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お茶会への招待
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視察四日目、五日目と公女が魔法学校に来て順調にその行程は過ぎていった。
レイターは生徒会長と共にずっとアレイラ公女に付き添い、行動をしている。
その間も事ある毎に公女がレイターに「モルモア公国に来て欲しい」と大っぴらに口説いているらしい。
それが公人として優秀な人材を祖国に招きたいというスカウト的な発言なのか、それともレイター・エルンストに恋情を抱いた公女が彼にずっと側にいて欲しくて懇願しているのか。
どちらが公女の真意なのかと皆が興味をそそられるらしく、学校中で様々な憶測や考察が飛び交っていた。
おまけに公女は時折、レイターの婚約者であるメグルカのことを他者から色々と聞き出しているらしいのだ。
そのことが更なる憶測を呼び、今やレイターを巡る公女と婚約者の三角関係説でもちきりであった。
そんな校内の様子にフィリアは辟易とした口調で言う。
「どいつもこいつも暇人よねぇ。他に考えるべきことは沢山あるでしょうに……」
フィリアの意見にメグルカも苦笑いを返すほかない。
「本当にね。みんな、なにがそんなに面白いのかしら」
「まぁ学生カーストの上部にいる人間の運命ではあるわよね」
「学生カースト?そんなものの上に居るつもりはないのだけれど……」
「恵まれた人間は、却ってそんなモノには囚われないということか……恵まれた…メグルカなだけに……やだ私ったら今日も冴えてるわ」
「ふふふ。もう、フィリアったら茶化さないで」
フィリアの軽口に気持ちが軽くなる。
メグルカはどんな時も変わらず接してくれる友人に感謝した。
そんな中、Bクラスの担任教員から一通の招待状を渡される。
「公女様のお茶会に招かれた……?私がですか?」
メグルカがそう訊ねると教員は頷いた。
「貴女を含めBクラスからは二名ね。クラスでの女子の成績上位者、首席と次席…つまりは貴女とフィリア・バーニーさんが対象者よ。他のクラスからも成績上位の女子生徒が招待されているわ」
メグルカと共にお茶会の招待状を渡されたフィリアが言った。
「招待客は女子生徒ばかり、ということですか?」
「そうよ。優秀な女子生徒を集めて、これからの社会への女性進出をどう思うか意見を交換し合いたいのだそうよ」
(ちなみにBクラスの担任教員は女性である)
「はぁ……意見を交換し合うお茶会ですか……」
煮え切らない様子でそう言うフィリアに担任教員は訝しげな顔を向ける。
「なぁに?他に何かあるの?」
「いいえ?別に。本当にそれだけならいいなぁと思っただけです」
担任の言葉にそう答えたフィリアを見て、メグルカはフィリアも自分と同じ懸念を抱いていることがわかった。
このお茶会で公女はメグルカに何かしらのコンタクトを取ってくるのではないかということだ。
お気に入りのレイター・エルンストの婚約者、メグルカ・スミス。
公女にとってメグルカはどのような存在であるのだろう。
恋敵か、それとも……。
まぁとにかく視察最終日の前日に開かれるというお茶会に参加するしかない。
公女からの招待をこちらが断れるはずもないのだから。
◇
「アレイラ様、お茶会当日のお召し物はどうなさいますか?」
モルモア公国の公女アレイラが滞在するホテルの一室にて、同行した衣装管理担当の侍女がアレイラにお窺いを立てた。
これまでの視察で得た学校運営のノウハウを纏めた資料に目を通していたアレイラがその侍女に答える。
「そうね……大人っぽい感じにして頂戴。わたくしはお母様譲りの童顔で背もあまり大きくならなかったわ。だからせめてドレスで年相応な大人の雰囲気にして欲しいの」
「かしこまりました。ではスクウェアカットでデコルテが大胆に開いたマーメイドラインのティードレスはいかがでしょうか?」
「うーん、でも昼間のお茶会で胸元を強調するのは下品ではなくて?招待客は皆、制服姿の女子生徒たちなのだから」
「それでしたらホルターネックタイプのレースのつけ襟で胸元をカバーいたしましょう。レースが露出を抑えつつも肌の透け感もあり、品良く大人の雰囲気を演出できるかと存じます」
「素敵ね、さすがだわ。じゃあそれでお願い」
「承知いたしました」
侍女は礼を執り、アレイラの側から離れて行った。
アレイラは再び書類に目を落とすもあの日見た光景が脳裏にチラつき、集中できないでいた。
年下とは思えないほど紳士的で冷静沈着なレイター・エルンストが我を忘れるほど必死になり、身を挺してまで婚約者を庇ったあの光景が。
大切に懐に抱え込み、アレイラに見せていた笑顔は表向きの取り繕われた笑みであったことを理解させられるほどの、柔らかで優しい笑みをレイターは婚約者に向けていた。
視察初日、アレイラは先ず初見でレイターの見目の良さに興味を惹かれた。
自国にも当然、見目の良い男は大勢いる。
だけどアレイラは今まで見たどんな色男よりもレイター・エルンストという青年にビビビッときたのだ。
その上、高魔力保持者で頭脳明晰な男と知りますます彼に興味を持った。
でも最初はただ純粋に優秀な人材を取り込んで自国を発展させてゆきたいとそんな思いで彼をスカウトしていた。
卒業後に魔法学校で学んだスキルを存分に活かして、モルモア魔術学校設立に尽力してほしいとレイター本人に何度も打診した。
だけどいつも答えは決まって断られる。
それでもその後も案内役であるレイターと接し彼の人となりを知るうちに、彼のような真面目で誠実な男とであれば、自分を裏切るようなことはしないのではないかとそう思うようになった。
アレイラにはかつて、婚約者だった令息が他の令嬢を妊娠させて婚約破棄となった経緯がある。
幼い頃から育んだ信頼を下半身事情により一瞬で裏切られたことを知り、馬鹿らしくなってもう二度と男に振り回されるのはご免だとその時思ったのだ。
婚約者や夫となった男に尽くす人生より、国のために尽くす人生の方が何倍も良いと、その後新たな婚約者を据えることなく一生独身を貫くと家族に告げた。
幸い自分は第四公女。
上には兄も姉も沢山居るのでそんな我儘も許される立場であった。
男なんて、婚約者なんて夫なんて要らない。
そう思っていたのに。
だけどレイター・エルンストという青年に出会い、その考えは揺らぎはじめていた。
レイターは平民だが、すでに一級魔術師資格を得ている優秀な青年だ。
公女である自分との身分差も如何ようにもなる。
彼が公私共に自分を支える相手になってくれたら……。
そう思いはじめていた時に、あの光景を見たのだ。
まさかレイターに婚約者がいたとは。
貴族令息であればあの年になれば当たり前の話だが、彼が平民であることからそのことを失念していた。
メグルカ・スミス。
それがレイターの婚約者の名だという。
彼女の存在を知り、アレイラは学校内の様々な人間からメグルカ・スミスについて訊ねてみた。
しかし彼女については意見が真っ二つに分かれるのだ。
親同士が仲が良いことを利用して婚約者の座に居座る図々しい女……というものや、
レイター・エルンストの隣に並ぶには凡庸で足りないものが多すぎるくせに、プライドだけは一丁前のいけ好かない女……という否定的な意見。
それに相反して、
美人で優しく性格の良い女子生徒。
レイター・エルンストに比べると劣るのは仕方ないが、彼女自身も優秀な生徒だという好意的な意見も多数あった。
一体どちらの意見を信じればよいのか。
どちらの人物像がメグルカ・スミスの本当の姿を現しているのか。
アレイラにはさっぱりわからなかった。
ならば自分で見極めるしかないだろう。
元々人への評価は他者の意見ではなく自身の目で確かめて決めてきた。
メグルカ・スミスという女子生徒があのレイター・エルンストに相応しい人間かどうかこの目で確かめる。
そのためのお茶会だ。
女性だけの率直な意見が聞きたいと、当日は男子禁制にしてレイターも遠ざけている。
そこで直にメグルカ・スミスと接して彼女の人となりを見てやろうとアレイラは考えた。
そしてもし、もし否定的だった意見が正しく彼女がレイターの婚約者に相応しくないと判断したその時は……。
アレイラが手にしていた書類が彼女の手の中でクシャリと音を立てて形を変えてゆく。
「……それにしてもなかなかスタイルがよくて大人っぽい雰囲気の娘だったわね……」
アレイラは運動着から覗く細くすらりと伸びたメグルカの足を思い出していた。
「……っ、やはりもっと大人っぽいドレスにしましょう!」
手元にある呼び鈴を鳴らし、アレイラは先程の衣装管理担当の侍女を再び呼んだ。
レイターは生徒会長と共にずっとアレイラ公女に付き添い、行動をしている。
その間も事ある毎に公女がレイターに「モルモア公国に来て欲しい」と大っぴらに口説いているらしい。
それが公人として優秀な人材を祖国に招きたいというスカウト的な発言なのか、それともレイター・エルンストに恋情を抱いた公女が彼にずっと側にいて欲しくて懇願しているのか。
どちらが公女の真意なのかと皆が興味をそそられるらしく、学校中で様々な憶測や考察が飛び交っていた。
おまけに公女は時折、レイターの婚約者であるメグルカのことを他者から色々と聞き出しているらしいのだ。
そのことが更なる憶測を呼び、今やレイターを巡る公女と婚約者の三角関係説でもちきりであった。
そんな校内の様子にフィリアは辟易とした口調で言う。
「どいつもこいつも暇人よねぇ。他に考えるべきことは沢山あるでしょうに……」
フィリアの意見にメグルカも苦笑いを返すほかない。
「本当にね。みんな、なにがそんなに面白いのかしら」
「まぁ学生カーストの上部にいる人間の運命ではあるわよね」
「学生カースト?そんなものの上に居るつもりはないのだけれど……」
「恵まれた人間は、却ってそんなモノには囚われないということか……恵まれた…メグルカなだけに……やだ私ったら今日も冴えてるわ」
「ふふふ。もう、フィリアったら茶化さないで」
フィリアの軽口に気持ちが軽くなる。
メグルカはどんな時も変わらず接してくれる友人に感謝した。
そんな中、Bクラスの担任教員から一通の招待状を渡される。
「公女様のお茶会に招かれた……?私がですか?」
メグルカがそう訊ねると教員は頷いた。
「貴女を含めBクラスからは二名ね。クラスでの女子の成績上位者、首席と次席…つまりは貴女とフィリア・バーニーさんが対象者よ。他のクラスからも成績上位の女子生徒が招待されているわ」
メグルカと共にお茶会の招待状を渡されたフィリアが言った。
「招待客は女子生徒ばかり、ということですか?」
「そうよ。優秀な女子生徒を集めて、これからの社会への女性進出をどう思うか意見を交換し合いたいのだそうよ」
(ちなみにBクラスの担任教員は女性である)
「はぁ……意見を交換し合うお茶会ですか……」
煮え切らない様子でそう言うフィリアに担任教員は訝しげな顔を向ける。
「なぁに?他に何かあるの?」
「いいえ?別に。本当にそれだけならいいなぁと思っただけです」
担任の言葉にそう答えたフィリアを見て、メグルカはフィリアも自分と同じ懸念を抱いていることがわかった。
このお茶会で公女はメグルカに何かしらのコンタクトを取ってくるのではないかということだ。
お気に入りのレイター・エルンストの婚約者、メグルカ・スミス。
公女にとってメグルカはどのような存在であるのだろう。
恋敵か、それとも……。
まぁとにかく視察最終日の前日に開かれるというお茶会に参加するしかない。
公女からの招待をこちらが断れるはずもないのだから。
◇
「アレイラ様、お茶会当日のお召し物はどうなさいますか?」
モルモア公国の公女アレイラが滞在するホテルの一室にて、同行した衣装管理担当の侍女がアレイラにお窺いを立てた。
これまでの視察で得た学校運営のノウハウを纏めた資料に目を通していたアレイラがその侍女に答える。
「そうね……大人っぽい感じにして頂戴。わたくしはお母様譲りの童顔で背もあまり大きくならなかったわ。だからせめてドレスで年相応な大人の雰囲気にして欲しいの」
「かしこまりました。ではスクウェアカットでデコルテが大胆に開いたマーメイドラインのティードレスはいかがでしょうか?」
「うーん、でも昼間のお茶会で胸元を強調するのは下品ではなくて?招待客は皆、制服姿の女子生徒たちなのだから」
「それでしたらホルターネックタイプのレースのつけ襟で胸元をカバーいたしましょう。レースが露出を抑えつつも肌の透け感もあり、品良く大人の雰囲気を演出できるかと存じます」
「素敵ね、さすがだわ。じゃあそれでお願い」
「承知いたしました」
侍女は礼を執り、アレイラの側から離れて行った。
