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9. リアルの出会い
9-2 無駄な心配
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海未は駅ビルの入り口を避けて、改札の見える場所に立つ。この駅に降りたのは初めてだ。ちょうど真ん中あたりの名の知れた駅を選んだだけ。ここで見つけられなかったら今日はもう会えへんぞ。オレはすぐにリクに気づけるやろか。可愛ええあの顔はそのままなんやろけど、雰囲気が違うかもしれん。そんな不安を抱えながら、祈るような気持ちで改札を見つめている。あと10分。
11時を少し過ぎた頃、改札からパラパラと出てくる人。電車が着いたのだろう、人波が押し寄せる。昼メシのことなんかも考えて大きな駅を選んだのは失敗やったか?舌打ちをする海未の視界を掠める青い髪。ヴァイの地護、幸せの鳥の色。思わず手を挙げた海未に気づいた理久が微笑んだ。
「待たせてごめんね」「…」「…」「…」言葉の出ない海未に、理久の瞳に不安が浮かぶ。「…あの…」「…惚れ直したわ」「!驚かさないでよ。黙ってるから僕じゃダメなのかと…へへ、僕も!」理久が笑って海未がその場にしゃがみ込む。「力が抜けてもた」「これからもよろしくね」ホンマ、無駄な心配してもうたな…立ち上がった海未が「おう!」周りの人が振り返るような声をあげた。
11時を少し過ぎた頃、改札からパラパラと出てくる人。電車が着いたのだろう、人波が押し寄せる。昼メシのことなんかも考えて大きな駅を選んだのは失敗やったか?舌打ちをする海未の視界を掠める青い髪。ヴァイの地護、幸せの鳥の色。思わず手を挙げた海未に気づいた理久が微笑んだ。
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