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4.引っ越し
16.役目
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「ここが駅だよ。僕、小学生の時は電車通学だったんだ」
「ほう。送り迎えと違ったんか」
「そういうの禁止の学校だったからさ。1年生の時は兄さんが6年生だったし、兄さんが卒業しても慶さんがついてきてくれてたけど。でも途中から電車に乗れなくなっちゃったからね」
周囲を惑わす怜理のフェロモン。今も出しとんのやろか、結構な人通りがあるというのに俺達の周りだけポカッと開けている。そんな俺の疑問を読んだかのようにれいちゃんが舌を出した。
「ちょっとだけだよ。せっかくのカイ君との散歩、邪魔されたくないから」
「そか…あのな、俺の体のこと知っとるやろ」
「…うん」
「俺にはわからへん。もしれいちゃんに誰かが威圧を向けとっても、俺にはそれがわからへん。せやからそんなときはちゃんと教えてくれ。どんなことをしてでも守ったる」
「…あの時みたいに?」
「せやで。それが俺の役目や」
「……」
れいちゃんは返事をせんかった。その代わりに俺の手をギュッと掴んで
「さ、お店に行こう。夕飯に遅れちゃうよ」
と足を速めた。
「…せやな、急ごか」
俺を掴んだ手の力は思ったより強くて…俺はその手を外すことがでけへんかった。
「ほう。送り迎えと違ったんか」
「そういうの禁止の学校だったからさ。1年生の時は兄さんが6年生だったし、兄さんが卒業しても慶さんがついてきてくれてたけど。でも途中から電車に乗れなくなっちゃったからね」
周囲を惑わす怜理のフェロモン。今も出しとんのやろか、結構な人通りがあるというのに俺達の周りだけポカッと開けている。そんな俺の疑問を読んだかのようにれいちゃんが舌を出した。
「ちょっとだけだよ。せっかくのカイ君との散歩、邪魔されたくないから」
「そか…あのな、俺の体のこと知っとるやろ」
「…うん」
「俺にはわからへん。もしれいちゃんに誰かが威圧を向けとっても、俺にはそれがわからへん。せやからそんなときはちゃんと教えてくれ。どんなことをしてでも守ったる」
「…あの時みたいに?」
「せやで。それが俺の役目や」
「……」
れいちゃんは返事をせんかった。その代わりに俺の手をギュッと掴んで
「さ、お店に行こう。夕飯に遅れちゃうよ」
と足を速めた。
「…せやな、急ごか」
俺を掴んだ手の力は思ったより強くて…俺はその手を外すことがでけへんかった。
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