アレイラは再び書類に目を落とすもあの日見た光景が脳裏にチラつき、集中できないでいた。
年下とは思えないほど紳士的で冷静沈着なレイター・エルンストが我を忘れるほど必死になり、身を挺してまで婚約者を庇ったあの光景が。
大切に懐に抱え込み、アレイラに見せていた笑顔は表向きの取り繕われた笑みであったことを理解させられるほどの、柔らかで優しい笑みをレイターは婚約者に向けていた。
視察初日、アレイラは先ず初見でレイターの見目の良さに興味を惹かれた。
自国にも当然、見目の良い男は大勢いる。
だけどアレイラは今まで見たどんな色男よりもレイター・エルンストという青年にビビビッときたのだ。
その上、高魔力保持者で頭脳明晰な男と知りますます彼に興味を持った。
でも最初はただ純粋に優秀な人材を取り込んで自国を発展させてゆきたいとそんな思いで彼をスカウトしていた。
卒業後に魔法学校で学んだスキルを存分に活かして、モルモア魔術学校設立に尽力してほしいとレイター本人に何度も打診した。
だけどいつも答えは決まって断られる。
それでもその後も案内役であるレイターと接し彼の人となりを知るうちに、彼のような真面目で誠実な男とであれば、自分を裏切るようなことはしないのではないかとそう思うようになった。
アレイラにはかつて、婚約者だった令息が他の令嬢を妊娠させて婚約破棄となった経緯がある。
幼い頃から育んだ信頼を下半身事情により一瞬で裏切られたことを知り、馬鹿らしくなってもう二度と男に振り回されるのはご免だとその時思ったのだ。
婚約者や夫となった男に尽くす人生より、国のために尽くす人生の方が何倍も良いと、その後新たな婚約者を据えることなく一生独身を貫くと家族に告げた。
幸い自分は第四公女。
上には兄も姉も沢山居るのでそんな我儘も許される立場であった。
男なんて、婚約者なんて夫なんて要らない。
そう思っていたのに。
だけどレイター・エルンストという青年に出会い、その考えは揺らぎはじめていた。
レイターは平民だが、すでに一級魔術師資格を得ている優秀な青年だ。
公女である自分との身分差も如何ようにもなる。
彼が公私共に自分を支える相手になってくれたら……。
そう思いはじめていた時に、あの光景を見たのだ。
まさかレイターに婚約者がいたとは。
貴族令息であればあの年になれば当たり前の話だが、彼が平民であることからそのことを失念していた。
メグルカ・スミス。
それがレイターの婚約者の名だという。
彼女の存在を知り、アレイラは学校内の様々な人間からメグルカ・スミスについて訊ねてみた。
しかし彼女については意見が真っ二つに分かれるのだ。
親同士が仲が良いことを利用して婚約者の座に居座る図々しい女……というものや、
レイター・エルンストの隣に並ぶには凡庸で足りないものが多すぎるくせに、プライドだけは一丁前のいけ好かない女……という否定的な意見。
それに相反して、
美人で優しく性格の良い女子生徒。
レイター・エルンストに比べると劣るのは仕方ないが、彼女自身も優秀な生徒だという好意的な意見も多数あった。
一体どちらの意見を信じればよいのか。
どちらの人物像がメグルカ・スミスの本当の姿を現しているのか。
アレイラにはさっぱりわからなかった。
ならば自分で見極めるしかないだろう。
元々人への評価は他者の意見ではなく自身の目で確かめて決めてきた。
メグルカ・スミスという女子生徒があのレイター・エルンストに相応しい人間かどうかこの目で確かめる。
そのためのお茶会だ。
女性だけの率直な意見が聞きたいと、当日は男子禁制にしてレイターも遠ざけている。
そこで直にメグルカ・スミスと接して彼女の人となりを見てやろうとアレイラは考えた。
そしてもし、もし否定的だった意見が正しく彼女がレイターの婚約者に相応しくないと判断したその時は……。
アレイラが手にしていた書類が彼女の手の中でクシャリと音を立てて形を変えてゆく。
「……それにしてもなかなかスタイルがよくて大人っぽい雰囲気の娘だったわね……」
アレイラは運動着から覗く細くすらりと伸びたメグルカの足を思い出していた。
「……っ、やはりもっと大人っぽいドレスにしましょう!」
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