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3.学園入学
5.ヤキモチ
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「ミクール様、お戻りを」学園には家に仕える者の子が入学することもある。俺の家には俺と同い年の子をもつ従者がいなかったが、もちろんミクにはいるのだ、こうしてミクに張り付くために入学する者が。「えー!ナルに送ってもらうー」「そういうわけには参りません。ナルジス様、失礼いたします」「うん、ミクまた明日。ミクをよろしく」頭を下げた俺にちょっと驚いたような顔をした級友に連れられて、ミクが渋々帰っていった。アイツとも仲良くならないと。きっと俺のことも見張ってんだろうし。
「…なぁナルジス…」「ん?」父上に連れられて行ったパーティーで知り合ったチェスターが遠慮がちに「…なんかさ、ミクール様と仲良くなかった?」「あぁ、兄上がチェイル様の側近候補なんだ」「それでかぁ!驚いたよ。王子が同じクラスだなんて緊張してたんだ。どんなふうに話せばいいのかわからないし」「ミクール様は気さくな方だよ。きっと馴染んでくださるだろう」俺達はまだ内々の婚約者。
「さて、俺も帰るとするか」「馬車まで一緒に。ナルジスが同じクラスで良かったよ」「他に知人は?」「姉上が嫁いだ先の三男が隣のクラスに。ナルジスは?」「俺の社交嫌いを知ってるだろう?このクラスに従姉妹が1人、他はいないな」「ハハハ、あのパーティーの時も“嫌々来ました”って顔に書いてあったもんな」「そういうこと」
ミクが意外とヤキモチ焼きで、俺が結構それを嬉しく思うタイプだと判明するのは翌日のこと。親しくなった2人に俺も自分がヤキモチ焼きだと自覚して、それをミクが喜ぶのもすぐ先のこと。
「…なぁナルジス…」「ん?」父上に連れられて行ったパーティーで知り合ったチェスターが遠慮がちに「…なんかさ、ミクール様と仲良くなかった?」「あぁ、兄上がチェイル様の側近候補なんだ」「それでかぁ!驚いたよ。王子が同じクラスだなんて緊張してたんだ。どんなふうに話せばいいのかわからないし」「ミクール様は気さくな方だよ。きっと馴染んでくださるだろう」俺達はまだ内々の婚約者。
「さて、俺も帰るとするか」「馬車まで一緒に。ナルジスが同じクラスで良かったよ」「他に知人は?」「姉上が嫁いだ先の三男が隣のクラスに。ナルジスは?」「俺の社交嫌いを知ってるだろう?このクラスに従姉妹が1人、他はいないな」「ハハハ、あのパーティーの時も“嫌々来ました”って顔に書いてあったもんな」「そういうこと」
ミクが意外とヤキモチ焼きで、俺が結構それを嬉しく思うタイプだと判明するのは翌日のこと。親しくなった2人に俺も自分がヤキモチ焼きだと自覚して、それをミクが喜ぶのもすぐ先のこと。
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