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230話 これからの方向③
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地上の避難所、拠点、シェルター……違いはなんだ?
『皆さん、茨城の病院拠点へ集合可能でしょうか?』
タウさんから念話が入った。
ミレさんには先に行ってもらい、俺は自衛隊員達をテレポートで送って行き、その後に病院拠点へと飛んだ。
病院の本部に入るとすでに全員が揃っていた。タウさん、ミレさん、カンさん、アネさん、ゆうご、棚橋ドクターだ。
「カオるん、ご苦労様です。それとミレさんからシェルター氾濫の件もお聞きしました。面白い考察ですね。シェルター、拠点、地上の避難所。この3つの相違点とゾンビ化の繋がり」
「シェルターでもつくば学園都市の地下シェルターと北海道の美瑛町シェルターとでは似ていて異なってるんだよなぁ」
「大量感染、大量発生という点では似ています」
「拠点や地上の避難所がシェルターに比べて感染者が著しく少ないのも気になります」
「空気感染なら地上の方が感染率は高そうですけどね」
シェルターのような密封型は、外からのウイルスは入り込めなそうなんだが、何故、シェルターの方が流行るんだ?
誰かが故意にウイルスをシェルター内に……。ってそれは無いな。
何故なら日本中のシェルター場所を探して、ウイルスの入った試験管を一本一本投げ込んで行く、意味がわからん。
どこの傘屋だよ。(ゾンビゲームの傘屋でもそんな悠長な事はしないだろう)そもそも目的がわからん。
それに地上でも若干は流行ってるからな。
試験管で一軒一軒ばら撒いて行くくらいなら空から飛行機で一気に撒いた方が速い。
って、ああそうか。今までは火山灰のせいで飛行機が飛べなかったんだっけ。
と、また頭の中で独り言を言っていて、タウさんらの話を聞いていなかった事に気がついた。
が、みんなも静かに黙っている。どうした?
「……そ、…うか、もしかしたら、ソレかも知れませんよ!」
そう言って棚橋ドクターは突然、部屋から飛び出して行ってしまった。
え、何?ソレって何なん?
「スマン、俺、話を聞いてなかった、その……ソレって何だ?」
正直に自白した。わからないままだと時間が経つほど聞けなくなるからな。
「いえ、私達もドクターが何に気がついたのか、いきなりでわかりません」
「ドクターはウイルスの専門家だから何か気がついたのかもしれませんね」
「少し、整理をしましょう。マップでしか確認出来ない点滅者は置いておくとして、ゾンビ化の人数です。明らかにシェルターはゾンビ発生率が高い。地上の避難所とは比べものにならない」
「しかし、避難所や拠点でも出始めている。全くゾンビ化しないわけではない、と言う事は、シェルターと避難所で共通していて、しかし圧倒的にシェルターの方が多い『何か』が感染の元か媒介になっている」
…………感染の媒介…、え、虫とかだったら嫌だなぁ。蚊とかダニ感染。うわっ、痒くなってきた。……ま、ままさかG。
「カオるん、思った事を口にしていただけますか?」
「あ、スマン。シェルターみたいに密封されていると湿気が多そうでダニとかいそうだなって。ダニゾンビがいたら嫌だなぁ」(←Gは意識から除外)
「ゲッ、カオるん、やめれ。それは怖い。ダニゾンビかよ」
「ミレさんもカオるんも、ちゃんとお風呂入りなさいよ!拠点にお風呂あるでしょ」
「入ってるぞ」
「はいっとるわ」
「シェルターにも風呂はありますよね。少なくとも学園都市地下シェルターにはちゃんと風呂はありまし」
「そうだよな。あそこのLAFにもあったな。シャワー室」
「俺、空気感染では無い気がする。だって空気感染ならとっくにそこら中がゾンビになってるはずだよな」
「そうなんですよ。噛まれて感染した人はわかりやすい。じゃあ最初はどこです?」
「それと俺、浅漬けと古漬けの違いも気になる。ゾンビに噛まれてゾンビになるのはわかる。古漬けはそこらで亡くなってたご遺体がゾンビ化したんだよな? 噛まれてないんだよ。死んでるから空気も吸ってない。じゃあ、どうやって感染したん?」
「……ダニって、死体にもつくんだっけ?」
「ダニじゃなくウジかも……」
「ぎゃわぁぁぁ、もうやめてぇぇ、虫の話はやめて」
つい弱音を吐いてしまった、だってタウさんが思ってる事を言いなさいって言ったから、言ったけど。虫は無理。
アネさんが平気な顔をしていた。虫に強いん?
