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29. 無垢で愛らしい告白※
しおりを挟む深夜。王城の最奥、アリシアとテオバルトが共に過ごす寝室には、宵の静けさと淡い月光だけが満ちていた。
昨日に引き続き、今日も長い一日だった。誘拐、ロランの決意、カーラへの裁き……全てが怒涛のように過ぎていき、ようやく二人きりになれた。
既に湯浴みを終えたアリシアは寝台の端に座り、薄く微笑んだまま遠くを見ていた。
その肩に、そっとテオバルトが上着を掛ける。
「……お前は、あんな顔してたけどな」
低く掠れた声が、耳元で囁いた。
「今日、誰よりも傷付いてたの、俺には分かってる」
「『あんな顔』って、一体どんな顔?」
アリシアは、ふふ……と笑って尋ねる。月の光に溶け込んでしまいそうな儚い笑みだった。
「『私は女王よ』っていう顔だよ。何にも傷付いたりしてない、ただ女王としてこう決断しましたからって、そんな顔だ。無理してるお前を隣で見るの、きつかったぞ」
アリシアは、そっと視線を落とした。
「……そうね。それくらい、女王らしく振る舞えていた?」
「当たり前だ。お前は立派だった」
石鹸の香りが漂うテオバルトは、いつもと同じで髪がまだ少し湿っている。テオバルトらしい、とアリシアは思っていた。
「けどな……」
そう言ってテオバルトはアリシアの隣に腰を下ろし、肩を寄せた。
「お前は優しすぎる」
「そうかしら? 月の女神に信仰の厚いお母様への処罰は、随分と厳しいものだったと思うわ」
「いいや、甘いな。けど、それがいい。お前が王で良かったって今日あの広間で思ったよ。心底な」
飾らないテオバルトの言葉に、アリシアの瞳がふいに潤んだ。けれど、それは悲しみの涙ではなかった。
「私ね、ロランがカーラの罪を証言をした時……ほんの一瞬だけ、あの子が小さな手で私の袖を引っ張ってた頃を思い出したの」
「……まだガキだった頃のアイツか」
「ええ。まだほんの小さな頃は私の手を握って離さなかったのよ。泣き虫で、甘えん坊で……」
彼女の声が揺れる。テオバルトは華奢な肩に手を回し、抱き寄せ、ゆっくりと額に口付けた。
「もうアイツは、母親の操り人形じゃねぇ。お前を守る側に回った。俺も負けねぇくらい、お前をしっかり守らなきゃな」
「ふふ……ありがとう」
腕の中で幸せそうに笑うアリシアに、テオバルトは目を細める。
「今日……お前が一人で王太后に向き合ってる背中を見て、胸が潰れそうだった」
「テオバルト……」
「お前が拉致されたって聞いた時は、血が沸騰したみたいだった。もしお前に何かあったらって……俺は、自分でもどうなるか分からなかった」
アリシアは小さく首を振り、そっとテオバルトの頬に手を添える。
「でも、助けに来てくれた。あなたの声が聞こえた時、全てが一瞬で溶けていったわ。怖さも、悲しさも、全部……あなたが連れ去ってくれたの」
テオバルトは黙ってアリシアの手を取り、指を絡めた。そのまま、そっと唇を重ねる。
長く、深い、静かな口付け。
それは慰めでも、励ましでもない。ただ、心と心を重ねる為のものだった。
やがて二人は互いの額を寄せ合い、瞳を閉じる。
「……俺は、お前がどんなに綺麗な姿で王の務めを果たしても、夜にはその重たい鎧を全部脱がせてやるつもりだ。俺の前ではただのアリシアでいろって、いつも言ってるだろ」
アリシアはふっと笑った。
「……そんな事言って……ずるい人。でも……ありがとう。ねぇ……今日だけは、強くあろうとするの、やめていい?」
「今夜は、俺が全部背負う。お前は、俺の腕の中でただ泣いてろ」
アリシアはその言葉に甘え、そっとテオバルトの胸に身を預けた。
テオバルトはアリシアの肩を優しく撫で、首筋に次々と口付けを落とす。途中でアリシアが悩ましげな吐息を吐くと、テオバルトは一人口元にニヤリとした笑みを浮かべた。
シュルシュルという静かな衣擦れの音が、アリシアの耳をくすぐる。
何度身体を重ねても、テオバルトに自分の身体を見られるのは気恥ずかしい。古い傷だらけの、あまり美しくない身体だとアリシアは思っていた。
「前は痩せ過ぎだったが、少し健康的になったな」
テオバルトの大きな手がアリシアの胸を揉みしだき、慎ましく存在する胸の頂きを口に含む。それだけで熱く痺れるような快感がアリシアの身体を突き抜け、短い悲鳴のようなか細い声を上げた。
「ん……っ、ハァ……それって……っ、太ったって……こと……? あっ!」
「太ったって言うほどじゃねぇよ。前が痩せ過ぎだったんだ。飯もろくに食わせてもらえない女王なんて、世界中探しても見つからないぞ」
「……ッ、あなたが……来てからは……! ふ、あぁんっ、食べろって言うから……っ、ちゃんと……」
「もっとたらふく食えよ。じゃないと俺はお前を食い甲斐がねぇ」
「は……っ、あぁ……っ!」
急に淡い桃色の部分にカリリ、と歯を立てられて、アリシアはピンと背筋を伸ばして震えた。
ビクビクと細かく痙攣する華奢な身体をテオバルトはギュッと抱き締め、寝台に横たえた。
「本当に可愛いな、お前。あれだけでイッたのか」
言いつつ不敵に笑うテオバルトは、男らしくもあり、ひどく艶めかしい。
「なぁアリシア、お前ってすげぇ感じやすいよな。ここに触れるだけでも震えてる」
頬を染め、瞳を潤ませたアリシアの太ももにツウと手を滑らせながら、テオバルトは囁いた。
「はぁ……はぁ……やだ……言わないで……」
「ほら、ここ、お前の弱いとこだろ」
そう言ってテオバルトの硬い指先が、まだ柔らかなアリシアの花芽に触れる。同時にちゅくり、という濡れ音が響き、そこが潤っている事を知らせてきた。
さらりとした愛液を花芽にまぶすようにしてクルクルと刺激される度、アリシアは切なげな嬌声を上げてしまう。
「は、あァァんっ! だめ……、や……ぁん! そこ……ッ」
「ダメ? 嫌? 口ではそんな事ばかり言うが、お前のここは硬く尖りを帯びて、どんどん濡れてくるぞ」
「や……っ、はずかし……い」
「ここも、初めての時に比べたら柔らかくなったよな」
男を受け入れる場所の周り、柔らかな媚肉を器用に二本の指で広げながら、テオバルトは低く掠れた声で耳打ちする。
そして指先に愛液をしっかりと纏わせ、スルスルとナカに挿し入れ、入ってすぐの浅いところをトントンと弾くように刺激した。
「あぁ! ふぁ……っ! はぁ……ぁんっ!」
「強欲だな、アリシア。必死で指に食い付いてくるじゃないか」
「ひぁ……っ、ま、待って……っ、そんな……ぁぁん! 動かし……たらっ!」
テオバルトは一本、また一本と指を増やし、三本の指がアリシアのナカでバラバラに動く。
その上テオバルトは下方に身体を動かし、アリシアの秘所へと舌を這わせた。
「や……っ、あァァァァッ!」
立ち上がった花芽を舌先でつつき、指はいやらしい水音を立てながら出し入れされ、悲鳴に近い喘ぎ声を上げたアリシアは背を弓形に反る。
「イクの……ッ、イッちゃう……っ」
テオバルトが教えた言葉。それを素直に繰り返すアリシアは、涙をポロポロと零しながらシーツをギュッと握った。
それでも逃すまいというように抽送を繰り返す指がアリシアの奥を擦るように刺激すると、プシャッという音を立ててテオバルトの顔に潤いの飛沫が跳ねる。
「あぁ……ごめ……なさい……っ、ひ、やぁ……ん!」
泣きそうな声でアリシアが謝罪すると同時に、テオバルトはズルリとアリシアのナカから指を引き抜いた。
そしてテオバルトはアリシアの下半身に埋めていた身体を起こし、手の甲で自らの口元と頬を乱暴に拭う。
「甘いな、お前は。何もかもが」
そう言って既に昂っている下半身を露出させ、我慢出来ないというようにテオバルト自身の手で二、三度扱くと、アリシアの濡れた蜜口にあてがった。
「どうして欲しいか言ってみろ」
「……っ、挿れて……欲しい……テオバルトと……ひとつに……なりたいの」
ぬるぬると擦り付けるようにして焦らしながら、テオバルトはアリシアの頬が恥じらいで真っ赤に染まるのを満足そうに眺めている。
こうやってわざと恥ずかしい言葉を口にさせ、アリシアが躊躇いがちにも求めてくるのがテオバルトにしてみれば堪らなく心地が良いらしい。
「アリシア……愛してる」
「テオ……ッ、あ、あぁん……っ!」
ズブズブと埋められていく二人の隙間がぴったりと無くなった時、アリシアは思わずといった風にテオバルトの身体を抱きしめた。
広い背中にはとてもじゃないが手を回しきれないけれど、それでももっとテオバルトと近付きたくて。
「くっそ、お前んナカ、熱くて……ッ、蕩けちまいそうだ……ッ」
ぴったりとくっついていたのは、ほんの少しの間だった。すぐに激しい抽送が始まり、アリシアの身体は上へ上へと突き上げられる。
「ん、は……ッ! わた……し……ッ! あんっ、あァァッ! や……ッ、きもち……い……」
「こんなに……っ、美味そうに咥え込みやがって……ッ、誰がお前を……っ、こんな風にしたんだろうなぁ⁉︎」
「それは……ッ、テオ……バルトが……っ、ア……ッ! そんな……はげし……っ、や、やぁ……んっ!」
奥の方をコンコンとノックされるように突かれると、アリシアは目の前にたくさんの光が散りばめられるような気がして、もうどうなってもいいとさえ思えてしまう。
