邪魔はさせない

春夏

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8.仲間

3.ギルドの説明

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「学園生専用ダンジョンは初級が3つ、中級が2つ、上級が1つある。今日の説明が終わったら、放課後や休日など、自分達で予約を取ってダンジョンに入っていいぞ。ダンジョン講習にはギルドの職員1名の同行が必要だ。同行者に退けと言われたら必ずそれに従うこと」

学園生専用ギルド長の説明が続く。「初級の3つがクリアできたら専用外の初級ダンジョンに挑戦することもできる。ただし専用ダンジョンのレベルは低い。ここでは上級としているが、一般のダンジョンレベルでは中の下といったところだ。それを忘れるな。ギルドカードは共通だから、ここでのギルドレベルが外でも適用されるぞ。まぁ、卒業までにCランクになれれば上々だろう」
アニメでは旅立つ主人公が「まずはAランクを目指すぞ!」って言ってたっけ。あれは主人公補正だったってことか。

「…さて、このクラスには王子がいたな。前へ」突然呼ばれたミクが驚いた顔をしながら立ち上がる。「全力で魔法をぶっ放したことはあるか?」「全力で…はまだないです」「結界を張れる者は手を挙げろ」俺を含めて5人ほどの手が挙がる。「この国を支えておられる王族の魔力を体験してみよう」ギルド長はそう言って全員をダンジョンに入れた。「結界を張れ。張れない者を入れてやれよ」他の人より大きめだった俺の結界に入ろうとしたミクが呼び止められた。

「王子はここへ」ギルド長が尋ねる。「得意魔法は?」「えと、僕は雷」「皆、結界に入ったか?…よし、では王子、前方に向かって全力で雷を放て」ミクは戸惑ったように俺を見た。頷いてやるとちょっと微笑んで…引き締めた顔は惚れ直すほど凛々しかった。
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