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5.怜理8歳
24.僕の執事
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「やだ!かえらない!まだカイくんにありがとうしてないもん!」
「熱があるから怜理は会えないんだよ。パパがちゃんとお礼をしておくから」
「やだ!」
結局そのまま僕は家に戻った。少したって進藤グループの傘下になった病院が再開し、僕は今度こそまともな治療を受けた。僕が自分でフェロモンを調整できるようになるまで何年か通ったけれど、二度とカイ君に会うことはなかった。…そして兄さんがカイ君を連れてきたのだ。
今、僕の目の前にカイ君がいる。
僕がどんなにカイ君に会いたかったか、カイ君はきっと知らないよね。オメガの発情を迎えた時に僕が思い出したのがカイ君の匂いだなんて、そんなことカイ君は考えもしないよね。発情のたびにカイ君を想っているだなんて……、僕があの頃からずっとカイ君が好きだなんて。
「さ、れいちゃん、そろそろ風呂入らなあかんよ」
カイ君は僕の執事。僕がアルファの時も、オメガの時も、ずっと一緒にいてくれる僕の執事。
………発情した僕のことも守ってくれる、僕の執事。
「うん、お風呂入ってくるね」
まだ、まだ言えない。一緒に入りたい、なんて。
でも僕の7年分の想いを舐めてもらっちゃ困る。僕がどれだけカイ君を好きなのか、思わず出してしまった威圧に気づかないカイ君が
「タオルの用意しとくよってな」
と笑った。
「熱があるから怜理は会えないんだよ。パパがちゃんとお礼をしておくから」
「やだ!」
結局そのまま僕は家に戻った。少したって進藤グループの傘下になった病院が再開し、僕は今度こそまともな治療を受けた。僕が自分でフェロモンを調整できるようになるまで何年か通ったけれど、二度とカイ君に会うことはなかった。…そして兄さんがカイ君を連れてきたのだ。
今、僕の目の前にカイ君がいる。
僕がどんなにカイ君に会いたかったか、カイ君はきっと知らないよね。オメガの発情を迎えた時に僕が思い出したのがカイ君の匂いだなんて、そんなことカイ君は考えもしないよね。発情のたびにカイ君を想っているだなんて……、僕があの頃からずっとカイ君が好きだなんて。
「さ、れいちゃん、そろそろ風呂入らなあかんよ」
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