俺は、カブトムシ、クワガタは大丈夫だ。(決して好きではない)
しかし、ツノのないクワガタ(Gで始まるアイツ)はダメだ。子供の頃、飛んできたアイツが肩に止まった事があった。春ちゃんが助けてくれるまで俺は石化していた。
「カオるん? Gが飛んできてもファイアストームはしないでよね?せめて氷系の魔法にしなさいよ?」
「話を戻しますね。確かに古漬けゾンビの感染経路が不明ですね。私は、まず死体がゾンビ化、そのゾンビに噛まれた生者がゾンビにと単純に考えていました。しかし最近の増え方見ても、浅漬け、古漬け、共に急激にゾンビ化をしているように見えますね」
「生きてても死んでても、人間の肉が好きな小さな何かが居る、そいつがゾンビウイスルをばら撒いている……」
「人間だけではないです。野生動物もです」
「肉食の何か、が居る。それは肉眼では見つけにくい何か」
「肉食に限って欲しいぞ? 虫ゾンビとか魚ゾンビとか嫌だからな。特に虫ゾンビはやめてください、お願いします!Gがゾンビになったらもうボス級の破壊力だぞ」
「あの、魔植は何なのでしょう。魔物化した植物ですが、ゾンビ化とは違う気がします」
「確かにそうだな」
「おう!アイツらは腐ってはいない!乱暴者だが実は大きくて美味い」
「……現在の地球に、謎はひとつではないのかもしれませんね」
「あっ、謎はひとつで思い出した! 前にマルクとキヨカが話してたんだが、エントはLAFに影響された魔物植物っぽい。それと同じように、他の魔物植物は別のゲームに影響されたやつではないかってな」
「たしかに。私達が転移した世界にも私の知る限り5種類のゲームを元に転移してきた人が居ました。それにドクター達は別の異世界でしたがファンタジーとは異なるゲームでしたね。それ以外のゲーム転移者が居てもおかしくない。その人が地球に戻った時にこの世界に影響を及ぼしていても不思議ではないです」
「今、ゾンビが流行ってるのも、まさか、ゾンビゲームの転移者が居たのか?」
「それに関してはどうでしょう。私達を転移させた神がそれ系のゲームを選ぶとは思えないのですが、神様のお考えは神にしかわかりません」
結局俺たちの話は想像の域を出る事はない。
だがいつの世も真実なんてそんなもんだ。地球は平面と言われればその通りだし、丸いと言われれば丸い、実は三角だったと言われればばそうなんだろう。
そこに、棚橋ドクターが飛び込んできた。
「解りましたっ! 解りましたよ! ウイルスの感染経路が!カオさんの言った通り、雨ですよ」
はっ?
俺、雨とか言ってないぞ? てか、感染源がわからないって話しかしてないぞ?
皆も俺とドクターの顔を見比べながらハテナが浮かび上がった顔をしていた。
「どう言う事ですか? ドクター」
「カオさんが言ってたでしょう? 空気感染はありえないと」
いやいや、俺、そんな断言もしていないと思う。
「空気で感染しない。では、どうやって感染するのか。空気以外で人が必ず触れるモノ、触れる必要があるモノを考えました」
何だ?毎日触るモノってあったか?……マルク? おはようのハグ。
「水です。空気と同じくらい人に必要なモノ、水ですよ」
「それは、確かに人間にとって水は必須ですが、それだと全人類が同時に感染する話になってします」
「待ってください。先に調査結果を話させてください。水の中にウイルスを発見しました。先日顕微鏡で見ていただいたアレです」
うげぇ……、水の中にアレが。いや、どのウニョかわからんがとにかくウニョ入りの水を飲んでいたのか、俺たち。
「清掃っ!」
思わず清掃をかけた。
「清掃っ!」
もう一度。……ウニョ、消えたか?
アネもミレさんもマップを確認しているのか宙を見ていた。
タウさんは何か考え込んでいるように俯いていたが、顔を上げた。
「なるほど、そう言う事ですか」
え……どう言う事なん?
「そうです。汚染された水を摂取する事で感染する、それが感染経路です」
「シェルター内で爆発的に感染が拡がったのは、そのシェルターで同じ水を摂っているからですね。地上の避難所の感染がシェルターより少なかったのは避難所は常備されていたペットボトルやタンクの水を飲んでいたからか」
「だったらシェルターも……」
「進んだシェルターほど、どこかから水を引き水道水として使用していたはずです。水の数が限られている避難所よりもシェルターはふんだんに水の使用をしていた。その水源がウイルス汚染されていた」
「学園都市の地下シェルターなんてまさに最先端で水は使い放題でしたね」
「洞窟拠点の最初の3家族、彼らは拠点から自宅が近くよく自宅へ戻り作業をしていました。そこで水を飲んだのか」
「ええ、そうでしょう。洞窟内は基本、奥から地下水を引いています。洞窟内の水だけを摂取していた者は感染していないはずです」
「その後の18人も、最近は頻繁に拠点外へ出ていたと思います。火山灰が止み、自宅が近い、どうしても自宅が気になり様子を見に通っている者が増える」
「なるほど、するとまだ感染者は出そうですね」
「流石、ドクターだな。凄い」
「いえ、カオさんのヒントが無ければそこに行き着けませんでした。それに感染経路がわかっても、結局正体も、それがどこからやってきたのかも解りません。あ、どこからは、恐らく空から。どのタイミングかは不明ですが降ってきたのだと思います」
「犯人は不明……か。どこの傘屋が作ったウイルスか」
「カオさん、何で傘屋が出てくるのかわかりませんが、このウイルスは人の手で作られたのではないかもしれません」
「あ、傘屋ってのはゾンビゲームに出てくる敵の表向きの会社だ」
「ドクター、このウイルスが人の手で作られたモノでないとはどう言う事でしょう?」
『皆さん、茨城の病院拠点へ集合可能でしょうか?』
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病院の本部に入るとすでに全員が揃っていた。タウさん、ミレさん、カンさん、アネさん、ゆうご、棚橋ドクターだ。
「カオるん、ご苦労様です。それとミレさんからシェルター氾濫の件もお聞きしました。面白い考察ですね。シェルター、拠点、地上の避難所。この3つの相違点とゾンビ化の繋がり」
「シェルターでもつくば学園都市の地下シェルターと北海道の美瑛町シェルターとでは似ていて異なってるんだよなぁ」
「大量感染、大量発生という点では似ています」
「拠点や地上の避難所がシェルターに比べて感染者が著しく少ないのも気になります」
「空気感染なら地上の方が感染率は高そうですけどね」
シェルターのような密封型は、外からのウイルスは入り込めなそうなんだが、何故、シェルターの方が流行るんだ?
誰かが故意にウイルスをシェルター内に……。ってそれは無いな。
何故なら日本中のシェルター場所を探して、ウイルスの入った試験管を一本一本投げ込んで行く、意味がわからん。
どこの傘屋だよ。(ゾンビゲームの傘屋でもそんな悠長な事はしないだろう)そもそも目的がわからん。
それに地上でも若干は流行ってるからな。
試験管で一軒一軒ばら撒いて行くくらいなら空から飛行機で一気に撒いた方が速い。
って、ああそうか。今までは火山灰のせいで飛行機が飛べなかったんだっけ。
と、また頭の中で独り言を言っていて、タウさんらの話を聞いていなかった事に気がついた。
が、みんなも静かに黙っている。どうした?
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そう言って棚橋ドクターは突然、部屋から飛び出して行ってしまった。
え、何?ソレって何なん?
「スマン、俺、話を聞いてなかった、その……ソレって何だ?」
正直に自白した。わからないままだと時間が経つほど聞けなくなるからな。
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「しかし、避難所や拠点でも出始めている。全くゾンビ化しないわけではない、と言う事は、シェルターと避難所で共通していて、しかし圧倒的にシェルターの方が多い『何か』が感染の元か媒介になっている」
…………感染の媒介…、え、虫とかだったら嫌だなぁ。蚊とかダニ感染。うわっ、痒くなってきた。……ま、ままさかG。
「カオるん、思った事を口にしていただけますか?」
「あ、スマン。シェルターみたいに密封されていると湿気が多そうでダニとかいそうだなって。ダニゾンビがいたら嫌だなぁ」(←Gは意識から除外)
「ゲッ、カオるん、やめれ。それは怖い。ダニゾンビかよ」
「ミレさんもカオるんも、ちゃんとお風呂入りなさいよ!拠点にお風呂あるでしょ」
「入ってるぞ」
「はいっとるわ」
「シェルターにも風呂はありますよね。少なくとも学園都市地下シェルターにはちゃんと風呂はありまし」
「そうだよな。あそこのLAFにもあったな。シャワー室」
「俺、空気感染では無い気がする。だって空気感染ならとっくにそこら中がゾンビになってるはずだよな」
「そうなんですよ。噛まれて感染した人はわかりやすい。じゃあ最初はどこです?」
「それと俺、浅漬けと古漬けの違いも気になる。ゾンビに噛まれてゾンビになるのはわかる。古漬けはそこらで亡くなってたご遺体がゾンビ化したんだよな? 噛まれてないんだよ。死んでるから空気も吸ってない。じゃあ、どうやって感染したん?」
「……ダニって、死体にもつくんだっけ?」
「ダニじゃなくウジかも……」
「ぎゃわぁぁぁ、もうやめてぇぇ、虫の話はやめて」
つい弱音を吐いてしまった、だってタウさんが思ってる事を言いなさいって言ったから、言ったけど。虫は無理。
アネさんが平気な顔をしていた。虫に強いん?
俺は、カブトムシ、クワガタは大丈夫だ。(決して好きではない)
しかし、ツノのないクワガタ(Gで始まるアイツ)はダメだ。子供の頃、飛んできたアイツが肩に止まった事があった。春ちゃんが助けてくれるまで俺は石化していた。
「カオるん? Gが飛んできてもファイアストームはしないでよね?せめて氷系の魔法にしなさいよ?」
「話を戻しますね。確かに古漬けゾンビの感染経路が不明ですね。私は、まず死体がゾンビ化、そのゾンビに噛まれた生者がゾンビにと単純に考えていました。しかし最近の増え方見ても、浅漬け、古漬け、共に急激にゾンビ化をしているように見えますね」
「生きてても死んでても、人間の肉が好きな小さな何かが居る、そいつがゾンビウイスルをばら撒いている……」
「人間だけではないです。野生動物もです」
「肉食の何か、が居る。それは肉眼では見つけにくい何か」
「肉食に限って欲しいぞ? 虫ゾンビとか魚ゾンビとか嫌だからな。特に虫ゾンビはやめてください、お願いします!Gがゾンビになったらもうボス級の破壊力だぞ」
「あの、魔植は何なのでしょう。魔物化した植物ですが、ゾンビ化とは違う気がします」
「確かにそうだな」
「おう!アイツらは腐ってはいない!乱暴者だが実は大きくて美味い」
「……現在の地球に、謎はひとつではないのかもしれませんね」
「あっ、謎はひとつで思い出した! 前にマルクとキヨカが話してたんだが、エントはLAFに影響された魔物植物っぽい。それと同じように、他の魔物植物は別のゲームに影響されたやつではないかってな」
「たしかに。私達が転移した世界にも私の知る限り5種類のゲームを元に転移してきた人が居ました。それにドクター達は別の異世界でしたがファンタジーとは異なるゲームでしたね。それ以外のゲーム転移者が居てもおかしくない。その人が地球に戻った時にこの世界に影響を及ぼしていても不思議ではないです」
「今、ゾンビが流行ってるのも、まさか、ゾンビゲームの転移者が居たのか?」
「それに関してはどうでしょう。私達を転移させた神がそれ系のゲームを選ぶとは思えないのですが、神様のお考えは神にしかわかりません」
結局俺たちの話は想像の域を出る事はない。
だがいつの世も真実なんてそんなもんだ。地球は平面と言われればその通りだし、丸いと言われれば丸い、実は三角だったと言われればばそうなんだろう。
そこに、棚橋ドクターが飛び込んできた。
「解りましたっ! 解りましたよ! ウイルスの感染経路が!カオさんの言った通り、雨ですよ」
はっ?
俺、雨とか言ってないぞ? てか、感染源がわからないって話しかしてないぞ?
皆も俺とドクターの顔を見比べながらハテナが浮かび上がった顔をしていた。
「どう言う事ですか? ドクター」
「カオさんが言ってたでしょう? 空気感染はありえないと」
いやいや、俺、そんな断言もしていないと思う。
「空気で感染しない。では、どうやって感染するのか。空気以外で人が必ず触れるモノ、触れる必要があるモノを考えました」
何だ?毎日触るモノってあったか?……マルク? おはようのハグ。
「水です。空気と同じくらい人に必要なモノ、水ですよ」
「それは、確かに人間にとって水は必須ですが、それだと全人類が同時に感染する話になってします」
「待ってください。先に調査結果を話させてください。水の中にウイルスを発見しました。先日顕微鏡で見ていただいたアレです」
うげぇ……、水の中にアレが。いや、どのウニョかわからんがとにかくウニョ入りの水を飲んでいたのか、俺たち。
「清掃っ!」
思わず清掃をかけた。
「清掃っ!」
もう一度。……ウニョ、消えたか?
アネもミレさんもマップを確認しているのか宙を見ていた。
タウさんは何か考え込んでいるように俯いていたが、顔を上げた。
「なるほど、そう言う事ですか」
え……どう言う事なん?
「そうです。汚染された水を摂取する事で感染する、それが感染経路です」
「シェルター内で爆発的に感染が拡がったのは、そのシェルターで同じ水を摂っているからですね。地上の避難所の感染がシェルターより少なかったのは避難所は常備されていたペットボトルやタンクの水を飲んでいたからか」
「だったらシェルターも……」
「進んだシェルターほど、どこかから水を引き水道水として使用していたはずです。水の数が限られている避難所よりもシェルターはふんだんに水の使用をしていた。その水源がウイルス汚染されていた」
「学園都市の地下シェルターなんてまさに最先端で水は使い放題でしたね」
「洞窟拠点の最初の3家族、彼らは拠点から自宅が近くよく自宅へ戻り作業をしていました。そこで水を飲んだのか」
「ええ、そうでしょう。洞窟内は基本、奥から地下水を引いています。洞窟内の水だけを摂取していた者は感染していないはずです」
「その後の18人も、最近は頻繁に拠点外へ出ていたと思います。火山灰が止み、自宅が近い、どうしても自宅が気になり様子を見に通っている者が増える」
「なるほど、するとまだ感染者は出そうですね」
「流石、ドクターだな。凄い」
「いえ、カオさんのヒントが無ければそこに行き着けませんでした。それに感染経路がわかっても、結局正体も、それがどこからやってきたのかも解りません。あ、どこからは、恐らく空から。どのタイミングかは不明ですが降ってきたのだと思います」
「犯人は不明……か。どこの傘屋が作ったウイルスか」
「カオさん、何で傘屋が出てくるのかわかりませんが、このウイルスは人の手で作られたのではないかもしれません」
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