71 / 99
第5章地球と異世界、二つの台所と再会の味
第18話 混交列、湯気はリズム
しおりを挟む
大市最終日の朝。
魔都外市・第二区画の入口に、赤と黒の旗が交互に並んだ。旗は低く、湯気は胸の高さ。案内板には大きく——“混交列(人→魔→人→魔)”。
「“中立の輪”は二重で張った。風は南東、香りは回る」
蒼生(ソウセイ)が香線を調整する。
「耳の鍋は?」
「蓋、少しだけ緩めておいた。——音は柔らかく“トン、トン”」
グラドが木蓋を指で弾く。鍋が静かに拍を刻み、胸の鼓動と重なる。
「合図は私が。——今日の鍋は“列に優しい三段”。最初は“合間(あいま)の汁”、次に“香葉の白和(しらあ)え”、最後に“一口往還”。」
「よし、行こう」
セイル王子が頷く。私は胸の高さの湯気を確かめ、最弱の合図の香をひと焚きした。
「——いただきます」
混交列の先頭は、片角の行商と人間の学徒。二人同時に椀を受け取り、同じ高さですすった。
「喉、すっと落ちるね」
「喧嘩する気が、湯気でほどける」
列が“人→魔→人→魔”のリズムで前へ。
鍋の蓋は“トン、トン”。沈黙の間は十拍。
広場のざわめきが、やがて“合奏”に変わる。
第二鍋“香葉の白和え”。
匙が入るたび、角のある手と人の手が、同じ間隔で引いて、同じ間隔で戻る。
「酸が刃じゃなくて、布だ」
「塩は“外交量”。学びがあるね」
笑いが起き、旗の下で子どもが拍を取る。
アヤが小声で囁いた。
「今のところ、刺し手なし」
「油断はだめ。——風下を見て」
私は鼻を細く使い、列の右奥に微かな“強香油”の影を嗅いだ。甘さが強く、後に柑根の苦み。争いの火種になりやすい配合だ。
「王子。右後方、黒外套の露店から“煽(あお)り香”。」
「グラド」
「行ってくる」
副長が自然な客の動きで露店に近づく。
私は第三の準備に入った。
「第三、“一口往還”。——同時刻、三、二、一」
私と列の先頭四名が、橋ご飯を同時に噛む。
“トン、トン”と蓋が拍を刻み、呼吸が揃う。
そこで——黒外套の男が列へ肩を入れた。
「人間が前はおかしいだろう!」
声が硬い。
私は即座に“耳の鍋”の蓋を、指二本ぶんだけずらす。木蓋が“トン、トン、トン”と一拍増やし、音が広場に薄く広がる。
「——十拍、沈黙の間」
アヤがキャンディを二粒、列の左右へ。
男の喉が一度、ごくりと落ちる。
私は器を一つ差し出した。
「忙しいから手短に。どうぞ。“合間の汁”」
「俺は——」
「名前は後。腹で話しましょう」
男は一口すすり、眉間のしわが少しほどけた。
「……喉が、落ち着く」
「列は“歌”です。あなたの立ち位置は“二拍後”。——ここ」
私は列調律(れつちょうりつ)を開き、背中に軽く触れて“二拍後”の空間に導いた。
男は抵抗なくそこに収まり、息が列の呼吸に合う。
「……邪魔だと思ってたが、今は邪魔じゃない」
「湯気が胸の高さだと、喧嘩が届かない。——台所の知恵です」
男はうなずき、器を返した。
風下でグラドが露店の黒外套から強香油を回収し、衛士へ渡すのが見えた。
列は壊れない。
“人→魔→人→魔”。
鍋の拍は“トン、トン、トン……トン”。
私はその拍に合わせて、湯をさし、塩をひとつまみ“外交量”で落とす。
「次の方どうぞ。——角、ぶつからないよう半歩だけ斜め」
「了解」
角の若者が半歩、斜め。人の学徒が半歩、前。
隙間に笑いが生まれ、列の速度がふわりと一定になる。
やがて、黒紋の見聞役が現れた。
書板に目を落とし、静かに言う。
「観測——“混交列”、破綻なし。指標、湯気高さ遵守、沈黙十拍の維持、衝突ゼロ。……合格」
広場に小さな歓声。
セイル王子が私を見る。
「常設枠、取れたな」
「鍋は焦がさず、熱は分けられました」
見聞役が続ける。
「ただし、条件が一つ。“耳の鍋”の運用、記録に残せ。手順化して共有せよ」
「承ります。“耳の蓋・一指、二指、三指”の三段で文書に」
「よい」
片付けの頃、さっきの黒外套の男が列の端に立っていた。
逃げない。こちらをまっすぐ見る。
「二杯目を。——塩、少しだけ強く」
「……うまい」
「名前は」
「ラギ。港の荷役だ。昨日、喧嘩で鼻をいわした。……今日は喧嘩、いらなかった」
「なら、明日は“旗、低く”。胸の高さで、また会いましょう」
「おう」
ラギは深く頭を下げ、去っていく。
私は木杓子を握り直した。鍋の底は——焦げなし。
宿への帰り道。
“香の広間”から黒封の使いが追いついた。
短い紙には魔王の印。
——常設枠、許可。
——王都にも同じ鍋を。
——“往還”は、時刻を二つ。
私は息を吸い、みんなを見た。
「二つ、だって」
「王都と魔都、同時刻二本線。……やるしかない」
セイル王子が笑い、グラドが肩を回す。
アヤは香袋を二重にし、蒼生は輪の配合を書き換えた。
部屋に戻る前に、そっと《ステータス》を開く。
《名:カスミアーナ/年齢15/職:料理研究家》
《料理 33/鑑定 14/嗅覚強化 14/湯音制御 8/段取り最適化 15》
《香窓開閉 3/換算感覚 2/中立香線 3/列調律 1→2》
《新特技:耳鍋運用 0→1》
《称号:往還の鍋》
「上がってる。……でも、まだ足りない」
「十分以上だ」
王子が、いつもの言葉で笑う。
「次は“二本の往還”。——旗は低く、湯気は胸の高さだ」
「はい。焦がさず、熱だけ」
私は窓を開け、夜風の向きを確かめた。
南東。香りは、まだよく回る。
魔都外市・第二区画の入口に、赤と黒の旗が交互に並んだ。旗は低く、湯気は胸の高さ。案内板には大きく——“混交列(人→魔→人→魔)”。
「“中立の輪”は二重で張った。風は南東、香りは回る」
蒼生(ソウセイ)が香線を調整する。
「耳の鍋は?」
「蓋、少しだけ緩めておいた。——音は柔らかく“トン、トン”」
グラドが木蓋を指で弾く。鍋が静かに拍を刻み、胸の鼓動と重なる。
「合図は私が。——今日の鍋は“列に優しい三段”。最初は“合間(あいま)の汁”、次に“香葉の白和(しらあ)え”、最後に“一口往還”。」
「よし、行こう」
セイル王子が頷く。私は胸の高さの湯気を確かめ、最弱の合図の香をひと焚きした。
「——いただきます」
混交列の先頭は、片角の行商と人間の学徒。二人同時に椀を受け取り、同じ高さですすった。
「喉、すっと落ちるね」
「喧嘩する気が、湯気でほどける」
列が“人→魔→人→魔”のリズムで前へ。
鍋の蓋は“トン、トン”。沈黙の間は十拍。
広場のざわめきが、やがて“合奏”に変わる。
第二鍋“香葉の白和え”。
匙が入るたび、角のある手と人の手が、同じ間隔で引いて、同じ間隔で戻る。
「酸が刃じゃなくて、布だ」
「塩は“外交量”。学びがあるね」
笑いが起き、旗の下で子どもが拍を取る。
アヤが小声で囁いた。
「今のところ、刺し手なし」
「油断はだめ。——風下を見て」
私は鼻を細く使い、列の右奥に微かな“強香油”の影を嗅いだ。甘さが強く、後に柑根の苦み。争いの火種になりやすい配合だ。
「王子。右後方、黒外套の露店から“煽(あお)り香”。」
「グラド」
「行ってくる」
副長が自然な客の動きで露店に近づく。
私は第三の準備に入った。
「第三、“一口往還”。——同時刻、三、二、一」
私と列の先頭四名が、橋ご飯を同時に噛む。
“トン、トン”と蓋が拍を刻み、呼吸が揃う。
そこで——黒外套の男が列へ肩を入れた。
「人間が前はおかしいだろう!」
声が硬い。
私は即座に“耳の鍋”の蓋を、指二本ぶんだけずらす。木蓋が“トン、トン、トン”と一拍増やし、音が広場に薄く広がる。
「——十拍、沈黙の間」
アヤがキャンディを二粒、列の左右へ。
男の喉が一度、ごくりと落ちる。
私は器を一つ差し出した。
「忙しいから手短に。どうぞ。“合間の汁”」
「俺は——」
「名前は後。腹で話しましょう」
男は一口すすり、眉間のしわが少しほどけた。
「……喉が、落ち着く」
「列は“歌”です。あなたの立ち位置は“二拍後”。——ここ」
私は列調律(れつちょうりつ)を開き、背中に軽く触れて“二拍後”の空間に導いた。
男は抵抗なくそこに収まり、息が列の呼吸に合う。
「……邪魔だと思ってたが、今は邪魔じゃない」
「湯気が胸の高さだと、喧嘩が届かない。——台所の知恵です」
男はうなずき、器を返した。
風下でグラドが露店の黒外套から強香油を回収し、衛士へ渡すのが見えた。
列は壊れない。
“人→魔→人→魔”。
鍋の拍は“トン、トン、トン……トン”。
私はその拍に合わせて、湯をさし、塩をひとつまみ“外交量”で落とす。
「次の方どうぞ。——角、ぶつからないよう半歩だけ斜め」
「了解」
角の若者が半歩、斜め。人の学徒が半歩、前。
隙間に笑いが生まれ、列の速度がふわりと一定になる。
やがて、黒紋の見聞役が現れた。
書板に目を落とし、静かに言う。
「観測——“混交列”、破綻なし。指標、湯気高さ遵守、沈黙十拍の維持、衝突ゼロ。……合格」
広場に小さな歓声。
セイル王子が私を見る。
「常設枠、取れたな」
「鍋は焦がさず、熱は分けられました」
見聞役が続ける。
「ただし、条件が一つ。“耳の鍋”の運用、記録に残せ。手順化して共有せよ」
「承ります。“耳の蓋・一指、二指、三指”の三段で文書に」
「よい」
片付けの頃、さっきの黒外套の男が列の端に立っていた。
逃げない。こちらをまっすぐ見る。
「二杯目を。——塩、少しだけ強く」
「……うまい」
「名前は」
「ラギ。港の荷役だ。昨日、喧嘩で鼻をいわした。……今日は喧嘩、いらなかった」
「なら、明日は“旗、低く”。胸の高さで、また会いましょう」
「おう」
ラギは深く頭を下げ、去っていく。
私は木杓子を握り直した。鍋の底は——焦げなし。
宿への帰り道。
“香の広間”から黒封の使いが追いついた。
短い紙には魔王の印。
——常設枠、許可。
——王都にも同じ鍋を。
——“往還”は、時刻を二つ。
私は息を吸い、みんなを見た。
「二つ、だって」
「王都と魔都、同時刻二本線。……やるしかない」
セイル王子が笑い、グラドが肩を回す。
アヤは香袋を二重にし、蒼生は輪の配合を書き換えた。
部屋に戻る前に、そっと《ステータス》を開く。
《名:カスミアーナ/年齢15/職:料理研究家》
《料理 33/鑑定 14/嗅覚強化 14/湯音制御 8/段取り最適化 15》
《香窓開閉 3/換算感覚 2/中立香線 3/列調律 1→2》
《新特技:耳鍋運用 0→1》
《称号:往還の鍋》
「上がってる。……でも、まだ足りない」
「十分以上だ」
王子が、いつもの言葉で笑う。
「次は“二本の往還”。——旗は低く、湯気は胸の高さだ」
「はい。焦がさず、熱だけ」
私は窓を開け、夜風の向きを確かめた。
南東。香りは、まだよく回る。
30
あなたにおすすめの小説
異世界ほのぼの牧場生活〜女神の加護でスローライフ始めました〜』
チャチャ
ファンタジー
ブラック企業で心も体もすり減らしていた青年・悠翔(はると)。
日々の疲れを癒してくれていたのは、幼い頃から大好きだったゲーム『ほのぼの牧場ライフ』だけだった。
両親を早くに亡くし、年の離れた妹・ひなのを守りながら、限界寸前の生活を続けていたある日――
「目を覚ますと、そこは……ゲームの中そっくりの世界だった!?」
女神様いわく、「疲れ果てたあなたに、癒しの世界を贈ります」とのこと。
目の前には、自分がかつて何百時間も遊んだ“あの牧場”が広がっていた。
作物を育て、動物たちと暮らし、時には村人の悩みを解決しながら、のんびりと過ごす毎日。
けれどもこの世界には、ゲームにはなかった“出会い”があった。
――獣人の少女、恥ずかしがり屋の魔法使い、村の頼れるお姉さん。
誰かと心を通わせるたびに、はるとの日常は少しずつ色づいていく。
そして、残された妹・ひなのにも、ある“転機”が訪れようとしていた……。
ほっこり、のんびり、時々ドキドキ。
癒しと恋と成長の、異世界牧場スローライフ、始まります!
追放された公爵令息、神竜と共に辺境スローライフを満喫する〜無敵領主のまったり改革記〜
たまごころ
ファンタジー
無実の罪で辺境に追放された公爵令息アレン。
だが、その地では神竜アルディネアが眠っていた。
契約によって最強の力を得た彼は、戦いよりも「穏やかな暮らし」を選ぶ。
農地改革、温泉開発、魔導具づくり──次々と繁栄する辺境領。
そして、かつて彼を貶めた貴族たちが、その繁栄にひれ伏す時が来る。
戦わずとも勝つ、まったりざまぁ無双ファンタジー!
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
異世界配信始めました~無自覚最強の村人、バズって勇者にされる~
たまごころ
ファンタジー
転生したら特にチートもなく、村人としてのんびり暮らす予定だった俺。
ある日、精霊カメラ「ルミナスちゃん」で日常を配信したら──なぜか全世界が大騒ぎ。
魔王を倒しても“偶然”、国家を救っても“たまたま”、なのに再生数だけは爆伸び!?
勇者にも神にもスカウトされるけど、俺はただの村人です。ほんとに。
異世界×無自覚最強×実況配信。
チートすぎる村人の“配信バズライフ”、スタート。
公爵家次男はちょっと変わりモノ? ~ここは乙女ゲームの世界だから、デブなら婚約破棄されると思っていました~
松原 透
ファンタジー
異世界に転生した俺は、婚約破棄をされるため誰も成し得なかったデブに進化する。
なぜそんな事になったのか……目が覚めると、ローバン公爵家次男のアレスという少年の姿に変わっていた。
生まれ変わったことで、異世界を満喫していた俺は冒険者に憧れる。訓練中に、魔獣に襲われていたミーアを助けることになったが……。
しかし俺は、失敗をしてしまう。責任を取らされる形で、ミーアを婚約者として迎え入れることになった。その婚約者に奇妙な違和感を感じていた。
二人である場所へと行ったことで、この異世界が乙女ゲームだったことを理解した。
婚約破棄されるためのデブとなり、陰ながらミーアを守るため奮闘する日々が始まる……はずだった。
カクヨム様 小説家になろう様でも掲載してます。
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
『ひまりのスローライフ便り 〜異世界でもふもふに囲まれて〜』
チャチャ
ファンタジー
孤児院育ちの23歳女子・葛西ひまりは、ある日、不思議な本に導かれて異世界へ。
そこでは、アレルギー体質がウソのように治り、もふもふたちとふれあえる夢の生活が待っていた!
畑と料理、ちょっと不思議な魔法とあったかい人々——のんびりスローな新しい毎日が、今始まる。
転生の水神様ーー使える魔法は水属性のみだが最強ですーー
芍薬甘草湯
ファンタジー
水道局職員が異世界に転生、水神様の加護を受けて活躍する異世界転生テンプレ的なストーリーです。
42歳のパッとしない水道局職員が死亡したのち水神様から加護を約束される。
下級貴族の三男ネロ=ヴァッサーに転生し12歳の祝福の儀で水神様に再会する。
約束通り祝福をもらったが使えるのは水属性魔法のみ。
それでもネロは水魔法を工夫しながら活躍していく。
一話当たりは短いです。
通勤通学の合間などにどうぞ。
あまり深く考えずに、気楽に読んでいただければ幸いです。
完結しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる