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第20話 竜王追加同行
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俺とヴィルへリアはエリザにより、この謁見の間で待機していろと言う話を受けた。
「クリス!」
「はい、エリザ様」
エリザの一声でクリスが直ぐに謁見の間へと入ってくる。
「直ぐに皆を呼べ」
「承知いたしました」
エリザがクリスに命令するとまた直ぐにエリザはこの部屋の外へと出て行ってしまった。
少し時間が経つと謁見の間にぞろぞろと下級・上級竜人達が部屋の中へと入って来た。
エリザの姿が見えると気怠げにしていた者達の姿勢がしゃんと良くなり、全員が列を乱すこと無く整列する。
エリザが竜人達の前へと出る頃には綺麗に整列が組まれていた。
これを見れば明らかにエリザの力がどれほど強いのか思い知らされる。
「皆、良く聞け。到頭、破滅古竜ヴィルへリアが地上へと出て来た。さぁ2人とも前へと出よ」
エリザに言われ、俺とヴィルへリアはエリザの隣へ向かう。
俺たちの事を見てざわつく群衆に俺は少しどころでは無く緊張していた。隣を見ると、ヴィルへリアは緊張しているどころか鼻を高くし、胸を張って威張っている。
やっぱり、前に出るのが好きなんだなぁ……俺は苦手なんだけど。
「皆の者、ここに居るのがヴィルへリアとレイクと言う人間だ。この人間は人間で有りながら竜族語が話せる不思議な人間だ。上手くいけばこの男によって人間と会話をすることが出来るだろう。
その話を聞き、私達はヴィルヘリアらと協力関係を結ぶことにした! 皆の者! この者達は私と同じように接するのだ。いいな?」
「「「「「はっ!!」」」」」
竜人達は俺たちに向けて一斉に跪く。ここから見える景色はまるで俺が王様にでもなったかのように見えた。けれど、これは俺では無くてヴィルへリアに向けてやってるだけだ。
そう卑屈に思っていると、後ろから背中をばしんっ! っと激しく叩かれた。
「ほれほれレイク!! 何猫背になっておるのじゃ! こう言う時は堂々と胸を張るのじゃ!!」
本当にヴィルへリアは楽しそうで何よりだ。
俺は少しだけ胸を前に出して張ってるように見せた。
「むぅーーまぁ良いか!」
お許しを頂きました。
「そしてもう一つ、私から言っておかなければ成らない事がある。これから、私はヴィルへリア、そしてレイクと共に他の竜王の元へ訪問を行う。そのため、私はしばらくこの根城を留守とする」
「えぇーー!?」
俺は思わず声を上げて驚いてしまった。
「おお!! エリザも来てくれるというのか!! それは心強いのじゃ!!」
嘘だろまさか、俺が竜王を2人も連れて歩くって言うのか!?
言うなれば、世界の命運が俺に掛かっているとか言う責任が勝手に掛かっているのだ。
「私が留守にしている間はこのクリスが指揮をとる。何かあればクリスに言え。良いなクリス?」
「ええ、私は大丈夫です。うふふ、エリザ様は是非久しぶりの外の世界を楽しんで来てくださいね♪」
「わ、私は別にヴィルヘリアと遊ぼうなんて思ってないわよ! これは仕事なの!!」
「あらあら、うふふ♪」
クリスにはしっかり見透かされているな。勿論、俺でも分かるほどにバレバレだ。
まぁでもエリザはヴィルへリアと一緒に居れば問題ないか。あとは俺が変な事をせず、この2人の通訳役になれば良い。
「と、言うわけだ皆の者! しっかりお留守番しているのじゃぞ!!」
「「「「「はっ!承知いたしましたヴィルヘリア様!!」」」」」
「うむうむ!」
ちゃっかり、エルザのように人の配下達に命令する程ヴィルへリアは調子に乗っている。
俺はじゃあこの辺でと手を振りながら、そそくさと脇にそれた。
ヴィルへリアは俺とは違い笑顔で大きく手を振りながら脇にそれる。
「それでは私達は今から都市リバイアタンヘと向かい竜王へと会ってくる。皆の者、根城の警備を怠るでは無いぞ!!」
「「「「「はっ! お気を付けていってらっしゃいませ! エルザ様!!」」」」」
エルザも脇にそれていく。
つーーか、どんだけ忠実なんだよこの配下達は。何でも言うこと聞いてくれるじゃん。よっぽど教育がなされているのだろうな。
☆☆☆☆☆
とまぁそんな感じで配下達に竜王訪問の仕事の旨を伝えた後、俺たちは外へとでた。
今は風や降雪が止み、良い天気で絶好の飛行タイミングである。
「よし、では妾がお前達を乗せてやるのじゃ。感謝するのじゃ!!」
「はいはい、ありがとな」
ヴィルへリアは直ぐに竜の姿となった。俺は直ぐに飛び乗るが、横に居たエルザは呆然と立ったまま登ってこない。
「どうしたんだエルザ?」
「い、今乗るわよ!」
(くぅーー!! 今からヴィルへリアのたくましい背中に乗れるなんて久しぶりすぎて鼻血出そうなんだから少し心の準備をさせなさいよ!!)
エルザはゆっくりと深呼吸をして、ヴィルへリアの背中に乗った。
少し、エルザの顔が赤くなっている……ははぁ~~ん、なるほど。
俺は地上に居るクリスの方を見ると笑顔でサムズアップしていた。矢張りそういうことなのだろう。
「では、行ってくるのじゃ!!」
「はい! 皆様、お気を付けて!!」
ヴィルヘリアは大きく翼を広げ、大空へと舞い上がる。クリスに見送られながら、そのまま俺たちはこのロックデューク山脈の頂を後にしたのだった。
「クリス!」
「はい、エリザ様」
エリザの一声でクリスが直ぐに謁見の間へと入ってくる。
「直ぐに皆を呼べ」
「承知いたしました」
エリザがクリスに命令するとまた直ぐにエリザはこの部屋の外へと出て行ってしまった。
少し時間が経つと謁見の間にぞろぞろと下級・上級竜人達が部屋の中へと入って来た。
エリザの姿が見えると気怠げにしていた者達の姿勢がしゃんと良くなり、全員が列を乱すこと無く整列する。
エリザが竜人達の前へと出る頃には綺麗に整列が組まれていた。
これを見れば明らかにエリザの力がどれほど強いのか思い知らされる。
「皆、良く聞け。到頭、破滅古竜ヴィルへリアが地上へと出て来た。さぁ2人とも前へと出よ」
エリザに言われ、俺とヴィルへリアはエリザの隣へ向かう。
俺たちの事を見てざわつく群衆に俺は少しどころでは無く緊張していた。隣を見ると、ヴィルへリアは緊張しているどころか鼻を高くし、胸を張って威張っている。
やっぱり、前に出るのが好きなんだなぁ……俺は苦手なんだけど。
「皆の者、ここに居るのがヴィルへリアとレイクと言う人間だ。この人間は人間で有りながら竜族語が話せる不思議な人間だ。上手くいけばこの男によって人間と会話をすることが出来るだろう。
その話を聞き、私達はヴィルヘリアらと協力関係を結ぶことにした! 皆の者! この者達は私と同じように接するのだ。いいな?」
「「「「「はっ!!」」」」」
竜人達は俺たちに向けて一斉に跪く。ここから見える景色はまるで俺が王様にでもなったかのように見えた。けれど、これは俺では無くてヴィルへリアに向けてやってるだけだ。
そう卑屈に思っていると、後ろから背中をばしんっ! っと激しく叩かれた。
「ほれほれレイク!! 何猫背になっておるのじゃ! こう言う時は堂々と胸を張るのじゃ!!」
本当にヴィルへリアは楽しそうで何よりだ。
俺は少しだけ胸を前に出して張ってるように見せた。
「むぅーーまぁ良いか!」
お許しを頂きました。
「そしてもう一つ、私から言っておかなければ成らない事がある。これから、私はヴィルへリア、そしてレイクと共に他の竜王の元へ訪問を行う。そのため、私はしばらくこの根城を留守とする」
「えぇーー!?」
俺は思わず声を上げて驚いてしまった。
「おお!! エリザも来てくれるというのか!! それは心強いのじゃ!!」
嘘だろまさか、俺が竜王を2人も連れて歩くって言うのか!?
言うなれば、世界の命運が俺に掛かっているとか言う責任が勝手に掛かっているのだ。
「私が留守にしている間はこのクリスが指揮をとる。何かあればクリスに言え。良いなクリス?」
「ええ、私は大丈夫です。うふふ、エリザ様は是非久しぶりの外の世界を楽しんで来てくださいね♪」
「わ、私は別にヴィルヘリアと遊ぼうなんて思ってないわよ! これは仕事なの!!」
「あらあら、うふふ♪」
クリスにはしっかり見透かされているな。勿論、俺でも分かるほどにバレバレだ。
まぁでもエリザはヴィルへリアと一緒に居れば問題ないか。あとは俺が変な事をせず、この2人の通訳役になれば良い。
「と、言うわけだ皆の者! しっかりお留守番しているのじゃぞ!!」
「「「「「はっ!承知いたしましたヴィルヘリア様!!」」」」」
「うむうむ!」
ちゃっかり、エルザのように人の配下達に命令する程ヴィルへリアは調子に乗っている。
俺はじゃあこの辺でと手を振りながら、そそくさと脇にそれた。
ヴィルへリアは俺とは違い笑顔で大きく手を振りながら脇にそれる。
「それでは私達は今から都市リバイアタンヘと向かい竜王へと会ってくる。皆の者、根城の警備を怠るでは無いぞ!!」
「「「「「はっ! お気を付けていってらっしゃいませ! エルザ様!!」」」」」
エルザも脇にそれていく。
つーーか、どんだけ忠実なんだよこの配下達は。何でも言うこと聞いてくれるじゃん。よっぽど教育がなされているのだろうな。
☆☆☆☆☆
とまぁそんな感じで配下達に竜王訪問の仕事の旨を伝えた後、俺たちは外へとでた。
今は風や降雪が止み、良い天気で絶好の飛行タイミングである。
「よし、では妾がお前達を乗せてやるのじゃ。感謝するのじゃ!!」
「はいはい、ありがとな」
ヴィルへリアは直ぐに竜の姿となった。俺は直ぐに飛び乗るが、横に居たエルザは呆然と立ったまま登ってこない。
「どうしたんだエルザ?」
「い、今乗るわよ!」
(くぅーー!! 今からヴィルへリアのたくましい背中に乗れるなんて久しぶりすぎて鼻血出そうなんだから少し心の準備をさせなさいよ!!)
エルザはゆっくりと深呼吸をして、ヴィルへリアの背中に乗った。
少し、エルザの顔が赤くなっている……ははぁ~~ん、なるほど。
俺は地上に居るクリスの方を見ると笑顔でサムズアップしていた。矢張りそういうことなのだろう。
「では、行ってくるのじゃ!!」
「はい! 皆様、お気を付けて!!」
ヴィルヘリアは大きく翼を広げ、大空へと舞い上がる。クリスに見送られながら、そのまま俺たちはこのロックデューク山脈の頂を後にしたのだった。
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