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120:5年縛りの間に~『竜の祖』と番~
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以前は、ユージィン邸にラーファイルもアンティエルも身を寄せていたが、現在は二人とも、ユージィン邸を後にしていた。
ラーファイルは、ハインツと飛竜のフィンと一緒に住む為の物件を探していて手頃な物件を見つけることができたので、既ににそちらで生活を始めていた。ユージィン邸ではお世話になった、メイドのジェシーからの家事スキルは完璧にマスターしていると本人は豪語している。あとは、セレスティア同様、ハインツも5年縛りが終わったので、2人と1匹の生活がもう目前であったのだ。
「くふふふ、楽しみ~♪」
ラーファイルは、その日が待ち遠しくて堪らなかった。
アンティエルはというと、フェルディナント王子は公爵位を王から賜り、「キルンベルガー」の性を名乗ることになったのだ。アンティエルは、フェルディナントの妻となっていて、今ではキルンベルク公爵領で暮らしている。とは言っても、国内なのでひとっ飛びすれば、姉弟間で行き来は余裕であったので、さほど離れてはいない。また、公爵ということもあり、当然大きな屋敷はあるものの・・・屋敷の敷地内に小さな家を作って、基本的にはそこで生活をしていたのだ。
というのも、せっかくユージィン邸で培った家事能力を埋もれさせたくないという、アンティエルの強い希望により、その小さな家ではメイドはおらず、アンティエルが家事の全てを担っていたのだ。王族のフェルディナントにすればかなりの規格外と言えるが、『竜の祖』であるアンティエルに逆らえるものなど当然いないので、要望(我儘ともいう)が通った形だ。
そしてイシュタルも、正式にユージィンの妻となっていた。しかし生活は以前と変わることなく、ただラーファイルやアンティエルが出て行ってしまっただけで、特に変わりはなかったが、今は『竜の祖』の姉弟たちが近くにいることから、月に1.2度はお茶会などをして談笑するようになっていた。
そして、ダンフィールはエメリーネと共に行動しており、エメリーネは踊り子として、ダンフィールは生活の為に冒険者ギルドの依頼をこなしていた。エメリーネは踊り子ではあったが、武術の達人でもあったことから、ダンフィールと同じように冒険者ギルドに登録をして、二人でギルドの依頼を達成することもあった。ちなみに当初は、エメリーネはダンフィールに冒険者ギルドを登録することを猛反対されていたが、エメリーネのお願い攻撃にダンフィールはあえなく陥落してしまった。そんなこんなで、日銭を稼ぎながら各地を転々と回っていたが、二人はこの生活スタイルは性に合っていたらしく、二人で楽しく旅をし継続させていた。あれから、4.5度ほどフェリス王国には訪問しており、『竜の祖』と番たちと集まって歓談することもあった。エメリーネの話では、もう少しで『女神の踊り手』に慣れそうだと嬉しそうに話をしていた。
・・・ここ数年は、穏やかに時が過ぎていったが・・・
アンティエルには懸念事項があった。『竜の祖』の5人目までの『番』はここフェリス王国で見つかっていた。そしてそれは姉弟間では、ここで見つかることは周知していることであったのだ。それなのに、あと一人が未だに姿を現わせていないことに不安を覚えていた。アンティエルは嫌な予感がしていたのだ。
「考えたくはないが・・・もしかしたら・・・・」
アンティエルは、胸騒ぎがしていた。今は恐ろしく穏やかで平和な日々を過ごせているが、それは嵐の前の静けさではないのかと・・・そしてそれは杞憂であればいいと願っていた。
ラーファイルは、ハインツと飛竜のフィンと一緒に住む為の物件を探していて手頃な物件を見つけることができたので、既ににそちらで生活を始めていた。ユージィン邸ではお世話になった、メイドのジェシーからの家事スキルは完璧にマスターしていると本人は豪語している。あとは、セレスティア同様、ハインツも5年縛りが終わったので、2人と1匹の生活がもう目前であったのだ。
「くふふふ、楽しみ~♪」
ラーファイルは、その日が待ち遠しくて堪らなかった。
アンティエルはというと、フェルディナント王子は公爵位を王から賜り、「キルンベルガー」の性を名乗ることになったのだ。アンティエルは、フェルディナントの妻となっていて、今ではキルンベルク公爵領で暮らしている。とは言っても、国内なのでひとっ飛びすれば、姉弟間で行き来は余裕であったので、さほど離れてはいない。また、公爵ということもあり、当然大きな屋敷はあるものの・・・屋敷の敷地内に小さな家を作って、基本的にはそこで生活をしていたのだ。
というのも、せっかくユージィン邸で培った家事能力を埋もれさせたくないという、アンティエルの強い希望により、その小さな家ではメイドはおらず、アンティエルが家事の全てを担っていたのだ。王族のフェルディナントにすればかなりの規格外と言えるが、『竜の祖』であるアンティエルに逆らえるものなど当然いないので、要望(我儘ともいう)が通った形だ。
そしてイシュタルも、正式にユージィンの妻となっていた。しかし生活は以前と変わることなく、ただラーファイルやアンティエルが出て行ってしまっただけで、特に変わりはなかったが、今は『竜の祖』の姉弟たちが近くにいることから、月に1.2度はお茶会などをして談笑するようになっていた。
そして、ダンフィールはエメリーネと共に行動しており、エメリーネは踊り子として、ダンフィールは生活の為に冒険者ギルドの依頼をこなしていた。エメリーネは踊り子ではあったが、武術の達人でもあったことから、ダンフィールと同じように冒険者ギルドに登録をして、二人でギルドの依頼を達成することもあった。ちなみに当初は、エメリーネはダンフィールに冒険者ギルドを登録することを猛反対されていたが、エメリーネのお願い攻撃にダンフィールはあえなく陥落してしまった。そんなこんなで、日銭を稼ぎながら各地を転々と回っていたが、二人はこの生活スタイルは性に合っていたらしく、二人で楽しく旅をし継続させていた。あれから、4.5度ほどフェリス王国には訪問しており、『竜の祖』と番たちと集まって歓談することもあった。エメリーネの話では、もう少しで『女神の踊り手』に慣れそうだと嬉しそうに話をしていた。
・・・ここ数年は、穏やかに時が過ぎていったが・・・
アンティエルには懸念事項があった。『竜の祖』の5人目までの『番』はここフェリス王国で見つかっていた。そしてそれは姉弟間では、ここで見つかることは周知していることであったのだ。それなのに、あと一人が未だに姿を現わせていないことに不安を覚えていた。アンティエルは嫌な予感がしていたのだ。
「考えたくはないが・・・もしかしたら・・・・」
アンティエルは、胸騒ぎがしていた。今は恐ろしく穏やかで平和な日々を過ごせているが、それは嵐の前の静けさではないのかと・・・そしてそれは杞憂であればいいと願っていた。
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