159 / 233
158:封印解除の方法
しおりを挟む
セレスティアはカイエルの様子が何だか落ち着かなくなっている事に気がついた。
「?」
「えーと、まぁ・・・機会を待ってたんだよ。ソロソロかなって思った矢先に、まぁ遠征行きになっちゃったからなー」
カイエルは何だか、明後日の方向を見て、話をはぐらかしたいのか頭を掻いていた。
「機会を待っていた?500年以上も経ってるのにまだ待たなきゃいけないものなの?あ、順序があるとか?」
封印解除には段階があるもかもしれないと、セレスティアは思ったのだ。
「あー、うん。そうだな、順序があると言えばそうだし、同時も可能だったけど、まぁ今回の場合で言えば・・・まぁ順序・・だな。・・・うん。」
(順序があって、機会を伺っていた?)ということに、セレスティアは意味がわからなかった。
「そうなのね。じゃ遠征先では、できないものなのね・・・帰ったらすぐにでも(封印解除)できそうなのね?」
「え?いや!えーと、こっここでもできるちゃあできるんだけど、やっぱり、その!」
カイエルは顔を真っ赤にして、言う事に要領を得ていなかった。
「ん?ここでもできるの?じゃ早く(封印解除を)やりましょうよ!」
セレスティアは一刻も早く封印が解けるのならと思っての事だったのだが、カイエルは更に顔を真っ赤にして、
「ば、ばばばばバカ!女がやろうとか言ってるんじゃねぇよ!」
「え?」
カイエルとセレスティアは顔を見合わせて、しばらく沈黙だった。そしてセレスティアはカイエルの真っ赤になっている顔を見て気が付いたのだ。
「え・・・あの、まさか・・・」
セレスティアはわかったのだ。封印解除が番である自分とカイエルとの肉体関係であることを。
「まぁ・・・そういうことだよ。」
カイエルは真っ赤になってそっぽを向けた。
「えーーーーっ!」
セレスティアは、顔を真っ赤にして思わず大きな声が出てしまった。
「セレスティア大丈夫か!?」
そこに声と同時にルッツが現れた。
「え?ルッツ?」
急にルッツが現れたことに、セレスティアは驚いていたが、
「あ、あぁごめん。二人が行ってから、帰ってくるのが遅いと思って探していたんだよ。そしたらセレスティアの大きい声が聞こえたから駆けつけたんだけど・・・」
ルッツはカイエルをジトっと睨みつけて、
「まさか、この男に何かされたんじゃないよな?」
「はぁ?俺が?」
カイエルとルッツがなぜか睨み合っていたので、セレスティアは慌てて訂正をした。
「ちょっ、ちょっと誤解よ!カイエルは何もしてないわ。ちょっと話をしてて・・・その驚いて声がでちゃっただけよ・・・」
「え?驚いたってソレは一体?」
「あー悪いけど、この話は俺とセレスティアだけの内々の話なんでな。てめぇはお呼びじゃねぇんだよ。」
「くっ!」
先ほどカイエルは自分達が隠密で行動していると言っていた建前があったので、それを理由にしたのだ。しかしカイエルは意地の悪い顔をしてたので、セレスティアはソレを見て、溜息を付いていた。
「はぁ。カイエル、そういう言い方はよくないわ。ルッツごめんなさい。確かに内密な内容だから言えないけど、ルッツが心配するようなことではないから、そこは安心してね。」
「まぁセレスティアがそう言うのなら、これ以上は追及はしないけど・・・」
ルッツは釈然とはしていなかったが、言った手前押し黙っていた。
セレスティアはルッツの自分に寄せられている好意についてはいまだ全く気付いておらず、ただ仲間として、自分の事を心配してくれたのだろうなと思っていた。
「?」
「えーと、まぁ・・・機会を待ってたんだよ。ソロソロかなって思った矢先に、まぁ遠征行きになっちゃったからなー」
カイエルは何だか、明後日の方向を見て、話をはぐらかしたいのか頭を掻いていた。
「機会を待っていた?500年以上も経ってるのにまだ待たなきゃいけないものなの?あ、順序があるとか?」
封印解除には段階があるもかもしれないと、セレスティアは思ったのだ。
「あー、うん。そうだな、順序があると言えばそうだし、同時も可能だったけど、まぁ今回の場合で言えば・・・まぁ順序・・だな。・・・うん。」
