一夜限りで終わらない

ジャム

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目覚めたら

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「僕は・・・なんてことを・・・」

みなさん、こんにちは
僕は「天野 遥斗」(あまの はると)23歳 会社員
ただいま、とてつもないことが発覚しました・・・
僕は・・・知らない男性とラブホテルに居ます・・・おわり

(いやいや!終わりで片付けられないから!!)

混乱する頭をフル稼働させて考えろ!
昨日・・・会社の飲み会に行き・・・同僚と別れて家路に・・・向かったはず・・・
だ・け・ど・知らない白熊獣人が隣で寝ている・・・
状況を確認しよう!

「身体は・・・ところどころ痛い・・・肩には・・・噛み傷?がある・・・そして・・・やっぱりね・・・」

しっかり中に出されております。はい・・・
間違いなく行きずりでやりました。

「はぁ・・・まいったな・・・」

今日は土曜日・・・仕事は大丈夫だけど、心が・・・折れそう・・・
なんでこうなった・・・?
家に向かってるのは覚えてる
でも、途中から記憶がない・・・
結構飲んだからな・・・
でも、こんなこといままでなかったし・・・たぶん

「とにかくお風呂入ろう・・・」

シャワー浴びて考えよう
僕はシャワーを浴びながら考えた・・・
でも、やっぱり記憶が途中からない・・・

「あぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

僕は叫んだ
そしたら浴室の扉が開く
そこには全裸の白熊獣人がいた

熊「お~!朝から元気だな~」

のほほんとした口調の白熊獣人
青い瞳、白い毛並み、イケメンだ・・・
なんて考えてる場合じゃない!!!

「あ、あの!その!僕・・・えっと・・・」

なんて言ったらいいんだ?
『あなた誰ですか?』?いや、失礼すぎるだろう!
『覚えてなくて・・・』?無責任すぎるだろう!!
『楽しかったですね!』?覚えてないから楽しかったかなんてわからんないだろう!!!
なんて考えていたら

熊「どうしたの?大丈夫?昨日は少しやりすぎたからな~」

「え、やりすぎた?」

熊「おう!あんなに求められたら答えないとな~って!6回までは覚えてるけど・・・」

そんなにやったのか・・・
てか、求めたって僕が???
それじゃあ、余計に言えないじゃん!!!

熊「つい噛んじまったが・・・大丈夫そうだな!」

そういうと僕を抱き締めてきた

「っ!」

熊「なにを驚いてるんだ?」

「あ、あの・・・なんで抱きしめてくるんですか?」

熊獣人は不思議そうな顔をしていた

熊「なんでって・・・恋人を抱き締めてなにが悪いんだ?」

「へ!?は!?恋人!?」

僕は驚き白熊獣人から離れる

熊「ああ。昨日、告白したらOKくれたじゃないか」

OKした?
僕が?
確かにイケメンでタイプだけど・・・
いやいや!そうじゃない!
昨日初めて会ったのにいきなり付き合うなんて・・・あり得ない・・・
ひとまずシャワーから出て話し合おう
うん、それしかない・・・
僕たちはシャワーから上がり服を着てソファに座る
白熊獣人は隣に座り腕を肩にかけてくる

「あ、あの・・・」

熊「ん?」

なんて聞こう・・・
・・・何も思いつかない・・・
そうだ!名前!僕の名前がわからなければそれを理由に逃げれば!

「僕の名前・・・知ってますか?」

熊「・・・」

よし!
これで逃げれそうだ!

熊「遥斗・・・天野 遥斗 だろう?」

「っ!!」

名乗ってたか・・・
そうなると僕が不利だ・・・
僕はこの人の名前をしらない
そこを聞かれたらアウトだ・・・

「あ、あの・・・すみません・・・僕、昨日のこと・・・憶えてなくて・・・」

もう正直に話して謝ろう
そうすれば許してもらえる・・・かも

熊「そうだったのか!だから、さっきから変だったんだな!」

ガハハと笑う熊獣人
笑いごとじゃないんだけど・・・

「な、なので、その、お付き合いとかは・・・ちょっと・・・」

熊「う~ん、いいじゃん!このまま付き合おうよ!」

「へ?」

なに言ってるの?
昨日会ったばかりなのに?

熊「会ったときから運命って感じたんだよ!だから、一夜限りで終わらせるつもりはないよ?」

「運命って・・・」

こんな運命あってたまるか!
もっとこう・・・綺麗な感じが運命であって、これは・・・違う・・・

「たぶん気のせいですよ。運命なわけ・・・っ!」

熊獣人は僕の言葉を遮りソファに押し倒してきた
急なことで頭も身体も動かなかった
耳元で白熊獣人が

熊「間違いないよ・・・君が俺の求めていた相手だ・・・」

僕はドキッとした
その声はとても優しくて安心するような感じがした
そしてどこかで聞いたことがあるような・・・

熊「なんだったら、今からまた確かめ合うかい?」

そういうと服の中に手を入れてきた

「っ!」

僕は抵抗した

「や、やめてください!」

ガハハと笑いながら手を放す白熊獣人

熊「やらないよwもうさすがに出ないw」

そういうと僕を抱き起しソファに座りなおす

ぐ~~~

こんな状況でもお腹は空くもんで僕のお腹がなる

熊「ガハハ!お腹空いたか!じゃあ、メシ行こうか!何食べたい?」

「いえ、家に帰れば食べ物あるので、帰ります」

とにかくこの人から離れて冷静に考えたい

熊「そうか・・・わかった・・・」

寂しそうにする白熊獣人
なんか悪いことした気がするが・・・今は一人になりたい・・・
そしてホテルを出て家路につく
別れ際に

熊「月曜日な!」

と、手を振ってきたのでつい振り返した
ん?今、月曜日って言った?は?
そんなこと考えながら家に着いた
残り物を食べ、ソファに横になり考える
昨日のことは・・・思い出せない・・・
でも、一夜を過ごしたのは事実・・・
付き合いをOKしたのも・・・たぶん・・・本当・・・
でも、一夜限りの相手に付き合いを申し込むか?
運命がなんたらって言ってたけど・・・

「あぁぁぁぁ!考えがまとまらない!!!」

叫び声をあげて落ち着こうとしたけど無駄だった・・・
それに、『月曜日な!』って・・・
月曜日にまた会うってこと?
どこで?何時に?
連絡先も知らないのに・・・
待ち伏せするのかな?
でも、昨日はたまたま居酒屋からの帰りだったから違う道を通っただけだし・・・

「・・・忘れよう・・・」

一夜限りの出来事・・・
一夜限りの過ち・・・
そういうことにして忘れよう・・・
もう会うこともないだろう・・・
相手もきっとわかってる
運命なんて適当に言ったことだろう・・・
そうやって運よく付き合えればいいかって程度なんだろう・・・
きっとそうだ!
運命なわけない・・・
僕は無理にそう納得することにした

でも、この『月曜日な!』がまさかあんなことで現実になるとは思わなかった・・・
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