「ああ、そうだったな……お前をこんな風に乱れさせんのは、俺だけだ」
「ふ、うぅんっ、んん……」
熱に浮かされたようなテオバルトの声。まるで蛇のように舌と舌が絡み合い、愛を形作る。
「アリシア……お前、今どんな顔して俺を見てるか分かってんのか?」
「ハァ……ぁ、そんな……の、分からな……い……ッ」
テオバルトが少しだけゆっくりとした動きに変化する。アリシアは腹の奥にキュンキュンとする切なさを覚えながらも、口にするのは憚られ、もっともっとと口付けを強請る事で耐えていた。
「……足りねぇんだろ? ちゃんと欲しいって言え。俺にだけは、遠慮すんな」
「いや……、はぁ……んっ、恥ずかし……いっ」
「口では言えねぇってこんなに震えてるのに、ナカはもっともっとと求めてくる……お前、ほんと、たまんねぇな」
艶っぽい声色で囁くテオバルトは苦しげに眉間に皺を寄せると、一度アリシアの身体から離れる。
「え……」
そして驚きの声を上げるアリシアの身体をぐるりと転がし、細い腰を両手で持ち上げ、小さく白い臀部を天に向かって掲げるように高くした。
「お前が煽ったんだ……逃げんな。お前の中に嫌と言うほど俺を刻みつけるまで、離さねぇからな」
ひと息に、アリシアは貫かれた。初めて後ろから。
「ひ、っ、あぁ……っ! あんっ! あぁぁっ! テオ……っ、テオバルト……ッ、い……ぁ……だって……止めてくれなきゃ、私……もう……っ」
繰り返される激しい抽送。激しい肌と肌とのぶつかり合いで、アリシアの臀部が桃色に染まっていく。
眦を濡らす生理的な涙が、頬に、顎に伝っていく。
「もっと泣けよ……ッ、俺以外、こんなにしてやれねぇんだから!」
「あぁん……ッ! だめ……っ、そんなの言われたら……っ、私……壊れちゃう……ッ」
「言えよ、誰に抱かれてるか……っ、俺の名を、呼べ……!」
背後からギュッと乳房を掴まれ、肩を強く吸われたアリシアは、か細い悲鳴を上げながらもテオバルトの名を呼んだ。
浅いところまで抜かれて、再び深いところを突かれる度に、何度も、何度も。
「んっ、テオ……っ! ひ、あぁッ! テオバルト!」
「ハ……ッ、全部曝け出せ……ッ、お前の綺麗なとこ……全部……っ、俺のもんだからな!」
「あぁ……んっ! アッ! もっと、もっと奥……ッ、お願い……私の全部、あなたで満たして……!」
絶叫に近い愛の言葉にテオバルトは満足げに口端を持ち上げ、更に激しくアリシアの身体を責め立てた。
強く、激しく、熱く、二人の間には熱い吐息と苦しげな声が交わされる。
「テオ……! 愛してる……っ、好きなの……!」
「……ッ」
そしてついに二人は頂きを上り詰め、アリシアの最奥にはテオバルトの熱が大量に放たれた。
しばらくの間とどまることを知らない熱い飛沫を腹の奥に感じつつ、アリシアはくったりと全身の力を失う。
「……本気で泣くほど感じやがって。まったく、お前ってやつは……」
はぁ……と息を吐きながら、テオバルトはアリシアのナカから自身を引き抜く。
「だって……テオバルトが……」
ほんの少し赤みを帯びたそこから、こぷり、と音を立てて自らが放った白濁が漏れ出るのを見て、再び自身の昂りを自覚したテオバルトは舌打ちをして目を逸らせた。
「俺が、何だよ?」
「好きだから……」
力なく横たわったままのアリシアは真っ白な肌を恥じらいに染めながら、両手で顔を隠す。
「だったら、ずっと俺のそばにいろ……お前がいなきゃ、息すんのも忘れそうになる」
その声はやけに小さかった。けれど真っ直ぐで、あまりに愛おしい。
アリシアは思わずテオバルトに向かって両手を広げ、抱き締めてと強請った。
「ねえ……私、ちゃんと……あなたのものになれた?」
真っ直ぐな問い。素直で、無垢で、愛らしい。
テオバルトは堪らなく愛しいというように目を細め、答える。
「……とっくにそうだろ。身体も、心も、全部な」
テオバルトの返事に満足したのか、アリシアは眩しいくらいの笑顔で微笑んでから、それでも遠慮がちに告げる。
「テオバルトも、私の……私だけのものだから」
そう言ってから、そっとテオバルトの胸元に顔を埋めた。
テオバルトはグッと何かを堪えるかのように苦しげな呻き声を上げ、アリシアの身体を優しく抱き、包み込む。
「……馬鹿。当たり前だろうが」
どこまでも不器用で、どこまでも愛しい伴侶。その鼓動を聴きながら、アリシアはそっと目を閉じた。
幸せという名の余韻に、静かに、穏やかに包まれながら。
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