63 / 99
第5章地球と異世界、二つの台所と再会の味
第10話 黒都の正式席、焦がさずに名乗れ
しおりを挟む
翌朝、黒の回廊の外れに借りた客舎で、私は鍋の前に正座していた。
窓は細く、光は糸。空気は冷たく、香りがくっきり立つ。
「本番の献立、最終確認いきます」
「了解」
セイル王子が帳面を開き、アヤが湯の番に立つ。ルークとマリナは器磨き、グラドは扉にもたれて鼻で空気を読む。
「一の椀は“挨拶”。黄金の吸い物。具は極小の白身と香草一本」
「ふむ。挨拶は短く、覚えやすく、だな」
「二の皿は“橋”。——黒穀蒸しに淡いカレー餡を一線だけ。地球と異世界の握手です」
「握手は強すぎず、離れすぎず」
「三は“沈黙”。ぷりんは親指の先ほど。騒がしい舌を一度座らせます」
「……議会にも常備したい」
王子のぼやきを聞き流しながら、私は《段取り最適化》を開く。
火加減、湯の音、運ぶ順。焦げの芽を片っ端から摘んでいく。
「よし、いける。——音、鳴らして」
「はい」
アヤが薬缶の口をわずかに傾け、鍋肌に湯を当てる。
“ふつ”“ざ……ざっ”
「今日の音は、帰り道の音」
「帰り道の音、覚えた」
ルークが胸に手を当て、マリナは磨いた匙を光に翳す。
やがて迎えの衛士が来た。
黒衣、短い言葉、揺れない目。
「時間だ。——流れを止めるな」
「止めません」
黒の回廊は昨日よりも静かだった。
足音が石に吸われ、息が細くなる。
小広間。黒い卓。フードの影。金の瞳。
「ようこそ。今日は腹で名乗れ」
「光栄です」
私は鍋を据え、火力石を半段。
アヤが湯を鳴らし、王子が一歩下がる。
私の視界は、湯気と器だけになる。
「——一の椀、挨拶でございます」
“ざざっ”
黄金が静かに揺れ、香草の緑が一筋。
魔王は椀を取り、ほんの指の幅だけ顎を引いた。
「短い。覚えやすい。……よい」
「ありがとうございます」
「次。——橋を見せよ」
「承知しました」
蒸し上がった黒穀を小さな円にまとめ、表面を蒸気で艶やかに。
上から、極薄のカレー餡を筆で“一線”。
香りは深く、辛さは影、甘みは芯。
「——二の皿、“橋”でございます」
魔王は一口。
金の瞳が細く、次にわずかに大きくなる。
「強くは結ばぬ。だが、離れぬ。……橋だ」
「橋は、渡る人の数で強くなります」
「言葉もよい」
「三。——沈黙を」
「はい」
小さなぷりんを置く。
匙で一線。
黒の回廊の空気が、ひと拍で静まる。
「……」
沈黙は、怖くない。
鍋の中の湯気が、言葉の代わりになる。
「——よい。腹は、君を覚えた」
「恐縮です」
魔王が卓に指を二度、軽く打つ。
扉の陰から、香箱を抱えた人物が現れた。
白い手袋。癖のない足音。深く被ったフード。
「我が調香師長だ。香りの言葉で話せ」
「畏まりました」
調香師長が一歩進み、香箱を開く。
乾いた柑皮、焙じた根、黒い花、そして——
「……この匂い」
私の指が止まった。
箱の隅で、細い紙束がほのかに香る。
レシピ紙だ。紙質は……地球の、私が使っていた作業用の薄紙。
「その紙、どこで?」
思わず出た声に、調香師長の肩がわずかに揺れた。
フードの影がわずかに上がり——
「先生。……覚えていらっしゃいますか」
「——え?」
落ちたフードから現れた横顔。
すっと通った鼻梁、茶の瞳、口元の小さなほくろ。
「蒼生(あおい)?」
胸の底から名前が浮かんだ。
地球で、私の講座に最初に来た子。
包丁が怖かったけれど、香りのメモは誰より早かった——あの、蒼生。
「お久しぶりです、先生。今は“蒼生(ソウセイ)調香師長”と呼ばれています」
「どうして、ここに——」
「後で。今は席を崩すわけには」
蒼生は目だけで合図し、香箱から黒い花をひと欠片。
私に、香りで問う。
(——橋の“影”は、どこに置く?)
(影は縁。真ん中に置かない。甘みで結び、塩で締める)
(了解)
会話は、一瞬で終わった。
けれど胸の奥で、長い時間がほどけていく。
「蒼生。……生きてた」
「先生も」
魔王が静かに頷いた。
「君らの再会は、橋の上でせよ。——正式に伝える。月に一度、黒都の大市に“常設鍋”を開け」
「……許可を、いただけるのですか」
「条件は同じ。焦がすな。流れを止めるな。音を乱すな。——それと一つ」
「一つ?」
「魔界の孤児院に“朝の椀”を教えよ。君の“ざざっ”を、あの子らの帰り道にする」
胸が、熱くなった。
「はい。全力で」
「王都との橋は、王子が担うがよい」
「謹んで」
セイル王子が膝をつく。
流れは、決まった。
退出の合図。
回廊を離れたところで、蒼生が小さく囁いた。
「先生。今日の夜、香庫の裏で。——五分だけ」
「行く。必ず」
「うん」
客舎に戻る途中、ルークが小声で跳ねた。
「先生の弟子さん、かっこよかった!」
「うちの“湯の音”、負けないけどね」
「負けない」
アヤが笑い、王子が肩の力を抜く。グラドは前を見たまま、短く言った。
「再会の匂いは、火を強くしすぎる。——気をつけろ」
「はい。焦げさせません」
夜。
香庫の裏は、石と木の匂い。
蒼生がふっと現れ、私は思わず手を伸ばした。
「どうやって、こっちに」
「“紙”が連れてきた。先生のレシピをまねて写していたら、香りが道になった。……気づいたら黒都で、匂いを読み書きする仕事になってた」
「辛くなかった?」
「包丁よりはまし。香りは、切らないから」
蒼生は肩をすくめ、でもすぐ真顔になる。
「先生、地球の方へも——細いけれど、道がある。名は“文香(ふみこう)”。一月に一枚だけ、香りの手紙が通る」
「香りの手紙……!」
「私が橋になる。だから——」
「焦がさない。乱さない。止めない」
「うん」
短い沈黙。
遠くで夜警の鈴。
私は深く息を吸い、蒼生の手を握った。
「ありがとう。——戻れる味を、もっと強くする」
「先生なら、できる」
部屋に戻ると、皆が起きていた。
小さな火。丸い鍋。白い器。
「夜食、どうする?」
「“帰り道の茶漬け”で」
私は笑い、薬缶を持った。
“ざざっ”
湯の音が、天井の石に柔らかく返る。
それは確かに、帰り道の音だった。
窓は細く、光は糸。空気は冷たく、香りがくっきり立つ。
「本番の献立、最終確認いきます」
「了解」
セイル王子が帳面を開き、アヤが湯の番に立つ。ルークとマリナは器磨き、グラドは扉にもたれて鼻で空気を読む。
「一の椀は“挨拶”。黄金の吸い物。具は極小の白身と香草一本」
「ふむ。挨拶は短く、覚えやすく、だな」
「二の皿は“橋”。——黒穀蒸しに淡いカレー餡を一線だけ。地球と異世界の握手です」
「握手は強すぎず、離れすぎず」
「三は“沈黙”。ぷりんは親指の先ほど。騒がしい舌を一度座らせます」
「……議会にも常備したい」
王子のぼやきを聞き流しながら、私は《段取り最適化》を開く。
火加減、湯の音、運ぶ順。焦げの芽を片っ端から摘んでいく。
「よし、いける。——音、鳴らして」
「はい」
アヤが薬缶の口をわずかに傾け、鍋肌に湯を当てる。
“ふつ”“ざ……ざっ”
「今日の音は、帰り道の音」
「帰り道の音、覚えた」
ルークが胸に手を当て、マリナは磨いた匙を光に翳す。
やがて迎えの衛士が来た。
黒衣、短い言葉、揺れない目。
「時間だ。——流れを止めるな」
「止めません」
黒の回廊は昨日よりも静かだった。
足音が石に吸われ、息が細くなる。
小広間。黒い卓。フードの影。金の瞳。
「ようこそ。今日は腹で名乗れ」
「光栄です」
私は鍋を据え、火力石を半段。
アヤが湯を鳴らし、王子が一歩下がる。
私の視界は、湯気と器だけになる。
「——一の椀、挨拶でございます」
“ざざっ”
黄金が静かに揺れ、香草の緑が一筋。
魔王は椀を取り、ほんの指の幅だけ顎を引いた。
「短い。覚えやすい。……よい」
「ありがとうございます」
「次。——橋を見せよ」
「承知しました」
蒸し上がった黒穀を小さな円にまとめ、表面を蒸気で艶やかに。
上から、極薄のカレー餡を筆で“一線”。
香りは深く、辛さは影、甘みは芯。
「——二の皿、“橋”でございます」
魔王は一口。
金の瞳が細く、次にわずかに大きくなる。
「強くは結ばぬ。だが、離れぬ。……橋だ」
「橋は、渡る人の数で強くなります」
「言葉もよい」
「三。——沈黙を」
「はい」
小さなぷりんを置く。
匙で一線。
黒の回廊の空気が、ひと拍で静まる。
「……」
沈黙は、怖くない。
鍋の中の湯気が、言葉の代わりになる。
「——よい。腹は、君を覚えた」
「恐縮です」
魔王が卓に指を二度、軽く打つ。
扉の陰から、香箱を抱えた人物が現れた。
白い手袋。癖のない足音。深く被ったフード。
「我が調香師長だ。香りの言葉で話せ」
「畏まりました」
調香師長が一歩進み、香箱を開く。
乾いた柑皮、焙じた根、黒い花、そして——
「……この匂い」
私の指が止まった。
箱の隅で、細い紙束がほのかに香る。
レシピ紙だ。紙質は……地球の、私が使っていた作業用の薄紙。
「その紙、どこで?」
思わず出た声に、調香師長の肩がわずかに揺れた。
フードの影がわずかに上がり——
「先生。……覚えていらっしゃいますか」
「——え?」
落ちたフードから現れた横顔。
すっと通った鼻梁、茶の瞳、口元の小さなほくろ。
「蒼生(あおい)?」
胸の底から名前が浮かんだ。
地球で、私の講座に最初に来た子。
包丁が怖かったけれど、香りのメモは誰より早かった——あの、蒼生。
「お久しぶりです、先生。今は“蒼生(ソウセイ)調香師長”と呼ばれています」
「どうして、ここに——」
「後で。今は席を崩すわけには」
蒼生は目だけで合図し、香箱から黒い花をひと欠片。
私に、香りで問う。
(——橋の“影”は、どこに置く?)
(影は縁。真ん中に置かない。甘みで結び、塩で締める)
(了解)
会話は、一瞬で終わった。
けれど胸の奥で、長い時間がほどけていく。
「蒼生。……生きてた」
「先生も」
魔王が静かに頷いた。
「君らの再会は、橋の上でせよ。——正式に伝える。月に一度、黒都の大市に“常設鍋”を開け」
「……許可を、いただけるのですか」
「条件は同じ。焦がすな。流れを止めるな。音を乱すな。——それと一つ」
「一つ?」
「魔界の孤児院に“朝の椀”を教えよ。君の“ざざっ”を、あの子らの帰り道にする」
胸が、熱くなった。
「はい。全力で」
「王都との橋は、王子が担うがよい」
「謹んで」
セイル王子が膝をつく。
流れは、決まった。
退出の合図。
回廊を離れたところで、蒼生が小さく囁いた。
「先生。今日の夜、香庫の裏で。——五分だけ」
「行く。必ず」
「うん」
客舎に戻る途中、ルークが小声で跳ねた。
「先生の弟子さん、かっこよかった!」
「うちの“湯の音”、負けないけどね」
「負けない」
アヤが笑い、王子が肩の力を抜く。グラドは前を見たまま、短く言った。
「再会の匂いは、火を強くしすぎる。——気をつけろ」
「はい。焦げさせません」
夜。
香庫の裏は、石と木の匂い。
蒼生がふっと現れ、私は思わず手を伸ばした。
「どうやって、こっちに」
「“紙”が連れてきた。先生のレシピをまねて写していたら、香りが道になった。……気づいたら黒都で、匂いを読み書きする仕事になってた」
「辛くなかった?」
「包丁よりはまし。香りは、切らないから」
蒼生は肩をすくめ、でもすぐ真顔になる。
「先生、地球の方へも——細いけれど、道がある。名は“文香(ふみこう)”。一月に一枚だけ、香りの手紙が通る」
「香りの手紙……!」
「私が橋になる。だから——」
「焦がさない。乱さない。止めない」
「うん」
短い沈黙。
遠くで夜警の鈴。
私は深く息を吸い、蒼生の手を握った。
「ありがとう。——戻れる味を、もっと強くする」
「先生なら、できる」
部屋に戻ると、皆が起きていた。
小さな火。丸い鍋。白い器。
「夜食、どうする?」
「“帰り道の茶漬け”で」
私は笑い、薬缶を持った。
“ざざっ”
湯の音が、天井の石に柔らかく返る。
それは確かに、帰り道の音だった。
22
あなたにおすすめの小説
異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。
日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。
両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日――
「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」
女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。
目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。
作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。
けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。
――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。
誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。
そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。
ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。
癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!
追放された公爵令息、神竜と共に辺境スローライフを満喫する〜無敵領主のまったり改革記〜
たまごころ
ファンタジー
無実の罪で辺境に追放された公爵令息アレン。
だが、その地では神竜アルディネアが眠っていた。
契約によって最強の力を得た彼は、戦いよりも「穏やかな暮らし」を選ぶ。
農地改革、温泉開発、魔導具づくり──次々と繁栄する辺境領。
そして、かつて彼を貶めた貴族たちが、その繁栄にひれ伏す時が来る。
戦わずとも勝つ、まったりざまぁ無双ファンタジー!
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
異世界配信始めました~無自覚最強の村人、バズって勇者にされる~
たまごころ
ファンタジー
転生したら特にチートもなく、村人としてのんびり暮らす予定だった俺。
ある日、精霊カメラ「ルミナスちゃん」で日常を配信したら──なぜか全世界が大騒ぎ。
魔王を倒しても“偶然”、国家を救っても“たまたま”、なのに再生数だけは爆伸び!?
勇者にも神にもスカウトされるけど、俺はただの村人です。ほんとに。
異世界×無自覚最強×実況配信。
チートすぎる村人の“配信バズライフ”、スタート。
公爵家次男はちょっと変わりモノ? ~ここは乙女ゲームの世界だから、デブなら婚約破棄されると思っていました~
松原 透
ファンタジー
異世界に転生した俺は、婚約破棄をされるため誰も成し得なかったデブに進化する。
なぜそんな事になったのか……目が覚めると、ローバン公爵家次男のアレスという少年の姿に変わっていた。
生まれ変わったことで、異世界を満喫していた俺は冒険者に憧れる。訓練中に、魔獣に襲われていたミーアを助けることになったが……。
しかし俺は、失敗をしてしまう。責任を取らされる形で、ミーアを婚約者として迎え入れることになった。その婚約者に奇妙な違和感を感じていた。
二人である場所へと行ったことで、この異世界が乙女ゲームだったことを理解した。
婚約破棄されるためのデブとなり、陰ながらミーアを守るため奮闘する日々が始まる……はずだった。
カクヨム様 小説家になろう様でも掲載してます。
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
『ひまりのスローライフ便り 〜異世界でもふもふに囲まれて〜』
チャチャ
ファンタジー
孤児院育ちの23歳女子・葛西ひまりは、ある日、不思議な本に導かれて異世界へ。
そこでは、アレルギー体質がウソのように治り、もふもふたちとふれあえる夢の生活が待っていた!
畑と料理、ちょっと不思議な魔法とあったかい人々——のんびりスローな新しい毎日が、今始まる。
転生の水神様ーー使える魔法は水属性のみだが最強ですーー
芍薬甘草湯
ファンタジー
水道局職員が異世界に転生、水神様の加護を受けて活躍する異世界転生テンプレ的なストーリーです。
42歳のパッとしない水道局職員が死亡したのち水神様から加護を約束される。
下級貴族の三男ネロ=ヴァッサーに転生し12歳の祝福の儀で水神様に再会する。
約束通り祝福をもらったが使えるのは水属性魔法のみ。
それでもネロは水魔法を工夫しながら活躍していく。
一話当たりは短いです。
通勤通学の合間などにどうぞ。
あまり深く考えずに、気楽に読んでいただければ幸いです。
完結しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる