔法省の職員としてひとり立ちし、
数年後に同じ魔法省の職員の青年と結ばれた。
そして一男一女の母となり、
いつまでも幸せに暮らしましたとさ。
え?実家の家族がどうなったのかって?
ペネロペが去ってからはやる事成す事上手く行かず、敢え無く没落してしまったそうな。
チャンチャン☆
おしまい
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なんじゃそりゃ!と思われたそこのあなた、
ホントにね!
虐げられた令嬢達はもしかして本当は物語の舞台裏で、地味に仕返しをしているのかもしれない。いや、していて欲しい!という作者の願望からこのお話が生まれました。
お読みいただきありがとうございました。
そして昨日、ダイさんちの方で告知させて頂きました新しいお話『噂のアズマ夫妻』を明日の夜から投稿します。
こちらもお読み頂ければ光栄の極みでございます。
よろしくお願い致します!
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