Promised Happiness

春夏

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10. 中学生みたいな2人

10-6 レムは言う事を聞く良い子です

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side マール

「じゃ、先にティエラをギルドに送ってくるわ。飛んでくか?」「ほんと!飛びたい!お願いします!」「絶対に落とさんといてくださいよ!」「んなヘマしねえよ」「行ってくるねー!ブラン、ちゃんとつかまっててよ」……なしてあんなに高いところが好きやねん…怖いと認めることが恥ずかしくて少しイラつく。オレはリアルでも高所恐怖症やったやろか。理久を誘ってスカイツリーでも行ってみよかな、そんなことを考えて苦笑した。

「じゃ千切りで頼む」「わかりました」目の前に置かれたキャベツ3玉。「開店まで1時間だからな、急げよ」だてに家事するヒモやっとったわけちゃうで。バイトでもネギ切っとるしな。「いいじゃねえか。芯のあたりはスープにすっから捨てんなよ」隣のガネは何やら揚げ物を始めた。「朝からフライすか?」「おう、この村のヤツらは朝だろうが夜だろうがおかまいなしだ。異大陸のお人は違うのか?こっちではしっかり食っとけよ。魔物にやられるぞ」「せやな。いろいろ作りたいねん」「おう、魔物の肉なんかはコツも要るからな、朝メシの後で教えてやるよ」美味いモンをティエラと食う、オレの目標のひとつや。

レムはその平らな腕を伸ばして皿を何枚ものせる。「驚いた。マスターの指示じゃなくても従うなんて」「へ?レムは戦闘中なんかもオレの言う事を聞いてくれるで」「それがおかしいんだよな。普通はマスターの言う事しか聞かないらしいぜ。さ、これも頼む」「ガネさんの言う事も聞くんとちゃいますか?レム、ガネさんの指示」「…これ、あいつらに」レムは迷いなくガネの指差す席に。「俺でも!わけわかんねぇ」あとでティエラに尋ねたら「レムに『マールの言う事、ちゃんと聞くんだよ』って言ってあるから」と何でもないことのように答えよった。「そんなんでいいのかよ…」「僕達、繋がってるもんね」繋がる…あかん、やっぱりティエラもあかんねん!オレ達はまるで性の言葉を知り始めたばかりの中学生のように、お互いの言葉からお互いの体を連想してまう。

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