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2.どっちにする?
4.驚きました
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ミクール様、ミクール様。王城に向かう馬車の中、胸の中でその名を繰り返す。間違ってもミクだなんて呼びかけてはいけない。ディクトル家の一大事だ。今朝、父上は上機嫌で「ナルジス、お前、お茶会でミクール様に気に入られたんじゃないか?来月からの学園でもしっかりやれよ。サートスもチェイル様の側近になれそうだし、ディクトル家は安泰だ」なんて言っていたけど、俺は返事ができなかった。
「よく来てくれた」…まさか王家揃っての出迎えだなんて。「チェイル様にお誘いいただきまして、厚顔にも兄弟揃って罷り越しました」兄上の挨拶にも戸惑いが混じる。王様達が退室されて、部屋には俺達4人が残された。
「サートス、わざわざすまなかったな」「いや、構わないけれど…ナルジスご挨拶を」結構くだけた口調なんだな、そんなんでいいわけ?なんて思いながらも「初めまして。サートスの弟、ナルジスです」チェイル様は頷いて「ミクール」とミクに声をかけた。「サートスさん、初めまして。…ナル!」挨拶を返そうとした兄上が驚いた。チェイル様も驚いた。…ミクに抱きつかれた俺は誰よりも驚いた。
ミクの勢いに引きずられて、ここはミクの部屋。メイドがお茶を淹れて退室する。部屋に残ろうとした乳母さんだろうか、ミクに「ナルと2人にして!」と背中を押されている。俺の困り顔にむしろ安心したように乳母さんが渋々部屋を出て、ミクが俺に向き直った。
「よく来てくれた」…まさか王家揃っての出迎えだなんて。「チェイル様にお誘いいただきまして、厚顔にも兄弟揃って罷り越しました」兄上の挨拶にも戸惑いが混じる。王様達が退室されて、部屋には俺達4人が残された。
「サートス、わざわざすまなかったな」「いや、構わないけれど…ナルジスご挨拶を」結構くだけた口調なんだな、そんなんでいいわけ?なんて思いながらも「初めまして。サートスの弟、ナルジスです」チェイル様は頷いて「ミクール」とミクに声をかけた。「サートスさん、初めまして。…ナル!」挨拶を返そうとした兄上が驚いた。チェイル様も驚いた。…ミクに抱きつかれた俺は誰よりも驚いた。
ミクの勢いに引きずられて、ここはミクの部屋。メイドがお茶を淹れて退室する。部屋に残ろうとした乳母さんだろうか、ミクに「ナルと2人にして!」と背中を押されている。俺の困り顔にむしろ安心したように乳母さんが渋々部屋を出て、ミクが俺に向き直った。
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