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39話 カンタの秘密「父さん、エルフなんだよ」
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----------(カンタ視点)----------
「お父さん、実はエルフなんだよ」
息子は10秒ほど無言で僕の顔を見つめた。
「聞こえなかったかな? お父さん実はエルフなんだよ」
「……ああ、知ってるけど、それが何?」
「え? 知ってるの?」
驚いた、いつ気がついたのだろう。
「前に父さんのパソコンを借りた時、ゲームのアイコンあったから、ちょっとやった。父さん、ああ言うの好きなんだ」
ん? パソコンのゲームの話か?
「あ、うん。そのゲームのキャラの、エルフなんだけど」
「で? 何? 今この状況で、何で急にゲームの話?」
「いや、その、何て言ったらいいか、今そのエルフ何だよ、父さん」
自分でも何を言っているのかわからない、助けてください、タウさん!
「意味わかんないんだけど?」
「み、み見てもらった方が早いか」
僕はステータス画面のエルフの装備をクリックした。
一瞬でエルフ装備を身につけた。
「でえええええええ? はああああ? えええええ?」
室内に翔太の叫び声が響き渡った。これでもかと言うくらい、目を見開いている。
うん、そうなるよね、ごめんな、驚かせて。
「………………」
今度は無言で、僕の周りそぐるぐると回っている。
「あの……? 翔太?」
「ええ? 何?何で? 手品じゃないよね? 本当に?本当にエルフ? 何で?いつから? 生まれつき? あ、じゃあ僕もエルフ? あ、母さんが人間だったらハーフエルフか。 父さん! 母さんって人間だった?」
これ以上ないくらいに翔太のテンションが上がっていた。
逆に話しづらい……。
それから異世界に行った話を息子にした。
エルフ装備のまま畳の上に座って、この10年、戻って来るまでの話を淡々と話した。
が、最後は抱き合って泣いてしまった。
泣いた目を擦って真っ赤にした翔太は、幼い頃に戻ったようにキラキラと輝く目で俺を見つめていた。
「父さん、すげぇ。 僕もいつかエルフになる!」
う、うん、そうだな。成れるといいな。
それからアイテムボックスや、中に入っている物の話もした。
翔太はいちいち驚いて大騒ぎをしていた。
マルクの収納鞄の話を聞いて、自分の持っている収納鞄に翔太の名前を記入した。
僕にはアイテムボックスがあるからな。使わずにアイテムボックスの中に突っ込んであったのだ。
その鞄に食料や水、ポーションやスクロールを詰め込んだ。
無くさないように革紐を2本付けて背負える様にした。(鞄自体は小さい)
翔太は大喜びで、出したり仕舞ったりを延々と繰り返していた。
それからふたりで家の物を収納していった。
翔太の鞄はマックスとは言え、50種類しか入らない。自分の持ち物で大事な物から仕舞うように言った。
家の物は僕のアイテムボックスに仕舞い込んだ。
アルバムや思い出の品、衣服……はタンスや衣装ケースごと収納した。
家の中はガランとしてしまったが、必要な時はいつでも取り出せる。普段は行き届かない場所の巨大な埃掃除が出来た。
ふと思いついて、精霊魔法のアースドスキンを家にかけてみた。
一瞬家を何か重い空気が包み込んだ。
かかった?
ゲームでは人にしか使えなかった、なのであちらの世界にいた時も人にしか使っていなかった。
ただ、カオるんが自由に魔法を使っていたのを思い出して、やってみた。
本当にかかったのか、プレハブ倉庫にもかけてみてから、薄いガラスを太い板で叩いてみたが、割れたのはガラスではなく板の方だった。
どれくらい効果が続くのか時間も測った。
1時間毎に叩いてみた。始めたのが遅かったので日が暮れて遅くなったので検証はそこでやめた。
少なくとも6時間は保つな。
「お父さん、実はエルフなんだよ」
息子は10秒ほど無言で僕の顔を見つめた。
「聞こえなかったかな? お父さん実はエルフなんだよ」
「……ああ、知ってるけど、それが何?」
「え? 知ってるの?」
驚いた、いつ気がついたのだろう。
「前に父さんのパソコンを借りた時、ゲームのアイコンあったから、ちょっとやった。父さん、ああ言うの好きなんだ」
ん? パソコンのゲームの話か?
「あ、うん。そのゲームのキャラの、エルフなんだけど」
「で? 何? 今この状況で、何で急にゲームの話?」
「いや、その、何て言ったらいいか、今そのエルフ何だよ、父さん」
自分でも何を言っているのかわからない、助けてください、タウさん!
「意味わかんないんだけど?」
「み、み見てもらった方が早いか」
僕はステータス画面のエルフの装備をクリックした。
一瞬でエルフ装備を身につけた。
「でえええええええ? はああああ? えええええ?」
室内に翔太の叫び声が響き渡った。これでもかと言うくらい、目を見開いている。
うん、そうなるよね、ごめんな、驚かせて。
「………………」
今度は無言で、僕の周りそぐるぐると回っている。
「あの……? 翔太?」
「ええ? 何?何で? 手品じゃないよね? 本当に?本当にエルフ? 何で?いつから? 生まれつき? あ、じゃあ僕もエルフ? あ、母さんが人間だったらハーフエルフか。 父さん! 母さんって人間だった?」
これ以上ないくらいに翔太のテンションが上がっていた。
逆に話しづらい……。
それから異世界に行った話を息子にした。
エルフ装備のまま畳の上に座って、この10年、戻って来るまでの話を淡々と話した。
が、最後は抱き合って泣いてしまった。
泣いた目を擦って真っ赤にした翔太は、幼い頃に戻ったようにキラキラと輝く目で俺を見つめていた。
「父さん、すげぇ。 僕もいつかエルフになる!」
う、うん、そうだな。成れるといいな。
それからアイテムボックスや、中に入っている物の話もした。
翔太はいちいち驚いて大騒ぎをしていた。
マルクの収納鞄の話を聞いて、自分の持っている収納鞄に翔太の名前を記入した。
僕にはアイテムボックスがあるからな。使わずにアイテムボックスの中に突っ込んであったのだ。
その鞄に食料や水、ポーションやスクロールを詰め込んだ。
無くさないように革紐を2本付けて背負える様にした。(鞄自体は小さい)
翔太は大喜びで、出したり仕舞ったりを延々と繰り返していた。
それからふたりで家の物を収納していった。
翔太の鞄はマックスとは言え、50種類しか入らない。自分の持ち物で大事な物から仕舞うように言った。
家の物は僕のアイテムボックスに仕舞い込んだ。
アルバムや思い出の品、衣服……はタンスや衣装ケースごと収納した。
家の中はガランとしてしまったが、必要な時はいつでも取り出せる。普段は行き届かない場所の巨大な埃掃除が出来た。
ふと思いついて、精霊魔法のアースドスキンを家にかけてみた。
一瞬家を何か重い空気が包み込んだ。
かかった?
ゲームでは人にしか使えなかった、なのであちらの世界にいた時も人にしか使っていなかった。
ただ、カオるんが自由に魔法を使っていたのを思い出して、やってみた。
本当にかかったのか、プレハブ倉庫にもかけてみてから、薄いガラスを太い板で叩いてみたが、割れたのはガラスではなく板の方だった。
どれくらい効果が続くのか時間も測った。
1時間毎に叩いてみた。始めたのが遅かったので日が暮れて遅くなったので検証はそこでやめた。
少なくとも6時間は保つな。
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