【2章完結】超古代技術【ゴーレム】を扱える世界唯一の少年、不当に勇者パーティを追放されるが、戦闘も農業も全自動化し、世界最強に成りあがる!!

音速炒飯

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【ざまぁ回】第5話 勇者パーティー、ゴーレム技師の代わりの人材を見つけられない&受付嬢に蔑みまくった目で見られる

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――勇者ハロン行きつけの酒場。

 勇者ハロンの一行は、珍しくまじめな顔で話をしていた。

「壊れたゴーレムは直せない、道には迷う、素材の剥ぎ取りには失敗する、生焼けの肉を食って腹を壊す。……もう散々だ!」

 勇者ハロンが拳をテーブルに振り下ろす。

「こんな調子ではとてもダンジョン探索はできん! 報酬の取り分は減るが仕方ない、【サポーター】を1人雇うぞ。2人とも、文句はないな?」

「「ないです!」」

 キキとカカが元気にうなづく。

――――――

「――というわけで、【サポーター】を新しくパーティーにむかえたいのだが」

 勇者ハロン一行は、冒険者ギルドに来て、受付嬢に話しかけていた。

「かしこまりました。では、どのような【サポーター】をお探しですか?」

「そうだな。ゴーレムのメンテナンスは無理だろうから……料理と皿洗いとマップ作成と索敵とトラップ解除とモンスターの素材剥ぎ取りと洗濯とギルドへの報告書作成ができる人材はいるか?」

「ええ、そんなに沢山の仕事をですか!?」

 ギルドの受付嬢は驚きを隠せない。

「それから、当然S級ダンジョンに入る度胸のあるやつだ」
「兄者の言うとおりだ。あと、偉そうなやつはだめだ。おとなしくてまじめなやつがいい」

「要求が高いですね……そんな人材は居ないと思いますけど……。あ、居ました」

「「「やったー!!」」」

 勇者ハロン一行はとびはねて喜ぶ。

「名前は、ナットさんです。明日の冒険者試験に合格すれば、ですが」

「「「ナットかー!!」」」

 勇者ハロン一行は膝から崩れ落ちる。

「ぐぬぬ……! だが確かにナットなら雑用もこなせるし、ゴーレムのメンテナンスもできる……」

 勇者ハロンは床に崩れ落ちたまま歯ぎしりする。

「――! ……そうか、私は気付いてしまったぞ! ダンジョン探索が上手くいかなくなった原因は、ずばり。ナットが居なくなったせいだ」

 まるで、この世の真理に気付いたかのような顔で勇者ハロンが言う。

「な、何だって勇者様ー!? ……だけど確かにそうかもしれねぇ! ナットはゴーレムのメンテナンスも雑用もやっていたからな」
「そこに気付くとは! さっっっすが勇者様、すんげぇ頭いいぜぇ!」

 受付嬢は、勇者ハロン一行を『まさかこんなに馬鹿だったなんて』と言わんばかりの目で見下ろしていた。

「「「……だけどナットに『戻ってきてくれ』なんて頭を下げるのは絶対に嫌だな!」」」

 3人の意見が一致する。

「まぁどうしても、ナットが戻ってきたいというならば。もう一度私のパーティーに入れてやっても良いが。仕方なくだが」

 うんうんと兄弟もうなづく。

 ――その時、勇者ハロンが閃く。

「思い出した! ナットを追放した時、確かメンテナンスの説明書を貰っていただろう」

 勇者ハロンが勢い良く立ち上がる。

「あれを探し出そう! 破ってしまったが、貼り合わせれば読めるはずだ! 捨てたのは1週間前、まだゴミ処理場にあるかもしれない!」

「「流石勇者様!!」」

 こうして勇者ハロン一行は、街のゴミ処理場へと向かった。
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