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13話「学校からの呼び出し!?はると、何かやらかしましたか?」
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平日の昼下がり。
ひなのをお昼寝させて、自分も一息つこうとコーヒーをいれた瞬間、スマホが震えた。
📱《着信:○○小学校 担任・松井先生》
「……えっ、学校!?え、え、はると!? 何かやらかした!? えっ!?いや、落ち着け私!!」
慌てて電話を取ると、落ち着いた女性の声が聞こえてきた。
「あ、田仲さんですか? ご安心ください。はると君に大きなケガやトラブルがあったわけではありません。ただ、少しお話したくて……」
(……こわいこわいこわい、逆にこわいやつ)
---
学校へ行ってみると、教室ではるとが少し緊張した顔で待っていた。
隣に座る先生の表情は、なぜか少し困り顔。
「田仲さん、実は……はると君、クラスの子たちに“占い師”って呼ばれているようなんです」
「…………は?」
---
よくよく聞くと、こうだった。
数日前からはるとが友達に「そのおもちゃ、明日なくしそうだから気をつけた方がいい」とか、「○○くん、明日お腹痛くなるかもよ」と予言めいたことを言い、
それがなぜかよく当たっていたのだ。
(ちょ、ちょっと待って、それ“新スキル”じゃない!?)
📱《スキル:周囲の小さな未来を感じ取る力 Lv1》
▶ 本人が無意識に、他人の“ちょっとした未来”を察知する。遺伝性あり(!?)
---
「もちろん、いじめとかではないんです。ただ……クラスの子がちょっと混乱してまして。“なんではると君だけ知ってるの”とか、“すごすぎて怖い”とか……」
「なるほど……」
麻衣はチラリとはるとを見る。彼は神妙な顔でうつむいていた。
「お母さん……僕、変なこと言ったかな……?」
「……ううん。全然。むしろすごいじゃん、ママよりスキル使いこなしてるかも」
「え? ママも使えるの?スキル」
「ふふ、内緒♡」
📱《スキル:親子の距離をふんわり縮める Lv1》
▶ ちょっとした一言で、子どもの安心感を引き出す。
---
そのあと、先生と話して「予言ごっこ」としてクラスで楽しく扱う方向に落ち着いた。
「まぁ、“お天気占い”とか、“ラッキー給食メニュー”くらいなら微笑ましいですしね」
「本人が楽しめるなら何よりです。むしろ自信になればいいなぁって」
---
帰り道、はるとがぽつりと言った。
「……ぼくね、友達が困ってると、なんか“もやもや”するんだよね。で、なんとなく、こうなるかもって思って言うと、当たってる時があるの」
「それって、すごく優しいってことだよ」
「……そっか」
その言葉に、はるとは照れくさそうに笑った。
📱《スキル:やさしさの芽を育てる Lv1》
▶ 家族の中で生まれた小さな才能を、そっと後押しする力。
---
夜、夫・雄一にも報告すると、
「……やっぱりスキル、遺伝するんだなぁ……俺には来てないっぽいけど……」
「いいのいいの。パパは“忍耐力”っていうリアルスキルがあるから」
「え、褒めてる?」
「もちろん!(笑)」
そんな会話が、家の中にまた一つ笑顔を増やしてくれた。
---
ひなのをお昼寝させて、自分も一息つこうとコーヒーをいれた瞬間、スマホが震えた。
📱《着信:○○小学校 担任・松井先生》
「……えっ、学校!?え、え、はると!? 何かやらかした!? えっ!?いや、落ち着け私!!」
慌てて電話を取ると、落ち着いた女性の声が聞こえてきた。
「あ、田仲さんですか? ご安心ください。はると君に大きなケガやトラブルがあったわけではありません。ただ、少しお話したくて……」
(……こわいこわいこわい、逆にこわいやつ)
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学校へ行ってみると、教室ではるとが少し緊張した顔で待っていた。
隣に座る先生の表情は、なぜか少し困り顔。
「田仲さん、実は……はると君、クラスの子たちに“占い師”って呼ばれているようなんです」
「…………は?」
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よくよく聞くと、こうだった。
数日前からはるとが友達に「そのおもちゃ、明日なくしそうだから気をつけた方がいい」とか、「○○くん、明日お腹痛くなるかもよ」と予言めいたことを言い、
それがなぜかよく当たっていたのだ。
(ちょ、ちょっと待って、それ“新スキル”じゃない!?)
📱《スキル:周囲の小さな未来を感じ取る力 Lv1》
▶ 本人が無意識に、他人の“ちょっとした未来”を察知する。遺伝性あり(!?)
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「もちろん、いじめとかではないんです。ただ……クラスの子がちょっと混乱してまして。“なんではると君だけ知ってるの”とか、“すごすぎて怖い”とか……」
「なるほど……」
麻衣はチラリとはるとを見る。彼は神妙な顔でうつむいていた。
「お母さん……僕、変なこと言ったかな……?」
「……ううん。全然。むしろすごいじゃん、ママよりスキル使いこなしてるかも」
「え? ママも使えるの?スキル」
「ふふ、内緒♡」
📱《スキル:親子の距離をふんわり縮める Lv1》
▶ ちょっとした一言で、子どもの安心感を引き出す。
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そのあと、先生と話して「予言ごっこ」としてクラスで楽しく扱う方向に落ち着いた。
「まぁ、“お天気占い”とか、“ラッキー給食メニュー”くらいなら微笑ましいですしね」
「本人が楽しめるなら何よりです。むしろ自信になればいいなぁって」
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帰り道、はるとがぽつりと言った。
「……ぼくね、友達が困ってると、なんか“もやもや”するんだよね。で、なんとなく、こうなるかもって思って言うと、当たってる時があるの」
「それって、すごく優しいってことだよ」
「……そっか」
その言葉に、はるとは照れくさそうに笑った。
📱《スキル:やさしさの芽を育てる Lv1》
▶ 家族の中で生まれた小さな才能を、そっと後押しする力。
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夜、夫・雄一にも報告すると、
「……やっぱりスキル、遺伝するんだなぁ……俺には来てないっぽいけど……」
「いいのいいの。パパは“忍耐力”っていうリアルスキルがあるから」
「え、褒めてる?」
「もちろん!(笑)」
そんな会話が、家の中にまた一つ笑顔を増やしてくれた。
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