16 / 138
16話「走れ!我が家の未来察知くん〜運動会は波乱の連続!?〜」
しおりを挟む
「よし、はると!今日は全力で走るぞー!」
「お、おう……! でもお腹痛くなったらやだな……」
朝からテンションがちょっとおかしい雄一パパの掛け声に、はるとは戸惑い気味。
今日は小学校の運動会。当日だけはやたら張り切るタイプの父親がここにいた。
「お弁当ちゃんと入れたし、タオルもよし。あ、カメラも……!」
麻衣はリュックの中身を確認しながら、こっそりスマホをチェック。
📱《スキル通知:家族イベント時、注意力上昇》
▶《お母さんセンサー》Lv2
・忘れ物率が激減。子どもの“やらかし”予測精度が上がります。
(これは……ありがたい!)
---
運動会が始まり、はるとは50メートル走の順番を待っていた。
(緊張してるなぁ……でも、なんとなく“2位”って顔してる)
「ママー、はるとくん、走るの?」
ひなのが手を引っ張ってくる。小さな声で応援の練習をしているらしい。
「うん、いっしょうけんめい頑張るから、応援しようね」
📱《家族スキル連携発動》
▶《小さな応援団》Lv1
・応援されるとステータスが一時的に上昇することがあります。
---
ピストルの合図とともに、走り出すはると。
が、その直後——
(あ、隣の子、靴ヒモが……!)
ほんの一瞬、はるとの眉が動いた。次の瞬間、スッとコースを気持ち右側にずらす。
バランスを崩して転びかけた子が、ぎりぎりのところでぶつからずに済んだ。
結果は3位。でも、拍手は1位よりも大きかった。
---
「……あれ、わざとよけたよね?」
「スキルか……?」
夫婦の間に走る静かな会話。
「“未来察知”……かな。やっぱり、パパにも見えてた?」
「うん。あいつ、瞬間的に判断してた。すごいな」
📱《スキル:未来察知(発展)》Lv2
▶効果:0.5秒先まで見える範囲が拡大
▶新要素:危険察知行動の精度向上(本人が意図せず発動可能)
「成長、してるんだね……」
---
午後の部。騎馬戦や玉入れを経て、最後はリレー。
「ママー! パパ、リレーで走るって!」
「ええええっ!?」
思わずカメラを落としそうになった。
雄一、まさかの保護者代表として参加。やる気満々で腕まくりしている。
(……不安しかない)
📱《夫スキル:目立とうとすると空回り》Lv1
・全力を出すと8割の確率で何かがズレる
---
スタート!
雄一、スタートダッシュだけは完璧。
しかし、最後のカーブで足がもつれる——!
……が、その瞬間。
「がんばれ~!!」
ひなのの声。
📱《娘スキル:声援によるモラルブースト》Lv1
▶対象の姿勢補正+1、集中力+2(効果時間:3秒)
ギリギリで体勢を立て直し、なんとかゴールに滑り込む。
結果はビリ……だったが、観客の拍手はあたたかい。
---
帰り道。
「なんか……うち、スキルで生きてる気がするね……」
「そうかも。でも、スキルって、家族をちょっとだけ強くしてくれるものかも」
「うん、わかる気がする」
麻衣は、ひなのの小さな手を握った。
「ママ、きょうも、がんばったね!」
📱《家族共鳴スキル:ありがとうの魔法》
▶Lv1 → Lv2に進化
・心がじんわり温まる
・“よし、またがんばろう”って思える
—
今日も我が家は、やんわり平和でちょっとスキルフル。
きっと、これがうちの“普通”の幸せ。
---
「お、おう……! でもお腹痛くなったらやだな……」
朝からテンションがちょっとおかしい雄一パパの掛け声に、はるとは戸惑い気味。
今日は小学校の運動会。当日だけはやたら張り切るタイプの父親がここにいた。
「お弁当ちゃんと入れたし、タオルもよし。あ、カメラも……!」
麻衣はリュックの中身を確認しながら、こっそりスマホをチェック。
📱《スキル通知:家族イベント時、注意力上昇》
▶《お母さんセンサー》Lv2
・忘れ物率が激減。子どもの“やらかし”予測精度が上がります。
(これは……ありがたい!)
---
運動会が始まり、はるとは50メートル走の順番を待っていた。
(緊張してるなぁ……でも、なんとなく“2位”って顔してる)
「ママー、はるとくん、走るの?」
ひなのが手を引っ張ってくる。小さな声で応援の練習をしているらしい。
「うん、いっしょうけんめい頑張るから、応援しようね」
📱《家族スキル連携発動》
▶《小さな応援団》Lv1
・応援されるとステータスが一時的に上昇することがあります。
---
ピストルの合図とともに、走り出すはると。
が、その直後——
(あ、隣の子、靴ヒモが……!)
ほんの一瞬、はるとの眉が動いた。次の瞬間、スッとコースを気持ち右側にずらす。
バランスを崩して転びかけた子が、ぎりぎりのところでぶつからずに済んだ。
結果は3位。でも、拍手は1位よりも大きかった。
---
「……あれ、わざとよけたよね?」
「スキルか……?」
夫婦の間に走る静かな会話。
「“未来察知”……かな。やっぱり、パパにも見えてた?」
「うん。あいつ、瞬間的に判断してた。すごいな」
📱《スキル:未来察知(発展)》Lv2
▶効果:0.5秒先まで見える範囲が拡大
▶新要素:危険察知行動の精度向上(本人が意図せず発動可能)
「成長、してるんだね……」
---
午後の部。騎馬戦や玉入れを経て、最後はリレー。
「ママー! パパ、リレーで走るって!」
「ええええっ!?」
思わずカメラを落としそうになった。
雄一、まさかの保護者代表として参加。やる気満々で腕まくりしている。
(……不安しかない)
📱《夫スキル:目立とうとすると空回り》Lv1
・全力を出すと8割の確率で何かがズレる
---
スタート!
雄一、スタートダッシュだけは完璧。
しかし、最後のカーブで足がもつれる——!
……が、その瞬間。
「がんばれ~!!」
ひなのの声。
📱《娘スキル:声援によるモラルブースト》Lv1
▶対象の姿勢補正+1、集中力+2(効果時間:3秒)
ギリギリで体勢を立て直し、なんとかゴールに滑り込む。
結果はビリ……だったが、観客の拍手はあたたかい。
---
帰り道。
「なんか……うち、スキルで生きてる気がするね……」
「そうかも。でも、スキルって、家族をちょっとだけ強くしてくれるものかも」
「うん、わかる気がする」
麻衣は、ひなのの小さな手を握った。
「ママ、きょうも、がんばったね!」
📱《家族共鳴スキル:ありがとうの魔法》
▶Lv1 → Lv2に進化
・心がじんわり温まる
・“よし、またがんばろう”って思える
—
今日も我が家は、やんわり平和でちょっとスキルフル。
きっと、これがうちの“普通”の幸せ。
---
263
あなたにおすすめの小説
没落領地の転生令嬢ですが、領地を立て直していたら序列一位の騎士に婿入りされました
藤原遊
ファンタジー
魔力不足、財政難、人手不足。
逃げ場のない没落領地を託された転生令嬢は、
“立て直す”以外の選択肢を持たなかった。
領地経営、改革、そして予想外の縁。
没落から始まる再建の先で、彼女が選ぶ未来とは──。
※完結まで予約投稿しました。安心してお読みください。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
【長編・完結】私、12歳で死んだ。赤ちゃん還り?水魔法で救済じゃなくて、給水しますよー。
BBやっこ
ファンタジー
死因の毒殺は、意外とは言い切れない。だって貴族の後継者扱いだったから。けど、私はこの家の子ではないかもしれない。そこをつけいられて、親族と名乗る人達に好き勝手されていた。
辺境の地で魔物からの脅威に領地を守りながら、過ごした12年間。その生が終わった筈だったけど…雨。その日に辺境伯が連れて来た赤ん坊。「セリュートとでも名付けておけ」暫定後継者になった瞬間にいた、私は赤ちゃん??
私が、もう一度自分の人生を歩み始める物語。給水係と呼ばれる水魔法でお悩み解決?
過労死コンサル、貧乏貴族に転生す~現代農業知識と魔法で荒地を開拓していたら、いつの間にか世界を救う食糧大国になっていました~
黒崎隼人
ファンタジー
農業コンサルタントとして過労死した杉本健一は、異世界の貧乏貴族ローレンツ家の当主として目覚めた。
待っていたのは、荒れた土地、飢える領民、そして莫大な借金!
チートスキルも戦闘能力もない彼に残された武器は、前世で培った「農業知識」だけだった。
「貴族が土を耕すだと?」と笑われても構わない!
輪作、堆肥、品種改良! 現代知識と異世界の魔法を組み合わせた独自農法で、俺は自らクワを握る「耕作貴族」となる!
元Sランク冒険者のクールなメイドや、義理堅い元騎士を仲間に迎え、荒れ果てた領地を最強の農業大国へと変えていく、異色の領地経営ファンタジー!
異世界従魔具店へようこそ!〜私の外れスキルはモフモフと共にあり〜
渡琉兎
ファンタジー
日本での生活に疲れ切っていた犬山楓(いぬやまかえで)は、異世界が行った勇者召喚に巻き込まれてしまう。
しかし彼女は異世界系の作品を読み漁っており、異世界での生活に憧れを抱いていた。
「城を出て行くというのか!?」
「え? あ、はい」
召喚した異世界の王子に驚かれながらも、楓は自分の道を進むことを選択する。
授かったスキルは〈従魔具職人〉。
召喚された異世界では外れスキルと呼ばれるものだったが、そんなことは気にしない。
「それじゃあ皆さん、お元気で!」
憧れていた異世界での生活。
楓は自分のスキルで自由に生きていこうと決めた……のだが、実は楓の〈従魔具職人〉はスキルレベルが規格外の〈EX〉だった!!
楓の従魔具が従魔たちの人生を一変させる。
そんな楓の異世界生活は、忙しくも充実した生活になる……のかも?
※カクヨム、小説家になろう、アルファポリスにて掲載しています。
辺境伯へ嫁ぎます。
アズやっこ
恋愛
私の父、国王陛下から、辺境伯へ嫁げと言われました。
隣国の王子の次は辺境伯ですか… 分かりました。
私は第二王女。所詮国の為の駒でしかないのです。 例え父であっても国王陛下には逆らえません。
辺境伯様… 若くして家督を継がれ、辺境の地を護っています。
本来ならば第一王女のお姉様が嫁ぐはずでした。
辺境伯様も10歳も年下の私を妻として娶らなければいけないなんて可哀想です。
辺境伯様、大丈夫です。私はご迷惑はおかけしません。
それでも、もし、私でも良いのなら…こんな小娘でも良いのなら…貴方を愛しても良いですか?貴方も私を愛してくれますか?
そんな望みを抱いてしまいます。
❈ 作者独自の世界観です。
❈ 設定はゆるいです。
(言葉使いなど、優しい目で読んで頂けると幸いです)
❈ 誤字脱字等教えて頂けると幸いです。
(出来れば望ましいと思う字、文章を教えて頂けると嬉しいです)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる