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16.新しい家族
67.誓いのキス
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「ゆうべも緊張でロクに眠れてへんかったし、安心したんやろ、寝てしもた」
ゲストルームではなく、俺の部屋のベッドに葵を寝かしつけて、リビングに戻る。
「…アンタ…どこであんな可愛ええ子、捕まえてきたん?ちょうどええから、葵君のことちゃんと話しなさい」
もちろんそのつもりや。
両親とアニキに聞かれるままに、葵のことを伝える。
「…そんなわけでな、働きながら夜間の高校に通っとんねん。たまたま仕事先が09やった、っちゅうわけ」
「そう…事故でご両親が…」
「せやから俺はそのぶんまで葵を甘やかしとんのよ。伯父さんにはな、会わせてもろて挨拶も済ませた。ちゃんとしたええ人や。せやけど言えずに我慢しとったこともいろいろあるんやろし」
「そうやろなぁ…。あの年であないしっかりした子になってしもて…。智秋、お前の腕は足りとるんか?」
「…これから俺は、葵のために生きんねん。それを認めてほしくて連れてきたんよ」
「その覚悟を忘れるなよ。番にしたオメガを守れんようなアルファに育てた覚えはないでな」
俺は姿勢を正して、深く頭をさげた。
部屋に戻って、葵の横に潜り込む。
ほらな、反対なんかされんかったやろ。
葵のことが気にいらない、なんて、そんなことあるわけないやん。
俺のことも…ちゃんと信頼してくれとんのよ。
もっともっと、甘やかしたる。
ずっとずっと、隣で見守ったる。
だからこのまま、俺と一緒に生きてくれ。
寝顔を見つめて胸の中で誓っとったら、葵がゆっくり目を覚ました。
「…ん…あれ…ここどこ…」
「おはよ。目ぇ覚めたか?ここは神戸の俺の部屋」
「…ちあき、さん……あ!僕、寝ちゃった?!」
「疲れたやろ。まだ寝とってもええんよ?出かけるにはまだ早いわ」
「…じゃあ、もうちょっと、このまましてて?」
葵の体に腕をまわし、しっかり抱きしめてキスをひとつ。
「なんべん言うてもええやろ。葵、俺と結婚してほしい。ずっと可愛がってたいねん」
さっきのことを思い出したんやろ、葵の顔がみるみる赤くなる。
何か言いたそうに動いた唇は、言葉を発することなく俺の唇に押し当てられた。
そのまま味わおうとする俺をとどめて、ひとこと。
「智秋さんとずっと一緒にいたい。僕と結婚してください。僕を待っててくれますか?」
なんぼでも、そう応えて、祈りをこめたキスを贈った。
ゲストルームではなく、俺の部屋のベッドに葵を寝かしつけて、リビングに戻る。
「…アンタ…どこであんな可愛ええ子、捕まえてきたん?ちょうどええから、葵君のことちゃんと話しなさい」
もちろんそのつもりや。
両親とアニキに聞かれるままに、葵のことを伝える。
「…そんなわけでな、働きながら夜間の高校に通っとんねん。たまたま仕事先が09やった、っちゅうわけ」
「そう…事故でご両親が…」
「せやから俺はそのぶんまで葵を甘やかしとんのよ。伯父さんにはな、会わせてもろて挨拶も済ませた。ちゃんとしたええ人や。せやけど言えずに我慢しとったこともいろいろあるんやろし」
「そうやろなぁ…。あの年であないしっかりした子になってしもて…。智秋、お前の腕は足りとるんか?」
「…これから俺は、葵のために生きんねん。それを認めてほしくて連れてきたんよ」
「その覚悟を忘れるなよ。番にしたオメガを守れんようなアルファに育てた覚えはないでな」
俺は姿勢を正して、深く頭をさげた。
部屋に戻って、葵の横に潜り込む。
ほらな、反対なんかされんかったやろ。
葵のことが気にいらない、なんて、そんなことあるわけないやん。
俺のことも…ちゃんと信頼してくれとんのよ。
もっともっと、甘やかしたる。
ずっとずっと、隣で見守ったる。
だからこのまま、俺と一緒に生きてくれ。
寝顔を見つめて胸の中で誓っとったら、葵がゆっくり目を覚ました。
「…ん…あれ…ここどこ…」
「おはよ。目ぇ覚めたか?ここは神戸の俺の部屋」
「…ちあき、さん……あ!僕、寝ちゃった?!」
「疲れたやろ。まだ寝とってもええんよ?出かけるにはまだ早いわ」
「…じゃあ、もうちょっと、このまましてて?」
葵の体に腕をまわし、しっかり抱きしめてキスをひとつ。
「なんべん言うてもええやろ。葵、俺と結婚してほしい。ずっと可愛がってたいねん」
さっきのことを思い出したんやろ、葵の顔がみるみる赤くなる。
何か言いたそうに動いた唇は、言葉を発することなく俺の唇に押し当てられた。
そのまま味わおうとする俺をとどめて、ひとこと。
「智秋さんとずっと一緒にいたい。僕と結婚してください。僕を待っててくれますか?」
なんぼでも、そう応えて、祈りをこめたキスを贈った。
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