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竜魔決戦編
中央拠点戦
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拠点の破壊が完了して少しして、もう片方の部隊に行かせていた報告係がガオウ達の元にやって来た
『報告。左翼の部隊も拠点の制圧が完了しました』
『よし分かった。これから中央の拠点の制圧を行うからこちらのタイミングに合わせてそっちも突撃するよう伝えろ』
『御意』
ガオウが伝言を伝えると報告係は闇の中へと消えていった
今の仲間は戦闘能力よりも隠密、奇襲や逃げに長けていて、偵察も任されていた人狼族影の部隊、通称影狼部隊と呼ばれている者の一員である
それからガオウ達は指示した通り、両翼の拠点を無力化した後は最後の中央拠点が見える高所まで移動してきた
『相手はこちらにまだ気づいてないな』
両翼の異変には気づいておらず正面の警備に集中したまま
今側面から奇襲をかければ相手が動揺することは間違いない
反対方向にいる味方からも準備完了の合図が出たのでガオウが号令を出す
それと同時に両サイドから一斉に急勾配になっている崖を一気に駆け下りて行った
その異変を察知した敵兵士が急いで味方に報告するが、次の瞬間にはもうガオウ達は目の前にいた
『う、右翼から敵襲!』
『おせぇよ!』
周囲の兵士が味方兵士の声に気がついたと同時に戦闘が始まり、ガオウ達が暴れ回る
そして同様に反対側でもそれは起きていた
『左翼側からも敵が現れました!』
『なに?側面に配置されていた奴等は何をやってるんだ。おい、両翼の敵の数は?』
『どちらも二百程度かと』
『ほぼ同数か。ならこちらは密集し守りを固め下の砲撃部隊に敵を狙わせろ。俺は王都にこの事を連絡してくる』
『ハッ!』
この関所の防衛を任されている指揮官はすぐさま王都に報告する為拠点へと向かった
指示を伝えられた兵士達は補助魔法で身体能力を強化して守りを固め、地上にいる魔法部隊にガオウ達を狙わせた
壁の上の通路は狭く、守りを固めている相手を崩して中央にある拠点を潰すのも一苦労
加えて魔法攻撃も飛んでくるのでこちらが先に削られて突破は困難
特訓前であればそうなっていたかもしれないが、今のガオウ達は魔法で強化された相手でも止まる気配は全くなかった
『こ、こいつら想定以上に‥‥!魔法部隊を増員してさっさと蹴散らせ!』
『おいおい。こっちにばかり気を取られてていいのか?』
魔法部隊の攻撃がガオウ達に集中し始めてるのを見て頃合いだと下で待機していた者達に合図を送る
『ガオウからの合図だ。お前達待たせたな!思う存分暴れていいぞ!』
『おお!!』
鬼人族のアレスを筆頭に残りの兵士達が一斉に突撃する
相手もその動きに反応するが、魔法部隊の大半がガオウ達を攻撃していたせいでアレス達に攻撃するまでにラグが生じる
その僅かな時間でアレス達は敵の前線部隊に肉薄した
『うおああああ!!』
アレスの持つ棘のついた巨大な棍棒が一振りで敵を次々と吹き飛ばしていく
その勢いに乗っかって味方が一気に攻める
数は互角、しかしアレス達のあまりの迫力に兵士達は思わず怯んでしまった
そうなってはすぐに陣形を立て直すのは難しく、戦況は完全にアレス達が有利に運んでいた
『さぁこっちもトロトロやってる暇はねぇからな!一気に片付けて終わらせるぞ!』
『報告。左翼の部隊も拠点の制圧が完了しました』
『よし分かった。これから中央の拠点の制圧を行うからこちらのタイミングに合わせてそっちも突撃するよう伝えろ』
『御意』
ガオウが伝言を伝えると報告係は闇の中へと消えていった
今の仲間は戦闘能力よりも隠密、奇襲や逃げに長けていて、偵察も任されていた人狼族影の部隊、通称影狼部隊と呼ばれている者の一員である
それからガオウ達は指示した通り、両翼の拠点を無力化した後は最後の中央拠点が見える高所まで移動してきた
『相手はこちらにまだ気づいてないな』
両翼の異変には気づいておらず正面の警備に集中したまま
今側面から奇襲をかければ相手が動揺することは間違いない
反対方向にいる味方からも準備完了の合図が出たのでガオウが号令を出す
それと同時に両サイドから一斉に急勾配になっている崖を一気に駆け下りて行った
その異変を察知した敵兵士が急いで味方に報告するが、次の瞬間にはもうガオウ達は目の前にいた
『う、右翼から敵襲!』
『おせぇよ!』
周囲の兵士が味方兵士の声に気がついたと同時に戦闘が始まり、ガオウ達が暴れ回る
そして同様に反対側でもそれは起きていた
『左翼側からも敵が現れました!』
『なに?側面に配置されていた奴等は何をやってるんだ。おい、両翼の敵の数は?』
『どちらも二百程度かと』
『ほぼ同数か。ならこちらは密集し守りを固め下の砲撃部隊に敵を狙わせろ。俺は王都にこの事を連絡してくる』
『ハッ!』
この関所の防衛を任されている指揮官はすぐさま王都に報告する為拠点へと向かった
指示を伝えられた兵士達は補助魔法で身体能力を強化して守りを固め、地上にいる魔法部隊にガオウ達を狙わせた
壁の上の通路は狭く、守りを固めている相手を崩して中央にある拠点を潰すのも一苦労
加えて魔法攻撃も飛んでくるのでこちらが先に削られて突破は困難
特訓前であればそうなっていたかもしれないが、今のガオウ達は魔法で強化された相手でも止まる気配は全くなかった
『こ、こいつら想定以上に‥‥!魔法部隊を増員してさっさと蹴散らせ!』
『おいおい。こっちにばかり気を取られてていいのか?』
魔法部隊の攻撃がガオウ達に集中し始めてるのを見て頃合いだと下で待機していた者達に合図を送る
『ガオウからの合図だ。お前達待たせたな!思う存分暴れていいぞ!』
『おお!!』
鬼人族のアレスを筆頭に残りの兵士達が一斉に突撃する
相手もその動きに反応するが、魔法部隊の大半がガオウ達を攻撃していたせいでアレス達に攻撃するまでにラグが生じる
その僅かな時間でアレス達は敵の前線部隊に肉薄した
『うおああああ!!』
アレスの持つ棘のついた巨大な棍棒が一振りで敵を次々と吹き飛ばしていく
その勢いに乗っかって味方が一気に攻める
数は互角、しかしアレス達のあまりの迫力に兵士達は思わず怯んでしまった
そうなってはすぐに陣形を立て直すのは難しく、戦況は完全にアレス達が有利に運んでいた
『さぁこっちもトロトロやってる暇はねぇからな!一気に片付けて終わらせるぞ!』
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