(順序があって、機会を伺っていた?)ということに、セレスティアは意味がわからなかった。
「そうなのね。じゃ遠征先では、できないものなのね・・・帰ったらすぐにでも(封印解除)できそうなのね?」
「え?いや!えーと、こっここでもできるちゃあできるんだけど、やっぱり、その!」
カイエルは顔を真っ赤にして、言う事に要領を得ていなかった。
「ん?ここでもできるの?じゃ早く(封印解除を)やりましょうよ!」
セレスティアは一刻も早く封印が解けるのならと思っての事だったのだが、カイエルは更に顔を真っ赤にして、
「ば、ばばばばバカ!女がやろうとか言ってるんじゃねぇよ!」
「え?」
カイエルとセレスティアは顔を見合わせて、しばらく沈黙だった。そしてセレスティアはカイエルの真っ赤になっている顔を見て気が付いたのだ。
「え・・・あの、まさか・・・」
セレスティアはわかったのだ。封印解除が番である自分とカイエルとの肉体関係であることを。
「まぁ・・・そういうことだよ。」
カイエルは真っ赤になってそっぽを向けた。
「えーーーーっ!」
セレスティアは、顔を真っ赤にして思わず大きな声が出てしまった。
「セレスティア大丈夫か!?」
そこに声と同時にルッツが現れた。
「え?ルッツ?」
急にルッツが現れたことに、セレスティアは驚いていたが、
「あ、あぁごめん。二人が行ってから、帰ってくるのが遅いと思って探していたんだよ。そしたらセレスティアの大きい声が聞こえたから駆けつけたんだけど・・・」
ルッツはカイエルをジトっと睨みつけて、
「まさか、この男に何かされたんじゃないよな?」
「はぁ?俺が?」
カイエルとルッツがなぜか睨み合っていたので、セレスティアは慌てて訂正をした。
「ちょっ、ちょっと誤解よ!カイエルは何もしてないわ。ちょっと話をしてて・・・その驚いて声がでちゃっただけよ・・・」
「え?驚いたってソレは一体?」
「あー悪いけど、この話は俺とセレスティアだけの内々の話なんでな。てめぇはお呼びじゃねぇんだよ。」
「くっ!」
先ほどカイエルは自分達が隠密で行動していると言っていた建前があったので、それを理由にしたのだ。しかしカイエルは意地の悪い顔をしてたので、セレスティアはソレを見て、溜息を付いていた。
「はぁ。カイエル、そういう言い方はよくないわ。ルッツごめんなさい。確かに内密な内容だから言えないけど、ルッツが心配するようなことではないから、そこは安心してね。」
「まぁセレスティアがそう言うのなら、これ以上は追及はしないけど・・・」
ルッツは釈然とはしていなかったが、言った手前押し黙っていた。
セレスティアはルッツの自分に寄せられている好意についてはいまだ全く気付いておらず、ただ仲間として、自分の事を心配してくれたのだろうなと思っていた。
10
あなたにおすすめの小説
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
王宮侍女は穴に落ちる
斑猫
恋愛
婚約破棄されたうえ養家を追い出された
アニエスは王宮で運良く職を得る。
呪われた王女と呼ばれるエリザベ―ト付き
の侍女として。
忙しく働く毎日にやりがいを感じていた。
ところが、ある日ちょっとした諍いから
突き飛ばされて怪しい穴に落ちてしまう。
ちょっと、とぼけた主人公が足フェチな
俺様系騎士団長にいじめ……いや、溺愛され
るお話です。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
辺境のスローライフを満喫したいのに、料理が絶品すぎて冷酷騎士団長に囲い込まれました
腐ったバナナ
恋愛
異世界に転移した元会社員のミサキは、現代の調味料と調理技術というチート能力を駆使し、辺境の森で誰にも邪魔されない静かなスローライフを送ることを目指していた。
しかし、彼女の作る絶品の料理の香りは、辺境を守る冷酷な「鉄血」騎士団長ガイウスを引き寄せてしまった。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる