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55話 ここはどこ?
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カンさんの自宅を拠点として、其々が自分の役割を果たす日々が続く。
最初こそ、ミレさんと俺とマルクの3人で大型店巡りをしていたが、子供組に裏の畑を任せる事になり、マルクは俺らのチームから抜けた。翔太、マルク、真琴の3人は拠点の裏庭で畑仕事だ。
俺とミレさんは物資収拾の旅を続けた。
だが拠点からある程度離れた店舗は既に物色済みだ。もしくは近くに住んでいる人がいたのでそこからは取れない。
「もう少し範囲を広げるか」
ミレさんが地図を見ながらこの先の方向を考えている。
「栃木……鬼怒川から宇都宮方面へ向かうか。カオるん、北上するぞ。途中幾つか寄れそう場所がある。二手に分かれるか」
「おう、そうだな」
栃木をひとりで行動か。初めての土地はちょっと不安だな。
「カオるん、迷ったらテレポートで帰還すればいいから」
ミレさんに不安を見抜かれた。大丈夫、俺も大人…男だ!行ける、行けるぞ、たぶん。
そう思った自分を殴りたい。
ミレさんと別れて、早くも迷子だ。赤ペンを引いた地図を貰ったが、おかしい。地図はくねっているのに、目の前の道はどこまでも直線だ。
どこで間違えた?最初か?既に最初で失敗したか?
迷ったらテレポートで帰還していいと言われたが、流石に早すぎるだろう?俺は後ろを振り返る。
来た道を戻ろうか……、そしてミレさんを追いかけるべきか。
いや、それは恥ずかしい。それにミレさんが見える場所に居てくれればいいが、逆にミレさんを追って迷いそうだ。
少しだけ戻る。…………さらに迷った。戻った方へ戻った。……もっと迷った!戻った方へ戻った方へさらに戻った。何故か見覚えのない道になっていく。
「何でだよぉぉぉぉ」
困った、困ったぞ?
カンさんに助けを求めるか?いや、カンさんとタウさんは洞窟拠点の構築に繁忙を極めている。
ミレさんも地図に赤ペンで線を引くんじゃなく、道路に赤線を引いてくれよ。解ってる、無茶を言ってる。
もうこうなったら、地図に頼らず行けるとこまで行くしかない。帰りはテレポート出来るし、適当に進んで目についた店で物資を漁ろう。
そうだぜ、このまま進むぜ!人が居たら道を聞けばいいさ。
--------------------
会わない。人がいない。くっそう、俺に道を教えない気だな。
おっ、自販機発見!貰っとこう。
本当に人がいないな、家はあるが、皆避難したのだろうか?
おっ、薬局発見。小さい処方箋薬局だ。ちょっとだけ覗く。スポーツドリンクやのど飴があった。頂いきます。
おっ、パチンコ屋さんを発見。景品のお菓子や食料をゲット出来た。パチンコ屋、意外と盲点だよな。
おっ、歯科医院だ。うーんどうする?一応覗くか。受付カウンターの上に歯ブラシや歯間ブラシがあった。貰って行こう。
おっ、大きいドラッグストアを発見!ウエリシマか。生活雑貨もある。買い物カートに籠を乗せて、商品を籠に突っ込んでいく。籠ごと収納。次の籠を持って来る。入れて収納、を繰り返して籠が無くなったらカートに直接商品を入れてカートごと収納した。
直ぐにカートも使い切ってしまったので、あとはもう手で触れながら心で『収納』を唱えまくった。結構大変だ。
おっ、うどん屋発見。店内は置き去りにされた食材が程よく腐っていた。臭い。ここはパスで。いや、待て待て早まるな。裏の倉庫にうどん粉が入ったデカイ袋が幾つかあった。うどん粉……小麦粉か?とりあえず貰っておく。
おおっ、ガソリンスタンドを発見!だが俺は無免許で車も持っていない。ガソスタの使い方がわからん。ガソリンもアイテムボックスに収納した方がいいんだろうがやり方がわからん。
とりあえずグループ念話を皆に送った。
『誰か手の空いてる人、ヘルプ! ガソリンスタンド見つけたけどどうすればいい?』
『カオるん、そこをブックマークだけしておいてください、あとで同行をお願いします』
タウさんから返事が入った。やはり忙しいみたいだった。
『カオるん、どこまで行ってるんだ?』
しまった、ミレさんに怪しまれたか?しょうがないから正直に話す。
『…………いや、知らん。ここはどこだ?』
『まぁ、戻る時はテレポートがありますからね。他にも何かいいモノ見つけたら連絡してください』
迷子はタウさん公認になったので、自由探索を続ける事にした。
海に出た。
山(栃木方面)に向かっていたはずだが何故だ。いや、川かも知れないな。江戸川も巨大な池になってたからな。うん、これは……きっと利根川だ!
海…川に出たもんは仕方がない。このまま沿岸部いや河川部?を探索しよう。
スワンボートを出して、沿岸沿いを進む。
この辺りは被害が激しい。瓦礫や死体を避けてスワンを進めていたが、避けているうちにどんどんと沖に出た。やっぱり海……じゃないか?ここ……。
たまに船を発見しては収納していった。(収納出来ると言う事は生き物は乗っていない)
後でタウさんに聞いていらないと言われたら捨てればいいか。とりあえずどんどんと拾っていく。
難破した船を見つけては収納をしていった。一応、陸が見える範囲からは離れないようにした。栃木に海は無かったはずだから茨城の沿岸だろうか?それにしても波が荒いな。元からなのか災害のせいなのかわからないが、なんか船酔いしそうだな。もう少し沖に出るか。
波の影響が緩いあたりをスワンで移動する。陸は遠くなったが、ちゃんと左手側に見えている。
「お、また一隻発見。大きいな。フェリーか?」
ちゃんと浮かんでいるが、こんな沖で止まっていると言う事は壊れているのだろうか?見た感じは壊れているようには見えないが。
スワンでフェリーの周りを一周した。
あ、車の入口っぽい所が半開きになっている。あれ、本当はちゃんと閉まった状態が正しいのでは?やはり壊れていたんだな。
とりあえず収納するか、と触れる所まで近づいた。
最初こそ、ミレさんと俺とマルクの3人で大型店巡りをしていたが、子供組に裏の畑を任せる事になり、マルクは俺らのチームから抜けた。翔太、マルク、真琴の3人は拠点の裏庭で畑仕事だ。
俺とミレさんは物資収拾の旅を続けた。
だが拠点からある程度離れた店舗は既に物色済みだ。もしくは近くに住んでいる人がいたのでそこからは取れない。
「もう少し範囲を広げるか」
ミレさんが地図を見ながらこの先の方向を考えている。
「栃木……鬼怒川から宇都宮方面へ向かうか。カオるん、北上するぞ。途中幾つか寄れそう場所がある。二手に分かれるか」
「おう、そうだな」
栃木をひとりで行動か。初めての土地はちょっと不安だな。
「カオるん、迷ったらテレポートで帰還すればいいから」
ミレさんに不安を見抜かれた。大丈夫、俺も大人…男だ!行ける、行けるぞ、たぶん。
そう思った自分を殴りたい。
ミレさんと別れて、早くも迷子だ。赤ペンを引いた地図を貰ったが、おかしい。地図はくねっているのに、目の前の道はどこまでも直線だ。
どこで間違えた?最初か?既に最初で失敗したか?
迷ったらテレポートで帰還していいと言われたが、流石に早すぎるだろう?俺は後ろを振り返る。
来た道を戻ろうか……、そしてミレさんを追いかけるべきか。
いや、それは恥ずかしい。それにミレさんが見える場所に居てくれればいいが、逆にミレさんを追って迷いそうだ。
少しだけ戻る。…………さらに迷った。戻った方へ戻った。……もっと迷った!戻った方へ戻った方へさらに戻った。何故か見覚えのない道になっていく。
「何でだよぉぉぉぉ」
困った、困ったぞ?
カンさんに助けを求めるか?いや、カンさんとタウさんは洞窟拠点の構築に繁忙を極めている。
ミレさんも地図に赤ペンで線を引くんじゃなく、道路に赤線を引いてくれよ。解ってる、無茶を言ってる。
もうこうなったら、地図に頼らず行けるとこまで行くしかない。帰りはテレポート出来るし、適当に進んで目についた店で物資を漁ろう。
そうだぜ、このまま進むぜ!人が居たら道を聞けばいいさ。
--------------------
会わない。人がいない。くっそう、俺に道を教えない気だな。
おっ、自販機発見!貰っとこう。
本当に人がいないな、家はあるが、皆避難したのだろうか?
おっ、薬局発見。小さい処方箋薬局だ。ちょっとだけ覗く。スポーツドリンクやのど飴があった。頂いきます。
おっ、パチンコ屋さんを発見。景品のお菓子や食料をゲット出来た。パチンコ屋、意外と盲点だよな。
おっ、歯科医院だ。うーんどうする?一応覗くか。受付カウンターの上に歯ブラシや歯間ブラシがあった。貰って行こう。
おっ、大きいドラッグストアを発見!ウエリシマか。生活雑貨もある。買い物カートに籠を乗せて、商品を籠に突っ込んでいく。籠ごと収納。次の籠を持って来る。入れて収納、を繰り返して籠が無くなったらカートに直接商品を入れてカートごと収納した。
直ぐにカートも使い切ってしまったので、あとはもう手で触れながら心で『収納』を唱えまくった。結構大変だ。
おっ、うどん屋発見。店内は置き去りにされた食材が程よく腐っていた。臭い。ここはパスで。いや、待て待て早まるな。裏の倉庫にうどん粉が入ったデカイ袋が幾つかあった。うどん粉……小麦粉か?とりあえず貰っておく。
おおっ、ガソリンスタンドを発見!だが俺は無免許で車も持っていない。ガソスタの使い方がわからん。ガソリンもアイテムボックスに収納した方がいいんだろうがやり方がわからん。
とりあえずグループ念話を皆に送った。
『誰か手の空いてる人、ヘルプ! ガソリンスタンド見つけたけどどうすればいい?』
『カオるん、そこをブックマークだけしておいてください、あとで同行をお願いします』
タウさんから返事が入った。やはり忙しいみたいだった。
『カオるん、どこまで行ってるんだ?』
しまった、ミレさんに怪しまれたか?しょうがないから正直に話す。
『…………いや、知らん。ここはどこだ?』
『まぁ、戻る時はテレポートがありますからね。他にも何かいいモノ見つけたら連絡してください』
迷子はタウさん公認になったので、自由探索を続ける事にした。
海に出た。
山(栃木方面)に向かっていたはずだが何故だ。いや、川かも知れないな。江戸川も巨大な池になってたからな。うん、これは……きっと利根川だ!
海…川に出たもんは仕方がない。このまま沿岸部いや河川部?を探索しよう。
スワンボートを出して、沿岸沿いを進む。
この辺りは被害が激しい。瓦礫や死体を避けてスワンを進めていたが、避けているうちにどんどんと沖に出た。やっぱり海……じゃないか?ここ……。
たまに船を発見しては収納していった。(収納出来ると言う事は生き物は乗っていない)
後でタウさんに聞いていらないと言われたら捨てればいいか。とりあえずどんどんと拾っていく。
難破した船を見つけては収納をしていった。一応、陸が見える範囲からは離れないようにした。栃木に海は無かったはずだから茨城の沿岸だろうか?それにしても波が荒いな。元からなのか災害のせいなのかわからないが、なんか船酔いしそうだな。もう少し沖に出るか。
波の影響が緩いあたりをスワンで移動する。陸は遠くなったが、ちゃんと左手側に見えている。
「お、また一隻発見。大きいな。フェリーか?」
ちゃんと浮かんでいるが、こんな沖で止まっていると言う事は壊れているのだろうか?見た感じは壊れているようには見えないが。
スワンでフェリーの周りを一周した。
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